JPS61286353A - トリフルオロメチルアミノ酸類とその誘導体およびそれらの製造方法 - Google Patents

トリフルオロメチルアミノ酸類とその誘導体およびそれらの製造方法

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JPS61286353A
JPS61286353A JP12840985A JP12840985A JPS61286353A JP S61286353 A JPS61286353 A JP S61286353A JP 12840985 A JP12840985 A JP 12840985A JP 12840985 A JP12840985 A JP 12840985A JP S61286353 A JPS61286353 A JP S61286353A
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JP
Japan
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acids
acid
amr
trifluoromethylamino
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JP12840985A
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尾島 巖
中橋 和明
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State University of New York SUNY
New York University NYU
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State University of New York SUNY
New York University NYU
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トリフルオロメチルアミノ酸類とその誘導体
およびその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 1若しく1才それ以上のフッ素原子を生理活性化合物の
分子構造中に導入することにより、しばしばその化合物
の活性および特性を劇的に変化させられる。フッ素化化
合物の効力は、副作用を最小とするまで高められている
。[アール、フィラー、アンド、ワイ、コバヤシ編、「
バイオメディカル、アスペクト、オブ、フルオツン、ケ
ミストリー」コーダンシャ、リミテッド、東京;エルセ
ピア−、バイオメディカル、アムステルタ゛ム(198
2)。
(R,Filler and Y、  Kobayas
hi、Eds、、  ”Bi  。
me  dic  at 、aspects of f
luorine chemistrV”、Kodans
ha、Ltd、、  丁okyo  ;  Elsev
ier  Biomedical。
Amsterdam  (1982) ] 、 シカシ
フ:rカラ、トリフルオロメチル基を含有する新規薬品
の開発は、この基を含む好適な出発物質がないために、
妨げられていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、各種のペプチド類、ホルモン類およびビタミ
ン類の製造用に、特に有用な出発物質およびその合成法
に関する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、生理活性ペプチド類の合成方法に関する。
特に、一般式■ CI−(2=C(CF3)7CO−Q   (I >し
式中、Qは水酸基、ハロゲン、アルコキシ基、フェニル
アルコキシ基、フェノキシ基あるいはCH2−C(CF
3)000基を示す。]で表わされる化合物の群から選
ばれたトリフルオロメチルアクリル酸類を第1級または
第2級アミンと反応させることを特徴とするα−トリフ
ルオロメチルアミノ酸類の製造方法に関する。
好ましくは、該アミンは次式(II>で示される。
R−NH−R2(II) [式中、RはR2と同一であってもよいしまたは異なっ
てもよく、RおよびRは水素あるいはトリメチルシリル
基、アルキル基、フェニルアルキル基、あるはA、MR
(AMRはいずれかの末端脱アミノアミノ酸、カルボア
ルコキシ基、カルボフェニルアルコキシ基あるいはカル
ボ置換フェニルアルコキシ基であり、その置換基はアル
キル基、ハロゲンあるいはアルコキシ基である。)であ
る。] 本発明の方法は一般式IIIの化合物の合成に関する。
[式中、R1はR2と同一であってもよいし、または異
なってもよく、R(+5よびR2は水素、アルキル基、
フェニルアルキル基あるいはAMR(AMRはいずれか
の末端脱アミンアミノ酸、カルボアルコキシ基、カルボ
フェニルアルコキシ基あるいはカルボ置換フェニルアル
コキシ基であり、その置換基はアルキル基、ハロゲンあ
るいはアルコキシ基である。)でおり、R1および/ま
たはR2が結合してNにつくときに5〜8員のNを含む
複素環を表わし、ZはR’ R2NあるいはOR3を表
わし、R3は水素、アルキル基、フェニルアルキル基あ
るいは置換フェニルアルキル基を表わし、その置換基は
アルキル基、ハロゲンあるいはアルコキシ基である。] 特に本発明の方法はα−トリフルオロメヂルアラニンの
合成法間する。
この化合物は、不斉炭素原子を含むので、L−およびD
−立体化学配置を示す。ラセミDL混合物としても存在
することができる。
本発明の化合物の範囲には、薬学上許容できるその酸付
加塩を含む。そのような塩類は硫酸、リン酸、塩酸、臭
化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、スルファミド酸、クエ
ン酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、コハ
ク酸、酒石酸、桂皮酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、安息
香酸、サリチル酸、グリコン酸、アスコルビン酸および
関連する酸の各種の無機あるいは有機酸から誘導される
本発明の化合物は薬学上の特性が価値あるために有効で
ある。特に修飾剤として、特にビタミン類、ホルモン類
、抗生物質等の基本的な特性を有する脱トリフルオロメ
チルアナログに対応する相乗作用に有効である。また、
本発明による化合物は抗菌活性を有している。
さらに、本発明の化合物は生理活性ペプチド類の合成用
に有効な出発物質を提供する。さらに詳細には、本発明
のα−トリフルオロメチル−β−アラニンは各種エンケ
ファリンアナログの製造用に使用することができる。一
般的にペンタペプチドを生ずるエンケファリンは分離さ
れ、5位のイミノ酸のみが異なる2つのペンタペプチド
の混合物であることが見い出された。ロイシン5−エン
ケファリンは次の構造式(IV)で表わされる。
11 − 丁yr  −GIV  −GIV  −Ph
e  −Leu  −CH(IV)そしてメチオニン5
−エンケファリンは次の構造式(V)で表わされる。
H−Tyr −Gly −Gly −Phe −Net
 −011(V)(式中、Tyr 、NetおよびLe
l、l残基はL−立体化学配置のすべてである。) ここに含まれる記載仝休に渡り、短縮形はアイユーピー
エーシーーアイユービー(IUPAC−IUB)+ミッ
ションがバイオケム、ジエイ、  (Biochem。
J、)126,773〜780 (1972)に生化学
命名法(Biochemical Nomenclat
ure)として発行した規則により命名法に従って定義
されたアミノ酸を示す。アミノ酸類は他の指示がなけれ
ばL−立体化学配置を示す。アミノ酸類は他の指示がな
ければ[−立体化学配置を示す。
本発明は、トリフルオロメチルアクリル酸類およびその
誘導体と第1級アミンあるいは第2級アミンとを反応さ
せてα−トリフルオロメチルアミノ酸類の製造方法に関
する。R1、R2およびZの値に対して「アルキル」部
分は低級アルキルであり、好ましくは1〜5の炭素原子
であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、ペンチル基、およびネオペン
チル基であり、ハロゲンはフッ素、塩素、臭素、および
ヨウ素である物質を含む方法が好ましい。
喪:明の方法の一実施態様において、トリフルオ  チ
ルアクリル酸は第1級アミンあるいは第2級アミンと反
応する。
(式中、R1あるいはR2はそれぞれトリメチルシリル
基である。)最初に酸ヒドロキシルはlヘリメチルシリ
ル基部分によって置換され、その部分は加水分解と同時
にNからの同じ基の除去にJ:り簡単に除去される。好
ましくはアルカノールにより、好ましくはメタノールの
如き低級アルカノールの働きにより達成される。
本発明の方法の他の実施態様において、酸の代わりに無
水物を使用してそれに対応するアミノアミドを得る。
無水物の代わりに対応する酸ハロゲン化物を使用して、
同様の結果か得られる。
トリフルオロメチルアクリル酸エステル類を出発物質と
して使用すると、エステル基では反応は生じない。
本発明の方法は、時々室温あるいはそれより少し高い温
度が用いられるとはいえ、反応成分を脱水した、極性の
反応不活性な有機溶媒中で、 −5°〜+10℃の温度
で、混合することが好ましい。
反応系に酸ハロゲン化物を含む場合には、その反応は第
3級アミン、すなわち、1〜リエチルアミン、ピリジン
、N−メチルモルフォリン、N−メチルピロリジンおよ
びN、N−ジメチルアニリンの存在下で行なうことが好
ましい。
溶媒は、ヘキサン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の如き炭化水素溶媒、クロロホルム、ジクロロ
メタンあるいはメチレンクロライドの如きハロゲン炭化
水素溶媒、アセ1〜ン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンの如きケトンあるいはジエチルエーテル
あるいはテトラヒドロフランの如きエーテル類が好まし
い。
反応のための典型的な時間は、室温で2〜18時間であ
る。
本発明方法は、式IIのアミンを過剰に使用することが
好ましい。
α−トリフルオロメチル−β−アラニン成分を含むエン
ケファリンアナログは、通常ペプチド類の合成法(すな
わち溶液合成法および同相ペプチド合成法の両者に適応
する方法)により製造される。溶液合成法の場合には、
アミノ酸類がカップルする程度は臨界的ではない。この
ように、ペンタペプチドは所望のアミノ酸を含有するい
ずれかの二つの好適なユニットのカップリングによって
生産される。
本発明のエンケファリンペプチド類製造の通常の方法に
は、C−末端ジペプチド(必要にJ:り保護基で置換さ
れている)とN−保護活性エステルとカップリングして
N−保護ペプチドを生じることを含んでいる。その後、
N−保護ペプチドは常法により脱保護して所望のエンケ
ファリンアナログペプチドを得る。
上記カップリング反応は主にメチレンクロライド、ジメ
チルホルムアミド、あるいはテトラヒドロフランの如き
好適な有機溶媒中で誘導される。
N−メチルモルフォリンの如き反応促進剤の有機塩基を
使用することもできる。
次に、所望のペプチドは最初に逐次的にポリマー基体、
すなわち、クロロメチル化コポリスチレン1%ジビニル
ベンゼンポリマー(必要によりN−保護化−C−ターミ
ナルアミノ酸)に結合し、N−保護基を除き、好適な試
薬、すなわちジシクロへキシルカルボジイミドの存在下
に特有のN−保護化アミノ酸類とカップリングすること
からなる固相ペプチド合成法により得られる。
本書に記載した方法に使用する活性エステル類には、ア
ミノ酸類の活性機能を電子受容(負)置換体を有するア
ルキルエステル類のようにさらに反応性にするものか好
ましく、それらには、ビニルエステル類、エノールエス
テル類、フェニルエステル類、ヂオフ■ニルエステル類
、ニトロフェニルエステル類、2,4−ジニトロフェニ
ルエステル類、トリクロロフェニルエステル類およびニ
トロフェニルチオールエステル類がある。2.4.5−
トリクロロフェニルエステル類が特に好ましい。
本書に記載した方法の中間体のアミン機能はジフェニル
メチルあるいはトリフェニルメヂル基、必要によりハロ
ゲン、ニトロ基、低級アルキルあるいは低級アルコキシ
基(例えば、無水、1〜リチルおよびシバラメl−キシ
ベンズヒドリル)、の如きアリール低級アルキル基の如
き一般に使用されるアミン保護基、フォルミル、トリフ
ルオロアセチル、フタロイル、p−t〜ルエンスルホニ
ル、ベンゼンスルホニル、ベンゼンスルフェニルおよび
0−ニトロフェニルスルフェニルの如きアシル基、必要
により芳香族ラジカル中で各種ハロゲン原子、ニトロ基
あるいは低級アルキル、低級アルコキシあるいは低級カ
ルボアルコキシ基で芳香族基が置換されているカルボベ
ンゾキシ基の如きカルボン酸またはチオカルボン酸から
誘導された基、例えば、カルボベンゾキシ、p−ブロモ
カルボベンゾキシあるいはp−フェニルアゾベンジロキ
シカルボニルおよびpip’  −メ1〜キシフェニル
アゾ)ベンジロキシカルボニル、トリルオキシカルボニ
ル、2−フェニル−2−プロポキシカルボニル、2−ト
リル−2−プロポキシカルボニルおよび2−(バラビフ
ェニル)−2−プロポキシカルボニル、およびt−ブト
キシカルボニル、アリルオキ 。
ジカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニルおよび
t−アミルオキシカルボニルの如き脂肪酸オキシカルボ
ニル基によって保護できる。
アミノ基は、アミン基と1,3−ジケトンとの反応によ
ってで得られるエナミン類( enam i nes 
)、例えばベンジルアセトンあるいはアセチルアセトン
類を形成することによっても保護される。
保護基は、液体アンモニア中でナトリウムあるいはリチ
ウムによる還元反応、水添分解く例えば、パラジウムブ
ラック触媒の存在下)、酢酸中にお= 16 − けるハロゲン化水索酸処理(例えば臭化水素酸、フッ化
水素酸あるいは塩酸)による処理あるいはトリフルオロ
酢酸処理によって簡単に除去できる。
本発明の方法によって生産されたエンケファリンアナロ
グペプチド類は価値ある薬学上の特性のために有効であ
る。例えば、鎮静させる受容部位における作用薬がある
。そのような作用薬は各種鎮痛薬、麻酔性の拮抗薬、お
よび下痢防止剤として有効である。
本発明の式IIIのαートリフロオロメチルー.βーア
ラニンおよびエンケファリンアナログペプチド類は、多
種典型的な薬学上の担体と結合して鎮痛薬、麻薬中毒者
の治療に役立つ麻酔性の拮抗薬および下痢防止剤として
有効な組成物を与える。
これらの化合物の服用量は使用される固有の化合物およ
び得られる固有の応答の如き各種ファクターに依存する
。鎮痛剤として使用される物理的な服用量は変化する。
(実施例) 次の実施例は本発明により示される化合物およびその製
造法を詳細に示す。当業者には、多くの変性(化合物お
よび方法の両者)が本記述の目的および意図から離れる
ことな〈実施されることが判るであろう。
実施例1 2−トリフルオロメチルアクリル酸(α−TFMAA) ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(
5.5q,7.85ミリモル)、2〜ブロモ− 3.3
.3− トリフルオロプロペン(139Q。
0、794モル)、水(20CI,1.11モル)およ
びテトラヒドロフラン(500me)中のトリエチルア
ミン(109g,1.08モル)の混合物を1リツトル
のステンレス鋼製のオートクレーブに投入し、CO圧3
5atm下で、撹拌しながら2時間、75〜80℃で加
熱した。その後、オートクレーブを0℃まで冷却し減圧
した。2N−HCΩ(300d>を反応混合物中に加え
、その混合物をエーテル(4X300威)で抽出し、硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を蒸発し、その残留物を
減圧下で蒸溜して表題の化合物(沸点:9゜℃/ 28
 torr ;融点52.5〜53°C)を得た。
実施例2 N、N、O−トリス(トリメチルシリル)〜α−トリフ
ルオロメチルーβ−アラニン 乾燥塩化メメチレン20mff)中の2−トリフルオロ
メチルアクリル酸(α−TFMAA)(2゜8Q、20
.0ミリモル)溶液中にベキサメチルジシラジン(6,
5q、40.3ミリモル)を0〜5℃で撹拌しながら滴
下した。混合物を均一溶液になるまで室温で撹拌したく
2〜3時間)。ついで、溶媒を真空中で留去しN、N、
O−1〜リス(トリメチルシリル)−α−1−リフルオ
ロメチル−β−アラニンを得た。その特性を下記に示す
”H−NMR(CD(d)3)δ:0.31 (s。
9H)、2.9〜3.5 (m、3H)、IR(NaC
D板):1730(νC=O) Cm−’ 。
実施例3 α−トリフルオロメチル−β−アラニン(α−TFM−
β−Ala)  19 一 実施例2で得られたN、N、O−トリス(トリメチルシ
リル)−α−トリフルオロメチル−β−アラニン(7,
41Q)にメタノール(20d)を、撹拌しなから0〜
5°Cで滴下した。発熱反応終了後、混合物を一夜撹拌
した。減圧下に溶媒を留去した後、エーテル(ドライ、
30d>を加えて無色結晶のα−TFM−β−△1aを
得た。その特性を下記に示す。
融点 : 111〜114°C ’H−NMR(D20) :δ3.2〜3.6 (m)
19F−NMR(D20) :δ−68,28(d。
d、J=20.7,6.3Hz>、 IR(KBr円盤):3425 (s>、3115(シ
N、、3.>、1620 (νo=o)、1520(δ
N11> ””、 TLC(S iO2,n−ブタノール/氷酢酸/水−4
/1/1):Rf O,30にンヒドリン発色法)。
元素分析二 = 20− 実測値 C,30,38H,4,07N、  8.77
計綿値 C,30,58H,3,85N、  8.92
実施例4 α−トリフルオロメチル−β−アラニン(α−T「M−
β−△Ia) アンモニアで飽和したメチレンクロライド(ドライ、5
00d>溶液を0〜5℃でメチレンクロライドにアンモ
ニアガスを導入して調製した。この溶液中にメチレンク
ロライド(ドライ、50m>のα−TFMA△(8,O
q、57.1ミリモル)溶液を撹拌しながら加えた。添
加が完了した後、アンモニアガスをざらに10分間導入
し、混合物を一夜撹拌した。その後溶媒を減圧下で留去
し、エーテル(100rd>を加えて無色の固体である
α−TFM−β−Alaを得た。P2O5で乾燥した後
、その融点は112〜115℃であった。
NMRおよびIRスペクトルおよびTLC分析結果は実
施例3の方法で得られたα−TFM−β−Alaの結果
と同一である。
実施例5 N−ベンジル−α−TFM−β−Alaの合成法塩化メ
チレン(11mj7)中のα−TFMAA(1y11 
g、 7.93ミリモル)溶液に室温でトリエチルアミ
ン(1,2d、8.6ミリモル)を加えた。5分間撹拌
後、ベンジルアミン(850mL 7.93ミリモル)
を混合物に加え、その混合物を室温で一夜撹拌した。反
応混合物を水洗し、10%クエン酸で調整(pH6〜7
)すると、白色固体を沈澱し始めた。沈澱物をグラスフ
ィルターに補集し、水洗し、真空中で乾燥してN−ベン
ジル−α=T’FM−β−Ala(1,77q。
90%)を得た。その特性を下記に示す。
融点:155〜158°C1 IR(KBr円盤):3500〜2000(ν。■。
νNH) 、1600 (ν。=o’)、1510(δ
NH)cm−+、 ’H−NMR(DMSO−do /アセl−ンーdo 
):2.80〜3.15 (m、2H>、3.15〜3
、60 (m、 1 H> 、 4.03 (broa
d S、 2H)、、’7.39 (S、5H>。
実施例6 N−アセチル−α−TFM−β−Alaの合成法ピリジ
ン(4,2mff)中のα−TFM−β−△l a (
852m0.5.42ミリモル)懸濁液中に無水酢酸(
0,57mf!、5.96ミリモル)を加え、室温で3
時間撹拌した。ピリジンを真空下で留去した後、酢酸エ
チル(4,0mj>を残留物に加え、その溶液を2 N
 −HCDで洗浄し、水洗し、無水Wt酸ナトリウムで
脱水した。溶媒を蒸発し、無色の油状のN−アセチル−
α−TFM−β−AI a (901ma、83%)を
得た。その特性ヲ下記に示す。
IR(neat) : 3700〜2200 (ν。、
、 l、’N[、>10 (S、 3H) 、 3.6
0〜4.. 10 (m、 3H〉 TLC(Si02〉:Rf 0.63(n−BuCH/
氷酢酸/水−4/1/1.ニンヒドリン発色法)。
実施例7 N−カルボベンジルオキシ− laの合成法 2N−NaOl−1 (10.5m,21ミリモル)中
のαーTFMーβ−A l a (3. 1 4.Q,
 20ミリモル)溶液中に氷水冷却下、クロロギ酸ベン
ジル(CBZ−CD,3.52d,22ミリモル)を加
え、混合物を室温で一夜撹拌した。反応混合物をエーテ
ルで洗浄し、1NHCflで中和した。
酢酸エチルで抽出し、抽出物を無水硫酸ナトリウムで脱
水した。溶媒を真空中で留去しN−CBZ−αーTFM
ーβ−A l a (3.88Q,73。
3%精製)を得た。その特性を下記に示す。
融点110〜112°C1 1R(KBr円盤): 341 5,3330.327
5、3195 (ν。、、νNH)、1685(νc=
o >、1605(δNH) Cm”、 1H−NMR (CDC!Q3)δ:4.4〜5.3(
m.3H)、5.09 (m,2H)、7.34(br
oad S,’6H)。
 24 一 実施例8 αーTFMーβー△laーNH2の合成法THF(ドラ
イ、20mff)中のαーTFMーβ−Ala (1.
41Q, 10ミリモル)および1〜リエチルアミン(
1.4m(!.1’0ミリモル)溶液中に−25〜−3
5°Cでクロロギ酸エチル(0。
96mL10ミリモル)を加え、15分間撹拌した。得
られた白色懸濁液に−25〜−35℃で乾燥アンモニア
ガスを15分通した後、室温で一夜撹拌した。溶媒を除
去した後、酢酸エチルおよび水を残留物に加え溶解した
。有機溶媒相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、
水洗し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。真空下で溶媒
を留去し、粘稠な油状のαーT’FMーβーA1aーN
H2(1.09q,70%)を得た。その特性を下記に
示す IR’(’neaj) :3350. 3200 (1
’NH) 、 16’95(ν  ) 1620(δN
ll) Cm−’、C−0  ・ TLC(Si02):Rf O.20(n−BuCH/
氷酢酸/水=4/′1/1,ニンヒドリン発色決)。
実施例9 αーTFMーβーAlaーOEt塩酸塩(1’) 合成
法塩化メチレン(ドライ、15d)中のα−1〜リフル
オロメチルアクリル酸エチル(378m(]、2。
25ミリモル)溶液中に−25〜−35°Cで乾燥アン
モニアガスをバブリングして導入した。次いで、−25
〜−35°Cで約1時間、乾燥窒素をバブリングして余
剰のアンモニアを除去した。冷水で洗浄し、゛溶媒を減
圧下で除去した後、残留物に2N−HCO/酢酸エチル
(20威)を加えて溶解し、溶媒を蒸発した。エーテル
(ドライ、30d)を加え、析出した白色粉末を濾別し
、乾燥し、αーTFMーβーAlaーOEt塩酸塩エー
テラート(5 4 5n+g,’ 8 2%)を得た。
その特性を乍記に示す。
融点1゛19〜12゛2℃、 IR(KBr円m): 3500 〜2200 (ν’
NH)、1725(νC=0 ) Cm−’、 1H−NMR (D2 0)δ: 1 、 1’1 (
’t’.’ J−7 、 6 ト(z、   3H) 
 、   1.  14   (t、   J=7. 
 1H2,3ト1)  、  3.  02  (q 
、   J=7.  61月 Z。
21−1>、3.30〜3.55 (m、2H)、3゜
90〜4.05 (m、IH)、4.14 (q、J−
7,IH2,2+−1)。
実施例10 α−TFM−β−Ala残塁を含むエンケファリンアナ
ログの合成法 1)t−BOC−Tyr−D−Ala−Of−1(A)
の合成法 塩化メチレン(50d)中のt−BOC−チロシン(4
,08CI、14.5ミリモル)およびD−アラニンメ
チルエステル塩酸塩(2,10q。
15.0ミリモル)懸濁液に氷水冷却下で撹拌しなから
N−メチルモルホリン(NMM、1.65mj、15.
0ミリモル)、 1−ヒドロキシベンゾ1〜リアゾール
(+−10BT、1.96g、、14..5ミリモル)
およびジシクロへキシルカルボジイミド(DCC,3,
59g、17.4ミリモル)を加え、−夜撹拌した。反
応後、温度を室温まで自然に昇温した。溶媒を減圧下で
留去した後、酢酸エチル(50m>を残留物に加えた。
析出したN。
N′ −ジシクロヘキシル尿素(DCU>を読切し、1
0%クエン酸水溶液、水、10%炭酸ナトリウム、水の
順で洗浄し、無水硫酸す[・リウムで脱水した。溶媒を
減圧下で留去し、4.720の粗生成物を得た。シリカ
ゲル力ラムクロマトグラノイーで精製してt−BOC−
ヂロシルー〇−アラニンメチルエステル<(A>、4.
40Ω、82%)得た。
メタノール(17d>中の(△)(3,47q。
9.47ミリモル)溶液に室温で撹拌しながら1N−N
 aCH(19mff、 19ミリモル)を加えた。
反応混合物を45分間撹拌し、10%クエン酸水溶液を
加えてDH6〜7に調整した。メタノールを減圧下で留
去し、10%炭酸す1〜リウム水溶液を加えてpH9〜
10に調整し、塩化メチレン(20me)で洗浄した。
水相部を10%クエン酸溶液を加えてDH3〜4に調整
し、酢酸エチル(100威X1,50威×2)で抽出操
作を行なった。抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水した
減圧下で溶媒を留去し、t−BOC−TVr、−D−A
laを得た。その特性を下記に示す。
融点:248〜253°C(分解)、 TLC(Sin2):Rf  0.17 (CHCN3
/MeCH/氷酢m−9515/3. ニンヒドリン発
色法)。
ii>2−TFMA−Phe−Met−OMe (D)
の合成法 t−BOC−フェニルアラニルメチオニンメチルエステ
ル(B)を、前述の従来法に基づきジメチルホルムアミ
ド(DMF)中のt−BOC−フェニルアラニン(3,
39CI、12.8ミリモル)、メチオニンメチルエス
テル塩酸塩(3,06g。
15.3ミリモル>、DCC(3,16q、15゜3ミ
リモル)、HOBT (1,73q、12.3ミリモル
)およびNMM (1,69InI!、 15.3ミリ
モル)から合成した。シリカゲル力リムクロマトグラフ
ィーにより精製し、↑−BOC−Phe−Met−OM
e (B)(4,50g、85%)を得た。t−BOC
−Phe−Met−OMe(B)(1,92g、4’、
68ミリモル)に氷水冷却下で撹拌しながらトリフルオ
ロ酢酸(10d)を加え、その混合物を35分間撹拌し
た。減圧下でトルフルオロ酢酸を留去し、2 N −1
−(Cfl /酢酸エチル(!M)を残留物に加え、撹
拌溶解し、真空下で溶媒を留去し濃縮した。再度、2 
N −1−ICU/酢酸エチルを加え、溶媒除去工程を
行ない、残留物にエーテル(ドライ)を加えた。得られ
た固体をグラスフィルターで捕集し、エーテル(ドライ
)で洗浄し真空中で脱水して、吸湿性酸のH−P h 
e −Me t −OMejm酸塩((C)、1゜43
g、87%)を得た。
塩化メチレン(ドライ、25d>中の前述の塩酸塩(C
)懸濁液に、氷水冷却下でNMM (0゜46d、4.
2ミリモル)およびDCC(1,02C]、4.94ミ
リモル)を加え、15分間撹拌した。次に、α−トリフ
ルオロメチルアクリル酸(α、−TFMAA、577n
+g、4.12ミリモル)を加え、反応混合物を氷水冷
却下で40分間撹拌した。常法に基づく操作の後、シリ
カゲルカラムクロマ1〜グラフイーにより精製して、無
色、固体のα−トリフルオロメチルアクリロイルフェニ
ルアラニルメヂオニンメチルエステル(α−TFMΔ−
Phe−Met−○Me)((D>、1.25Q、70
%)を得た。その特性を下記に示す。
融点:132〜135°C1 TI−C(SiO2):Rf  0.18 (CHCN
3 /MeCH=10/1.UV発色法)、RfO,4
8(AcOEt/n−ヘキサン=1. /1ニンヒドリ
ン発色法)。
1H−NMR(CDCD3.TMS)6:1.85〜2
.20 (m、2H)、2.04 (s、3H)、  
 2.  4.1   (t、   J=4.  5H
z、   2H)、   3゜14、(d  of  
Q、J=13.8,6.3,7゜2Hz、2H>、3.
74.(s、3H)、4.62 <d  of  t、
J=7.4,5.0Hz、1H)、6.4.4 (Q、
J=1.4l−1z、1H)。
6.50 (d、J=7.4Hz、IH)、6.74 
(d、J=6.5Hz、IH)、7.20〜7゜33 
(m、5H)。
iii )α−TFM−Ala−Phe−Met−OM
e (E>の合成法 塩化メチレン(ドライ、18m>中の上記エステル(D
>(360ma、0.83ミリモル)溶液に、−35〜
−45°Cで乾燥アンモニアガスを導入し、バブリング
させ、−18〜−20℃ざらに75分間撹拌した。減圧
下で溶媒を留去してα−トリフルオロフェニル−β−ア
ラニルフェニルアラニルメチオニンメチルエステル(E
)、373m(1,100%)を得た。その特性を下記
に示す。
性状 無色油状 TLC(SiO2):Rf 0.38,0.26(AC
OET/CH30l−(=10/1.ニンヒドリン発色
法)(ジアステレオマーの混合物)。
iv>Try−D−Ala−TFM−Ala−Phe−
Metの合成法 DMF (2mΩ)中の前記エステル(E)  (35
9mg、0.80ミリモル)、前記エステル(A>(2
81mq、0.80ミリモル)および1−10BT (
108mcr、0.80ミリモル)混合物に氷水冷却下
でDCC(195mqSo、96ミリモル〉を加え、混
合物を室温で一夜撹拌した。
常法により、粗製カップリング製品(581mC1>を
得て、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して
t−BOC−TVr−TFM−β−Δ1a−Phe−M
et−OMe ((F)、443mQ、70.1%)を
得た。その特性を下記に示す。
融点 154〜158°C(分解)、 TLC(Si02):Rf  o、31.0.26(C
HCΩ:+/MeOI−1./’氷酢酸−9815/3
、ニンヒドリン発色法)(ジアステレオマーの混合物)
常法により、t =BOC−ペンタペプチドメヂルエス
テル(F)(165mq、0.21ミリモル)をメタノ
ール中の1NENaCHでケン化して無色固体のt−B
OC−Tr’y−D−Ala−α−下FM−β−Al 
a−Phe−M’et−’OMe((G)、160mq
、98%)を得た。その特性を下記に示す。
融点 118〜121℃(分解)、 王IC(S!02):Rf  O,40,0,36(C
HCLs /MeCH/氷酢1=80/1015、ニン
ヒドリン発色法)(ジアステレオマーの混合物)。
t−BOC−ペンタペプチド((G)、’150mci
、0.19ミリモル)をトリフルオロ酢酸で脱保護し、
常法で2N −t−1c Q/Ac0E t (’5m
Ω)で処理しTyr−D−Ala−α−’TFM−AI
 a’−Phe−Metの塩酸塩(126mCl、94
%)を得た。その特性を下記に示す。
融点 14°9〜153℃(分解)、 TLC(SiO2):Rf  O,76,0,56(n
−Buol−1/氷酢酸/H20=4/1/1、ニンヒ
ドリン発色法)(ジアステレオマーの混合物)。
(発明の効果) 次に、本薬剤の一つであるα−トリフルオロメチル−β
−アラニンの有用性をみる為、ブレビバクテリウム ラ
クトフェルメンタム(BreVibaCterium 
lactofermentum )を用い、本薬剤の生
育阻害とその回復について調べた。
実施例11 実験方法は、上記菌株の菌体を第1表の最少培地でよく
洗浄した後、小型試験管に入れた第2表に示ず所定量の
薬剤及び回復物質を含む最少培地(4威)に所定量接種
し31.5°Cて24時間振盪培養を行ない、培養液の
5601mにおける吸光度を測定して生育度を求めた。
第2表にその相対生育値を示した。
第1表 最少培地の組成(pl−1=7.0)殺菌:1
15°10− 第2表 生育阻害と回復 1)いずれの区分も薬剤濃度Om(J/dを100とし
て表示。
2)カザミノ酸: Difco社製 3)酵母エキス: Difco ′fIL製いずれも使
用最終濃度5mg/rnf!。
第2表に見られるように本薬剤は、上記菌株の生育を阻
害し、カザミノ酸および酵母エキスでその阻害が回復さ
れる。カザミノ酸中には各種のアミノ酸とビタミンが含
まれており、更に酵母エキス中には核酸のほか各種の天
然物が存在する。カザミノ酸で生育阻害が回復するとい
う現象は、上記菌株の生育に必須な成分でカザミノ酸中
に含まれている物質の生合成を本薬剤が阻害しているこ
とを示している。
このような薬剤は、アミノ酸生産菌の育種でよく知られ
ているアミノ酸アナログと同様にその生産菌株の育種に
有用な物質である。
次に、l’−yr−AI a−4α−CF3−β−AI
 a−)−Ph e −Me t (以後F−ペプチド
と称する)はオピオイドペプチドとしての活性を有する
、事が期待される。オピオイド活性は一つにはホットプ
レート法あるいはテールピンチ法による鎮痛作用で評価
され、また一方ではオピオイドレセプターを含有する各
種摘出標本に対する作用によって評価される。
そこで、今回はF−ペプチドの「モルモット回腸の腸筋
神経叢付き従走筋標本に対する収縮抑制効果」をMet
−エンケファリンと比較して調べた。
実施例12 体重353gのモルモットを撲殺後、直ちに頚動脈を切
断し、流水で血液を流しながら瀉血させ、解剖冊の上で
腹壁を切開した。回腸を静かにたぐり出し’15cmに
切り取り、タイロードにつけ、腸内内容物を洗浄した。
約5cmに回腸を切断後、アクリル棒をさしこみ腸管膜
にそってピンセットの先で表面をなでるように縦に切っ
た。綿で腸管にそってしごいて腸筋をはがし、ミシン糸
で結んでマグヌス装置のタイロード液中につるした。腸
筋の下端を固定し、上端はFDトランスジューサーに結
び、標本には白金電極を介して電気刺激を与え収縮させ
た。恒温槽は36°Cに、またタイロート頁*)には酸
素と炭酸ガス−95:5の混合ガスを通じた。
F−ペプチドおよびMet−エンケファリンを生理食塩
水に溶解し、上記の腸筋のつるしておるタイロード液に
加え、平滑筋の収縮の大きさの減少する度合を濃度を変
化させて測定し、用量反応曲線を求め、各サンプルの■
C3o(収縮の大きざを50%抑制するのに要するアゴ
ニストの濃度)を求めた。
(杓タイロード液の組成(1Ω) NaCΩ5.54C]、KCflo、35C]。
MqSOs ・7H200,29q、CaCf1O,2
8Q、KH2PO40,16Q。
NaHCO32,IQ、グルコース2.1q測定結果を
第1図に示した。F−ペプチド及びMet−エンケファ
リンの■C5oは各々、本実験条件下で5.9x 1 
(15’M (モル>、1.2X10−8Mであった。
F−ペプチドはMet−エンケファリンの約1150の
収縮抑制効果を有していた。
天然のMet−エンケファリンは分解しやすいが非天然
ペプチドである「−ペプチドは分解に対してより安定で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はペプチドのモルモット回腸標本に対する収縮抑
制効果を示す図である。 特許出願人  ザ、リサーチ、ファウンデーション、オ
ブ、ステート、ユニヴ7シティ、 オブ、ニューヨーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式III ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [ただし、式中R^1はR^2と同一であってもよいし
    また異なっていてもよく、R^1およびR^2は水素、
    アルキル基、フェニルアルキル基あるいはAMR(ただ
    し、AMRはいずれかの末端脱アミノアミノ酸、カルボ
    アルコキシ基、カルボフェニルアルコキシ基あるいはカ
    ルボ置換フェニルアルコキシ基であり、その置換基はア
    ルキル基、ハロゲンあるいはアルコキシ基である。)で
    あり、R^1および/またはR^2が結合して窒素につ
    くときには5〜8員の窒素を含む複素環を表わし、Zは
    R^1R^2NまたはOR^3を表わし、R^3は水素
    、アルキル基、フェニルアルキル基あるいは置換フェニ
    ルアルキル基を表わし、その置換基はアルキル基、ハロ
    ゲンまたはアルコキシ基である。]で表わされるトリフ
    ルオロメチルアミノ酸類。
  2. (2)R^1、R^2およびZにおいてアルキル部分は
    炭素原子数が1〜5の低級アルキルである特許請求の範
    囲第1項に記載のトリフルオロメチルアミノ酸類
  3. (3)一般式IIIの化合物はα−トリフルオロメチル−
    β−アラニンである特許請求の範囲第2項に記載のトリ
    フルオロメチルアミノ酸類。
  4. (4)R^1およびR^2はAMR(ただし、AMRは
    前記のとおり)である特許請求の範囲第1項に記載のα
    −トリフルオロメチルアミノ酸類。
  5. (5)Tyr−D−Ala−α−TFM−β−Ala−
    Phe−Metで表わされる化合物である特許請求の範
    囲第4項に記載のα−トリフルオロメチルアミノ酸類。
  6. (6)一般式 I CH_2=C(CF_3)−CO−Q( I )[ただし
    、式中、Qは水酸基、ハロゲン、アルコキシ基、フェニ
    ルアルコキシ基、フェノキシ基、またはCH_2=C(
    CF_3)COOである。]で表わされる化合物の群か
    ら選ばれたトリフルオロメチルアクリル酸類を、第1級
    または第2級アミンと反応させることを特徴とするα−
    トリフルオロメチルアミノ酸類の製造方法。
  7. (7)アミンが一般式II R^1−NH−R^2(II) [ただし、式中、R^1はR^2と同一であってもよい
    しまた異なっていてもよく、R^1およびR^2は水素
    、トリメチルシリル基、アルキル基、フェニルアルキル
    基あるいはAMR(ただし、AMRはいずれかの末端脱
    アミノアミノ酸、カルボアルコキシ基、カルボフェニル
    アルコキシ基あるいはカルボ置換フェニルアルコキシ基
    であり、その置換基はアルキル基、ハロゲンあるいはア
    ルコキシ基である。)であり、R^1および/またはR
    ^2が結合して窒素につくときには5〜8員の窒素を含
    む複素環を表わす。]で表わされる特許請求の範囲第6
    項に記載の方法。
  8. (8)反応成分を脱水した、反応に不活性な極性有機溶
    媒中で−5°〜+10℃で混合してなる特許請求の範囲
    第3項または第7項に記載の方法。
  9. (9)反応成分の接触が室温で2〜18時間行なわれて
    なる特許請求の範囲第6項ないし第8項のいずれか一つ
    に記載の方法。
  10. (10)過剰のアミンが使用されてなる特許請求の範囲
    第6項ないし第9項のいずれか一つに記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003089402A1 (fr) * 2002-04-19 2003-10-30 Daikin Industries, Ltd. Procede de production d'un compose $g(a)-fluoro-$g(b)-alanine et d'un intermediaire destine a ce compose
JP2010083856A (ja) * 2008-09-03 2010-04-15 Central Glass Co Ltd α−トリフルオロメチル−β−置換−β−アミノ酸類の製造方法

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