JPS6128643Y2 - - Google Patents

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JPS6128643Y2
JPS6128643Y2 JP1977060978U JP6097877U JPS6128643Y2 JP S6128643 Y2 JPS6128643 Y2 JP S6128643Y2 JP 1977060978 U JP1977060978 U JP 1977060978U JP 6097877 U JP6097877 U JP 6097877U JP S6128643 Y2 JPS6128643 Y2 JP S6128643Y2
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spindle
rod
actuating
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actuating rod
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、治具盤に固定されたワークの外周
面や内周面に環状の溝を加工するのに用いるリセ
ツシング装置に関するものである。
リセツシング装置は、バイトを保持する主軸を
回転させながらバイトを半径方向に送ることによ
つて、固定されているワークの外周面や内周面に
溝等を加工するものである。従来、リセツシング
装置において、バイトを自動的に半径方向に送る
方法としては、バイトホルダを主軸に対して偏心
させて装着し、このバイトホルダを主軸に対して
相対的に回転させることによつて主軸の軸心から
バイト先端までの距離を変化させて、実質的にバ
イトを半径方向に移動させるようにしたものがあ
る。この従来のリセツシング装置の一例を第1図
を用いて説明すると、1は回転駆動される円筒
軸、2は円筒軸1の先端に嵌合された保持スリー
ブで、この保持スリーブ2は円筒軸1の軸心0−
0に対して偏心した貫通孔3を有し、この貫通孔
3にバイトホルダ4が挿通されている。5は上記
円筒軸1の後端に挿入された可動スリーブで、こ
の可動スリーブ5には同じく円筒軸1の軸心に対
して偏心した貫通孔6が設けられ、これに上記バ
イトホルダ4の後端部4aが挿入されている。こ
の後端部4aの外周には螺線状のカム溝7が形成
され、このカム溝7に上記可動スリーブ5に装着
されたピン8の内端が係合している。またピン8
の外端は円筒軸1の軸方向に形成された長窓9に
係合して案内され、かつ円筒軸1の回転をバイト
ホルダ4に伝達する。そして上記可動スリーブ5
の後端にはシリンダが接続されるようになつてお
り、このシリンダが円筒軸1に対して可動スリー
ブ5を前後進させる。すると、ピン8が長窓9に
より回動を阻止されながらカム溝7に沿つて移動
するので、逆にバイトホルダ4がピン8即ち円筒
軸1に対して相対的に回転される。このとき、バ
イトホルダ4は自分の軸心0′−0′のまわりに回
転するので、バイト先端から円筒軸1の軸心0−
0までの距離が変化し、その結果バイト10は円
筒軸1の軸心から実質的に半径方向に移動される
ことになるのである。
ところが、従来のリセツシング装置は、上記の
ごとく構造が複雑であり、また保持スリーブ2と
可動スリーブ5とをその貫通孔3と6の軸心が一
致するように円筒軸1に取り付けなければならな
いため、その加工および組立てが困難になるとと
もに、カム溝7の加工も困難であるなどの理由か
ら精度を出しにくく、かつ装置が大型になつてし
まう欠点を有していた。
この考案は上記の欠点に鑑みなされたもので、
スピンドル内にこのスピンドルと共に回転し、か
つ軸方向へ移動可能な作動ロツドを挿通し、この
作動ロツドを軸方向に移動させて作動ロツド下端
のカムによつてバイトを半径方向へ移動させるよ
うに構成することにより、構造簡単にして精度を
出し易く、かつ小型軽量化を図ることができると
ともに、特に半径方向への送り量が少ない場合に
も高精度にバイトを半径方向へ送ることができる
ようにしたリセツシング装置を提供することを目
的とする。
以下図面に基づいて本考案の一実施例を説明す
る。第2図は本考案に係るリセツシング装置のク
イルスピンドルを示すもので、図において、11
はクイル本体、12はこのクイル本体11内にベ
アリング13,14を介して回転自在に支承され
たスピンドル、15は上記クイル本体11の上部
に固着されたモータ支持台、16はこの支持台1
5上に装着された駆動用モータで、この駆動用モ
ータ16の駆動軸は上記支持台15内に突出し、
プーリ17が装着され、かつこのプーリ17と上
記スピンドル12の上端部に固着されたプーリ1
8との間に捲回したタイミングベルト19を介し
て上記駆動用モータ16の回転をスピンドル12
に伝達する。20は上記スピンドル12の下端に
ボルト21によつて固着された支持ブロツク、2
0aは前記支持ブロツク20に図示しないネジに
よつて固定した保護キヤツプであつて、後述のス
ライダの上端を保護している。22はこの支持ブ
ロツク20の下面に設けられたアリ溝20aに係
合して支持ブロツク20に保持されたスライダ
で、このスライダ22のアリ22aの上端には垂
直片23,23′が植設され、この垂直片23,
23′には互に頭部を向き合わせた当接ピン2
4,24′がそれぞれ固着されている。このうち
当接ピン24は緩衝用の皿バネ25を介しては摺
動可能に挿入されている。なお、26は上記スラ
イダ22の下端に装着されたチヤツク、27はこ
のチヤツク26に保持されたリセツシング用のバ
イトで、このバイト27の切刃は内径リセツシン
グの場合には半径方向外側を向いて、また外径リ
セツシングの場合には内側を向いてセツトされて
いる。
次に、28は上記スピンドル12内に軸方向に
挿通された作動ロツド、29はこの作動ロツド2
8の上端部にニードルベアリング30を介して装
着された押圧リング、31は上記作動ロツド28
の下端に固着された両面直動カムで、この両面直
動カム31は上記当接ピン24,24′の頭部の
間隔に等しい幅で平行をなすリード面31a,3
1a′を有し、またこのリード面31aは、上記作
動ロツド28の軸心を通り、かつ上記アリ22a
と直交する面に対して適宜角度傾斜しており、こ
のリード面31a,31a′に上記当接ピン24,
24′が当接している。従つて、上記作動ロツド
28が上端のピン12aによつてスピンドル12
の回転力を伝達されて、スピンドルとともに回転
しているとき、上記押圧リング29を操作して作
動ロツド28をスピンドル12内に上下動させて
やると、作動ロツド下端の両面直動カム31のリ
ード面に沿つて当接ピン24,24′がスライド
し、スライダ22がアリ溝22aに沿つて第2図
の左右方向即ちスピンドルの半径方向へ移動され
ることになる。
このように構成されたリセツシング装置を用い
れば、スピンドル回転中に押圧リング29を介し
て作動ロツド28を上下動させてやることにより
バイト27を半径方向へ移動させ、これによつて
外径、内径のリセツシングを行なうことができる
のである。しかも作動ロツド28下端の両面直動
カム31のリード面の傾斜は任意に形成できるの
で、特に半径方向へのバイト送り量の小さなリセ
ツシングであつても、リード面の傾斜を緩やかに
することによつて、カムの長所を利用した極めて
高精度な送りを行なわしめることができる。また
直動カム31に平行なリード面を形成し、これに
両側から当接ピンを当接させる構造としたので、
スライダ即ちバイトを半径方向いずれの向きにも
正確かつ確実に送ることができるのである。
次に上記のごとく構成されたリセツシング装置
のクイルスピンドルおよび作動ロツド28の動作
機構を第4図を用いて説明する。
32は基台33上に固着されたスピンドルホル
ダ、34はスピンドルホルダ前壁に固設された支
持腕、35はこの支持腕34の先端に装着された
支軸、36および37はこの支軸35の両端部に
それぞれ回動可能に取り付けられた作動レバー
で、作動レバー36は上記クイル本体11の側部
に設けた係合凹部11aに係合する係合ピン38
を有し、この作動レバー36の回動によつてクイ
ル本体11およびスピンドル12を上下動させ
る。また、作動レバー37は、上記スピンドルホ
ルダ32の側壁に固設された保持ブロツク39に
より水平方向摺動可能に支承された作動杆40の
前端に当接し、作動杆40の前端部と上記保持ブ
ロツク39との間に介装した圧縮バネ41に抗し
てこの作動杆40を摺動せしめる。
また42は上記作動杆40の後端に固着された
係合部材、43は上記モータ支持台15の後端部
に固着された支持片、44はこの支持片43の軸
45を介して回動可能に装着された作動アーム
で、この作動アーム44の上端部の水平腕44a
先端には前記押圧リング29の係合溝29aに係
合可能な係合ピン46を有し、かつ作動アーム4
4の鉛直腕44bの下端には上記係合部材42に
形成された鉛直方向の係合溝42aに係合するロ
ーラ47が装着されており、上記作動杆40が摺
動されると作動アー44が回動され、水平腕44
aの係合ピン46および押圧リング29を介して
前記作動ロツド28を上下動させるようになつて
いる。そして、上記水平腕44aと鉛直腕44b
との長さの比はかなり大きくとられており、鉛直
腕44bの大きな動きによつて水平腕44aの小
さな動きを与えている。このように、水平腕と鉛
直腕の腕長比を大きくすることにより、作動ロツ
ド28に生じる一種のバツクラツシを小さく抑
え、バイト27の半径方向送りの精度を高くして
いるのである。
次に、48はカム軸ユニツトで、このカム軸ユ
ニツト内のカム軸49には2枚の板カム50,5
1が装着され、各板カム50,51にはそれぞれ
カムフオロアレバー52,53が当接されてい
る。そしてカムフオロアレバー52は連結ロツド
54を介して上記作動レバー36に、またカムフ
オロアレバー53は連結ロツド55を介して作動
レバー37にそれぞれ連結され、カム軸ユニツト
48により両作動レバー36,37を同期して駆
動するようになつている。
従つて、上記板カム50と51の形丈及び取付
位置を適宜設定することにより、先ず作動レバー
36のみを回動させてクイルスピンドルにスラス
ト送りを与えてリセツシング加工位置までバイト
27を移動させ(このとき、作動アーム44は係
合部材42の係合溝に沿つて下降するので、何ら
回動することがない)、しかる後作動レバー37
を回動させることにより、作動アーム44を回動
させて作動ロツド28を降下させてバイト27に
ラジアル送りを与えてリセツシング加工を行なわ
せることができるのである。
さらに、リセツシング加工位置において、クイ
ルスピンドルに対するスラスト送りと、バイトに
対するラジアル送りとを同時に与えることによ
り、適宜テーパ形状のリセツシング加工を行なわ
せることも可能である。
以上のごとく本考案に係るリセツシング装置
は、スピンドルの下端にバイトを保持するスライ
ダを半径方向に移動可能に設けるとともに、スピ
ンドル内に軸方向へ移動可能に作動ロツドを挿通
し、かつこの作動ロツド下端に直動カムを、また
上記スライダの上面にはこの直動カムに当接する
当接ピンを設け、作動ロツドを軸方向へ移動させ
ることによつて直動カムによりバイトを半径方向
へ移動させるように構成したので、特に半径方向
への送り量が少ない場合にもカムによる微小な送
りを与え、高精度のリセツシング加工を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリセツシング装置の概略説明
図、第2図は本考案に係るリセツシング装置のク
イルスピンドルの断面説明図、第3図は第2図に
おける−線に沿つた断面説明図、第4図は本
考案に係るリセツシング装置の一例を示す全体説
明図である。 12……スピンドル、22……スライダ、2
3,23′……垂直片、24,24′……当接ピ
ン、26……チヤツク、27……バイト、28…
…作動ロツド、31……直動カム(両面直動カ
ム)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クイル本体内に設けられ回転駆動される円筒状
    のスピンドルと、このスピンドル内においてその
    軸方向に移動可能に設けられた作動ロツドと、 二個の板カムにより夫々作動される第1および
    第2連結ロツドと、 この第1連結ロツドに一端が連結され、他端が
    前記クイル本体の外周に設けたピンに係合し、中
    間部が基台側に設けた中間支軸に支持されて、こ
    れを中心にして揺動して前記クイル本体に昇降動
    作を与える第1の作動レバーと、 前記第2連結ロツドに一端が連結され、他端が
    前記クイル本体を昇降自在に保持するスピンドル
    ホルダの側壁に水平方向に摺動可能に支承された
    作動杆の前端へ当接し、中間部が前記中間支軸に
    支持されてこれを中心に揺動する第2の作動レバ
    ーと、 前記作動杆の後端部に連結される鉛直腕と、前
    記作動ロツドの上端部に連結する水平腕とから成
    りほぼL字状をなし、その屈曲部を回転中心とし
    該屈曲部で支持片に枢支されると共に、該回転中
    心を中心として前記鉛直腕の長さを前記水平腕の
    長さよりも充分長くして水平腕に小さな動きを与
    えて前記作動ロツドに昇降動作を与える作動アー
    ムと、 さらに前記スピンドルの下端に設けられた支持
    ブロツク、この支持ブロツクのアリ溝に摺動自在
    に設けられたアリを有するスライダと、 このスライダの下端に設けられた棒状のバイト
    を有し、前記スライダと前記作動ロツド下端との
    間にあつて、前記作動ロツドの昇降移動により、
    スライダを介してバイトをラジアル方向送り動作
    を与えるため、作動ロツド下端に固定した両面直
    動カムと、 スライダに一体に植立された垂直片に設けられ
    前記両面直動カムの両側のリード面に接合する一
    対の当接ピンと、 から構成されてなるリセツシング装置。
JP1977060978U 1977-05-13 1977-05-13 Expired JPS6128643Y2 (ja)

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JP1977060978U JPS6128643Y2 (ja) 1977-05-13 1977-05-13

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JP1977060978U JPS6128643Y2 (ja) 1977-05-13 1977-05-13

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JPS53155190U JPS53155190U (ja) 1978-12-06
JPS6128643Y2 true JPS6128643Y2 (ja) 1986-08-25

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ID=28961926

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4817788B1 (ja) * 1963-08-14 1973-05-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116540Y2 (ja) * 1971-07-08 1976-05-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4817788B1 (ja) * 1963-08-14 1973-05-31

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JPS53155190U (ja) 1978-12-06

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