JPS61287991A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な洗浄剤組成物に関し、更に詳しくは、Ｎ
−アシルグルタミン酸塩を主基剤とする洗浄組成物に関
する。

〔従来の技術〕

従来、各種洗浄剤の主基剤として、主々の界面活性剤が
用いられているが、なかでも、Ｎ−アシルグルタミン酸
塩は刺激が少なく皮膚及び毛髪に対して温和であること
、液性が皮膚のｐＨと同じ弱酸性であること等の点から
多用されて来た。Ｎ−アシルグルタミン酸塩には、ナト
リウム、カリウム等のアルカリ金属、トリエタノールア
ミン（以下、ＴＥＡと省略）、２−アミノ−２−メチル
プロパツール、２−アミノ−２−メチルプロパンジオー
ル等の有機アミン塩、或いは、リジン、アルギニン等の
塩基性アミノ酸塩等がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これらの中で、Ｎ−アシルグルタミン酸のアルカリ金属
塩、特にナトリウム（以ド、Ｎａと略記）塩は起泡性に
優れ、泡質もクリーミイ−であるので特に多用されてい
るが、クラフト点が高い為、低温で結晶析出し易いとい
う欠点及び使用感触的にぬめり感が強く、すすぎ難いと
いう欠点があった。従って、その使用は固状もしくはペ
ースト状の剤型に限られており、それでも、ペースト状
洗浄剤にした場合、低温で固くなったり、或いは、ボデ
ィー洗浄材とした場合、ぬめり感が強いとの欠点が指摘
されていた。

そこで本発明者らは、Ｎ−アシルグルタミン酸のアルカ
リ金属塩の特性を生かし、且つ前記欠点を改善すべり、
鋭意研究した結果、Ｎ−アシルグルタミン酸のアルカリ
金属塩と、Ｎ−アシルグルタミン酸の有機アミン塩又は
塩基性アミノ酸塩とを併用することによりその目的を達
し得ることを見いだし、本発明を完成するに至った。

〔問題点を解決するための手段〕

即ち、本発明はＮ−アシルグルタミン酸塩を主基剤とす
る洗浄組成物に於いて、Ｎ−アシルグルタミン酸のアル
カリ金属塩と、Ｎ−アシルグルタミン酸の有機アミン塩
及び／又は塩基性アミノ酸の塩とを併用して配合するこ
とを特徴とする、起泡性に優れ、泡質がクリーミイ′−
で且つすすぎ易さの良好な、とくにペースト状もしくは
液状の洗浄剤組成物である。

本発明は、Ｎ−アシルグルタミン酸のアルカリ金属塩の
持つ起泡性、泡質に関する特性を生かしつつ、溶解性、
すすぎ易さに関する欠点を、有機アミン塩又は塩基性ア
ミノ酸塩と併用することにより相乗的にカバーしようと
するものである。アルカリ金属塩と、有機アミン塩及び
／又はアミノ酸塩との配合比は９１５〜５１５の範囲に
あることが好ましく、アルカリ金属塩がこれより多くな
ると、熔解性、すすぎ易さに関して効果が見られず、ま
た、これより少ないと、アルカリ金属塩の持つ特性が失
われてしまう。Ｎ−アシルグルタミン酸のアルカリ金属
塩の中ではナトリウム塩が、そして有機アミン塩及び塩
基性アミノ酸塩の中ではＴＥＡがとくに好ましく、この
両者を組み合わせ配合した場合が最も本発明の効果が顕
著となる。

アルカリ金属塩と、有機アミン塩及び／又は塩基性アミ
ノ酸塩との合計配合量は、目的とする洗浄材の剤型によ
って異なるが、概ね、液状洗浄剤で、組成物中の３〜３
０重量％、ペースト状洗浄剤で１５〜７０重量％である
。

本発明で用いられるＮ−アシルグルタミン酸塩のアシル
基としては、炭素数８〜２２の脂肪酸残基、例えば、ラ
ウロイル、ミリストイル、ステアロイル、オレオイル等
の単一脂肪酸アシル基の他、ヤシ油脂肪酸アシル、硬化
牛脂脂肪酸アシル等の混合脂肪酸アシルが用いられる。

本発明の洗浄剤組成物には、その他の界面活性剤、例え
ば、ＰＯＥアルキル硫酸エステル塩、Ｎ−アシルサルコ
シン タウリン塩、リン酸エステル塩、スルホコハク酸塩、α
−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホ
ン酸塩、脂肪酸石鹸等のアニオン界面活性剤、アルカノ
ールアミド、ＰＯＥアルキルエーテル等のノニオン界面
活性剤、イミダシリン系、ベタイン系の両性界面活性剤
を含ませることができる。更に、その他の添加物として
は、プルラン、カルボキシメチルセルロース、カルボキ
シビニルポリマー、カチオン性ポリマー、ケイ酸アルミ
ニウムマグネシウム等の水溶性高分子、多価アルコール
、Ｐ　Ｃ　Ａ　−　Ｎａ，ヒアルロン酸、ＰＯＥアルキ
ルグリコシドエーテル等の保湿剤、レシチン、サポニン
、アロエ、マルメロ等の天然抽出物、ＮａＣ１、ＫＣＩ
　、クエン酸、リンゴ酸等の電解質、香料、色剤等を含
ませることができる。

〔発明の効果〕

以下、試験例により、本発明の効果を具体的に説明する
。

試験例１　液状洗浄組成物 合計　１５重量％ イオン交換水　　　　　　　　　　　　残余上記組成に
て、Ｎ−ココイルグルタミン酸モノＮａ塩と、Ｎ−ココ
イルグルタミン酸モノＴＥへ塩の配合比を変化させ、泡
質、低温溶解性を観察した。

（低温溶解性） 試料を０℃恒温槽に１週間保存した時の透明性を観察し
た。

（泡質） パネル１０名に約３５℃の温水で手洗い試験を行なわせ
、試料Ｎ１１ｌの試料と比較して泡質のクリーミイさに
関して、同等の場合、０、これより優れている場合＋１
、劣る場合−１の評価点数をつけた。

１０名の評価の合計点に従って次のように判定した。

−１０〜−６・・・・・・× −５〜０・・・・・・・・・△ １〜１０・・・・・・・・・○ 表１ 配合比（重量比） 原料名　　１２３４５ 低　　温　　溶　　解　　性　×　　×　○　○　○起
　　　　　泡　　　　　性　−〇　〇　〇　〇泡質（ク
リーミイさ）　　　　−００００表１から明らかな様に
、Ｎ−ココイルグルタミン酸のモノＮａ塩とＴＥＡ塩と
の配合比が９／１〜５１５の範囲で低温溶解性、起泡性
、泡質（クリーミイさ）、すすぎ易さが優れていること
が判る。

試験例２　ペースト状洗浄剤組成物 合計　２５重量％ ポリエチレングリコール１５００　　　　　２０１．３
−ブチレングリコール　　　　　　　５イオン交換水　
　　　　　　　　　　　残余上記組成にて、Ｎ−ココイ
ルグルタミン酸モノＮａ塩と、Ｎ−ココイルグルタミン
酸モノＴＥＡ塩の配合比を変化させ、試験１と同様に（
対照は試料阻６の試料）、泡質、ペースト状の硬さにつ
いて評価した。

（ペースト状の硬さ） 試料を０℃恒温槽に１週間保存した時の硬度をカードメ
ーターで測定した。

表２ 配合比（重量比） 表２から明らかな様に、Ｎ−ココイルグルタミン酸のモ
ノＮａ塩とＴＥＡ塩との配合比が９／１〜５１５の範囲
で、低温に於ける硬度、起泡性、泡質（クリーミイさ）
、すすぎ易さが優れていることが判る。

〔実施例〕

以下に実施例を挙げる。

実施例１〜３　液状洗浄組成物 実施例 原料名　　１２３ Ｎ−ココイルグルタ　　１５　　７　　１２　　重量％
ミン酸モノＮａ塩 Ｎ−ココイルグルタ　　２　３　− ミン酸モノＴＥＡ塩 Ｎ−ラウロイルグル　　−　　−８ タミン酸モノリジン 塩 ヤシ脂肪酸ジエタノ　　５　４　３ −ルアマイト プロピレングリコ−１０−４ ル ダイナマイトグリセ　　−　　５２ リン 香料　　　　０．１０．１０．１ イオン交換水　　　　残余　残余　残余上記の液状洗浄
剤組成物は、低温でも結晶が析出することなく、且つ起
泡性に優れ、泡質のクリーミイ−なものであった。

実施例４〜６　ペースト状洗浄剤組成物実施例 原料名　　４５６ Ｎ−ココイルグルタ　　２０−　　−　重量％ミン酸モ
ノＮａ塩 Ｎ−ラウロイルグル　　−２０− タミン酸モノＮａ塩 Ｎ−ミリストイルグ　　−−２０ ルタミン酸モノＮａ塩 Ｎ−ココイルグルタ　　３５１６ ミン酸モノＴＥＡ塩 ポリエチレングリコ　　２０　　２０　　２０−ル１５
００ １．３−ブチレングリコ　　５　５　５−ル 香　料　　　　　　　適量　適量　適量イオン交換水　
　　　残余　残余　残余余上記のペースト状洗浄剤組成
物は、低温に於いて極端に硬化することなく、且つ、使
用性に於いてもすすぎ易いものであった。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｎ−アシルグルタミン酸塩を主基剤とする洗浄剤
   組成物に於いて、Ｎ−アシルグルタミン酸のアルカリ金
   属塩と、Ｎ−アシルグルタミン酸の有機アミン塩及び／
   又は塩基性アミノ酸塩とを併用配合することを特徴とす
   る洗浄剤組成物。
2. （２）Ｎ−アシルグルタミン酸のアルカリ金属塩がナト
   リウム塩であって、且つ、Ｎ−アシルグルタミン酸の有
   機アミン塩がトリエタノールアミン塩である特許請求の
   範囲第（１）項記載の洗浄剤組成物。