JPS61285442A - 原稿サイズ検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は原稿サイズ検出装置に関し、さらに詳細にい
えば、コンタクトガラス上に原稿を密着状に固定する原
稿押えにより原稿を吸着させるとともに、吸着させられ
た原稿のサイズをも同時に検出することができる新規な
原稿サイズ検出装置に関する。

〈従来の技術〉 従来からコンタクトガラス上にセットされた原稿のサイ
ズを自動的に検出することが強く要望されており、この
要求を満足させるものとして、コンタクトガラスの下方
に発光体、および受光体を取付け、原稿の有無により受
光体による受光量が変化することを利用した原稿サイズ
検出装置が提供されている。

したがって、この構成の原稿サイズ検出装置であれば、
発光体、および受光体の配設位置を選択することにより
、どの定型サイズの原稿がコンタクトガラス上にセット
されているのかを判別することができ、特に変倍率自動
設定機能を有する複写機であれば、予め選択された複写
紙のサイズ、および検出された原稿サイズに基いて自動
的に変倍率を設定することにより、効率良く複写動作を
遂行することができる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記の構成の原稿サイズ検出装置であれば、上記したよ
うに確実なサイズ検出を行なうことができるのであるが
、コンタクトガラスの下方に必要数の発光体、および受
光体を取付けなければならないので構成が複雑化するの
みならず、原稿露光時における光学系の移動を阻害しな
いように配慮しなければならないので、取付は可能範囲
が限定されるという不都合がある。また、コンタクトガ
ラス上に原稿をセットした後、原稿押えを閉じることに
より、原稿のセット位置がずれるという不都合もある。

このうち、後者の不都合のみについてみれば、原稿押え
に静電吸着力を発生させるようにすることにより対処す
ることができる（特開昭６０−１１８３２号公報参照）
が、前者の不都合については何ら解消することができな
い。

この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
原稿押えを閉じた場合でも原稿の位置ずれが全くなく、
しかもコンタクトガラスの下方における構成の複雑化を
全く招来することのない原稿サイズ検出装置を提供する
ことを目的としている。

〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この発明の原稿サイズ検
出装置は、原稿押えの所定位置に、複数対の導電体を互
に近接させて取付け、多対の導電体間に高電圧を印加し
ているとともに、多対の一方の導電体の電圧変化を検出
する検出手段を具備しているものである。

但し、上記各一対の導電体としては、定型の原稿のセッ
ト位置に対応する領域に取付けられていることが好まし
く、また上記検出手段としては、電源投入当初における
多対の一方の導電体の電圧を維持し、検出動作時点にお
ける多対の一方の導電体の電゛圧を上記維持電圧と比較
するものであることが好ましい。

く作用〉 上記の構成であれば、各一対の導電体間に高電圧を印加
することにより、原稿押えに静電吸着力を発生させて、
原稿を位置ずれする虞れなく固定することができる。

そして、本件の発明者が鋭意研究した結果、原稿を吸着
した状態と原稿を吸着していない状態とで各一対の導電
体間における漏れ電流が変化することを見出し、この漏
れ電流の変化に起因する多対の一方の導電体の電圧変化
を検出することにより、原稿吸着領域、即ち、原稿サイ
ズを検出することができる。

そして、上記各一対の導電体が定型の原稿のセット位置
に対応する領域に取付けられている場合には原稿が何れ
の定型サイズのものであるかを検出することができ、ま
た上記検出手段が、電源投入当初における多対の一方の
導電体の電圧を維持し、検出動作時点における多対の一
方の導電体の電圧を上記維持電圧と比較するものであれ
ば、経時劣化等の影響を受けることなく確実に原稿サイ
ズを検出することができる。

〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第３図はこの発明の原稿サイズ検出装置を装着した複写
機の一実施例を示す外観斜視図であり、複写機本体（１
）の上面中央部にコンタクトガラス（′２Ｊを取付けて
いるとともに、開閉可能な原稿押え（３）を取付けてい
る。そして、一方の側面所定位置に給紙カセット（４）
を抜取り可能に装着しているとともに、他方の側面所定
位置に排出トレイ（５）を取付けている。尚、（６）は
複写機本体の上面前部に取付けた操作パネルである。

第１図は原稿サイズ検出装置の一実施例を示す電気回路
図である。

原稿押え（３）の所定位置に、Ａ３判、Ａ４判、８４判
、８５判等の定型り”イズの原稿セット領域に対応させ
て各一対の導電体（７ａＨ７ｂ）を配設しているととも
に、各一対の一方の導電体（７ａ）を直流高圧電源（８
）の正電圧端子に接続し、他方の導電体（７ｂ）を、そ
れぞれ抵抗（９）を介して直流高電圧電源（８）の負電
圧端子に接続している。そして、各導電体（１ｂ）と抵
抗（９）との接続点電圧を、直接増幅器□□□に印加し
ているとともに、保持回路（１１）を介して増幅器（１
２）に印加し、両地幅器００１（１２）からの出力信号
を、検出手段としての比較器（１３）に印加し、比較器
（１３）カラノ比較出力信号ヲ、ＣＰＵ、　ＲＡＭ、　
ＲＯＭ。

Ｉ１０ボート、クロック発生器等を有するマイクロコン
ピュータ（１４）に印加している。

尚、上記マイクロコンピュータ（１４）には、カセット
サイズ検知信号を印加しており、また、マイクロコンピ
ュータ（１４）からの制御信号を給紙クラッチ（１５）
、および光学系（１６）に印加している。

ここで、上記原稿押え（３）についてさらに詳細に説明
すると、第２図に示すように、絶縁性プラスチック等か
らなる絶縁層（１７）　（例えば厚み２〜４ｍｍ　）に
、互に所定間隔離隔させた状態で、導電性プラスチック
等からなる導電体（７ａＨ７ｂ）を配設し、さらに高誘
電体プラスチック等からなる表面吸着Ｉｆ（１８）（例
えば厚み０．５ｍｍ）を形成したも切であり、上記両導
電体間に５００〜３０００Ｖの直流高電圧を印加するこ
とにより、Ａ４判の用紙での剪断剥離強度が約３〜５−
の吸着力を発生させることができる。

以上の構成であれば、図示しない電源スィッチを投入す
ることにより複写機を動作可能な状態にすれば、直流高
電圧が各一対の導電体（７ａ）（７ｂ）の間に印加され
、この状態における（複写紙を吸着して′いない状態に
おける）両導電体（７ａ）（７ｂ）の間に生じる漏れ電
ｉ（対応する、導電体（７ｂ）と抵抗（９）との接続点
電圧が保持回路（１１）により保持され続け、増幅器（
１２）を介して比較器（１３）に印加される。そして、
他方の増幅器Ｖには、各時点における上記接続点電圧が
印加される。

したがって、原稿を吸着していない状態においては両地
幅器（至）（１２）からの出力信号が等しく、原稿を吸
着している状態においては増幅器的がらの出力信号が大
きくなるので、両地幅器（財）（１２）の出力信号の大
小関係により定まる比較器（１３）からの比較出力信号
に基いて、マイクロコンピュータ（１４）において原稿
を吸着している状態か否かを判別することができる。そ
して、吸着状態であれば、複数個の比較器（１３）から
の比較出力信号により、例えば最小の原稿サイズに対応
する領域にのみ原稿が吸着されていれば、対応する比較
器（１３）のみが吸着状態信号を出力するので、吸着さ
れている原稿のサイズを検出することができる。

そして、検出された原稿サイズに対応して給紙クラッチ
（１５）の駆動を制御することにより、例えば原稿サイ
ズに対応する複写紙を搬送することができ、光学系（１
６）の駆動を制御することにより、例えば不必要に広い
範囲にわたる露光動作を確実に防止することができる。

この場合において、複写機が自動変倍機能を有するもの
であれば、上記検出された原稿サイズ、および予め設定
された複写紙サイズに基いて自動的に変倍率を設定する
ことができ、効率良く複写動作を遂行することができる
。

また、コンタクトガラス（２］の上に原稿をセットする
場合には、原稿押え（３）の所定位置に原稿を吸着させ
た状態で原稿押え（３）を閉じればよく、何ら位置ずれ
を生じさせることなく原稿をコンタクトガラス（２の所
定位置に密着状にセットすることができる。逆に原稿を
取出す場合にも、飛ぶことなく、原稿押え（３）に吸着
させた状態でコンタクトガラスＣ′２Ｊから持上げるこ
とができる。

尚、この発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、例えば導電体（７ａ）　（７ｂ）の配設状態をきめ細
かく設定することにより、定型サイズ以外の原稿のサイ
ズを検出できるようにすることが可能である他、保持回
路（１１）を省略して比較器（１３）に予め設定された
定数値を印加することが可能であり、その他この発明の
要旨を変更しない範囲内において、種々の設計変更を施
すことが可能である。

〈発明の効果〉 以上のようにこの発明は、発光素子、受光素子等を使用
することなく、簡単な構成で原稿を吸着させることがで
きるとともに、吸着状態における原稿サイズを検出する
ことができるという特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は原稿サイズ検出装置の一実施例を示す電気回路
図、 第２図は原稿押えの構成を示す縦断面図、第３図はこの
発明の原稿サイズ検出装置を装着した複写機の一実施例
を示す外観斜視図。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コンタクトガラスの上面に原稿を密着 状に固定する原稿押えの所定位置に、複 数対の導電体を互に近接させて取付け、 各対の導電体間に高電圧を印加している とともに、各対の一方の導電体の電圧変 化を検出する検出手段を具備しているこ とを特徴とする原稿サイズ検出装置。 ２、各一対の導電体が、定型の原稿のセッ ト位置に対応する領域に取付けられてい る上記特許請求の範囲第１項記載の原稿 サイズ検出装置。 ３、検出手段が、電源投入当初における各 対の一方の導電体の電圧を維持し、検出 動作時点における各対の一方の導電体の 電圧を上記維持電圧と比較するものであ る上記特許請求の範囲第１項記載の原稿 サイズ検出装置。