JPS61283545A - インキ供給装置 - Google Patents

インキ供給装置

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JPS61283545A
JPS61283545A JP12460685A JP12460685A JPS61283545A JP S61283545 A JPS61283545 A JP S61283545A JP 12460685 A JP12460685 A JP 12460685A JP 12460685 A JP12460685 A JP 12460685A JP S61283545 A JPS61283545 A JP S61283545A
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JP
Japan
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ink
cylinder
rail
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delivery
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JP12460685A
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Shigehiko Miyoshi
三好 成彦
Masayoshi Sato
昌良 佐藤
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a)産業上の利用分野 この発明は、印刷機のインキシリンダにインキレールを
介してインキを供給する装Jに関する。
b)従来の技術 インキレールを経由してインキシリンダへインキを供給
する方式は、とりわけ印刷機の高速稼動時にも充分なイ
ンキ供給を可能ならしめる利点をもつものとして周知で
ある(産業図書発行の印刷技術一般改訂版第357〜3
59頁。
日本新聞協会発行の新聞印刷印刷fI改訂版第208〜
210頁参照)。
インキレールの要部は、インキシリンダの周面の曲率半
径に略等しい曲率の凹曲面にあり、その凹曲面をインキ
シリンダの周面に僅かな間隙例えば0.2+w層を隔て
て対設すると、その凹曲面によってインキシリンダ全周
の約1/4の周範囲が軸方向全域にわたって常時おおわ
れる。従って、その凹曲面に列設された排出孔を通して
タンクからポンプにより前記間隙内に・インキを送り出
すと、インキシリンダの周面にインキがイ・1着し、シ
リンダの回転に伴なって、シリンダの全周にインキが移
される。
ところで、従来型インキレールの材質は鋳鉄(JIS 
 G5501  Fe12)から成り、前記インキ受渡
し用の凹曲面はその鋳鉄の表面を滑らかに仕上げたもの
であった。
これに対して、インキレールからシリンダに移されるイ
ンキの種類をその媒質すなわちベヒクルの相違により分
類すると、油性インキと水性インキに大別される。
インキが固体物質の表面へ付着する現象は、界面化学的
には「ぬれ1として定義され、液体としてのインキが固
体表面に接する角を接触角と称し、その接触角が小さい
程その液体の表面張力が下って固体面のぬれが良く、そ
の接触角   )が大きい程その液体の表面張力が上っ
て固体面のぬれが悪くなる(技報堂出版、日本印刷学会
編、印刷工学便覧第121−145頁、村用享男著、近
代編集社発行、金属機能表面第131〜155頁参照)
、。
C)発明が解決しようとする問題点 前述したように、インキレール方式は、元来、印刷機の
高速化及び長時間運転などにおける印刷効果の改善を目
的にして開発されたものであった。
しかしながら、最近の大量印刷需要に対応するべく、印
刷機の運転速度を更に超高速にした場合に、従来型の鋳
鉄製インキレールでは、鋳鉄表面からインキシリンダ周
面へのインキの転移が印刷機の速度に追従しきれなくな
り、インキの供給が途切れてシリンダ周面に斑が生じる
現象が起きる。
そして、その現象は、粘性の高い油性インキを使用する
オフセット印刷機において、特に顕著に認められるが、
比較的粘性の低い水性インキを使用する印刷時において
も、その発生が認められる。
この発明の目的は、上記の不都合を一掃して印刷機の超
高速度運転時にもインキの供給が決して途切れることの
ない、インキレールによるインキ供給装置を提供するこ
とである。
d)問題点を解決するための手段 この発明は、インキレールにおけるインキ受渡し面を、
インキと鋳鉄表面との間に生じる接触角より大きい接触
角をもつ個体物質で表面処理すること、あるいは更に上
記に加えて、そのインキ受渡し面に対設するインキシリ
ンダの周面を、その受渡し面に使われている固体物質よ
りも接触角の小さい固体物質で表面処理することにより
、前記問題点を解決した。
e)  作    用 インキが受渡し面に接する接触角を従来の鋳鉄表面のそ
れよりも大きくしたので、その面に付着するインキの表
面張力が上り、従って、付、nぬれが悪くなるから、そ
の面からインキが転離し易くなり、高速時にもインキの
受渡しが円滑に継続される。
受渡し面側のインキの転離を向上させる一方で、受入れ
側のインキシリンダの周面にインキが接する接触角を前
記受渡し面のそれより小さくしたので、その周面に付着
するインキの表面張力が下り、従って、付着ぬれが良く
なるから、その周面へのインキの受入れが容易となり。
高連時にもインキの授受供給が円滑にJII続される。
f〕  実  施  例 第1図及び第2図で示すように、インキレールIを介し
てインキシリンダ2にインキラ供給する方式において、
インキシリンダ2のインキ受は入れ用周面21に、例え
ば0.2mmの間隙3を隔てて、その周面の曲率半径に
略等しい曲率のインキ受渡し用凹曲面11を対設し、そ
のインキ受渡し面11に列設された排出孔12を通して
、図示しないタンクから、図示しないポンプにより、前
記間隙3内にインキを送り出しつつ、インキシリンダ2
を矢印方向(第1図参照)に回転させると、間隙3内の
インキがインキシリンダの周面21に付着すると共に、
インキレールの受渡し而11にも一様に付着し、インキ
シリンダ2の回転に伴なって、受渡し面11から受入れ
周面21にインキが転移していく。
そして、インキレール1の材質は鋳鉄(JISG501
  Fe12)から成る。以りの構成作用は従来周知で
ある。
上記の構成において、本発明では、インキレールlのイ
ンキ受渡し面11を、インキと鋳鉄表面との間に生じる
接触角より大きい接触角をもつ固体物質(細かい点で表
示)で表面処理する。 そのような性質の固体物質は、
油性インキを使用する場合、鋳鉄より親油性が劣るもの
 。
、例えばクロム等が該当し、水性インキを使用する場合
、鋳鉄より親水性が劣るもの、例えば4フッ化エチレン
(商品名テフロンT−30)等が該当する。
インキ受渡し面11に隣接する。インキレール1の上面
13及びまたはその下面14にも、   )運転中、イ
ンキが付着するので、その上面13と下面14もまたイ
ンキ受渡し面11と同じ材質のもので表面処理すること
が望ましい。
表面処理の手段としては、メッキ、溶射、溶接、接着、
コーティング、ライニング等何れでも良く、かつ最終的
に表面が滑らかに仕上っていれば良い。
このように、本発明では、従来の鋳鉄による表面形成よ
りも、油性インキでは比較的親油性が劣る固体物質を使
用し、水性インキでは比較的親木性が劣る固体物質を使
用し、何れの場合であっても、インキの表面張力を上げ
て、付着ぬれを悪くしたので、インキ離れが促進される
更に、本発明では、上記の構成に加えて、インキレール
1のインキ受渡し而11に対設されたインキシリンダ2
の周面21を、インキ受渡し面11に使われている固体
物質よりも相対的に接触角の小さい固体物質(細かい点
で表示)で表面処理する。
そのような性質を有する固体物質は、油性インキを使用
する場合、例えば銅等が該当し、水性インキを使用する
場合1例えばクロム等が該当する。
そのように構成することによって、インキシリンダ2の
周面21は、インキ受渡し面11を構成する物質よりも
、油性インキでは比較的親油性が高い固体物質を使用し
、水性インキでは比較的親木性が高い固体物質を使用し
、何れの場合であっても、インキの表面張力をインキ受
渡し面11よりも下げて、付着ぬれを良くしたので、イ
ンキシリンダ2の周面21へのインキの付着が促進され
る。
換言すれば、インキを受は渡すレール1側とインキを受
は入れるシリンダ2側との間で、インキ付着力の差を大
きくしたことにより、前記両者の間に接触したインキは
、インキシリンダ2の回転で双方に分離されるときに、
インキ付着力が弱くて離れ易いインキレールlの面11
側から、インキ付R力が強くで付刃し易いインキシリン
ダ2の周面21側に転移する。
g)発明の効果 以上詳述したように、本発明では、インキレールのイン
キ受渡し面11を鋳鉄よりも接触角の大きな固体物質で
表面処理して、インキの表面張力を上げ、インキの付着
力を弱めてインキ離れを良くし、或は更にそれに加えて
、インキシリンダ2の周面21側を前記表面処理物質よ
りも接触角の小さな固体物質で表面処理して。
インキの表面張力を下げ、インキの付着力を強めたこと
によって、インキの転離を増進させることに成功したの
で、印刷機を従来以上に高速回転させても、それに充分
に対応して円滑なイ・ ンキ供給を行ない得るようにな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明する側面図、 第2図は、第1図のインキレールにおけるインキ受渡し
面を見易く表示した斜視図である。 l@−・インキレール。 11・・・そのインキ受渡し面、 12争・eインキ排出孔。 13・・・受渡し面に隣接する上面。 14・・・受渡し面に隣接するf面、 2・・[F]インキシリンダ、 21・・・そのインキ受入れ周面。 3拳・・IIJI隙。 特許出願人  株式会社東京機械製作所代理人弁理士 
 三  根    守 さ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インキレールにおけるインキ受渡し面を、インキ
    と鋳鉄表面との間に生じる接触角より大きい接触角をも
    つ固体物質で表面処理したことを特徴とするインキ供給
    装置。
  2. (2)インキレールにおけるインキ受渡し面を、インキ
    と鋳鉄表面との間に生じる接触角より大きい接触角をも
    つ固体物質で表面処理する一方、そのインキ受渡し面に
    対設するインキシリンダの周面を、前記インキ受渡し面
    に使われている固体物質よりも接触角の小さい固体物質
    で表面処理したことを特徴とするインキ供給装置。
  3. (3)油性インキを使用する場合、インキ受渡し面に鋳
    鉄よりも親油性が劣る固体物質を使った特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の装置。
  4. (4)インキ受渡し面の固体物質として、クロムを使っ
    た特許請求の範囲3項記載の装置。
  5. (5)油性インキを使用する場合、インキシリンダの周
    面の固体物質として、銅を使った特許請求の範囲第2項
    記載の装置。
  6. (6)水性インキを使用する場合、インキ受渡し面に鋳
    鉄よりも親水性が劣る固体物質を使った特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の装置。
  7. (7)インキ受渡し面の固体物質として、4フッ化エチ
    レンを使った特許請求の範囲第6項記載の装置。
  8. (8)水性インキを使用する場合、インキシリンダの周
    面の固体物質として、クロムを使った特許請求の範囲第
    2項記載の装置。
  9. (9)インキ受渡し面として、その面に隣接するインキ
    レール上面及びまたは下面までを含ませた特許請求の範
    囲第1項、第2項、第3項、第4項、第6項、または第
    7項記載の装置
JP12460685A 1985-06-08 1985-06-08 インキ供給装置 Granted JPS61283545A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06297688A (ja) * 1993-04-12 1994-10-25 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置におけるインキ供給装置
US6289807B1 (en) 1996-10-25 2001-09-18 Koenig & Bauer Aktiengesellschaft Open, pressureless ink duct having a low surface energy coating to aid in forming a roll of ink

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112731A (ja) * 1974-06-17 1976-01-31 American Bank Note Co
JPS5798830U (ja) * 1980-12-10 1982-06-17

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