JPS61284617A - 計数秤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、計量物を目標個数に合せるための合せ込み計
量を行なう計数秤に関する。

（従来技術とその問題点） 計量物の個数を計数する計数秤を使用する態様には、未
知個数の計量物を計数する一般的な使用の外に、計量物
を目標個数に合せるための合せ込み計量、例えば部品を
ｔｏｏｏ個計数して袋詰する場合に、そのｔｏｏｏ個に
合せるための合せ込み計量とがある。

このうち、後者の合せ込み計量においては、一回の計量
毎の計数値を加算表示して、その累計値が目標個数とな
った時点で、計量を終了する方法（例えば、実公昭５８
−１５８７９号公報に記載のもの）と、予め目標個数を
設定しておき、一回の計量毎にその計数値を目標個数か
ら漸次減算して、現在の不足数（残数）を算出表示し、
その残数がＯとなった時点で計量を終了する方法とがあ
る。

従来は、このような累積加算或いは減算は、すべて専用
のキーで操作するようにしていた。このため、操作が煩
雑になるとともに、キー操作を誤った場合には、その修
正操作も必要となり、処理に手間取るという問題があっ
た。

（発明の目的） 本発明は、このような従来技術の問題点の解消を目的と
し、煩雑なキー操作をすることなく、自動的に累積加算
或いは減算が出来る計数秤の提供を目的とするものであ
る。

（発明の概要） 本発明の計数秤は、一回の計量毎に、計量皿に載荷され
る計量物の個数を累計表示し、または目標個数に対する
残数から上記載荷計量物の個数を減算して、新たな残数
を算出表示する計数秤において、秤が安定すると載荷計
量物の個数を記憶し、載荷計量物の計量皿からの除去の
検出により、上記記憶個数に基づいて、従前の累計値ま
たは残数を記憶更新することを特徴とするものである。

そして、秤が安定するまでは従前の累計値または残数を
表示するようにしたものである。

（実施例） 以下、図により本発明の一実施例について説明する。第
１図は、本発明の概略のブロック図である０図において
、ロードセル１は図示しない計量皿に載荷される計量物
の重量を検出し、アンプ２で検出信号を増幅する。Ａ／
Ｄ変換器３は、アナログ値の計量信号をディジタル値に
変換し、マイクロコンピュータ等で構成される演算制御
部４に入力する０表示部５は、計量物の重量、個数、単
重（計量物１個当りの重量）を表示する外、後述するよ
うに目標個数に対する残数を表示する。

キー人力部６は、テンキー、ファンクシ１ンキーで構成
され、目標個数の設定等必要なキー人力を行なうもので
、設定された目標値は演算制御部４のメモリに記憶され
る。

第２図は、表示部５による種々の表示モードの説明図で
ある。この表示部５には、重量、個数、単重を表示する
欄が設けられており、各モードの表示は次のように行な
う。

（１）サンプリングモード イニシャル設定時、または、単重が未設定の場合に自動
的に設定される。

（２）残数モード 単重表示欄がブランクとなり、重量表示欄に残数が表示
される。このモードは、単重と目標個数をセットすると
、自動的にセットされる。

（３）計数モード 個数表示欄のみが使用され、重量表示欄と単重表示欄は
ブランクとなる。このモードは、単重のみがセットされ
たときに、自動的にセットされる。

このように、ｆ必要な表示欄をブランクにすることによ
り、各表示モードが識別できるようにしている。

第３図、第４図は、本発明の処理手順を示すフローチャ
ートである０次に、これらのフローチャートにより、残
数モード設定時の処理について説明する。

（１）秤の動作をスタートさせ、キー人力部より単重及
び目標個数をセットする。Ａ／Ｄ変換が終了するまでは
、キーオンチェック（ステップ１１）、キー処理（ステ
ップ１２）のキーチェック変換が終了すれば、ステップ
２以降の秤処理、表示処理に移行する。

秤処理では、Ａ／Ｄ変換器からのデータの入力処理、Ａ
／Ｄ変換器から入力されたデータの重量値換算処理、重
量値を単重で除算して個数を算出する処理等が行なわれ
る。

表、不処理では、個数レジスタの内容を個数表示レジス
タに設定しくステップ２０）、残数モードの設定である
のでステップ２１の条件判定はＮＯとなり、ブランクデ
ータを単重表示レジスタに設定する（ステップ２２）、
さらに、目標個数のセットを確認しくステップ２３）、
残数レジスタの内容を重量表示レジスタにセットする（
ステップ２４）。

秤に計量物が載置されていない間は、ステップ５からス
テップ１に戻るルーチン処理となり、現在の算出個数（
個数＝０）と、前回までの残数とが表示される。なお、
ステップ１０の減算処理が一度も実行されていない間は
、残数は目標個数と（２）次に、計量物を秤に載置する
と、秤が安定するまではステップ３からステップ１に戻
るループ処理が行なわれ、残数レジスタの内容を更新す
るステップｌＯの処理は実行されない、このため、秤が
不安定の間は、ステップ２４の処理により、従前の残数
が表示される。

秤が安定すると、ステップ３からステップ７までの処理
が順次実行され、ステップ７において、残数≧算出個数
、の判断結果がＹＥＳとなれば。

秤の安定中の算出個数を個数レジスタに設定し。

前回までの残数から１個数レジスタの内容を減算して重
量表示レジスタに記憶する。更に、減算中であることを
明示するために、”ｓｕｂ”の記号を単重表示レジスタ
に設定する。

これにより、重量表示欄には、現在の残数（但し、この
残数は表示用の仮のものであり、計量物の積み増し、又
は抜き取りにより増減する）が表示され、それまでブラ
ンクであった単重表示欄には、減算処理中であることを
表示する“ｓｕｂ”の記号が表示される。

このようにして、秤が安定中はステップ９からステップ
ｌに戻るルーチン処理がＡ／Ｄ変換終了毎に繰り返され
て、残数１個数、“ｓｕｂ”が表示される。

（３）次に、計量物を秤から降ろすと、秤の表示は零に
復帰しくステップ９）、残数レジスタの更新が行なわれ
る（ステップ１０）、即ち、前回までの残数（残数レジ
スタの内容）から、安定中の算出個数（個数レジスタの
内容）を減算し、その結果を再び残数レジスタに設定し
て更新する。

このように、載荷された計量物が秤から降ろされたこと
を条件として残数を更新していくので、専用キーなしで
、累積減算が行なえる。

（４）なお、表示処理において、単重のみをセットして
目標個数をセットしないときには（ステップ２３）、重
量表示レジスタにもブランクデータが設定されて（ステ
ップ２５）、自動的に計数モードが設定される。

また、サンプルモードの設定時には（ステップ２１）、
単重レジスタの内容を単重表示レジスタに設定しくステ
ップ２６）、重量レジスタの内容を重量表示レジスタに
設定する（ステップ２７）。

そして、各表示レジスタにストアされた内容は、一定周
期の割り込みによって順次読み出され、表示部に出力さ
れて表示される。

以上の実施例では、残数の更新を明確にするために、秤
の不安定中には従前の残数を表示し、秤が安定した時点
で、現在の残数を表示するようにしたが、秤が不安定中
にも遂次残数を表示するようにしても良い。

また１本発明は、残数表示だけでなく、計量毎の個数を
累計表示する場合にも適用できる。この場合には、ステ
ップ８．９における減算処理を加算処理に変更すれば良
い、但し、加算モードの場合は、目標個数を設定する必
要がない代りに、その累計値をクリアする手段が必要と
なる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、合せ込み計量に
より計量物の所定個数を計数する計数秤において、専用
キーの操作を行なうことなく自動的に累計値または残数
の記憶更新が出来るので、煩雑な操作が不要となり、効
率的な運用が図れる。また更新される累計値または残数
は表示装置に表示されるので、操作者は累計値または残
数の確認が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概略のブロック図、第２図は説明図、
第３図、第４図はフローチャートである。 ｌ・・・ロードセル、２・・・アンプ、３・・・Ａ／Ｄ
変換器、４・・・演算制御部、５・・・表示部、６・・
・キー人力部。 特許出願人　　株式会社　石田衡器製作所代　　理　　
人　　　弁理士　　　辻　　　　　　　實ヤ　修　− ヤ　　尋　　蓋

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）一回の計量毎に、計量皿に載荷される計量物の個
   数を累計表示し、または目標個数に対する残数から上記
   載荷計量物の個数を減算して、新たな残数を算出する計
   数秤において、秤が安定すると載荷計量物の個数を記憶
   する手段、載荷計量物の計量皿からの除去の検出により
   、上記記憶個数に基づいて、従前の累計値または残数を
   記憶更新する手段とを有することを特徴とする計数秤。
2. （２）記憶更新する手段により更新された累計値または
   残数を表示手段により表示することを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項記載の計数秤。