JPS61287470A - 樹脂コ−テイング用振動流動槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は振動トラフ内を、樹脂焼結等の流動用樹脂多孔
板により樹脂粉末流動槽と、給気口を有する空気室に仕
切り、且つ、この空気室を更にキャンバスや、打抜金網
、或は金属焼結板等により成形した補助多孔板で分割し
て成る樹脂コーティングに用いる振動流動槽に関する。

２頁 〔従来の技術とその問題点〕 従来、この種装置では第４図で示すように、架台に固定
したアングルフレーム６に吊り下１−ｔ’　テ固定した
加熱用誘導コイル８間に、被コーテイング物体９を吊り
下げ、これを樹脂の融点以上に加熱してその表面に、樹
脂粉末７を溶融し、コーティングする装置１において、
フィルタ５から入った空気を送風機４により矢印Ｆ方向
の給気口３に送り込み、打抜金網等で成形した流動用多
孔板２のを減少させているのが実情であるが、このよう
な従来型では、次に示す２つの欠点があった。即ち、そ
の１番目は、樹脂粉末層７を通過する間に、粉末層７内
では気泡となっており、この気泡が粉末その２番目は、
流動開始時間が長く生産性を阻害する要因となっていた
等の欠点があった。

〔問題点を確決するための手段〕

３頁 本発明は上記に鑑み、トラフ内を樹脂多孔板と、補助多
孔板で仕切り、更に振動を加えることによって流動開始
時間を早めると同時に、気泡の発生を抑制防止して粉末
流動時の密度が層内において均一となるよう流動状態を
生じさせる流動槽を提供することが目的であり、本発明
はこの目的を有効に達成させるためになされたもので、
以下、第１〜３図について本発明を具体的に説明する。

見は振動トラフ、１２は給気口で、第４図で示すフィル
タ５から矢印Ｆ方向に入った空気を送風機４の駆動で空
気室１０、即ち第１図示の空気室１３に送り込む。１４
は樹脂粉末７の流動層で、排気はアングルフレーム２０
上に設けるフード２４等で行なわれる。

１５は例えば樹脂焼結等による流動用の多孔板である。

１６はキャンバスや打抜金網、或は金属焼結板等により
成形した補助多孔板で、これにより流動用空気を均一に
分散させるためには第１図で示すように、振動トラフ具
の空気室１３内を上記補助多孔板１６で仕切り、例えば
その孔（イ）、（ロ）、（ハ）、（実際にはもっと多い
が）の各部において、粉体層厚による圧力損失と、多孔
板による圧力損失の合計が等しくなければならない。こ
れを今、補助多孔板の圧力損失を△Ｐ］、樹脂多孔板の
圧力損失を△Ｐ２とし、粉体層の密度の濃い部分の圧力
損失を△Ｐ３、密度の薄い部分の圧力損失を△質とすれ
は、各部における圧損と密度との関係は下表の通りとな
る。

即ち、仮に「吹抜け」現象が生じ、粉体層に密度の薄い
部分△Ｐ６が生じた場合でも、この吹抜けを近ずける程
よいわけで、△Ｐ１＋△Ｐ２を大きくとり、△Ｐ３−△
６の影響を減少せしめる。この場合、△Ｐ２に充分な効
果が有れば、補助多孔板ΔＰ１は不用であるが、樹脂多
孔板は△Ｐ２が小さいため、これを５頁 おぎなう意味で補助多孔板の△Ｐ１を必要とする。

尚、第３図に矢印で示すトラフ内の空気流は、多孔板お
よび粉体層を通過するとき生ずる粉体の圧力損失が少な
い部分ができると、気流がこれに集中し、他の部分と圧
損が等しくなるまで流速が増加するため、粉体が飛び散
ることになる。即ち、本発明で使用した樹脂焼結多孔板
１５は開孔寸法は小さく、その開孔率はほぼ２０％位で
あり、上述のように△Ｐ２が小さい。そこで、本発明で
は図示するようにキャンバスを２枚重ね合せて補助多孔
板１６とし、空気室１３内をほぼ部分する位置に設けて
△Ｐ２を大きくとっている。第１図示の１７は防振装置
、１８は振動モータ等による振動源で、１９は本発明の
装置全体の基台である。２０は加熱用の誘導コイルａ１
を固定したアングルフレームで、被コーテイング物体２
２を上記誘導コイル間に吊り下げる。

また２３は流動層１４内における粉体冷却用の空隙で、
余祐を持たせたスペースである。

〔作用〕

以上のような本発明のポリエチレン等の焼結材６頁 で成形した流動用多孔板１５は、下方の補助多孔板１６
と同様、個々の孔の大きさが平均１０μｍと小さく、且
つ、均一に分布されているため気泡が発生しにくい。ま
た、材料が樹脂であるから誘導加熱を受けないという特
長があり、更にトラフ１１に振動を加えることにより多
孔板直上に粉体が上方に投射され、該多孔板を通過する
気流の圧力抵抗を減少させ、気泡の発生と、この気泡の
連続発生にもとすく吹き抜けを有効に防止することがで
きる。

即ち、上記「投射」現象については、樹脂多孔板が振動
により上方へ変位するとき、直上部にある粉体は、重力
に抗して加速されることを言うが、この動作の結果、多
孔板直上部の粉体の自重が減少したようになり、孔から
吹出す気流は粉体の抵抗を受けない（減少する）ことに
なり、全面的に均一となる。

〔発明の効果〕

以上のような本発明によれば、物体表面に溶融コーティ
ングされた軟い樹脂層が、該物体の取出し時に、周囲の
粉末から摩擦抵抗を受けることが７頁 なく、コーティング層の脱落による破壊が生じない等の
著しい効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の縦断面図、第２図は第１図のＡ　−Ａ
’矢視平面図、第３図は本発明の補助多孔板の利点を説
明するための図、第４図は従来型の構成節回である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 振動トラフにおいて、その内部を、アングルフレームか
   ら垂下し固定した加熱用誘導コイルを設けて、物品をコ
   ーティングする樹脂粉末流動槽と、給気口を有する空気
   室に、流動用樹脂多孔板で仕切り、且つ、上記空気室を
   キャンバスや打抜金網、或は金属焼結板等により成形し
   た補助多孔板で仕切るようにしたことを特徴とする樹脂
   コーティング用振動流動槽。