JPS61287972A - 高圧蒸気滅菌用インジケ−タインキ - Google Patents

高圧蒸気滅菌用インジケ−タインキ

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JPS61287972A
JPS61287972A JP60130025A JP13002585A JPS61287972A JP S61287972 A JPS61287972 A JP S61287972A JP 60130025 A JP60130025 A JP 60130025A JP 13002585 A JP13002585 A JP 13002585A JP S61287972 A JPS61287972 A JP S61287972A
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/50Sympathetic, colour changing or similar inks

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、医療用器材を高圧蒸気によって滅菌する場合
、該医療用器材が滅菌のために必要、充分な温度条件9
時間条件を満足したときに変色して滅菌完了を表示する
インジケータインキに関するものである。  □ 〔発明の背景〕 医療用器材を高圧蒸気滅菌する場合には、滅菌される医
療用器材を予め紙、布、不織布などの水蒸気をよく透過
させる材料からなる包装材料で包装し、包装したままで
高圧蒸気滅菌処理にかけるのであるが、この場合に被滅
菌医療用器材の包みの中心部まで必要な温度の飽和蒸気
が浸透し、一定時間以上被滅菌器材と接触することによ
って器材が滅菌されたか否かを、一つ一つの包装毎に確
認する必要がある。
このような滅菌の確認方法としては、従来から高圧蒸気
滅菌によって死滅するまでに比較的長時間を要する耐熱
性菌の芽胞を一定数濾紙片などに付着させたいわゆる生
物学的滅菌インジケータを、被滅菌医療用器材の包装の
中心部付近に挿入して高圧蒸気滅菌処理し、滅菌処理後
に該インジケータを無菌的に取出して、培養法により、
耐熱性菌の生死を判定する方法が知られている。
しかしながら、この方法によれば、菌の培養に数日間を
必要とするために、高圧蒸気滅菌処理が終った医療用器
材を使用するに当って、その包装を開封した時点で、直
ちに該医療用器材の滅菌が完全であるか否かの判定を下
すことが出来ないという欠点がある。
そこで、このような生物学的滅菌インジケータの替りに
、一定の温度の飽和蒸気に、一定時間以上曝廃されたと
きに、正確にしかも明瞭に一定の変色を起す化学的な原
理によって変色するインジケータインキ(以下高圧蒸気
滅菌用インジケータインキと呼ぶ)で印刷したインジケ
ータカードを。
被滅菌医療用器材の包装の中心部付近に予め挿入してお
き、この変色度合から包装内部の滅菌状況を判定する方
法が多く行われている。
この方法によれば、滅菌済み医療用器材の一つ一つの包
装の開封時に、直ちに包装内部の滅菌状泣が目視で判定
出来る点で便利である。
このような高圧蒸気滅菌用インジケータの作成に用いら
れる高圧蒸気滅菌用インジケータインキとしては、従来
1例えば米国特許第3,360,337号明細書に記載
されるような、塩化鉛と硫化亜鉛との反応を応用し、高
圧蒸気滅菌処理によって黒色の硫化鉛が生成するために
、白色から黒色に変色するもの、及び、特公昭51−4
124号公報に記載されるような、塩基性炭酸鉛と硫化
亜鉛とから硫化鉛を生じて、白色から黒色に変色するも
のなどが知られている。しかしながら鉛の如く毒性の高
い重金属の化合物を含むインキを使用した滅菌用インジ
ケータを医療用器材と共に包装して高圧蒸気滅菌処理す
ることは衛生上不安があるので好ましくない。鉛以外の
金属の化合物と、各種の硫黄化合物との組合せによって
高圧蒸気滅菌用インジケータインキを得ることも既に公
知である。例えば玉揚の特公昭51−4124号公報、
第1頁、右欄には「銅、コバルト、ニッケルなどの化合
物と各種の硫黄化合物との組合せで、高圧蒸気滅菌用イ
ンジケータインキが得られるが、その組合せの種類と、
インキ作成に使用するビヒクルの選定を適当に行わない
と、インジケータインキそれ自体の安定性やその印刷物
の保存性が不良であったり、あるいは一般に使用される
高圧蒸気滅菌の条件である120℃〜150℃、20分
で完全な変色が起り難いこと」が記載されている。
〔発明の目的〕
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、毒性を有
しない塩基性炭酸銅と硫黄との反応によって、121℃
〜140℃、20分〜40分間の加熱によって鮮明に変
色し、しも色の滲みの無いインジケータインキを提供し
ようとするものである。
〔発明の概要〕
121℃〜140℃の温度範囲に20〜40分間保持し
た場合に鮮明な変色を呈する物質として、発明者の実験
的探求によって塩基性炭酸銅と硫黄との混合物が有望で
あることが判明した。
しかし乍ら、この混合物をインジケータインキとして実
用化するには、上記の反応物質が印刷被膜中に極めて均
一にかつ高密度に分散していることが必要であり、更に
、これらの反応物質が変色したときに色の滲みを生じな
いことが望まれる。
本発明者は、前記反応物質の微粒子の分散性を向上させ
るとともに色の滲みを防止するために、インキのビヒク
ルとして特定の塩化ゴム(若しくは塩素化ポリプロピレ
ン又は塩素化ポリエチレン)を使用すると共に塩基性炭
酸マグネシウムの粉末を添加することが有望であること
を確認した。ここで変色性成分としての塩基性炭酸銅と
硫黄との重量比はその化学反応の当量である1 : 0
.3付近が適当であるが比率がこれによりずれても特に
支障はない、また、塩基性炭酸マグネシウムとしては不
純物の含有量が少く且つ粒子径が細かい点から。
沈降性炭酸マグネシウムが適当である。
上に述べた原理に基づいて前記の目的を達成するため、
本発明の高圧蒸気滅菌用インジケータインキは、塩基性
炭酸銅、硫黄、及び塩基性炭酸マグネシウムを主たる成
分とし、結着剤として塩素含有(t60〜71%平均分
子量3,000〜20,000の、塩化ゴム、塩素化ポ
リプロピレン、塩素化ポリエチレンの中から選ばれる塩
素化ポリマーを使用したことを特徴とする。
前記の塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、及び塩素化ポ
リエチレンの市販品は一般に塩素含有量20〜71%で
あるが、化学的安定性、熱軟化温度。
及びインキ中での顔料分散性を考慮すると60〜71%
のものが適当である。また、インキ濃度を比較的高く保
つためには平均分子量3 、000〜20 、000の
低粘度量が好ましい。
本発明のインジケータインキの基本的な構成は以上の如
きであるが1本発明を実施する場合、推奨される実施態
様の一つとして、変色前の色調をできるだけ淡色ならし
めて変色を明瞭ならしめる為に白色顔料1例えば酸化亜
鉛などの高屈折率顔料をインキ固形成分の10〜1重量
%添加すると有効である。上記白色顔料が1重量%未満
では変色前の色調を淡色ならしめる効果が不充分であり
また、10重量%を越えると変色後における色調をも淡
色ならしめてしまって却って変色を不明瞭にする。
また、本発明を実施する際、前記の変色反応の敏感度を
制御して1例えば120℃、20分間で変色する程度に
敏感にしたり、又は140℃、40分間で変色する程度
に敏感にしたりするため、2〜0.2重量%の有機カル
ボン酸を変色反応抑制剤として加えることも有効である
。該有機カルボン酸の添加量が2%を越えると変色反応
が敏感になりすぎ、0.2%未満であると添加による反
応速度制御効果が認められない。上記の有機カルボン酸
としてはフタール酸、無水フタール酸、トリメリド酸、
Pターシャリ−ブチル安息香酸、ラウリン酸、アジピン
酸、セバシン酸など、何れも用いることができる。
本発明は上述の如く、インキの結着剤として塩素含有量
60〜71%の塩化ゴム、塩素化ポリプロピレン、又は
塩素化ポリエチレンを用いるが、これらの結着剤に代え
てビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルローズ系樹
脂、環化ゴム、或いは塩素含有量の低い塩素化ポリプロ
ピレンなどの結着剤を使用すると、インキ中の塩基性炭
酸銅粒子や硫黄粒子の分散性が劣るため、変化後におい
て均一な黒色を示さない。
〔発明の実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。
実施例1 次に材料をボールミルのポットに秤取し充分に粉砕して
高圧蒸気滅菌用インジケータインキを作成した。
塩基性炭酸銅      17.6部 コロイド硫黄      5.4部 塩基性炭酸マグネシウム 16.4部 塩化ゴム        18.2部 芳香族炭化水素溶剤   42.4部 上記の塩化ゴムとしてはアデカ塩化ゴムCR−5〔旭化
成工業(株)製・商標名〕を用いた。また、インキの作
成に用いる溶剤としては1本例においては芳香族系炭化
水素溶剤を用いた。本発明を実施する際、上記の溶剤と
してエステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコールエステ
ル系溶剤、あるいはこれらの混合物を用いることもでき
る。
このインキをシルクスクリーン印刷法によってカード用
紙に印刷し、高圧蒸気滅菌用インジケータカードを作成
した。このインジケータカードは印刷部が淡い草色であ
ったが、これを121’Cの飽和蒸気で滅菌処理したと
ころ、12分間処理では灰色を呈し、滅菌が完了する時
間である15分間処理では鮮明な黒色に変色した。
また、このインジケータカードの印刷部分は135℃の
飽和蒸気による滅菌処理では、3分間処理で灰色を呈し
、滅菌が完了する処理時間である5分間処理では鮮明な
黒色に変色した。なお、このインジケータカードの印刷
部分は滅菌処理中に周囲の他の物体に転移してこれを汚
染することもなかった。
実施例2 次の材料をボールミルのポットに秤取し充分に粉砕して
高圧蒸気滅菌用インジケータインキを作成した。
塩基性炭酸銅      17.6部 コロイド硫黄      5.4部 塩基性炭酸マグネシウム 16.4部 塩素化ポリプロピレン  18.2部 芳香族炭化水素溶剤   42.4部 上記の塩素化ポリプロピレンとしてはスーパークロン3
06〔山陽国策パルプ(株)製・商標名〕を用い、実施
例1と同様にしてインジケータカードを作成して同様に
テストを行ったところ、前述の実施例1におけると同様
の変色性能を呈した。
実施例3 次に材料をボールミルのポットに秤取し充分に粉砕りで
高圧蒸気滅菌用インジケータインキを作成した。
塩基性炭酸銅      17.6部 コロイド硫黄      5.4部 塩基性炭酸マグネシウム 16.4部 塩素化ポリエチレン   18.2部 芳香族炭化水素溶剤   42.4部 上記の塩素化ポリエチレンとしてはスーパークロン50
7〔山陽国策パルプ(株)製・商標名〕を用い、実施例
1と同様にしてインジケータカードを作成して同様のテ
ストを行ったところ、前述の実施例1、及び同2におけ
ると同様の変色性能を呈した。
比較例1 次の材料をボールミルのポットに秤取し充分に粉砕して
高圧蒸気滅菌用インジケータインキを作成した。
塩基性炭酸銅      17.6部 コロイド硫黄      5.4部 塩基性炭酸マグネシウム 16.4部 塩化ポリプロピレン   18.2部 芳香族炭化水素溶剤   42.4部 上記の塩化ポリプロピレンとしては、塩素含有:ft3
4〜35%のバードレン17LLB(商標名)を用いた
この比較例1のインキを用い、シルクスクリーン印刷法
でカード用紙に印刷し、高圧蒸気滅菌用インジケータカ
ードを作成した。
このインジケータカードは、変色前は淡い草色であった
そして、このインジケータカード(比較例)を121℃
の飽和蒸気で20分間の加熱処理を施した場合、灰黒色
に変色したが、実施例1,2.3におけるがごとき鮮明
な黒色を呈しなかった。
また、結着剤の熱軟化温度が低いため、インジケータカ
ードの変色部が医療器材に移行して汚れを生じた。
比較例2 次の材料をボールミルのポットに秤取し充分に粉砕して
高圧蒸気滅菌用インジケータインキを作成した。
塩基性炭酸銅      17.6部 コロイド硫黄      5.4部 塩基性炭酸マグネシウム 16.4部 塩素化ポリプロピレン  18.2部 芳香族炭化水素溶剤   42.4部 上記の塩化ポリプロピレンとしては、塩素含有ft34
〜35%のスーパークロン804M (商標名)を用い
た。
この比較例2のインキを用い、シルクスクリーン印刷法
でカード用紙に印刷し、高圧蒸気滅菌用インジケータカ
ードを作成した。
このインジケータカードは、変色前は淡い草色であった
そして、このインジケータカード(比較例2)を121
T:の飽和蒸気で20分間の加熱処理を施した場合、灰
黒色に変色したが、実施例1,2.3におけるがtとき
鮮明な黒色を呈しなかった。
また、結着剤の熱軟化温度が低いため、インジケータカ
ードの変色部が医療器材に移行して汚れを生じた。
上述の比較例1,2の実験結果から、結着剤として用い
る塩素化ポリマーは塩素含有量が過小であると実用価値
の無いことが判る。本発明者は各種塩素含有量の塩素化
ポリマーの比較実験を行った結果60〜71%の範囲が
好適であることを確認した。
比較例3 次の材料をボールミルのポットに秤取し、充分に粉砕し
て高圧蒸気滅菌用インジケータインキを作成した。
塩基性炭酸銅      21.7部 コロイド硫黄       6.5部 塩化ゴム        26.0部 芳香族炭化水素溶剤   45.8部 即ち、この比較例3は前述の実施例1における配合成分
から塩基性炭酸マグネシウムを取り除いたものであり、
その他の薬剤の銘柄は実施例1と同様である。
このインキをシルクスクリーン印刷法によってカード用
紙に印刷し、高圧蒸気滅菌用インジケータカードを作成
した。このインジケータカードの印刷部の色は淡い草色
であり、高圧蒸気滅菌によって黒色に変色するが1色が
鮮明でなく、且つ、印刷部周辺に白の滲みが生じた。
この比較例3の実験結果から、塩基性炭酸マグネシウム
の適量を添加しなければインジケータインキとしての性
能が著しく低下して実用性に乏しいことが判る。
比較例4 そこで、上記の塩基性炭酸マグネシウムの代りに、これ
と類似する性質のシリカを用いて、次の如き配合でイン
ジケータインキを作成した。
塩基性炭酸銅      14.3部 コロイド硫黄      4.3部 シリカ          2.8部 塩化ゴム        15.7部 芳香族炭化水素溶剤   62.8部 上記のシリカとして、比較例4ではアエロジルR−97
2(商標名)を用いた。その他の薬剤の銘柄は実施例1
と同様である。
このインキをシルクスクリーン印刷法によりカード用紙
に印刷し、高圧蒸気滅菌用インジケータカードを作成し
た。このインジケータカードはその印刷部の色が淡い草
色であり、高圧蒸気滅菌処理した場合の変色は、比較例
3の場合と類似しており、黒色に変色するが、台詞が実
施例1の如く鮮明でなく、且つ印刷部周辺に色の滲みを
生じた。
この比較例4の実験結果により、適量の塩基性炭酸マグ
ネシウムを配合することは実用性性能を得るために必要
であり、シリカによっては代替できないことが判る。
実施例4 次に、本発明のインジケータインキの変色をより明瞭な
らしめること及び変色速度をコントロールする実験とし
て、次の材料をボールミルのポットに秤取し、充分に粉
砕して高圧蒸気滅菌用インジケータインキを作成した。
塩基性炭酸銅      17.0部 コロイドイオウ      5.2部 塩基性炭酸マグネシウム 12.9部 活性亜鉛率       3.4部 無水フタール酸     0.3部 塩化ゴム        20.4部 芳香族系溶剤      40.8部 上記の塩化ゴムとしては、実施例1と同様に7デカ塩化
ゴムCR−5(商品名)を用いた。このインキをシルク
スクリーン印刷法によってカード用紙に印刷し、高圧蒸
気滅菌用インジケータカードを作成した。このインジケ
ータカードはその印刷部の色が実施例1で得られたカー
ドのそれよりも更に淡い草色であったが、121’cの
高圧蒸気滅菌処理においては15分で灰色を呈し、滅菌
が余裕をもって確実に行える20分では鮮明な黒色に変
色し、それ以上の滅菌時間をかけてもほとんど一定の黒
色を保持した。
この実施例4において、変色前の色調が実施例1よりも
淡色であったことは酸化亜鉛を添加したことによる効果
であると判断される。
本発明者は活性亜鉛華の添加量を種々に変えて実験した
結果、インキ固形成分に対して1重量%以下では変色前
の色調を淡くする効果が認められず、また、10重量%
を越えると変色後の黒色の鮮明度を害することを確認し
た。
また、本実施例4における変色速度が前述の実施例1に
比して若干遅かったのは、無水フタール酸を添加した為
であると判断される。
本発明者は、無水フタール酸の他、フタール酸。
トリメリド酸、Pターシャリ−ブチル安息香酸。
ラウリン酸、アジピン酸、ゼバシン酸など、各種の有機
カルボン酸を添加して実験した結果、2〜0.2%の有
機、カルボン酸を添加することによって実用に好適な範
囲内の感度調節が可能であることを確認した。
また、前述の実施例4におけるインジケータカードは1
35℃の高圧蒸気滅菌処理においては4分では未だ灰色
を呈したが、滅菌が余裕もって確実に行われる6分では
鮮明な黒色に変色し、それ以上の滅菌時間をかけてもほ
とんど一定の黒色を保持した。
なお、上記の滅菌処理の際に、インジケータカードのイ
ンジケータインキ印刷部分が周囲の他の物体に転移して
、これを汚染することもながった。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の高圧蒸気滅菌用インジケ
ータインキは、鉛などの有毒金属を含まず、高圧蒸気滅
菌操作としては適正な温度9時間実験が満足されとたと
き鮮明に変色し、しかも色の滲みが無いので、滅菌操作
の完了を確実に表示し得るという優れた実用的効果を奏
する。
特許tJ′J願人 株式会社  ホ ギ代理人弁理士 
秋  本  正  実 手続補正書(自発) 昭和60年9月ノア日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塩基性炭酸銅、硫黄、及び塩基性炭酸マグネシウム
    を主たる成分とし、結着剤として塩素含有量60〜71
    %、平均分子量3,000〜20,000の、塩化ゴム
    、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレンの中から
    選ばれる塩素化ポリマーを使用したことを特徴とする高
    圧蒸気滅菌用インジケータインキ。 2、インキ固形成分に対して10〜1重量%の酸化亜鉛
    を、含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    高圧蒸気滅菌用インジケータインキ。 3、変色速度調節剤として、インキ固形成分に対して2
    〜0.2重量%の有機カルボン酸を加えたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項又は同第2項に記載の高圧蒸
    気滅菌用インジケータインキ。
JP60130025A 1985-06-17 1985-06-17 高圧蒸気滅菌用インジケ−タインキ Granted JPS61287972A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6267242B1 (en) 1997-04-17 2001-07-31 Johnson & Johnson Medical Kabushiki Kaisha Chemical indicator sheets and packaging bags for sterilization made with the use of the same
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