JPS61289905A - 継目無管の可逆延伸圧延方法および装置 - Google Patents
継目無管の可逆延伸圧延方法および装置Info
- Publication number
- JPS61289905A JPS61289905A JP12998985A JP12998985A JPS61289905A JP S61289905 A JPS61289905 A JP S61289905A JP 12998985 A JP12998985 A JP 12998985A JP 12998985 A JP12998985 A JP 12998985A JP S61289905 A JPS61289905 A JP S61289905A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- pipe
- rolls
- raw
- mandrel bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B17/00—Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling
- B21B17/08—Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling with mandrel having one or more protrusions, i.e. only the mandrel plugs contact the rolled tube; Press-piercing mills
- B21B17/12—Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling with mandrel having one or more protrusions, i.e. only the mandrel plugs contact the rolled tube; Press-piercing mills in a discontinuous process, e.g. plug-rolling mills
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、継目無鋼管等の継目無管の可逆延伸圧延方法
および装置に関する。
および装置に関する。
[従来の技術]
従来、継目無鋼管の延伸圧延機として種々のものが実用
化されているが、プラグミルはその中でも代表的な延伸
圧延機である。プラグミルは、第7図および第8図に示
すように、2つの孔形ロールlを駆動する状態下で、孔
形ロールlとプラグ2の間隙に形成される圧延領域に、
素管3を強制的に通過させて減肉延伸する圧延機である
。このプラグミルにおいては、第1パスにおいて一度圧
延された素管3を戻しロール4によってもう一度圧延機
の入側に戻した後、管軸を中心に90度回転し、第1パ
スの圧延でロール溝底部に対する直角方向に相当し、川
下のかからなかった部分を第2パスにおいて圧延する2
パス圧延力式が採用されている。使用されるプラグ2は
、その表面が高温高圧にさらされるため、複数のプラグ
2を1パスごとに循環使用して摩耗を防止しているのが
普通である。
化されているが、プラグミルはその中でも代表的な延伸
圧延機である。プラグミルは、第7図および第8図に示
すように、2つの孔形ロールlを駆動する状態下で、孔
形ロールlとプラグ2の間隙に形成される圧延領域に、
素管3を強制的に通過させて減肉延伸する圧延機である
。このプラグミルにおいては、第1パスにおいて一度圧
延された素管3を戻しロール4によってもう一度圧延機
の入側に戻した後、管軸を中心に90度回転し、第1パ
スの圧延でロール溝底部に対する直角方向に相当し、川
下のかからなかった部分を第2パスにおいて圧延する2
パス圧延力式が採用されている。使用されるプラグ2は
、その表面が高温高圧にさらされるため、複数のプラグ
2を1パスごとに循環使用して摩耗を防止しているのが
普通である。
−h記プラグミルによる圧延方法には以下の欠点がある
。すなわち、 (a)圧延した素管3を戻しロール4で圧延機の入側ま
で戻すという動作を繰返すため、生産能率が悪い。
。すなわち、 (a)圧延した素管3を戻しロール4で圧延機の入側ま
で戻すという動作を繰返すため、生産能率が悪い。
(b)プラグ2を循環使用しているものの、プラグ2の
局所的な摩耗、焼付による管内面筋疵を生じやすく、工
具原単位が高くなる。
局所的な摩耗、焼付による管内面筋疵を生じやすく、工
具原単位が高くなる。
(e)上記(b)で述べた管内面筋疵が素管3の後端は
ど深くなるので、最大圧延管長が制限される。
ど深くなるので、最大圧延管長が制限される。
(d)高合金材料からなる素管3を圧延する場合、プラ
グ2に異常摩耗を生じ、工具原単位が極めて高くなる。
グ2に異常摩耗を生じ、工具原単位が極めて高くなる。
そこで、従来、上記第7図のプラグミルの欠点(a)〜
(d)を改善するため、特開昭58−125304に示
されるような圧延方法が提案されてl、%る。この圧延
方法は、第9図〜第11図に示すように、それぞれ個別
に駆動される3個の孔形ロール5を有してなる圧延スタ
ンドを2基設置し、第1スタンドの孔形ロール配列に対
し、第2スタンドの孔形ロール配列を圧延される素管6
の軸まわりに60度変位して配列し、素管6にプラグま
たl−1マンドレルバ−7を挿入して、各スタンド番こ
おし)て該素管6を減肉延伸可能としている。しかしな
がら、この圧延方法は、2基の圧延スタンドを備える必
要があって、圧延設備が複雑となる。また、既設のプラ
グミルに対して、新たな圧延スタンドを1基追加するに
は多大な改造工事が必要となる。
(d)を改善するため、特開昭58−125304に示
されるような圧延方法が提案されてl、%る。この圧延
方法は、第9図〜第11図に示すように、それぞれ個別
に駆動される3個の孔形ロール5を有してなる圧延スタ
ンドを2基設置し、第1スタンドの孔形ロール配列に対
し、第2スタンドの孔形ロール配列を圧延される素管6
の軸まわりに60度変位して配列し、素管6にプラグま
たl−1マンドレルバ−7を挿入して、各スタンド番こ
おし)て該素管6を減肉延伸可能としている。しかしな
がら、この圧延方法は、2基の圧延スタンドを備える必
要があって、圧延設備が複雑となる。また、既設のプラ
グミルに対して、新たな圧延スタンドを1基追加するに
は多大な改造工事が必要となる。
また、従来、前記第7図のプラグミルの欠点(a)を改
善するため、米国特許4,408,143に示されるよ
うな圧延方法が提案されている。この圧延方法は、プラ
グを両方向に傾斜させ、第1パスにおいて減肉延伸され
た出側の素管を管軸を中心に約80度回転させ、同時に
孔形ロールを逆転させ、素管を強制的に逆方向に通過さ
せることにより、第2パス目の減肉延伸を行うことを可
能としている。
善するため、米国特許4,408,143に示されるよ
うな圧延方法が提案されている。この圧延方法は、プラ
グを両方向に傾斜させ、第1パスにおいて減肉延伸され
た出側の素管を管軸を中心に約80度回転させ、同時に
孔形ロールを逆転させ、素管を強制的に逆方向に通過さ
せることにより、第2パス目の減肉延伸を行うことを可
能としている。
[発明が解決しようとする問題点1
しかしながら、上記米国特許4,40fl、143に係
る圧延方法にあっては、素管を正逆両)々スにおいて圧
延することによって生産性の向上を図ることが可能とな
っても、前記第7図のプラグミルにおける欠点(b)〜
(d)を解消することはできない。何故ならば、上記欠
点(b)〜(d)は、圧延中その位置をずっと固定され
たプラグまたはマンドレルバ−を使用するため、プラグ
またはマンドレルバ−に局所的な摩耗、焼付を生ずると
いうことに帰因するからである。
る圧延方法にあっては、素管を正逆両)々スにおいて圧
延することによって生産性の向上を図ることが可能とな
っても、前記第7図のプラグミルにおける欠点(b)〜
(d)を解消することはできない。何故ならば、上記欠
点(b)〜(d)は、圧延中その位置をずっと固定され
たプラグまたはマンドレルバ−を使用するため、プラグ
またはマンドレルバ−に局所的な摩耗、焼付を生ずると
いうことに帰因するからである。
本発明は、簡素な圧延設備により、生産性および圧延性
の良好な継目無管の可逆延伸圧延方法および装置を提供
することを目的とする。
の良好な継目無管の可逆延伸圧延方法および装置を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段1
本発明の第1は、1組の孔形ロールを有してなる圧延ス
タンドで素管を複数パス圧延し、該素管を減肉延伸する
継目無管の可逆延伸圧延方法において、上記1組の孔形
ロールの中央にマンドレルバ−を配置し、孔形ロールを
正転するとともに、マンドレルバ−をその軸方向に移動
する状態下で、入側の素管を孔形ロールとマンドレルl
<−の間隙に形成される圧延領域に通過させて減肉延伸
した後、出側の素管を管軸を中心に所定角度回転し、孔
形ロールを逆転するとともに、マンドレルバ−をその軸
方向に移動する状態下で、出側の素管を孔形ロールとマ
ンドレルバ−の間隙に形成される圧延領域に通過させて
減肉延伸するようにしたものである。
タンドで素管を複数パス圧延し、該素管を減肉延伸する
継目無管の可逆延伸圧延方法において、上記1組の孔形
ロールの中央にマンドレルバ−を配置し、孔形ロールを
正転するとともに、マンドレルバ−をその軸方向に移動
する状態下で、入側の素管を孔形ロールとマンドレルl
<−の間隙に形成される圧延領域に通過させて減肉延伸
した後、出側の素管を管軸を中心に所定角度回転し、孔
形ロールを逆転するとともに、マンドレルバ−をその軸
方向に移動する状態下で、出側の素管を孔形ロールとマ
ンドレルバ−の間隙に形成される圧延領域に通過させて
減肉延伸するようにしたものである。
また、本発明の第2は、1組の孔形ロールを有してなる
圧延スタンドで素管を複数パス圧延し、該素管を減肉延
伸する継目無管の可逆延伸圧延装置において、上記1組
の孔形ロールの中央に配置され、孔形ロールとの間隙に
素管の圧延領域を形成するマンドレルバ−と、素管の圧
延時に孔形ロールを選択的に正転もしくは逆転するロー
ル駆動装置と、素管の圧延時にマンドレルバ−をその軸
方向に移動するバー駆動装置と、素管を圧延領域の出側
で所定角度回転する素管回転装置とを備えるようにした
ものである。
圧延スタンドで素管を複数パス圧延し、該素管を減肉延
伸する継目無管の可逆延伸圧延装置において、上記1組
の孔形ロールの中央に配置され、孔形ロールとの間隙に
素管の圧延領域を形成するマンドレルバ−と、素管の圧
延時に孔形ロールを選択的に正転もしくは逆転するロー
ル駆動装置と、素管の圧延時にマンドレルバ−をその軸
方向に移動するバー駆動装置と、素管を圧延領域の出側
で所定角度回転する素管回転装置とを備えるようにした
ものである。
[作 用]
本発明に係る圧延方法および装置によれば、圧延スタン
ドの構成を複雑化することなく、素管を正逆内パスにお
いて圧延することとなり、生産性が向上する。また、素
管の圧延中に、マンドレルバ−を移動することとしたの
で、マンドレルバ−の局所的な摩耗、焼付が低減し、圧
延性が向上する。
ドの構成を複雑化することなく、素管を正逆内パスにお
いて圧延することとなり、生産性が向上する。また、素
管の圧延中に、マンドレルバ−を移動することとしたの
で、マンドレルバ−の局所的な摩耗、焼付が低減し、圧
延性が向上する。
[実施例]
第1図は本発明の一実施例に係る圧延装置10を模式的
に示す配H図、第2図は第1図のII −H線に沿う断
面図、第3図は第1図の■−■線に沿う断面図、第4図
は第1図のTV−IV線に沿う断面図である。
に示す配H図、第2図は第1図のII −H線に沿う断
面図、第3図は第1図の■−■線に沿う断面図、第4図
は第1図のTV−IV線に沿う断面図である。
圧延装置10は、1組をなす2つの孔形ロール11を有
してなる圧延スタンドにおいて、素管12を複数パス圧
延し、該素管12を減肉延伸可能としている。
してなる圧延スタンドにおいて、素管12を複数パス圧
延し、該素管12を減肉延伸可能としている。
圧延装N10はマンドレルバ−13を備えている。マン
ドレルバ−13は、上記1組をなす孔形ロール11の中
央に配置され、孔形ロール11との間隙に素管12の圧
延領域を形成可能としている。マンドレルバ−13は、
被圧延材としての素管12の圧延後の内径に相当する外
径を与えられ、高温における耐摩耗性の良好なQ Cr
l M 。
ドレルバ−13は、上記1組をなす孔形ロール11の中
央に配置され、孔形ロール11との間隙に素管12の圧
延領域を形成可能としている。マンドレルバ−13は、
被圧延材としての素管12の圧延後の内径に相当する外
径を与えられ、高温における耐摩耗性の良好なQ Cr
l M 。
鋼等、5KD61相当材料からなるものが良い。
圧延装置10は、ロール駆動装置を構成するロール駆動
モータ14を備えている。ロール駆動モータ14は、素
管12の圧延時に、孔形ロール11を選択的に正転もし
くは逆転可能としている。
モータ14を備えている。ロール駆動モータ14は、素
管12の圧延時に、孔形ロール11を選択的に正転もし
くは逆転可能としている。
圧延装置lOは、バー駆動装置を構成するバー駆動モー
タ15を備えている。すなわち、マンドレルバ−13の
基端部を支持している支持台16は、ラック17の中間
部に結合され、上記バー駆動モータ15は、ラック17
に噛合うビニオン18を選択的に正転もしくは逆転可能
としている。マンドレルバ−13の基端部は、支持台1
6の支持部に対し、軸方向に係合し、軸まわりに相対回
転可能に結合されている。これにより、マンドレルバ−
13は、素管12の圧延時に、その軸方向に速度制御さ
れる状態で移動可能とされる。
タ15を備えている。すなわち、マンドレルバ−13の
基端部を支持している支持台16は、ラック17の中間
部に結合され、上記バー駆動モータ15は、ラック17
に噛合うビニオン18を選択的に正転もしくは逆転可能
としている。マンドレルバ−13の基端部は、支持台1
6の支持部に対し、軸方向に係合し、軸まわりに相対回
転可能に結合されている。これにより、マンドレルバ−
13は、素管12の圧延時に、その軸方向に速度制御さ
れる状態で移動可能とされる。
圧延装置IOは、素管回転装置を構成する素管回転モー
タ19を備えている。素管回転モータ19は、ターニン
グローラー20を駆動することにより、素管12をその
軸まわりに所定角度、たとえば80度回転可能とする。
タ19を備えている。素管回転モータ19は、ターニン
グローラー20を駆動することにより、素管12をその
軸まわりに所定角度、たとえば80度回転可能とする。
なお、21は入側の素管12を孔形ロール11に噛込ま
せるブツシャ、22は出側の素管12を孔形ロール11
に噛込ませるブツシャ、23は出側の素管12を孔形ロ
ール11に噛込ませる戻しロールである。また、24は
制御装置であり、ロール駆動モータ14.バー駆動モー
タ15、素管回転モータ19等を以下に述べるような順
序で駆動制御可能としている。
せるブツシャ、22は出側の素管12を孔形ロール11
に噛込ませるブツシャ、23は出側の素管12を孔形ロ
ール11に噛込ませる戻しロールである。また、24は
制御装置であり、ロール駆動モータ14.バー駆動モー
タ15、素管回転モータ19等を以下に述べるような順
序で駆動制御可能としている。
第5図(A)〜(D)は上記圧延装置10による第1パ
スの圧延工程を示す工程図である。まず、第1パスの圧
延時には、第5図(A)に示すように、マンドレルバ−
13の先端部を約2m程度、孔形ロール11より入側に
位置させる圧延前の設定状態から、ロール駆動モータ1
4の作動によって孔形ロール11を正転させるとともに
、ブツシャ21の移動によって、この圧延装置10の前
工程に位置するエロンゲータ−において圧延された入側
の素管12を上記孔形ロール11に押し込み、第5図(
B)に示すように、該素管12を上記孔形ロール11に
強制的に噛込ませる。これにより、素管12は、第5図
(C)に示すように、孔形ロール11とマンドレルバ−
13の間隙に形成される圧延領域を通過し、減肉延伸を
施される。
スの圧延工程を示す工程図である。まず、第1パスの圧
延時には、第5図(A)に示すように、マンドレルバ−
13の先端部を約2m程度、孔形ロール11より入側に
位置させる圧延前の設定状態から、ロール駆動モータ1
4の作動によって孔形ロール11を正転させるとともに
、ブツシャ21の移動によって、この圧延装置10の前
工程に位置するエロンゲータ−において圧延された入側
の素管12を上記孔形ロール11に押し込み、第5図(
B)に示すように、該素管12を上記孔形ロール11に
強制的に噛込ませる。これにより、素管12は、第5図
(C)に示すように、孔形ロール11とマンドレルバ−
13の間隙に形成される圧延領域を通過し、減肉延伸を
施される。
この時、バー駆動モータ15の作動によって支持台16
およびマンドレルバ−13が素管12の進み方向に所定
の速度で移動する。なお、支持台16およびマンドレル
バ−13は、素管12の進み方向に対する反対方向に移
動されるものであっても良い。
およびマンドレルバ−13が素管12の進み方向に所定
の速度で移動する。なお、支持台16およびマンドレル
バ−13は、素管12の進み方向に対する反対方向に移
動されるものであっても良い。
このようにして、第1パスの圧延が完了すると、素管回
転モータ19の作動によって第5図(D)に示すように
ターニングローラー20が駆動され、出側に位置するこ
ととなった素管12がその軸まわりに90度の回転を与
えられる。なお、この時、マンドレルバ−13の基端部
は支持台16の支持部に対して相対回転可能に結合され
ているため、上記素管12の回転とともにマンドレルバ
−13も80度回転する。上記素管12の回転は、第1
パスの圧延で孔形ロール11の溝底部に対する直角方向
に位置し、圧下の加わらなかった素管12の部分を、第
2パスにおいて圧下するためである。
転モータ19の作動によって第5図(D)に示すように
ターニングローラー20が駆動され、出側に位置するこ
ととなった素管12がその軸まわりに90度の回転を与
えられる。なお、この時、マンドレルバ−13の基端部
は支持台16の支持部に対して相対回転可能に結合され
ているため、上記素管12の回転とともにマンドレルバ
−13も80度回転する。上記素管12の回転は、第1
パスの圧延で孔形ロール11の溝底部に対する直角方向
に位置し、圧下の加わらなかった素管12の部分を、第
2パスにおいて圧下するためである。
第6図(A)〜(D)は上記圧延装置lOによる第2パ
スの圧延工程を示す工程図である。まず、第2パスの圧
延時には、第6図(A)に示す圧延前の段階で、戻しロ
ール23の間隙を狭め、両戻しロール23によって素管
12の端部を挾持する。次に、ロール駆動モータ14の
作動によって孔形ロール11を逆転させるとともに、ブ
ツシャ22の移動および戻しロール23の回転によって
出側の素管12を上記孔形ロール11に押し込み、第6
図(B)に示すように、素管12を上記孔形ロール11
に強制的に噛込ませる。これにより、素管12は、第6
図(C)に示すように、孔形ロール11とマンドレルバ
−13の間隙に形成される圧延領域を通過し、減肉延伸
を施される。
スの圧延工程を示す工程図である。まず、第2パスの圧
延時には、第6図(A)に示す圧延前の段階で、戻しロ
ール23の間隙を狭め、両戻しロール23によって素管
12の端部を挾持する。次に、ロール駆動モータ14の
作動によって孔形ロール11を逆転させるとともに、ブ
ツシャ22の移動および戻しロール23の回転によって
出側の素管12を上記孔形ロール11に押し込み、第6
図(B)に示すように、素管12を上記孔形ロール11
に強制的に噛込ませる。これにより、素管12は、第6
図(C)に示すように、孔形ロール11とマンドレルバ
−13の間隙に形成される圧延領域を通過し、減肉延伸
を施される。
この時、バー駆動モータ15の作動によって支持台16
およびマンドレルバ−13が素管12の進み方向に所定
の速度で移動する。なお、支持台16およびマンドレル
バ−13は、素管12の進み方向に対する反対方向に移
動されるものでありても良い。
およびマンドレルバ−13が素管12の進み方向に所定
の速度で移動する。なお、支持台16およびマンドレル
バ−13は、素管12の進み方向に対する反対方向に移
動されるものでありても良い。
このようにして、第2パスの圧延が完了した素管12は
、従来のプラグミルに後続配置されているリーラ−を経
て、従来のリーラ−に後続配置されているサイザーに送
られて定形加工を施され、寸法精度を調整された製品と
なる。
、従来のプラグミルに後続配置されているリーラ−を経
て、従来のリーラ−に後続配置されているサイザーに送
られて定形加工を施され、寸法精度を調整された製品と
なる。
また、上記第2パスの圧延の完了とともに、バー駆動モ
ータ15の作動によって、支持台16およびマンドレル
バ−13が第6図(D)に示すように出側に戻り移動し
、マンドレルバ−13の冷却、潤滑、新たなマンドレル
バ−13との交換が行なわれる。
ータ15の作動によって、支持台16およびマンドレル
バ−13が第6図(D)に示すように出側に戻り移動し
、マンドレルバ−13の冷却、潤滑、新たなマンドレル
バ−13との交換が行なわれる。
なお、上記第2パスの圧延の完了後、入側に位置するこ
ととなった素管12を再びその軸まわりに所定角度回転
し、孔形ロール11を再び正転するとともに、マンドレ
ルバ−13をその軸方向に移動する状態下で、該素管1
2に第3バス目の圧延を施すものとしても良い。
ととなった素管12を再びその軸まわりに所定角度回転
し、孔形ロール11を再び正転するとともに、マンドレ
ルバ−13をその軸方向に移動する状態下で、該素管1
2に第3バス目の圧延を施すものとしても良い。
上記圧延装置10の設備構成上、考慮すべき諸点は以下
の通りである。
の通りである。
(a)孔形ロール11の回転を短時間に正逆両方向に切
換設定するから、ロール駆動モータ14の慣性モーメン
) (GD)を小さくし、ロール駆動モータ14の加減
速に要する電力を低減させる。
換設定するから、ロール駆動モータ14の慣性モーメン
) (GD)を小さくし、ロール駆動モータ14の加減
速に要する電力を低減させる。
(b)バー駆動モータ15等からなるバー駆動装置は、
素管12に作用するスラスト力に耐えながら、マンドレ
ルバ−13を一定速度で移動制御可能としなければなら
ない、なお、バー駆動装置は、上記実施例のラック−ビ
ニオン方式に限らず、支持台16に結合された周回状チ
ェーンをスプロケット車に巻き回し、該スプロケット車
を駆動するチェーン方式等、他の方式によるものであっ
ても良い。
素管12に作用するスラスト力に耐えながら、マンドレ
ルバ−13を一定速度で移動制御可能としなければなら
ない、なお、バー駆動装置は、上記実施例のラック−ビ
ニオン方式に限らず、支持台16に結合された周回状チ
ェーンをスプロケット車に巻き回し、該スプロケット車
を駆動するチェーン方式等、他の方式によるものであっ
ても良い。
(C)高温の素管12に接触するマンドレルバ−13の
表面を冷却するため、素管12のロットごとに複数本の
マンドレルバ−13を循環使用し、かつ、マンドレルバ
−13を冷却する冷却ゾーンを設けるか、あるいは、マ
ンドレルバ−13の内外両面に冷却水を供給するものと
する。なお、マンドレルバ−13を冷却する一例として
、3木のマンドレルバー13を循環使用し、1本のマン
ドレルバ−13を圧延に使用している間、残りの2木の
マンドレルバ−13を冷却水の供給によって冷却するこ
とが考えられる。
表面を冷却するため、素管12のロットごとに複数本の
マンドレルバ−13を循環使用し、かつ、マンドレルバ
−13を冷却する冷却ゾーンを設けるか、あるいは、マ
ンドレルバ−13の内外両面に冷却水を供給するものと
する。なお、マンドレルバ−13を冷却する一例として
、3木のマンドレルバー13を循環使用し、1本のマン
ドレルバ−13を圧延に使用している間、残りの2木の
マンドレルバ−13を冷却水の供給によって冷却するこ
とが考えられる。
(d)素管12とマンドレルバ−13との間の摩擦抵抗
を低減させるため、各パスの圧延前に、マンドレルバ−
13の表面に潤滑剤を塗布する。
を低減させるため、各パスの圧延前に、マンドレルバ−
13の表面に潤滑剤を塗布する。
上記圧延装置10によれば、以下の効果を有する。
(a)素管12を正逆前パスにおいて圧延することとな
り、生産性が向上し、素管12の圧延サイクルタイムを
約30%短縮することが可能となる。
り、生産性が向上し、素管12の圧延サイクルタイムを
約30%短縮することが可能となる。
−例として、仕上り外径が8互インチの素管12δ
を1本圧延するのに要する時間は、従来のプラグミルに
おいて26秒であるのに対し、本発明によれば18秒と
なる。
おいて26秒であるのに対し、本発明によれば18秒と
なる。
(b)上記(&)において圧延サイクルタイムが短縮す
ることに基づき、素管12の温度低下を抑えることが可
能となる。これにより、素管12に圧延されることとな
るビレットの加熱温度を低下することが可能となり、こ
の圧延ラインにおけるエネルギー原単位を減少すること
が可能となる。
ることに基づき、素管12の温度低下を抑えることが可
能となる。これにより、素管12に圧延されることとな
るビレットの加熱温度を低下することが可能となり、こ
の圧延ラインにおけるエネルギー原単位を減少すること
が可能となる。
(C)素管12の圧延中に、マンドレルバ−13をその
軸方向に移動することとしたので、マンドレルバ−13
の局所的な摩耗、焼付が低減する。
軸方向に移動することとしたので、マンドレルバ−13
の局所的な摩耗、焼付が低減する。
これにより、素管12の内面筋疵を著しく減少させるこ
とが可能となるとともに、工具原単位を大幅に減少させ
ることが可能となる。
とが可能となるとともに、工具原単位を大幅に減少させ
ることが可能となる。
(d)上記(C)の管内面筋疵の低減により、圧延可能
な最大圧延管長の制限が緩和される。−例として、従来
のプラグミルにおける最大圧延管長が18mであるのに
対し、本発明による最大圧延管長は28mとなる。
な最大圧延管長の制限が緩和される。−例として、従来
のプラグミルにおける最大圧延管長が18mであるのに
対し、本発明による最大圧延管長は28mとなる。
(e)高合金材料からなる素管12を圧延する場合にも
、マンドレルバ−13に局所的な異常摩耗を生ずること
がなく、工具原単位を低減することが可能となる。
、マンドレルバ−13に局所的な異常摩耗を生ずること
がなく、工具原単位を低減することが可能となる。
なお、上記実施例は1スタンドからなる圧延装置lOに
本発明を適用する場合について説明したが、本発明は複
数の圧延スタンドからなる圧延装置6 置にも適用可能で°ある。
本発明を適用する場合について説明したが、本発明は複
数の圧延スタンドからなる圧延装置6 置にも適用可能で°ある。
また、上記実施例はlスタンドに2つの孔形ロール11
を有する圧延装置lOに本発明を適用する場合について
説明したが、本発明はlスタンドに3つ以上の孔形ロー
ルを備える圧延装置にも適用可能である。
を有する圧延装置lOに本発明を適用する場合について
説明したが、本発明はlスタンドに3つ以上の孔形ロー
ルを備える圧延装置にも適用可能である。
[発明の効果]
以上のように、本発明に係る継目無管の可逆延伸圧延方
法および装置によれば、圧延スタンドの構成を複雑化す
ることなく、素管を正逆前パスにおいて圧延することと
なり、生産性を向上することが可能となる。また、素管
の圧延中に、マンドレルバ−を移動することとしたので
、マンドレルバ−に生ずる局所的な摩耗、焼付を低減し
、圧延性を向上することが可能となる。
法および装置によれば、圧延スタンドの構成を複雑化す
ることなく、素管を正逆前パスにおいて圧延することと
なり、生産性を向上することが可能となる。また、素管
の圧延中に、マンドレルバ−を移動することとしたので
、マンドレルバ−に生ずる局所的な摩耗、焼付を低減し
、圧延性を向上することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例に係る圧延装置を模式的に示
す配置図、第2図は第1図のH−II線に沿う断面図、
第3図は第1図の■−■線に沿う断面図、第4図は第1
図のIV−IV線に沿う断面図、第5図(A)〜(D)
は第1パスの圧延工程を示す工程図、第6図(A)〜(
D)は第2パスの圧延工程を示す工程図、第7図は従来
の圧延工法を一部破断して示す側面図、第8図は第7図
の■−■線に沿う断面図、第9図は従来の他の圧延方法
を一部破断して示す側面図、第1θ図は第9図のX−X
線に沿う断面図、第11図は第9図のXt−X線に沿う
断面図である。 lO・・・圧延装置、11・・・孔形ロール、12・・
・素管、13・・・マンドレルバ−114・・・ロール
駆動モータ、 15・・・バー駆動モータ、16・・・支持台、17・
・・ラック、18・・・ピこオン、19・・・素管回転
モータ、 20・・・ターニングローラー、24・・・制御装置。 代理人 弁理士 塩 川 修 拍 第10図 第11図
す配置図、第2図は第1図のH−II線に沿う断面図、
第3図は第1図の■−■線に沿う断面図、第4図は第1
図のIV−IV線に沿う断面図、第5図(A)〜(D)
は第1パスの圧延工程を示す工程図、第6図(A)〜(
D)は第2パスの圧延工程を示す工程図、第7図は従来
の圧延工法を一部破断して示す側面図、第8図は第7図
の■−■線に沿う断面図、第9図は従来の他の圧延方法
を一部破断して示す側面図、第1θ図は第9図のX−X
線に沿う断面図、第11図は第9図のXt−X線に沿う
断面図である。 lO・・・圧延装置、11・・・孔形ロール、12・・
・素管、13・・・マンドレルバ−114・・・ロール
駆動モータ、 15・・・バー駆動モータ、16・・・支持台、17・
・・ラック、18・・・ピこオン、19・・・素管回転
モータ、 20・・・ターニングローラー、24・・・制御装置。 代理人 弁理士 塩 川 修 拍 第10図 第11図
Claims (2)
- (1)1組の孔形ロールを有してなる圧延 スタンドで素管を複数パス圧延し、該素管を減肉延伸す
る継目無管の可逆延伸圧延方法において、上記1組の孔
形ロールの中央にマンドレルバーを配置し、孔形ロール
を正転するとともに、マンドレルバーをその軸方向に移
動する状態下で、入側の素管を孔形ロールとマンドレル
バーの間隙に形成される圧延領域に通過させて減肉延伸
した後、出側の素管を管軸を中心に所定角度回転し、孔
形ロールを逆転するとともに、マンドレルバーをその軸
方向に移動する状態下で、出側の素管を孔形ロールとマ
ンドレルバーの間隙に形成される圧延領域に通過させて
減肉延伸することを特徴とする継目無管の可逆延伸圧延
方法。 - (2)1組の孔形ロールを有してなる圧延 スタンドで素管を複数パス圧延し、該素管を減肉延伸す
る継目無管の可逆延伸圧延装置において、上記1組の孔
形ロールの中央に配置され、孔形ロールとの間隙に素管
の圧延領域を形成するマンドレルバーと、素管の圧延時
に孔形ロールを選択的に正転もしくは逆転するロール駆
動装置と、素管の圧延時にマンドレルバーをその軸方向
に移動するバー駆動装置と、素管を圧延領域の出側で所
定角度回転する素管回転装置とを備えることを特徴とす
る継目無管の可逆延伸圧延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12998985A JPS61289905A (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 | 継目無管の可逆延伸圧延方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12998985A JPS61289905A (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 | 継目無管の可逆延伸圧延方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61289905A true JPS61289905A (ja) | 1986-12-19 |
Family
ID=15023399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12998985A Pending JPS61289905A (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 | 継目無管の可逆延伸圧延方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61289905A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2653689A1 (fr) * | 1989-10-27 | 1991-05-03 | Mannesmann Ag | Procede de laminage de tubes sur un laminoir a mandrin. |
JP2014510640A (ja) * | 2011-03-10 | 2014-05-01 | ダニエリ アンド チー. オッフィチーネ メッカーニケ ソチエタ ペル アツィオーニ | 連続マルチスタンド圧延機で管を圧延するためのプロセス |
DE102018112391A1 (de) | 2018-01-25 | 2019-07-25 | Sms Group Gmbh | Verfahren zum Walzen eines Hohlblocks auf einem Stopfenwalzwerk, Stopfenwalzwerk, Verwendung eines Stopfenwalzwerks und Stopfenstraße |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51132158A (en) * | 1975-04-23 | 1976-11-17 | Nippon Steel Corp | Tube rolling method |
-
1985
- 1985-06-17 JP JP12998985A patent/JPS61289905A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51132158A (en) * | 1975-04-23 | 1976-11-17 | Nippon Steel Corp | Tube rolling method |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2653689A1 (fr) * | 1989-10-27 | 1991-05-03 | Mannesmann Ag | Procede de laminage de tubes sur un laminoir a mandrin. |
JP2014510640A (ja) * | 2011-03-10 | 2014-05-01 | ダニエリ アンド チー. オッフィチーネ メッカーニケ ソチエタ ペル アツィオーニ | 連続マルチスタンド圧延機で管を圧延するためのプロセス |
DE102018112391A1 (de) | 2018-01-25 | 2019-07-25 | Sms Group Gmbh | Verfahren zum Walzen eines Hohlblocks auf einem Stopfenwalzwerk, Stopfenwalzwerk, Verwendung eines Stopfenwalzwerks und Stopfenstraße |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3685331A (en) | Apparatus for rolling and forming articles | |
GB2191966A (en) | Seamless tube manufacture | |
JPS6235844B2 (ja) | ||
JPS61289905A (ja) | 継目無管の可逆延伸圧延方法および装置 | |
US4289011A (en) | Continuous pipe rolling process | |
GB2036622A (en) | Manufacture of seamless metal tubes | |
JP3082678B2 (ja) | 小径継目無金属管の製造方法 | |
JPH08215713A (ja) | 継目無鋼管の圧延方法及び圧延設備 | |
JPH05177221A (ja) | 管の傾斜圧延方法 | |
JPS63154206A (ja) | 可逆式傾斜圧延機 | |
SU741970A1 (ru) | Стан винтовой прокатки труб | |
US4178789A (en) | Simultaneous plug-mill rolling for increased production and enhanced tube quality | |
JP2996124B2 (ja) | 継目無金属管の穿孔圧延方法 | |
JP2006315054A (ja) | 延伸圧延による継目無金属管の熱間製造方法。 | |
JPH08206707A (ja) | 継目無し鋼管の圧延方法及び圧延設備 | |
JPS6222246Y2 (ja) | ||
KR850001522B1 (ko) | 용접 이음을 하지않은 대구경관의 제조방법 | |
JPS59104203A (ja) | 継目無鋼管のマンドレルミルによる圧延方法 | |
JPS63174704A (ja) | ロ−ル穿孔圧延機のガイドシユ− | |
JPS5823801B2 (ja) | 金属材料の圧延装置列 | |
JPS61144206A (ja) | 継目無管の傾斜圧延方法 | |
JPS6199502A (ja) | 継目無管の圧延方法 | |
JPS61144204A (ja) | 継目無管の傾斜圧延方法 | |
JPS6325844B2 (ja) | ||
JPH05261409A (ja) | 管の圧延方法 |