JPS6128758B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6128758B2
JPS6128758B2 JP8465378A JP8465378A JPS6128758B2 JP S6128758 B2 JPS6128758 B2 JP S6128758B2 JP 8465378 A JP8465378 A JP 8465378A JP 8465378 A JP8465378 A JP 8465378A JP S6128758 B2 JPS6128758 B2 JP S6128758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
wire
copper
deposits
wire drawing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8465378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5512619A (en
Inventor
Shigeo Masuda
Nobuyuki Asano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP8465378A priority Critical patent/JPS5512619A/ja
Priority to CH647379A priority patent/CH634436A5/fr
Priority to GB7924186A priority patent/GB2026544B/en
Publication of JPS5512619A publication Critical patent/JPS5512619A/ja
Priority to SG13883A priority patent/SG13883G/en
Publication of JPS6128758B2 publication Critical patent/JPS6128758B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25FPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC REMOVAL OF MATERIALS FROM OBJECTS; APPARATUS THEREFOR
    • C25F1/00Electrolytic cleaning, degreasing, pickling or descaling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C1/00Manufacture of metal sheets, metal wire, metal rods, metal tubes by drawing
    • B21C1/003Drawing materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special drawing methods or sequences
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C43/00Devices for cleaning metal products combined with or specially adapted for use with machines or apparatus provided for in this subclass
    • B21C43/02Devices for cleaning metal products combined with or specially adapted for use with machines or apparatus provided for in this subclass combined with or specially adapted for use in connection with drawing or winding machines or apparatus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Metal Extraction Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、導体上に付着した付着物を電解洗浄
法によつて、洗浄したあと、伸線する方法に関す
るものである。一般に導体は各種用途例えば絶縁
電線用線材、金属メツキの下引線線材、建築用線
材、装飾用線材等に使用されるが、その際、太い
線径をもつ導体を伸線することによつて細くし、
所望の線径に引きおとす方法が採られる。この伸
線工程では絞りダイでの摩擦をすくなくする為
に、潤滑油、グリース等を用いるのが通常で、導
体表面にはその導体から出る金属粉が、潤滑油、
グリースと共に付着している。また、ダイで絞る
際、発熱する為に生じるスケールや変質層が付着
物として存在する。さらには導体の貯蔵保管中に
生じた酸化物あるいは部屋の雰囲気中からの粉塵
が付着している。例えば、絶縁電線に使用する銅
線は鋳造によつて棹銅としその後、直径約8mmの
荒引銅線に伸線され、これをもとに各種線径の銅
線が製造されるが、例えば直径0.5mmの線径とな
るまでには数台の伸線機を用い数十回の伸線ダイ
を通過することによつて製造される。
この為に導体表面は一見銅特有の光沢をもつて
いて、付着物がないかの如く見えるが、導体を
紙、布、フエルトでしごき、そこに付着したもの
を観察すると如何に多くの付着物が導体表面に付
着しているかがわかる。また、導体表面を光学顕
微鏡で観察すると、多くの付着物によつて表面が
汚れていることがわかる。
このような付着物のついた銅線を絶縁電線用の
導体として用いた場合、絶縁皮膜を通して、付着
物が観察され、外観不良となつたり、さらには塗
料を塗布した際、付着物に邪魔されて均一な塗膜
を形成しがたいことがある。また、銅粉やスケー
ル等の付着物があると電圧印加によつてコロナ発
生が容易となり、絶縁皮膜特性が低下する。また
溶剤や薬品の中へ浸漬した場合も付着物周辺の絶
縁皮膜が膨潤したり、劣化する場合が多い。
また、付着物のついた銅線に金属メツキをほど
こす場合、付着物があると、均一なメツキ厚とな
らず、外観の悪いものとなる。さらには付着物の
あるところは、下地の銅との密着力が悪るく、時
間の経過と共に浮きを生じて来ることがある。
以上説明したように、導体上の付着物は、外
観、特性面において、色々と問題を起こす要因と
なつていることは広く知られている。
そこで、導体上の付着物を除去する方法が、数
多く開発され、実行されて来た。例えばフエルト
や布でしごく方法。有機溶剤による脱脂洗浄、
酸、アルカリ洗浄、超音波による洗浄、電解洗浄
等が用いられて来た。
本発明は、このような導体表面の付着物を伸線
する前に電解洗浄することによつて除去し、その
後伸線することにより導体に付着物のない導体を
提供するものである。
導体表面の付着物をあらかじめ電解洗浄によつ
て除去したあと、伸線すると仕上つた導体表面に
は銅粉やスケール、あるいは他の付着物の全然な
いものが得られた。
尚本発明では導体として、銅線を中心に述べる
が本発明による方法は、銅線に限るものではな
く、銅合金線、アルミニユーム線、アルミニユー
ム合金線、鉄線、ピアノ線あるいは金属メツキ線
等のあらゆる金属線に対して適用されるうるもの
である。以下、本発明の詳細を述べる。
本発明では導体を伸線する前に電解洗浄し、導
体表面の付着物をほぼ完全に除去したあと、伸線
することを特徴とするものである。この際に用い
る洗浄方法は、導体表面の付着物が除去されれ
ば、どのような洗浄方法でも良い。しかしなが
ら、フエルト布等を用いてしごくことによつて付
着物を除去する方法は、数秒〜数分という短時間
に付着物がフエルト、布に付着し、その効力を失
くすことになり適当ではない。また、有機溶剤あ
るいはその蒸気を用いた方法は、特に脱脂におい
て効果があり、金属粉等の固形物が、潤滑油、グ
リース、油脂と一緒になつて導体表面に付着して
いた場合、これらの油脂等を溶解させる結果、金
属粉等も表面から脱落し、付着物除去に有効であ
るが、伸線機のように高速の場合、洗浄効果は充
分ではなく、伸線後の導体には銅粉や導体変色に
よる黒点が付着しているのが常である。
また、有機溶剤の洗浄効果は、有機溶剤が新し
い時は顕著であるが、短時間にその効力をなくす
る。その為に、液管理を厳しく行なわなければな
らない。
また、酸、アルカリ洗浄では、導体表面の酸化
金属層を溶解する為に、金属粉や油脂類も脱落
し、付着物除去に有効であるが、この場合も固着
した付着物を完全に除去させることは出来ない。
また、有機溶剤と同様に、酸、アルカリ等によ
る洗浄方法は液管理を充分おこなわないと、洗浄
効果が低下する場合があるので注意が必要であ
る。以上のものに比較すると、超音波洗浄では付
着物を振動エネルギーでふるい落す方法で、大き
な付着物、あるいは導体に弱く付着した固型の付
着物に対して効果がある。しかし油脂や、固着し
た付着物をとるにはすでに述べた洗浄方法と同様
に、効果がすくない。また超音波洗浄と有機溶
剤、酸、アルカリ等の洗浄方法と組合せることに
よつて、最大限にその効果を発揮しうるものであ
るが、伸線後の導体に銅粉あるいは導体変色によ
る黒点が多くみられる。
以上のような点にかんがみ、本発明はなされた
ものである。
すなわち、電解洗浄したあと、伸線すると驚く
べきことに、銅粉や導体変色による黒点が全然な
い導体が得られる。この場合は、洗浄効果が長時
間維持され、しかも液管理は容易である。
この電気エネルギーを利用した電解洗浄方法で
は、導体から発生する水素、又は酸素ガスによつ
て金属面に付着している油脂の膜を破壊し、溶液
を撹拌して機械的に付着物や油脂が除去される。
この場合、油脂や付着物だけでなく、金属酸化膜
も同時に除去することが出来るという利点があ
る。被処理導体を陰極に接続する陰極法および被
処理導体を陽極に接続する陽極法夫々単独で行な
うのが普通であるが、両者を組んだ方法も用いる
ことが出来る。しかしながら、陽極法では導体が
陽極酸化を起し導体表面が変色をおこしやすい。
その為伸線後の導体はかえつて汚れている場合が
ある。
本発明は、特に陰極法すなわち、導体を陰極に
接続した場合に最もその効果を発揮するものであ
る。
本発明では、伸線する前で、すなわちサプライ
側で導体を洗浄するわけであるが、このサプライ
導体を得る前工程の伸線においても、導体を洗浄
すれば、より一層付着物の除去された導体が得ら
れる。
伸線する前に洗浄し、付着物を除去しておく
と、何故、付着物のない導体が得られるかを考え
てみると、導体が伸線ダイでしごかれる際、付着
物があると、ダイでの抵抗力が大きく、より大き
な力で伸線せねばならない。すると導体からは金
属粉が出やすく、それが潤滑油と一緒になつて導
体表面に付着して来るものと考えられる。
電解洗浄に用いる電解液としては、水の中に炭
酸ソーダー、カセイソーダー、ケイ酸ソーダー、
リン酸ソーダー、重炭酸ソーダー、食塩あるいは
塩酸、硫酸、硝酸等の酸を溶解させた導電性液体
であれば良い。また電解液の中に入れる金属は、
陰極法の場合、電圧印加によつて流れる電流の為
に溶出する。この金属の溶出は、電解洗浄液を劣
化させる一つの要因である為に、出来るだけ溶出
を押えることが必要であり、例えばステンレス板
が望ましい。また、電解洗浄液としても、食塩水
のように金属を腐食させやすいものよりも、炭酸
ソーダーの水溶液の方が良い。
導体表面に流す電流密度は、導体に付着した付
着物のとれ具合に合せて適宜変えてやることが出
来る。一般的には0.5〜20mA/mm2の電流密度を与
えれば、ほぼ完全に導体の付着物は除去される。
これらの洗浄方法において、夫々洗浄処理槽を
通過したあと、水洗槽を通し水洗することが望ま
しい。
本発明は、さらに電解洗浄を行なう為に流す電
流を用いて導体軟化をさせる技術を含むものであ
る。すなわち、電解洗浄槽に入る前に、すなわち
芯線リールと電解洗浄槽間で導体を電流軟化さ
せ、その後すぐさま電解洗浄槽に入り、電解洗浄
される。すなわち、表面に付着物のない、しかも
軟化された導体が次に伸線される。この際得られ
た効果を以下に説明する。
例えば、軟銅線を硬銅線の代りに用いると、リ
ールから導体が連続的に供給される際、導体同志
が弱い接着力をおこしていたりして、供給がスム
ーズにゆかず、張力にムラを生じることが多い。
このような張力のムラは細い線径において断線の
原因となる場合が多い。この点、硬銅線は導体の
供給がスムーズであり、張力にムラが生じにくい
という利点がある。一方、伸線工程では、硬銅線
よりも、軟銅線を用いた方が、伸線する際の力が
すくなくて良く、伸線しやすいという利点があ
る。本発明を用いると、リールからの供給は硬銅
線で、しかも伸線は軟銅線で行なうことも出来、
両者の良い特徴が共に生かされ、一段と断線回数
のすくない、生産性の良い伸線方法となる。
尚、電流軟化をすると、導体が変色を起すこと
が多いが、この変色は、電解洗浄槽で完全に除去
される。その後、所定径を有するダイスを通すこ
とによつて、所望の導体が得られた。
次に本発明を図面を用いて説明する。
第1図は、本発明において導体を電解洗浄した
あと、導体を伸線する方法を示すものである。
サプライリール1から繰り出された導体2は電
解洗浄液の入つた電解洗浄槽3の中で、電解洗浄
される。4は直流電源装置を、5は陽極、6は導
体に給電する治具を示す。電解洗浄された導体は
水洗槽7を通ることによつて、導体に付着した電
解液を洗いおとされ、次に伸線機8に導かれる。
9,10は、キヤプスタンで、11は伸線ダイで
ある。伸線された導体は巻取リール12で巻取ら
れる。本発明を用いると、伸線後の導体表面に付
着物が付着していないという品質上の利点の上
に、次に述べる生産性の面においても効果を発揮
するものである。
尚、導体表面の洗浄度合は、主として電解洗浄
槽内にある導体表面の電流密度により決定され
る。この電流密度は第1図における陽極5と給電
治具6との間に流れる電流値の他、電解洗浄槽3
の長さによつて決まるものである。一方、導体の
軟化は給電治具6と電解洗浄槽3との間におい
て、導体に発生するジユール熱による温度上昇に
よつて行なわれる。よつて導体の軟化は(A)導体を
流れる電流値、(B)線速、(C)給電治具6と電解洗浄
槽3の距離によつて決定される。
よつて、導体の軟化と導体表面の洗浄を同時に
行なうためには、上記の因子を適正に選定すれば
容易に達成出来る。
特に線径が0.10mm以下の導体を伸線する場合は
キヤプスタンが潤滑油でぬれる湿式タイプの伸線
方法では、キヤプスタンに線が接着しやすい為に
キヤプスタンは潤滑油でぬらさない乾式タイプの
伸線方法が採られる。
本発明は、この乾式タイプの伸線方法に大きな
効果を発揮する。すなわち、導体を洗浄せずに伸
線すると、第1図のキヤプスタン9,10に粘着
性の金属粉が付着し、キヤプスタン間を走る線が
次第に大きく振動しはじめる。この振動は、導体
の張力が大きく変化することにつながり、しばし
ば断線する結果を招く為に、実際の伸線機では、
一定期間ごとに、キヤプスタンの金属粉をフエル
トやナイフで物理的に除去しなければならなかつ
た。ところが、本発明に述べるように導体を洗浄
するとキヤプスタンに付着する金属粉が減少し、
それにともなつて、断線回数は減少し、また金属
粉の除去回数も減少した。
例えば直径0.040mmの銅線を0.025mmに伸線する
場合、キヤプスタンに付着した銅粉を30分に1回
除去する必要があつたが、電解洗浄によつて導体
を洗浄したあと伸線した場合にはキヤプスタンに
は銅粉が付着せず、従つて銅粉取りは行なわなく
ても良かつた。また巻上げ重量においても、導体
を洗浄するまでは1.5〜2.5Kgが最高であつたが、
本発明によつて3.0〜6.0Kgまで巻上重量を増加さ
せることが出来た。
巻上重量の増加は、次工程の生産性に大きく寄
与するものである。
さらに本発明を実施例を用いて説明する。
比較例 1 直径0.040mmの銅線を伸線機を用いて伸線し、
直径0.025mmとした。用いたダイスは9枚、巻取
時の線速は400m/minとした。
伸線中に、キヤプスタンに粘着性の銅粉が付着
し線の振動が激しくなつた為に、30分間に1回の
割合で、フエルトを用いてキヤプスタン表面を拭
つた。巻上げた銅線表面を40倍の光学顕微鏡を用
いて観察したところ、大小の銅粉、黒い変質材が
いたるところに付着していた。巻上げ重量は平均
1.1Kgであつた。
比較例 2 直径0.080mmの銅線を伸線機を用いて直径0.040
mmとした。用いたダイスは10枚、巻取時の線速は
800m/minとした。
伸線中にキヤプスタンに粘着性の銅粉が付着
し、線の振動が激しくなつた為、30分間に1回の
割合でフエルト及びレーザー(カミソリ刃)を用
いてキヤプスタン表面を拭つた。巻上げた銅線表
面を40倍の光学顕微鏡を用いて観察したところ、
大小の銅粉、黒い変質材がいたるところに付着し
ていた。巻上重量は平均1.7Kgであつた。
比較例 3 直径0.50mmの銅線を、伸線機を用いて直径0.14
mmとした。用いたダイスは19枚、巻取時の線速は
2000m/minとした。用いた伸線機はキヤプスタ
ンに付着した銅粉等を潤滑油で流し落すタイプで
キヤプスタンには銅粉は付着しなかつた。しかし
巻上げた銅線表面を約40倍の光学顕微鏡を用いて
観察したところ、大小の銅粉、黒い変質材が付着
していた。
比較例 4 直径2.6mmの裸銅線を伸線機を用いて直径1.0mm
とした。用いたダイスは15枚、巻取時の線速は
1500m/minとした。
用いた伸線機はキヤプスタンに付着した銅粉等
を潤滑油で洗いおとすタイプであり、キヤプスタ
ンには銅粉は付着しなかつたが、巻上げた銅線表
面は約40倍の光学顕微鏡を用いて観察したところ
大小の銅粉、黒い変質材が付着していた。
比較例 5 直径0.65mmのアルミニユーム線を伸線機を用い
て直径0.24mmとした。用いたダイスは15枚、巻取
時の線速を1000m/minとした。
用いた伸線機はキヤプスタンに付着したアルミ
ニユーム粉等を潤滑油で洗いおとすタイプであ
り、キヤプスタンにはアルミニユーム粉は付着し
なかつたが、巻上げたアルミニユーム線の表面を
約40倍の光学顕微鏡を用いて観察したところ、大
小のアルミニユーム粉及び黒い変質材が付着して
いた。
実施例 1 以下述べる以外はすべて比較例1に同じ。
伸線する前に0.5%の炭酸ナトリウム水溶液の
入つた電解洗浄槽(長さ30cm)中を通し、導体を
陰極とし、洗浄槽中の電極を陽極として、直流電
圧を印加し、電流密度5mA/mm2を導体表面に付
与することによつて電解洗浄したあと水洗し、そ
の後伸線した。キヤプスタンに付着する銅粉は全
くなく、キヤプスタンの銅粉除去は運転中全く行
なう必要がなかつた。また巻上げた導体表面には
銅粉や変質材は全くなかつた。巻上げ重量は比較
例1に比較して約3倍となつた。
比較例 6 以下述べる以外はすべて比較例1に同じ。
伸線する前に有機溶剤のトリクレン洗浄槽(長
さ20cm)を通すことによつて脱脂洗浄した。その
あと伸線したところ、キヤプスタンに付着する銅
粉はすくなくキヤプスタンの銅粉除去は1時間に
1回で良かつた。また、巻上げた導体表面に大き
な銅粉はなかつたが、小さい銅粉や導体酸化によ
る変質材が観察された。巻上げ重量は平均1.3Kg
であつた。
比較例 7 以下述べる以外はすべて比較例1に同じ。
伸線する前に水とエタノールの入つた超音波洗
浄槽(長さ30cm)を通すことによつて洗浄し、そ
の後伸線したところ、キヤプスタンに付着する銅
粉はすくなく、キヤプスタンの銅粉除去は1.5時
間に1回で良かつた。
また巻上げた導体表面に、大きな銅粉はなかつ
たが、小さい銅粉や導体酸化による変質材が観察
された。巻上げ重量は平均1.9Kgであつた。
実施例 2 以下述べる以外はすべて比較例2に同じ。
伸線する前に0.5%の炭酸ナトリウム水溶液の
入つた電解洗浄槽(長さ30cm)中を通し、導体を
陰極とし、洗浄槽中の電極を陽極として、直流電
圧を印加し、電流密度として10mA/mm2を導体表
面に付与することによつて、電解洗浄したあと水
洗し、その後伸線した。キヤプスタンに付着する
銅粉は全くなく、キヤプスタンの銅粉除去は運転
中全く行なう必要がなかつた。また巻上げた導体
表面には、銅粉や変質材は全くなかつた。巻上げ
重量は比較例2に比較して約3倍となつた。
比較例 8 以下述べる以外は、すべて比較例2に同じ。伸
線する前に有機溶剤のキシレン洗浄槽(長さ20
cm)を通すことにより脱脂洗浄した。その後伸線
したところ、キヤプスタンに付着する銅粉はすく
なく、キヤプスタンの銅粉除去は1時間に1回で
良かつた。また巻上げた導体表面には大きな銅粉
はなかつたが、小さい銅粉や導体酸化の変質材が
観察された。
比較例 9 以下述べる以外はすべて比較例2に同じ。
伸線する前に水の入つた超音波洗浄槽(長さ30
cm)を通すことによつて洗浄し、その後伸線した
ところ、キヤプスタンに付着する銅粉はすくな
く、キヤプスタンの銅粉除去は1.5時間に1回で
良かつた。
また、巻上げた導体表面に、大きな銅粉はなか
つたが小さい銅粉および導体酸化による変質材が
観察された。
実施例 3 以下述べる以外はすべて比較例3に同じ。
伸線する前に0.3%炭酸ナトリウム水溶液と0.2
%カセイソーダー水溶液を混合した電解洗浄液の
入つた電解洗浄槽(長さ30cm)中を通し導体を陰
極とし、洗浄槽中の電極を陽極として直流電圧を
印加し、電流密度4mA/mm2を導体表面に付与す
ることによつて、電解洗浄したあと水洗し、その
後伸線した。
巻上げた導体の表面には銅粉や変質材は全く認
められなかつた。
実施例 4 以下述べる以外はすべて比較例4に同じ。
伸線する前に0.5%炭酸ナトリウム水溶液の入
つた電解洗浄槽(長さ30cm)中を通し、導体を陰
極とし、洗浄槽中の電極を陽極として直流電圧を
印加し、電流密度5mA/mm2を導体表面に付与す
ることによつて電解洗浄したあと水洗しその後伸
線した。
巻上げた導体の表面には銅粉や変質材は全く認
められなかつた。
実施例 5 以下述べる以外は、すべて比較例5に同じ。
伸線する前に0.2%塩酸水溶液の入つた電解洗
浄槽(長さ30cm)中を通し、導体を陰極とし、洗
浄槽中の電極を陽極として、直流電圧を印加し、
電流密度5mA/mm2を導体表面に付与することに
よつて電解洗浄したあと水洗し、その後伸線し
た。
巻上げた導体表面にはアルミニユーム粉や変質
材は全く認められなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による導体の伸線方法を示す
説明図である。 1……サプライリール、2……導体、3……電
解洗浄槽、4……直流電源、5……電解槽中の電
極(陽極)、6……導体に給電する治具(陰極)、
7……水洗槽、8……伸線機、9……キヤプスタ
ン、10……キヤプスタン、11……ダイ、12
……巻取リール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 銅あるいはアルミ導体がサプライリールから
    電解洗浄槽に入る間において、該導体を陰極に、
    電解洗浄槽中の電極を陽極に接続して、直流電圧
    を印加することにより電流軟化すると共に、電流
    密度0.5〜20mA/mm2で電解洗浄を行ない、その後
    伸線することを特徴とする導体の伸線方法。
JP8465378A 1978-07-11 1978-07-11 Method of extending conductor Granted JPS5512619A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8465378A JPS5512619A (en) 1978-07-11 1978-07-11 Method of extending conductor
CH647379A CH634436A5 (fr) 1978-07-11 1979-07-11 Procede d'etirage d'un conducteur.
GB7924186A GB2026544B (en) 1978-07-11 1979-07-11 Method of drawing a conductor
SG13883A SG13883G (en) 1978-07-11 1983-03-24 A method of drawing a conductor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8465378A JPS5512619A (en) 1978-07-11 1978-07-11 Method of extending conductor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5512619A JPS5512619A (en) 1980-01-29
JPS6128758B2 true JPS6128758B2 (ja) 1986-07-02

Family

ID=13836665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8465378A Granted JPS5512619A (en) 1978-07-11 1978-07-11 Method of extending conductor

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPS5512619A (ja)
CH (1) CH634436A5 (ja)
GB (1) GB2026544B (ja)
SG (1) SG13883G (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63295366A (ja) * 1987-05-25 1988-12-01 Dainippon Printing Co Ltd 紙揃え装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57165913A (en) * 1981-04-03 1982-10-13 Furukawa Electric Co Ltd Method of producng coil
JPS57165915A (en) * 1981-04-07 1982-10-13 Furukawa Electric Co Ltd Method of producng coil
NL8104191A (nl) * 1981-09-10 1983-04-05 Aluteam Metal Forming Amf Werkwijze en inrichting voor het voorbehandelen van metalen delen voor plastische vervorming.
US4763502A (en) * 1982-09-09 1988-08-16 Amf - Aluteam Metal Forming Gmbh Method and a device for pretreating nonferrous metal for plastic deformation
JPS59205079A (ja) * 1983-05-04 1984-11-20 Toyo Kako Kk 樹脂製バルブ及びその製造方法
US20060086622A1 (en) * 2004-10-21 2006-04-27 Trust Sterile Services Ltd. Apparatus and method for electrolytic cleaning
CN103056153B (zh) * 2012-12-21 2015-02-25 长沙岱勒新材料科技股份有限公司 回收废旧的金刚石线锯的装置及方法
CN104157370B (zh) * 2014-08-22 2016-09-07 宝胜科技创新股份有限公司 去除铝或铝合金导体表面氧化膜的绞线方法及装置
CN111069312B (zh) * 2019-12-25 2022-03-29 江阴法尔胜泓昇不锈钢制品有限公司 一种低磁奥氏体不锈钢平衡杆线的生产工艺
CN112139278B (zh) * 2020-08-19 2022-05-31 浙江万胜运河钢缆有限公司 一种镀锌钢缆钢丝表面清洁平直工艺
CN116213487B (zh) * 2023-05-08 2023-08-08 浙江求是半导体设备有限公司 一种拉丝模具维护方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63295366A (ja) * 1987-05-25 1988-12-01 Dainippon Printing Co Ltd 紙揃え装置

Also Published As

Publication number Publication date
GB2026544B (en) 1982-12-15
SG13883G (en) 1985-01-11
CH634436A5 (fr) 1983-01-31
JPS5512619A (en) 1980-01-29
GB2026544A (en) 1980-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6128758B2 (ja)
JPS59207509A (ja) 平角絶縁電線の製造方法
JPH0255516B2 (ja)
CA2310975A1 (en) Method and apparatus for degreasing steel strip
JP3291103B2 (ja) 連続表面処理装置
US2304069A (en) Metal coating process
JPS5818997B2 (ja) 金属ストリツプの対する給電装置
KR850001304B1 (ko) 동선의 인발방법
US3259556A (en) Ribbon electroplating method
US1509101A (en) Process and apparatus for coating wire
JP2002052357A (ja) 線材防錆油塗布方法および装置
JPS6158929B2 (ja)
JPH01301874A (ja) 金属条材の洗浄方法及び装置
JPS61109623A (ja) ワイヤ放電加工用電極線およびその製造方法
JPS60131959A (ja) 乾式溶融亜鉛めつきの前処理方法
JP2002066785A (ja) クロム系ステンレス鋼溶接ワイヤの製造方法
JPH02213454A (ja) 溶融Snメッキ線の製造方法
JP2003041392A (ja) ガラス成形用金型のメッキ方法
US2397622A (en) Apparatus for coating material in strand form
JPS6132872A (ja) コロナ放電電極の表面処理方法
JPH06336685A (ja) ステンレス研磨製品の製造方法及び製造装置
JPS6160160B2 (ja)
JP6694578B2 (ja) アルミニウム箔の製造方法およびアルミニウム箔製造用陰極ドラム
JPH03229848A (ja) 溶融メッキ線の製造方法
JPH02185996A (ja) 鋼帯の洗浄方法並びに鋼帯の洗浄・メッキ方法