JPS61293859A - 花弁形タイプホイ−ルの装着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、印字装置における花弁形タイプホイールの装
着方法に関するものである。

ボスの回りに放射状に配設された多数のスポークの先端
に活字を取付けた溜る花弁形タイプホイールを使用し、
選択モータで所要の□活字を逐次選択して印字位置にも
たらして、活字背面より印字ハンマで印打して印字を行
う印字装置は既に知られている。この形式の印字装置は
、タイプホイールが活字選択モータ軸に取付けられてお
り、多種類のタイプホイールを用意して多種類のフォン
トに適用する。しかし、このような従来の印字装置では
、タイプホイールの交換が容易でなく、交換時にオペレ
ータの手が汚れたりする問題があった。

このような問題を解消するために本出願人より、タイプ
ホイールをカセット内に収納したホイールカセットが提
案されている。このホイールカセットの装着機構は、カ
セットに対してタイプホイールの位置を一定にするため
の保持手段と、モータ側の把持部材を一定位置で維持す
るための例えばセンサ等を用いた維持手段とを有してお
り、これらの手段によってタイプホイールと把持部材と
が一定位置、即ちホームポジションに在るため容易にタ
イプホイールの装着が可能となる。しがしながら、ホイ
ールカセットをオペレータの手で触れられる可能性があ
る以上タイプホイールのホームポジションが狂ってしま
う恐れがある。又、モータ側の把持部材も電源オン時に
はホームポジションで、維持されるが電源オフ時には何
ら維持される保証がないという不具合があった。

また、別にモータとタイプホイールの装着を容易にする
ものとして、ホイール側に細かい凹凸を設け、モータ側
の把持部にピンを設けて、このピンが上記凹凸の凹部に
嵌合するように構成されたタイプホイールの装着機構が
提案されている。しかし、このような機構のものではピ
ンが凹凸の凸部の直上にきた時、ピンが滑らずにそのま
まの状態、即ちタイプホイールが装着されない場合が発
生するという不具合があった。

本発明は、上述した不具合を確実に除去し、操作性が大
幅に向上した花弁形タイプホイールの装着方法を提供す
ることを目的とする。

以下、本発明の詳細を添付図面に従って説明する。

第１図において、箱形のカセット１に花弁形タイプホイ
ール２が収納されている。花弁形タイプホイール２は第
２図に示すように活字３をもつスポーク４が放射状に多
数設けられた中心板５を有する。中心板５にはボス部６
が設けられている。

カセット１には、担持穴１ａが形成され、タイプホイー
ル２のボス部６が遊嵌されている。この担持穴１ａのタ
イプホイール側には突起７が形成されている。

前記ボス部６には活字選択モータ８の軸９が挿入される
。軸９は先端部をテーパ一部１０として形成され、タイ
プホイール２の上下位置が多少ずれていても軸９がボス
部６にスムースに挿入できるようにしである。

軸９には、把持部材１１が固定されており、この把持部
材１１は、第２図に示すように位置決め用アーム１２と
して構成された位置決め手段と、ホイール２の結合を行
う抜止め弾性片１３と、ホイール２のモータ軸９に対す
る面角度と結合深さとを保持するストッパ１４とを有し
ている。この場合、位置決め用アーム１２はモータ８の
回転伝達の用をもなし、また弾性片１３及びストッパ１
４はホイールの姿勢を保持する用もなし得るようになっ
ている。

タイプホイール２の中心板５に３個の係合孔１５と、同
じく３個の保持孔１６とが形成され、該係合孔１５には
軸９がタイプホイール２のボスに十分挿されたときに軸
９に固定された把持部材１１の位置決め用アーム１２が
差込まれ、保持孔１６には把持部材１１の弾性片１３が
差込まれる。

本例の場合１弾性片１３は同一角度（１２０＠）ずつ開
いてかつ同一円周上にその先端部があり、従って把持部
材１１とタイプホイール２と結合が３つの態様を取る。

第３図及び第４図において、活字選択モータ８は、ケー
シング１７内に固定挿置され、ケーシング１７はキャリ
ッジ本体１８に矢印Ｃ，Ｄ方向においてスライド自在に
装着されている。ケーシング１７の側板とキャリッジ本
体１８の側板との間には把持部材を中心板に押圧する弾
性押圧手段として切換装置１９が介在させており、この
切換装置１９は切換えレバー２０とクリックバネ２１と
を有している。切換えレバー２０は、キャリッジ１８に
固定された第１ピン２２に回動可能に装着され、そして
レバー２０に形成した長孔２０ａにケーシング１７に固
設された第２ピン２３が嵌合されている。また、クリッ
クバネ２１の一端はこの第２ピン２３に取付けられ、他
端はキャリッジ１８の第１ピン２２の上方に固設された
第３ピン２４に取付けられている。

次に上述の如く構成した印字装置における花弁形タイプ
ホイール装着装置に基いて花弁形タイプホイールの装着
方法について説明する。

第３図は、切換レバー２０を矢印Ｂ方向に回動し、活字
選択モータ８をカセット１から離した状態を示すもので
あり、この状態でモータ８は静止する。

即ち、クリックバネ２１の作用は、ケーシング１７を矢
印り方向に付勢しているが、第２ピン２３が長孔２０ａ
の上端に当接していることにより静止する。この状態の
とき、カセット１の交換等が行われる。交換されたカセ
ット１は図示していない支持部材等により直立した状態
で保持される。

ここで切換レバー２０を矢印Ａ方向に回動させると、ケ
ーシング１７は矢印Ｃ方向に移動する。

このとき、第２ピン２３が第３ピン２４より図において
左方移動するためクリックバネ２１の作用方向が変り、
把持部材１１の先端、即ち位置決め用アーム１２と弾性
片１３の先端がホイールの中心板５に圧接される（第５
図参照）。この第５図において、第２ピン２３が切換レ
バー２ｏの長孔２０’ａのほど中央に位置しているため
、クリックバネ２１の弾性作用は把持部材１１を中心板
に押圧させる方向に働いている。この作用より、タイプ
ホイール２は矢印Ｃ方向にずらされ、カセット１の突起
７と当接する。また、このとき、軸９のテーパ一部１０
がボス６に嵌合する。

突起７とタイプホイール２の当接部分には、少なくとも
一方に摩擦力を大きくするための摩擦手段として凹凸或
いはゴム等の摩擦部材が取付けられている。また、把持
部材１１の位置決め用アーム１２及び弾性片１３の先端
は、摩擦力が小さくなるように丸味を持って形成するこ
とが好都合である。

この状態で活字選択モータ８に通電して軸９を回転させ
ると、タイプホイール２は上記摩擦手段によって回転し
ないが、把持部材１１は中心板５に滑るように回転する
。そして少なくとも軸９を１２０°角回転をさせると、
位置決め用アーム１２は係合孔１５と、弾性片１３は保
持孔１６と一致し、夫々嵌合される（第１図参照）。

このタイプホイール２は、保持穴１６に弾性片１３が嵌
合されたことにより、弾性片１３の突出部１３ａによっ
てタイプホイール２の前面が突起７より離れ、ホイール
の回転阻止作用は解除される。なお、この接着後、タイ
プホイールのホームポジションが検出され、そして印字
が行なわれる。

上述のように本発明に係るタイプホイール装着方法は、
切換えレバーを作動させ、そしてモータを回転させるだ
けの操作で装着可能となる。

第６図は、本発明の別の実施例を示すもので本例では、
タイプホイール２の中心板５に把持部材の位置決め用ア
ームが差し込まれる係合孔１５′と、弾性片が差し込ま
れる３つの保持孔１６′とが形成されているが、これら
の孔１５’、１６’の位置がホイールの半径方向におい
てずらされている。そして、アーム及び弾性片の先端を
これらの孔と嵌合するように円周上に設ければホイール
とモータとの結合が１通りのみとなる。

このように構成すれば、ホイールとモータとの結合関係
が常に一定となり、従ってホームポジションの検出が不
用となる利点を有する。

本発明は上述の如く、オペレータがホイール及びモータ
の位置を考慮することなく単に切換レバーを操作するだ
けで自動的にタイプホイールの接着が可能となり、タイ
プホイール交換時の操作性が帰路的に向上した。

なお、本発明の装着方法をカセット型タイプホイールの
実施例には説明したが、カセット型タイプホイールもの
に限らず、普通タイプホイールを装着する方法に適用可
能であり、その−例を第７図にて示す。

第７図において、２５はタイプホイール２を支持する支
持部材であり、この支持部材２５は図示していないキャ
リッジに固定されている。支持部材２５は、中央部材で
二叉に形成され、この二叉の受は部２５ａにタイプホイ
ール２のボス６が遊嵌されて、タイプホイール２が直立
状態で保持される。なお、本例では、受は部２５ａの下
方にボス６との当接面積を大きくし、タイプホイール２
を安定保持させるための半環状の突起２６を設けている
。この突起２６のタイプホイール２と対向する面には、
刻み或いはゴムの摩擦部材２７が設けられ、把持部材１
１がタイプホイール２を押圧して回転したときにタイプ
ホイール運行回転阻止する。

上記構成によれば、カセットを用いないタイプホイール
でも確実に自動装着することができる。

なお、この場合、支持部材は上記実施例に示すものに限
らず、タイプホイールを直立状態で保持でき、しかも把
持部材が押圧して回転されても。

この回転によるタイプホイールの連行回転阻止できる摩
擦手段を設置できるものであればどのような形状もので
もよいことは当然である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る装着方法を実施するため装置を示
すものであって、第１図はタイプホイール装着時を示す
断面図、第２図はタイプホイールと把持部材を示す斜視
図、第３図はタイプホイールとモータが離間した状態を
示す部分断面図、第４図は第３図のＶＩ−ＶＩ線断面図
、第５図は把持部材抑圧時を示す部分断面図、第６図は
本発明の別の実施例を示すタイプホイールの背面図、第
７図は更に別の実施例を示す斜視図である。 ２・・・タイプホイール ８・・・活字選択モータ　　　９・・・軸１２・・・位
置決め用アーム　１３・・・弾性片１５．１５’・・・
係合孔　１６，１６　’・・・保持孔１８・・・キャリ
ッジ本体　２１・・・クリックバネ手続補正帯（方式） 昭和６１年　７月２１日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 花弁形タイプホイールを活字選択モータに装着する装着
   方法において、キャリッジ本体に対しタイプホイールの
   面と接離方向にスライド自在な活字選択モータと、該モ
   ータの軸に固定されたタイプホイールの位置決め手段と
   １つ以上の弾性片とを有する把持部材と、前記位置決め
   手段が嵌合される係合孔と前記弾性片が嵌合される保持
   孔とを有する花弁形タイプホイールと、活字選択モータ
   を押圧し把持部材をタイプホイールに圧接させる弾性押
   圧手段と、タイプホイールが把持部材に圧接されたとき
   にのみタイプホイールの回転を阻止する摩擦手段とを有
   し、活字選択モータをスライドさせて把持部材をタイプ
   ホイールに圧接し、その後に活字選択モータを回転させ
   て位置決め用アームを係合孔に弾性片を保持孔に夫々一
   致したとき前記弾性押圧手段により嵌合装着させること
   を特徴とする花弁形タイプホイールの装着方法。