JPS61287685A - エレベ−タのドア装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、エレベータのドア装置に係り、特に、ドア閉
端での戸閉力を保持するのに好適なドア装置に関する。

〔発明の背景〕

エレベータのかごドアは、かごの走行中、又は、停電等
で缶詰になった場合に、不用意にこじ開け、かご室外に
脱出しようとすると非常に危険である。

その防止装置として、特開昭５４−４７２５６号公報に
記載のように、電磁石と鉄片の吸引力を応用したエレベ
ータドアの電気錠が提案されているが、この電気錠には
、停電等に備えて電磁石のコイルを励磁するための無停
電電源装置が必要であるという問題がある。（特開昭５
４−４７２５６号公報） 〔発明の目的〕 本発明の目的は、無停電電源装置を必要とせず、停電等
エレベータ電源の異常に際しても、かごドア閉端での戸
閉力を十分に保持する安全なドア装置を提供することに
ある。

〔発明の概要〕

本発明の概要は、ドアが閉っている状態では、永久磁石
による吸引力によって、所要の戸閉力を保持し、ドアの
開扉動作の初期には、永久磁石の磁力を打消すことによ
り、ドア開扉動作を円滑に行なうことにある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図により説
明する。

第１図は、かごドアをホール側から見た正面図である。

ドア１はレール２にハンガー３を介して吊り下げてあり
、チェーン４により連動して左右のドア１が開閉動作を
行なうようになっている。

本発明による永久磁石１１と電磁石１２は、左右のハン
ガー３、又は、ドア１の前縁のそれぞれ対向する位置に
取付る。

第２図は、電磁石１２の制御回路を示す６Ｍは電磁石１
２のコイルで、Ｍを励磁すると電磁石１２は永久磁石１
１の吸引力を打消す磁力を発生する。Ｃはドア１が閉じ
ている時に動作するリレーのａ接点、Ｄはドア開指令用
リレーのａ接点、Ａはリレー、Ａ１はＡリレーのａ接点
である。

今、ドア１が閉じていて開指令がない状態ではドア開指
令用リレーの接点りが開いているので、リレーＡは釈放
しており、接点Ａ１に接続されたコイルＭは通電状態に
ないので、電磁石１２は永久磁石１１に吸引されて所要
の戸閉力を保持している。

次に、ドア１を開扉運転させる場合には、ドア開指令に
より接点りが閉じ、接点Ｄ、接点Ｃを通してＡリレーが
動作し、接点Ａ１によりコイルＭが励磁され、電磁石１
２は永久磁石１１による吸引力を打消するように、磁力
を発生して、ドア１を滑らかに開扉始動させる。なお、
接点Ｃは、左右のドア１が数１開いた位置で開路するの
で、コイルＭの電流は遮断され電磁石１２からの磁力は
なくなるが、既に永久磁石１１の磁力は電磁石１２との
空隙により作用しないので、ドア１の開扉運転に支障を
きたすことはない。

第３図は、その他の実施例として電磁釈放機能をもつ永
久磁石式保持器を片開きドアに使用した場合の正面図で
ある。永久磁石式保持器２１には、通電時に永久磁石に
よる吸引力を打消するためのコイル２２が内蔵されてい
る。この永久磁石式保持器２１をかご枠６に取付け、永
久磁石式保持器２１に対応するドア１の前線に鉄片２３
を取付ける。この場合も、コイル２２に通電していない
状態では永久磁石式保持器２１の磁力は鉄片２３に作用
して、所要の戸閉力を保持しており、第２図の制御回路
によってコイルＭが励磁された場合は、永久磁石による
吸引力が打消され、ドア１の開扉始動を円滑にすること
ができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、通常運転時だけでなく、停電時にも、
無停電電源装置を用いることなく、所要の戸閉力を保持
する安全なドア装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ホール側から見た本発明の一実施例のかごド
アの正面図、第２図は電磁石の制御回路図、第３図は片
開きドアの正面図である。 ｌ・・・ドア、２・・・レール、３・・・ハンガー、４
・・・チェーン、１１・・・永久磁石、１２・・・電磁
石。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、動力を使用して開閉するエレベータのドアにおいて
   、 前記ドアの閉扉状態で前記ドアとドア枠、又は、前記ド
   アと連動する他のドアのそれぞれに対向する位置に永久
   磁石と電磁石とを設けたことを特徴とするエレベータの
   ドア装置 ２、前記対向する位置に、前記永久磁石を併用した電磁
   式保持器と、磁性体を設けたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のエレベータのドア装置。