JPS6128286Y2 - - Google Patents

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JPS6128286Y2
JPS6128286Y2 JP1979101421U JP10142179U JPS6128286Y2 JP S6128286 Y2 JPS6128286 Y2 JP S6128286Y2 JP 1979101421 U JP1979101421 U JP 1979101421U JP 10142179 U JP10142179 U JP 10142179U JP S6128286 Y2 JPS6128286 Y2 JP S6128286Y2
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JP
Japan
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rotating body
cassette
brake band
brake
shaped gear
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JP1979101421U
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JPS5621863U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカセツトタイプのビデオテープレコー
ダ(以下VTRと略称する)に係わり、特にポー
タブルタイプのVTRに実施して好適なイジエク
ト装置に関する。
上記した特にポータブルタイプのVTRは、野
外でのビデオ撮りに使用されるのがほとんどであ
り、また使用上の形態としては固定された台の上
へ据置かれる平置の状態よりも、肩に下げての縦
置の状態で使用されることが多いものである。従
つて、上記のイジエクト装置は平置と縦置におい
て、ビデオカセツトの重量等の姿勢差によるイジ
エクト装置の回転トルク差が著しくなるために、
上記ビデオカセツトの装着・装脱を行なうイジエ
クト操作伴なうカセツトホルダの開成時に生ずる
強い衝撃力ならびに衝撃音が問題となる。特に長
時間録画用のビデオカセツトはテープの積載量も
多く、それだけ重量も増すために、上記した平置
と縦置における使用状態での差が大きくなり、イ
ジエクト装置が受ける衝撃力ならびに衝撃音がさ
らに問題となる。
上記した問題点を解消すべくイジエクト装置に
バランサーを使用したものもあるが、該バランサ
ーが大きくなること、また回転中心に対称に位置
させるようにするためのスペース等の問題が残さ
れている。
本考案は上記した問題点を簡単な構成からなる
装置によつて解消するものであり、特にポータブ
ルタイプVTRを使用するときの姿勢が使用範囲
の角度内で変化した場合でも、上記の姿勢に応じ
て制動力がイジエクト装置にかかるようになし、
平置での使用状態ならびに縦置での使用状態を問
わず、使用範囲内における変化角度に応じた制動
力が与えられるようになしたイジエクト装置を提
供することを目的とする。
以下、図面を参照しながら本考案による一実施
例を説明するに、まずは第1図によりブレーキバ
ンドによる制動機構について説明する。第1図は
ブレーキバンドによる上記したイジエクト装置の
回転制動機構の原理を示すものであり、支点1を
中心軸として回動自在に設けられた杆体2の下端
部にはバランスウエート3が固定されている。そ
して、中心軸が回転可能に枢支された回転体5が
ブレーキバンド6によつて上記した杆体2の支点
1と係止部4に係合されている。
いま、上記の回転体5が図示の実線矢印方向に
回動した場合のブレーキバンド6によるブレーキ
トルクT1は、 T1=Fl(e〓〓−1)/a・r (1) となる。上記の(1)式において、Fは縦置に場合に
おける重力方向Vgに作用する力である。またl
は支点1とバランスウエート3の中心点との、距
離,aは支点1と係止部4との距離,rは回転体
5の半径,θは回転体5とブレーキバンド6とが
接する範囲の角度、そしてμはブレーキバンド6
と回転体5との間における摩擦係数である。な
お、Hgは平置の場合における重力方向を示して
いる。さらに、(1)式中Fは次のように表わされ
る。
F=mg cosα (ただし、αは図示する如くの重力方向とのず
れの角である。) すなわち、Fは重力方向が変われば上記したず
れの角αに、追従して変わるものである。
次に、回転体5が図示の破線矢印方向に回動し
た場合のブレーキルクT2は次の如くとなる。
T2=Fl(e〓〓−1)/a〓〓・r (2) 上記した(1),(2)式を比較すると、(2)式でのブレ
ーキバンドT2は(1)式でのブレーキバンドT1より
も1/e〓〓倍だけ小さくなることがわかる。
上記(1),(2)式に示したブレーキバンドT1,T2
をイジエクト装置の動作から考えてみると、T1
の極限はカセツト装脱時におけるイジエクト装置
に作用する制動力であり、T2の極限はカセツト
装着時におけるイジエクト装置に作用する制動力
である。従つて、上記した原理によれば、ブレー
キトルクは重力方向とのずれの角αによつて変化
し、その時のトルク大きさは平置状態から縦置状
態にあるにつれて増加する。すなわち、イジエク
ト装置の回転制動トルクも平置状態から縦置状態
になるにつれて増加するものである。そこで、上
記した点を実際のイジエクト装置の回転トルクと
ブレーキバンドによるトルクとに当てはめ、上記
のイジエクト装置の回転トルクとブレーキによる
トルクとの差を適宜選択することにより、使用状
態での角度差による前述した衝撃を軽減すること
ができるものである。
而して、第2図は上記した原理に基づく本考案
によるるイジエクト装置の一実施例である。
第2図中11および12は連結杆であり、それ
ぞれは連結杆11の13部で枢支され、ほぼX字状
のリンク機構を構成している。さらに、上記の連
結杆11はその両端が15,16で枢支されると
ともに連結杆12は17で枢支されている。また
14はカセツトが載置されるカセツト載置台であ
り、その鉤部14Aが正規位置へのカセツト装置
時においては下に押下げられて図示しないストツ
パーによりロツクされる。なお、図示の図面は、
説明の都合上イジエクト操作によつて上記のスト
ツパーを排除して上記のロツクを解除せしめ、カ
セツト載置台をカセツト装脱位置にした場合で示
してある。また、図中一部点線で示す30は、イ
ジエクト時に上記カセツト載置台14を正規の位
置で止めるようになした鉤部14Aと係合する停
止部材である。
上記連結杆12は17で枢支されるとともに、
該連結杆12の直角方向に延びた延長部12Aが
一端が固定板18に結合されたばね19と係合さ
れ、該ばね19によりイジエクト時には上記連結
杆12は図示する上昇方向(カセツト装脱方向)
に付勢される。また、上記の連結杆12のほぼ中
央部には扇形ギア部20が設けられており、該扇
形ギア部20には22を支点として回動自在に設
けられた杆体21が配設されている。上記の杆体
21には係止部23が設けられているとともに、
その下端部にはバランスウエート24が取付けら
れている。さらに、固定板18の植立杆25には
回転自在に設けられた回転体26があり、該回転
体26には軸を同じくして一体に回転するギア2
7が取付けられ、該ギア27は上記した扇形ギア
部20と噛合するようになつている。上記の回転
体26には上記杆体21の支点22および係止部
23が係合されたブレーキバンド28が係架され
ている。なお、上記実施例にあつては、杆体21
を扇形ギア部20に支点22で回動自在に設けた
ので、連結杆12の上下動に伴なつて杆体21も
若干下動してブレーキトルクに影響を与えるが、
実際上は杆体21の上下動はわずかであり、実用
上で何ら不具合を生じない。そして、固定板18
に設けた支持板に杆体21を回転自在に設けても
良いことは勿論である。
さらにカセツト装着時においては図示の状態か
らカセツト載置台14がばね19に抗して押下げ
られて鉤部14Aが図示せぬストツパーによつて
ロツクされる。このとき、上記した扇形ギア部2
0と回転体26に設けられたギア27との噛合
は、第1図のを参照して説明したように逃げ角と
なるためカセツトの装着に際しては余分な力をか
ける必要はなく、無理せずらくにできるものであ
る。なお、図中の29は上記した構成からなるイ
ジエクト装置の固定板18をヤーシ等に取付ける
ための植立ピンである。
而して、上記した構成からなるイジエクト装置
においては、平置使用時ならびに縦置使用時にお
いてバランスウエート24の重力方向が変化し、
これに伴なつてブレーキバンド28のブレーキト
ルクが変化するようになしたので、平置使用時な
らびに縦置使用時いずれの場合でも、また使用状
態における姿勢の変化角に応じた制動力を得るこ
とができ、さらにカセツト装脱時においては扇形
ギヤ20とギヤ27との噛合状態は食込み角とな
り、カセツト装着時には扇形ギヤ部20とギヤ2
7との噛合状態は逃げ角となるため、本考案の所
期の目的を達すべくブレーキバンドによるイジエ
クト装置の回転制動力を得ることができる。
そしてさらに、本考案のイジエクト装置は構造
が簡単であるので、小型軽量化および低価格化が
容易であり、特にポータブルタイプにあつては、
肩にさげたり手に持つたりして使用されるため
に、この小型軽量化が容易であることは実用上極
めて有益である。
上記した一実施例ではポータブルタイプの
VTRを例にとり説明したが、ポータブルタイプ
のカセツトテープレコーダ等にも応用できること
は言うまでもなく、その他その要旨を変更しない
範囲で種々変形して実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本原理を説明するための
図、第2図は本考案によるイジエクト装置の一実
施例を示す図である。 11,12:連結杆、18:固定板、19:ば
ね、20:扇形ギア部、21:杆体、22:支
点、23:係止部、24:バランスウエート、2
6:回転体、27:ギア、28:ブレーキバン
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポータブルタイプのVTRおよびカセツトテー
    プレコーダ等のイジエクト装置において、カセツ
    ト載置台を昇降させるリンク機構を構成する連結
    杆の一つに設けられた扇形ギア部と、下端部にバ
    ランスウエートが取付けられるとともに回動自在
    に設けられた杆体と、固定板に設けられた植立杆
    に回転自在に配設された回転体と、この回転体に
    同心に固定され前記扇形ギア部と噛合するギア
    と、前記杆体の支点および係止部に係合され前記
    回転体に係架されたブレーキバンドと、を備え、
    姿勢に応じて前記バランスウエートに加わる重力
    方向の変化により前記ブレーキバンドで前記回転
    体に与えるブレーキトルクを変化させるように構
    成したことを特徴とするイジエクト装置。
JP1979101421U 1979-07-23 1979-07-23 Expired JPS6128286Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979101421U JPS6128286Y2 (ja) 1979-07-23 1979-07-23

Applications Claiming Priority (1)

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JP1979101421U JPS6128286Y2 (ja) 1979-07-23 1979-07-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5621863U JPS5621863U (ja) 1981-02-26
JPS6128286Y2 true JPS6128286Y2 (ja) 1986-08-22

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ID=29334162

Family Applications (1)

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JP1979101421U Expired JPS6128286Y2 (ja) 1979-07-23 1979-07-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084207A (ja) * 1973-11-24 1975-07-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084207A (ja) * 1973-11-24 1975-07-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5621863U (ja) 1981-02-26

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