JPS61291503A - 防微防黴剤 - Google Patents
防微防黴剤Info
- Publication number
- JPS61291503A JPS61291503A JP13274785A JP13274785A JPS61291503A JP S61291503 A JPS61291503 A JP S61291503A JP 13274785 A JP13274785 A JP 13274785A JP 13274785 A JP13274785 A JP 13274785A JP S61291503 A JPS61291503 A JP S61291503A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- bactericidal
- human body
- harmless
- medium
- Prior art date
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- Granted
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は防微防黴剤に関するもので、詳しくは黴やバク
テリアの生育を抑制し、悪臭の発生を抑えることのでき
る人体に無害な防微防黴剤に関するものである。
テリアの生育を抑制し、悪臭の発生を抑えることのでき
る人体に無害な防微防黴剤に関するものである。
[従来技術]
例えば、発汗後において、汗の中に含有された尿素類、
或いは死滅した細胞の死活物などは肌着あるいは靴下等
又は皮膚上に残留付者されるが、その1部は空気中など
自然界に存在するバクテリアの作用により数分間と言う
短時間で容易に分解し、新たなバクテリア、カビなどの
生育を助長する。そのため、アンモニア臭などの悪臭を
放出し周囲に不快感を与えたり、また、皮膚に障害を起
こすこともあり、例えば、水虫、タムシ、オムツカブレ
、その他炎症の原因となる。
或いは死滅した細胞の死活物などは肌着あるいは靴下等
又は皮膚上に残留付者されるが、その1部は空気中など
自然界に存在するバクテリアの作用により数分間と言う
短時間で容易に分解し、新たなバクテリア、カビなどの
生育を助長する。そのため、アンモニア臭などの悪臭を
放出し周囲に不快感を与えたり、また、皮膚に障害を起
こすこともあり、例えば、水虫、タムシ、オムツカブレ
、その他炎症の原因となる。
従来、カビ、バクテリアなどの生育を抑制するための防
微防黴剤として、例えば、トリブチルチンオキサイド系
の薬品が知られており、昭和30年代まで靴下又は肌着
の防臭処理に実用化されていたが、この薬品ば重金属を
含有する有機化合物であるため、人体に直接、接触した
場合には、浸透性があり有害であることから、その利用
が禁止されている。その後、サルチル酸を基材とした薬
品などが使用され、さらには人体に対して無害で、しか
もバクテリアの生育抑制することのできる防微防黴剤に
ついていくつかの提案がなされているが、未だ、十分に
満足できるものは見い出されていない。
微防黴剤として、例えば、トリブチルチンオキサイド系
の薬品が知られており、昭和30年代まで靴下又は肌着
の防臭処理に実用化されていたが、この薬品ば重金属を
含有する有機化合物であるため、人体に直接、接触した
場合には、浸透性があり有害であることから、その利用
が禁止されている。その後、サルチル酸を基材とした薬
品などが使用され、さらには人体に対して無害で、しか
もバクテリアの生育抑制することのできる防微防黴剤に
ついていくつかの提案がなされているが、未だ、十分に
満足できるものは見い出されていない。
[解決しようとする問題点と解決手段]本発明者は上記
実情に鑑み、特に、発汗により生じた物質に起因するバ
クテリアの生育を抑制し、その結果、悪臭の発生を防止
するとともに皮膚の炎症等も防止することのできる人体
に対して無害な防微防黴剤を得るため種々検討した結果
、ある特定の成分と酸との混合物を有効成分とすること
により、本発明の目的が達成されることを見い出し本発
明を完成した。
実情に鑑み、特に、発汗により生じた物質に起因するバ
クテリアの生育を抑制し、その結果、悪臭の発生を防止
するとともに皮膚の炎症等も防止することのできる人体
に対して無害な防微防黴剤を得るため種々検討した結果
、ある特定の成分と酸との混合物を有効成分とすること
により、本発明の目的が達成されることを見い出し本発
明を完成した。
[発明の要旨]
すなわち、本発明の要旨はヤッカ樹液と酸との混合物を
有効成分として含有してなる防微防黴剤に存する。
有効成分として含有してなる防微防黴剤に存する。
[発明の構成]
本発明の防微防黴剤はヤッカ樹液と酸とを含有するもの
であるが、ヤッカ樹液は使用目的によって通常、5〜2
0倍、あるいは100〜5万倍程度に希釈したものが利
用される。本発明ではヤツ力樹液自体に、黴、バクテリ
アに対する生育抑制効果及び緩衝作用があることを発見
した点に特徴があるものであるが、黴、バクテリアに対
して、この濃度があまり薄い場合には生育抑制効果が無
く、あまり濃い場合でも、その効果に大きな変化はない
。
であるが、ヤッカ樹液は使用目的によって通常、5〜2
0倍、あるいは100〜5万倍程度に希釈したものが利
用される。本発明ではヤツ力樹液自体に、黴、バクテリ
アに対する生育抑制効果及び緩衝作用があることを発見
した点に特徴があるものであるが、黴、バクテリアに対
して、この濃度があまり薄い場合には生育抑制効果が無
く、あまり濃い場合でも、その効果に大きな変化はない
。
一方、酸としては人体に対して無害のものであれば特に
限定されるものではなく、例えば、酢酸、プロピオン酸
、コハク酸、クエン酸、蓚酸、酒石酸などの有機酸、又
は、例えば硼酸などの無機酸が挙げられるが、なかでも
、特に酢酸が好ましい。
限定されるものではなく、例えば、酢酸、プロピオン酸
、コハク酸、クエン酸、蓚酸、酒石酸などの有機酸、又
は、例えば硼酸などの無機酸が挙げられるが、なかでも
、特に酢酸が好ましい。
これらの酸は一般的にある程度の殺菌効果のあることは
知られているが、本発明の場合には、ヤツ力樹液との組
合せにより、より顕著な殺菌効果が発揮されるのである
。
知られているが、本発明の場合には、ヤツ力樹液との組
合せにより、より顕著な殺菌効果が発揮されるのである
。
酸の濃度は通常、3〜10%程度であり、この濃度があ
まり低い場合には、十分な殺菌効果が得られないばかり
かヤツカ樹液との相乗作用も得られず、逆に、あまり高
い場合には、人体に対して好ましくない。また、ヤツカ
樹液に対する酸の使用割合はその使用目的に応じて選択
することができる。
まり低い場合には、十分な殺菌効果が得られないばかり
かヤツカ樹液との相乗作用も得られず、逆に、あまり高
い場合には、人体に対して好ましくない。また、ヤツカ
樹液に対する酸の使用割合はその使用目的に応じて選択
することができる。
本発明の防微防黴剤は通常、水媒体を基材として構成す
ることができるが、基材としては、常法に従って、例え
ば、アルコール系媒体、又はクリーム状媒体、水性ゲル
状媒体などを適用することが可能である。また、その他
の種々の添加剤、更に本発明以外の有効成分などを併用
しても差し支えない。
ることができるが、基材としては、常法に従って、例え
ば、アルコール系媒体、又はクリーム状媒体、水性ゲル
状媒体などを適用することが可能である。また、その他
の種々の添加剤、更に本発明以外の有効成分などを併用
しても差し支えない。
[発明の効果]
以上、本発明の防微防黴剤によれば、特に、発汗により
生じた尿素等や死滅した細胞などに起因する黴やバクテ
リアの生育を十分に抑制することができる。したがって
、これらが原因となって発生する悪臭を抑えることがで
きるばかりか、皮膚の炎症等も防止することができる。
生じた尿素等や死滅した細胞などに起因する黴やバクテ
リアの生育を十分に抑制することができる。したがって
、これらが原因となって発生する悪臭を抑えることがで
きるばかりか、皮膚の炎症等も防止することができる。
その上、本発明の防微防黴剤は人体に対して無害である
ため、例えば、皮膚に直接、塗布したり、また、肌着又
は靴下などに含浸させておくことができるので、その利
用分野は非常に広いものである。
ため、例えば、皮膚に直接、塗布したり、また、肌着又
は靴下などに含浸させておくことができるので、その利
用分野は非常に広いものである。
[実験例]
次に、本発明を実験例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限り以下の実験例の記述に限
定されるものではない。
発明はその要旨を超えない限り以下の実験例の記述に限
定されるものではない。
実施例
バクテリアに対する生育抑制作用を調べるため、タンパ
ク質、炭水化物、脂肪等を分解するバクテリアについて
、寒天培地上で阻止臼−を測定した。
ク質、炭水化物、脂肪等を分解するバクテリアについて
、寒天培地上で阻止臼−を測定した。
1、 実験用培地
S accharose加用ジャガイモ寒天培地を用い
、この培地に上記バクテリアを混合し、径9cmのシャ
ーレにそれぞれ151141を分注して、固化したもの
を実験培地とした。
、この培地に上記バクテリアを混合し、径9cmのシャ
ーレにそれぞれ151141を分注して、固化したもの
を実験培地とした。
2、 試験紙
径5.511IIlの円形ろ紙(東洋ろ紙 No、13
1)にヤッカ樹液、酢酸及び両者の混合液を10分間浸
漬したものを乾燥ろ紙上にとり、余分の試験液を取り去
ったものを使用した。
1)にヤッカ樹液、酢酸及び両者の混合液を10分間浸
漬したものを乾燥ろ紙上にとり、余分の試験液を取り去
ったものを使用した。
3、 実験方法
実験用培地上に同一試験液で処理した試験紙を、それぞ
れ、約3cmの間隔になるように配置し、蓋をして30
℃で12時間培養後、その阻止円の直径を測定し、各シ
ャーレ中の平均をとり、それぞれの試験液のものと比較
した。同方法で2回行ない、その結果を第1表に示す。
れ、約3cmの間隔になるように配置し、蓋をして30
℃で12時間培養後、その阻止円の直径を測定し、各シ
ャーレ中の平均をとり、それぞれの試験液のものと比較
した。同方法で2回行ない、その結果を第1表に示す。
尚、バクテリアの種類によって阻止円の大きさは異なる
が、混合菌を用いたため、各シャーレとも最小(最も試
薬に対して強いバクテリア)の阻止円の直径を測定した
ものである。
が、混合菌を用いたため、各シャーレとも最小(最も試
薬に対して強いバクテリア)の阻止円の直径を測定した
ものである。
第1表
30℃ 12時間培養
ただし■阻止円直径には試験紙直径(5,5mm>を含
む。
む。
■試験紙一枚に含まれる試験液はそれぞれ0.0010
2m llr含む。
2m llr含む。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ヤッカ樹液と酸との混合物を有効成分として含有し
てなる防微防黴剤。 2 酸が人体に対して無害な有機酸であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の防微防黴剤。 3 酸が酢酸であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項又は第2項記載の防微防黴剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13274785A JPS61291503A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 防微防黴剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13274785A JPS61291503A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 防微防黴剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61291503A true JPS61291503A (ja) | 1986-12-22 |
JPH057361B2 JPH057361B2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=15088636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13274785A Granted JPS61291503A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 防微防黴剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61291503A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07216731A (ja) * | 1994-02-02 | 1995-08-15 | Zenichi Ogita | 生薬エキスより成る抗菌加工液とその混合液 |
WO2003053371A1 (en) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe |
JP2004250396A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-09 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | 防カビ剤、防カビ用組成物、及び防カビ性飲食物、並びに飲食物の保存性向上方法 |
WO2005009405A1 (en) * | 2003-06-27 | 2005-02-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe comprising a pathogen selective antimicrobial |
US7154018B2 (en) | 2001-12-20 | 2006-12-26 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbent article |
-
1985
- 1985-06-18 JP JP13274785A patent/JPS61291503A/ja active Granted
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07216731A (ja) * | 1994-02-02 | 1995-08-15 | Zenichi Ogita | 生薬エキスより成る抗菌加工液とその混合液 |
WO2003053371A1 (en) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe |
US7154018B2 (en) | 2001-12-20 | 2006-12-26 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbent article |
AU2002348139B2 (en) * | 2001-12-20 | 2007-10-18 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe |
US7485110B2 (en) | 2001-12-20 | 2009-02-03 | Kimberly Clark Worldwide, Inc. | Wipe comprising a pathogen selective antimicrobial |
JP2004250396A (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-09 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | 防カビ剤、防カビ用組成物、及び防カビ性飲食物、並びに飲食物の保存性向上方法 |
JP4606700B2 (ja) * | 2003-02-21 | 2011-01-05 | 丸善製薬株式会社 | 防カビ剤、防カビ用組成物、及び防カビ性飲食物、並びに飲食物の保存性向上方法 |
WO2005009405A1 (en) * | 2003-06-27 | 2005-02-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe comprising a pathogen selective antimicrobial |
AU2004258808B2 (en) * | 2003-06-27 | 2009-05-28 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe comprising a pathogen selective antimicrobial |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057361B2 (ja) | 1993-01-28 |
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