JPS61293604A - 圧延機の潤滑に関する改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、圧延機と、圧延機におけるアルミニウムな
どの金属の圧延方法とに関する。

圧延機において、冷却剤をロールおよび（または）ワー
クにかけ、ワークの温度を圧延中に発生する熱に拘らず
合理的な限界内に保持することが普通である。仁の冷却
剤は通常水か、水を基にしている。また例えば、油−水
の乳剤の形式の圧延潤滑剤を含むことも普通である。

然し、水を基にする冷却剤がアルミニウム帯と接触する
と、アルミニウムと反応し、帯表面に汚点をつけ圧延潤
滑剤を冷却剤とは別に塗付しても、潤滑剤の作用を妨げ
る。その結果、圧延機が行う変形は帯巾にわたって不均
等となシ帯の平坦度は不良となる。更に汚点区域の硬度
は帯の残部の硬度とは異なシ、この差異によりー切の後
続圧延作業における変形を不均等にし、更に平坦度を損
う。

最後に圧延済み材料の外観が損われる。

これらの問題を解決するために、欧州特許明細書第０１
６０３８１Ａ号は、圧延機における金属圧延法を提案し
ている。この方法では、液体冷却剤が、単一または複数
のケーシング内で圧延機の進入側で単一または複数のロ
ールにかけられ、ケーシングからの冷却剤の不都合な浸
出はロールに係合する接触シールの使用で防止される。

圧延潤滑剤はケーシングの外部から圧延機の進入側でワ
ークおよび（または）加工ロールに無関係に塗付される
。

この方法は幾つかの利点をもっている。すなわち、冷却
剤がケーシング内で圧延機の進入側に適用され、ローラ
の回転方向のためケーシングからの冷却剤の不都合な浸
出が有効に防止されるので、冷却剤が加工ロールとその
バックアップロール間のニップを通）、そこから進出側
でワークに移される可能性は極減される。

第二に、湿気の逃亡防止の点で空気シールよシも有効な
接触シールが使用されている。このシールの使用は、圧
延機の進入側でロールが合理的に低い温度にあり、かつ
接触シールが冷却剤により潤滑されるので、可能となる
。冷却剤の霧は一切発生せず、たとえ発生しても霧が逃
れる路はない。　　　：接触シールは更にロールの清掃
器として作用し、　　　　□粒状物質がロールによりロ
ール間隙内に運び込まれてロールと加工品を傷つけるこ
とを防止する。

第三に、圧延潤滑剤は圧延機の進入側とケーシングの外
側で冷却剤とは別に塗付される。圧延潤滑剤を別に塗付
することが重要なのは、接触シールの有効性によるが、
それとは別に潤滑剤が更に−□均等に分布され、潤滑剤
の制御が更によくでき、潤滑剤使用効率が向上するから
である。

然し、理解されるように、ロールと使用ケージ　　　　
：ング装置間に接触シールを使用するためには、ロール
の端部に有効な端シールを設置する必要かある。この端
シールは加工ロールとその関連パックアンプロールと有
効に接触し、両ロール間のニップの範囲にわたって延び
るものでなければならない。

不可避的に接触シールは摩耗し、その際に有効な作業を
確保するためには、再配置すなわち取替を必要とするこ
とになる。圧延機をシール維持のために停止することは
、明らかに経済的に好ましくない。更に停止中でも、圧
延機ロールに近接してシールを置くことは維持の手入れ
を困難にする。

例えば、加工ロールを再研削する場合の定期的なロール
維持は、圧延作業に承認された特徴であシ、それにより
ロールは圧延機からロール変更車に横に引出され、再研
削または貯蔵ステーションに送られ、新しいロールがそ
れから正位置に移され、ロール間隙を画定する。

この発明は、シールの維持とロールの維持を同期化しよ
うとするものである。

この発明により提供される圧延機は、多数のロールと、
圧延機の進入側でロールに液体冷却剤を注入する手段と
、作業中この注入手段を密閉し、ロールに係合する接触
シールを有し単一または複数のケーシングから圧延機に
入るワークへの冷却剤の不都合な浸出を防止するケーシ
ングとを含み、ロールに液体冷却剤を注入する手段が一
つ以上の裏当支持体に取付けられ、密封手段が単一また
は複数のケーシングと裏当支持体間に設けられ、ケ　　
　′−シングが前記一つ以上の裏当支持体とは関係なく
、維持のために圧延機から取出せるように取付けられて
いる。

好ましくは、前記の一つ以上の裏当支持体が維持の間に
圧延ロールから取外される。裏当支持体は適当に拘束組
立体に取付けられ、ロール間隙の上流の加工品の張力を
制御することができる。この拘束組立体は維持中、ロー
ルから離れるように回動自在に取付けることができる。

好ましくは、この圧延機はそれぞれ関連したバックアッ
プロールを有する一対の加工ロールを含み、別のケーシ
ングが各加工ロール用に設けられ、加工ロールとその関
連バックアップロールとに係合せしめられる接触シール
をもっている。

単一または複数のケーシングは加工ロール用のチョーク
により担持されるのが好ましい。

好ましくは、密封手段は各裏当支持体と各ケーシング間
に膨張自在の周辺シールを含む。単一もしくは複数のケ
ーシングの位置を変化するロールの直径と、隣接バック
アップロールと加工ロール間の変化するニップに対して
調節するための手段が設けられるのが好ましい。接触シ
ールはシールをロールに接触させる膨張自在の手段を備
えることができる。このような密封および調節手段は、
本願出願人の出願に係る英国特許出願第８５１４４号に
説明されている。

実質的にロールの全巾にわたって接触する面シールの好
適形式は、隣接ロールの方に偏倚された低摩擦材料の支
持ブロックと平行に保持される弾性材料の払拭帯を含む
。

この発明の別の態様によれば、一対の加工ロールを含む
多数のロールをもつ圧延機で金属を圧延する方法が提供
される。この方法は液体冷却剤を、一つ以上の裏当支持
体上に取付けた冷却剤供給手段から単一または複数のケ
ーシング内で圧延作業中圧延機の進入側でロールに注入
することを含み、とのケーシングはロールに係合する接
触シールをもち、圧延機に入るワークへの冷却剤の不都
合な浸出を防止し、前記加工ロールは、前記の一つ以上
の裏当支持体とは別に前記ケーシングと一緒に維持目的
のために定期的に引出される。

この発明の一実施例を添付図面について説明する。

図に示す如く、圧延機は上下の加工ロール２゜３と上下
のパック・アップロール４，５をもつ。

例えば、アルミニウム帯であるワークは６で示され、そ
の運動方向は左から右に向う。冷却剤は圧延機の進入側
、即ち、図においてロールの左側でロールにかけられる
。噴霧棒８は使用中、それぞれ通過線の上下に配置され
、ロールの全長に延び、加工ロール、バックアップロー
ルおよびその間のニップに向けられる数組のＩ！Ｘ霧ノ
ズル９を、密接した間隔を置いて有している。噴霧棒は
欧州特許明細書第００４１８６３Ｂ号と第０１５３５３
２Ａ号に説明されたものが好ましい。各噴霧棒８は使用
中、密閉された密封室１０内に第２図に示す如く配置さ
れ、この室１０はノズル９から放出される冷却剤を全部
含み、冷却剤が帯６に浸出するのを防止する。使用済冷
却剤はこの室から放出出口１１を介して引出され、上下
の室は任意の適当な手段により、この目的のために相互
に接続されている。

密封室１０はそれぞれ二つの別の部分をもつ。

即ち、後部開放ケーシング１２と裏当枠１３をもつ。裏
当枠１３は第１図に明示する如く、相互に連結され、拘
束組立体１４の側部に取付けられ、一連のローラ１５に
より、ロール間隙の上流のワーク張力を制御する。拘束
組立体１４は適当な固定支持体に対し７において枢着さ
れるので、ロールを維持する間ピストンおよびシリンダ
装置２０の作動により第１図に示す如くロールから離れ
るように回動される。裏当枠１３は噴霧棒８の取付台と
なるので圧延中、第２図に示す如く棒８は密封室１０内
に密閉される。

他方、後部開放ケーシング１２は上下加工ロール２，３
用の各加工ロールチョーク１７．１８に装着された取付
板１６上に取付けられる。各ケーシング１２の開放後面
は枠１９を有し、裏当枠１３の面周辺２２を巡って置か
れた膨張自在のリングシール２１が枠１９に当ってそれ
を密封することができる。油圧作動ピストンおよびシリ
ンダ装置２３は、それぞれ一端部２４で取付板１６１Ｃ
枢着されると共に、他端部はケーシング１２の枠１９に
装着される。ばね３０が板１６とケーシング１２の間に
連結されている。従って、ケーシング１２はロール２．
４トロール３．５間のロールニップの方に押され、変化
するロールの直径と変化するニップ形態に対応すること
ができる。リングシール２１の膨張により密封室が密封
され、冷却剤の浸出を圧延機の作動中防止する。

ケーシング１２は面シール２５と端シール２６を備える
。これらのシールは、前記英国出願第８５１４４号に説
明する構造を有し、必要の際、ニップ密封ブロックを組
込み、バックアップと加工ロール間のニップを密封する
ことができる。

面シールの代替形式を第３図に示す。従来のシールは、
シールが突出する保持器に取外し自在に取付けられたポ
リウレタンのような適当なシール材料のブロックを含む
。シールは一縁部に沿って摩耗し易く、摩耗を再配分す
るために保持器内で四回迄付は直しすることができる。

然し通常、加工ロールが必要とする表面仕上げよシは良
くない表面仕上げをもつバックアップロールはシールの
摩耗を増す。従って、例えば加工ロールに対して３００
時間まで持続するシールは、バックアップロールに対し
ては僅か３０時間後に取替えることが必要となる。第３
図に示すシールは、その摩耗に対する寿命を伸ばそうと
するものである。従って、このシールは、保持器４３内
で金属帯４１に接着され、ねじ４２で締付けられた、例
えばポリウレタンの細長い帯４０の形式のものである。

保持器４３は、例えば黒鉛のシール支持ブロック４５を
収容するために穿孔され、このブロック４５ははね４６
で付勢されているので、このブロックは保持器４３から
延びるが、４７で一部分を示されているロールが回転す
る時には帯４０の長さに調節される。従って帯４０が例
えばｌ　Ｑ　ｍｍの長さにわたって摩耗するのにつれて
、支持ブロック４５はブロック支持を継続し、保持器４
３から帯４０と同じ範囲まで突出するように自体を調節
するととＫなる。ブロック４５はまたみぞ穴４４内に納
められた位置決めねじ４８により、ばね４６に対して調
節することができる。

所望の加工シフトと相関する便利な摩耗寿命をシールに
与えて、シールの維持と取替が、ロール研削または取替
作業と関連して行われるようにシ　　　□−ルを調節す
ることができるということが明らかであろう。

使用中、加工ロール２，３を変えたい場合、バックアッ
プロール４，５を加工ロールから第１図に示す位置に垂
直に移動する。拘束組立体１４は、裏当枠１３と噴霧棒
８と共に圧延機から離れるように回動される。ついで、
加工ロールチョーク１７と１８は、圧延機内のレール２
７上に支持された車２８を介して、レール２７と心を合
せるレールを備えるロール変更車（図示なし）まで、横
に移動する。適当な移送装置が設けられ、圧延機ハウジ
ング内に設けられた窓を通して加工ロールをロール変更
車に移動する。変更車はシールケーシング１２を備え、
更に幾つかの組のレール上に積載された取替ロールを運
搬し、このロールはそれから移送装置を使用して圧延機
内に移される。

取外されたロールは関連ケーシング１２と共に、例えば
ロール研削工場に搬送される。シール上の一切の必要な
維持作業は同時に行うことができる。

ロール変更のための最少の休止時間しか必要とせず、従
って効率的な作業を確保することは理解されよう。

【図面の簡単な説明】

第１図はロール変更に適した位置に示される圧延機と拘
束組立体の部分の側面図。 第２図は作動位置における、第１図に示す組立体の一部
分の部分断面側面図。 第３図は変形面シールを示す、第２図における組立体の
部分断面図である。 ２．３・・・加工ロール、４．５・・・バックアップロ
ール、６・・・加工品、８・・・噴霧棒、１０・・・密
閉密封室、９・・・ノズル、１１・・・放出出口、１３
・・・裏当枠、１４・・・拘束組立体、１５・・・ロー
ラ、２０・・・ピストンおよびシリンダ装置、１２・・
・後部開放ケーシング、１６・・・取付板、１７．１８
・・・加工ロールチ目−り、２１・・・膨張自在のリン
グシール、２５・・・面シール、２６・・・端シール、
３０・・・ばね、４０・・・細長い帯、４２・・・ねじ
、４３・・・保持器、４６・・・ばね、４８・・・位置
定めねじ、４４・・・みそ穴。 特許出願人　　ディビイ・マツキー・（プール）・リミ
テッド 図面の浄書（内容に変更なし） 第１図 第２図 手続補正書（自発）

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数のロールと、圧延機の進入側で該ロールに液
   体冷却剤を注入する手段と、作業中該注入手段を密閉し
   、ロールに係合する接触シールを有し、単一または複数
   のケーシングから圧延機に入る加工品への冷却剤の不都
   合な浸出を防止する単一または複数のケーシングとを含
   む圧延機であつて、液体冷却剤をロールに注入する手段
   が一つ以上の裏当支持体上に取付けられ、上記密封手段
   がケーシングと裏当支持体間に設けられて、上記ケーシ
   ングが一つ以上の上記裏当支持体とは関係なく維持目的
   のために圧延機から引出されるように取付けられている
   ことを特徴とする圧延機。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載の圧延機であつて、
   各裏当支持体が維持中圧延機から離されることを特徴と
   する圧延機。
3. （３）特許請求の範囲第１または第２項に記載の圧延機
   であつて、各裏当支持体がロール間隙の上流のワーク張
   力を制御するための拘束組立体上に取付けられることを
   特徴とする圧延機。
4. （４）特許請求の範囲第３項に記載の圧延機であつて、
   上記拘束組立体が維持の際、ロールから離れて回動自在
   に取付けられていることを特徴とする圧延機。
5. （５）特許請求の範囲第１乃至第４項のいずれかに記載
   の圧延機であつて、各ケーシングと各裏当支持体間の密
   封手段が膨張自在の周辺シールを含むことを特徴とする
   圧延機。
6. （６）前記特許請求の範囲の各項のいずれかに記載の圧
   延機であつて、上記接触シールが膨張自在の手段を備え
   、このシールを上記ロールに接触させることを特徴とす
   る圧延機。
7. （７）前記特許請求の範囲の各項のいずれかに記載の圧
   延機であつて、上記接触シールがそれと接触するロール
   の全巾に実質的にわたつて延びる面シールを含み、該面
   シールが隣接ロールの方に偏倚された低摩擦材の支持ブ
   ロックと平行に保持される弾性材の払拭帯を含むことを
   特徴とする圧延機。
8. （８）前記特許請求の範囲の各項のいずれかに記載の圧
   延機であつて、関連バックアップロールをそれぞれもつ
   一対の加工ロールを含み、別々のケーシングが各加工ロ
   ール用に設けられ、上記加工ロールとその関連バックア
   ップロールとに係合せしめられている接触シールをもつ
   ことを特徴とする圧延機。
9. （９）特許請求の範囲第８項に記載の圧延機であつて、
   上記ケーシングが上記加工ロール用チョークにより支持
   されていることを特徴とする圧延機。
10. （１０）一対の加工ロールを含む多数のロールをもつ圧
    延機における金属圧延方法であつて、一つ以上の裏当支
    持体上に取付けられる冷却剤供給手段から、ロールに係
    合する接触シールをもつ単一または複数のケーシング内
    で作業中、圧延機の進入側でロールに液体冷却剤を注入
    し、圧延機に入るワークへの冷却剤の不都合な浸出を防
    止することを含み、上記加工ロールが維持のため周期的
    に上記ケーシングと一緒に上記一つ以上の裏当支持体と
    は関係なく引出されることを特徴とする方法。