JPS61281967A - 尿沈渣用検査管 - Google Patents

尿沈渣用検査管

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JPS61281967A
JPS61281967A JP12272585A JP12272585A JPS61281967A JP S61281967 A JPS61281967 A JP S61281967A JP 12272585 A JP12272585 A JP 12272585A JP 12272585 A JP12272585 A JP 12272585A JP S61281967 A JPS61281967 A JP S61281967A
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sediment
urine
test tube
soluble polymer
water
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Hitoshi Oba
大場 斉
Tamotsu Inoue
保 井上
Koremasa Goushi
合志 維誠
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■発明の背景 技術分野 本発明は、尿の沈渣成分を染色し、検査するために用い
られる尿沈渣用検査管に関する。
先行技術 尿中の沈渣成分に含まれる赤血球、白血球、細胞等の観
察を行なう場合、該沈渣成分に対して染色剤を添加し、
染色された状態の沈渣成分を観察するようにしている。
従来、尿の沈渣染色は、先ず採尿コツプに採尿された検
査対象としての尿を検査管に所定量採取し、該採取され
た尿を遠心分離機により遠心分離するようにする。遠心
分離された検査管内の尿は、L澄み部分が該検査管から
除去され、残った沈渣成分に対して所定量の染色剤を添
加するようにしている。染色剤の添加は、検査管に残っ
た沈液成分に対して直接染色剤を添加する方法と、沈渣
成分をスライドグラス上に2〜3滴採取し、該採取され
たスライドグラス上の沈渣成分に対して染色剤を添加す
る方法がある。添加される染色剤の割合は、沈渣成分の
量に対する必要量とされ、このため、検査管に残った沈
渣成分あるいはスライドグラス上に採取された沈渣成分
に対する染色剤の添加量の調整が行なわれる。染色剤が
添加された検査管内の沈渣成分は、スライドグラス上に
採取され、該採取された染色状態の沈渣成分を顕微鏡を
用いて観察するようにしている。また、スライドグラス
上の沈渣成分に対し、染色剤を添加した場合についても
、同様の方法により該スライドグラス上の沈渣成分を顕
微鏡を用いて観察するようにしている。
しかしながら、このような方法により尿の沈渣染色を行
ない、染色された状態の沈渣成分を観察する場合、沈渣
成分に対する染色剤の添加作業に手間を要し、その分脈
の沈渣染色の検査に手間がかかるものとされた。
II発明の目的 本発明は尿沈渣染色の検査を簡単かつ迅速に行なうこと
を目的としている。
■発明の構成 E記目的を達成するために1本発明は、底部に向かって
縮径した尿沈渣用検査管において、水溶性ポリマーと染
色剤との混合物を内面底部に付着することとしている。
また、本発明に係る尿沈渣用検査管は、上記水溶性ポリ
マーをPVP (ポリビニルピロリドン)としている。
また、本発明に係る尿沈渣用検査管は、上記水溶性ポリ
マーをPVA (ポリビニルアルコール)としている。
また1本発明に係る尿沈渣用検査管は、上記水溶性ポリ
マーをPEG (ポリエチレングリコール)としている
また、本発明に係る尿沈渣用検査管は、上記水溶性ポリ
マーをCMC(カルボキシメチルセルロース)としてい
る。
■発明の詳細な説明 以下1本発明の実施例を図面を参照して説明する。
尿沈渣用検査管10の形成には、下端部が縮径されたス
ピッツ管11が用いられる。材質はガラスでも合成樹脂
でもよい、染色剤は特に限定されることなく、従来尿沈
渣染色に用いられているものSternheimer−
Malbin染色剤、 Sternheimer染色剤
、トルイジン青染色剤等測でも使用できる。−例を掲げ
ると、Sternheimer and Malbin
法に準じた下記の成分からなる第1液および第2液の混
合液が用いられる。該混合液は、先ず第1液および第2
液を各々乳鉢を用いて充分すりつぶし、次いで第1液と
第2液をl:2の比で混合することで液状の染色剤を製
造することとしている。
第1液 Crystal violet         3.
0g95%エチルアルコール     20.0mlシ
ュウ酸アンモニウム      0.8g再々蒸留水 
         80.hl第2液 5afranin  O0,25g 95% −z f /L/ 7 、+1/ コ−Jl/
      10.0ml再々蒸留水        
  100.h1次に、この調整された染色液に水溶性
ポリマーを加え溶解する。水溶性ポリマーとしては、例
えばPVP(ポリビニルピロリドン)、PVA (ポリ
ビニルアルコール)、PEG (ポリエチレングリコー
ル)、CMC(カルボキシンメチルセルロース)等があ
る。上記液状の染色剤に対する水溶性ポリマーの割合と
しては、PVP、PVA、CMCについては染色剤に対
して0.1〜1重量2の混合比が、PEGについては染
色剤に対して5〜20重量%の混合比がそれぞれ適当と
される。
この混合溶液をスピッツ11に分注する0分注量は沈渣
縫の1/3程度が適当であり、通常20−40、anと
するのがよい1分注された溶液は、熱乾燥または除湿乾
燥させる。これにより、スピッツ管11の底部に乾燥固
化された状態の染色剤と水溶性ポリマーの混合物が2点
鎖線14に示すように付着されることとなる。尿沈渣用
検査管lOは。
このようにして形成され、該検査管10を用いての尿の
沈渣染色は、検査管10内に尿を注入することにより行
なわれる。
■発明の具体的作用 次に、上記実施例に係る尿沈渣用検査管10の作用を説
明する。
上記のようにして形成された尿沈渣用検査管10を用い
ての尿の沈渣染色は、「臨床検査法提要」 (金属出版
)に示されている「尿沈渣検査法」に準じて行なう、先
ず採尿コツプに採尿された尿をスポイト等により検査管
lOにlO−見注入し1次いで該検査管10を不図示の
遠心分離機により回転する。遠心分離機による回転は1
,500rp■で5分間程度行なわれ、この結果、第2
図に示すように注入された尿が上澄み15と沈渣成分1
6とに分離されることとなる。検査管10の底部に付着
される固化状態の染色剤と水溶性ポリマーの混合物は、
遠心分離が終了する頃、すなわち検査管に尿を入れてか
ら5分以−ヒたつと、水溶性ポリマーは、溶は易い状態
となっており、同時に染色剤も溶は易い状態となってい
る。遠心分離された状態の尿は、上澄み15の部分を取
り除き、残った沈渣成分16を第2図に示すようにピペ
ッティングする。これにより沈渣成分16は染色剤によ
り充分染色されることになる。
上記のようにして、沈渣成分16に対する染色が行なわ
れると、該沈渣成分16がスポイト17によりlO〜2
0終見程度採取される。スポイト17により採取された
沈渣成分16は、第3図に示すようにスライドグラス1
8上に供給される。スライドグラス18上に供給された
沈渣成分16に対しては、さらにカバーグラス19が被
われ、この状態で染色された沈渣成分16を顕微鏡によ
り観察するようにする。この結果、沈渣成分16のうち
赤血球、円柱、扁平と皮等の細胞は、染色剤により紫〜
赤紫色に、白血球等は染色剤により赤色に染まる状態で
観察されることとなる。
次に、形成される尿沈渣用検査管lOにおける染色剤と
水溶性ポリマーとの混合割合を変化させ、各割合での尿
の沈渣成分16の染色状態を観察する実験を行なった。
実験は上述した方法と同じように10 rafLの尿を
検査管IOにとり、 1.50Orpmで5分間遠心分
離した後、上澄み成分15を除去後、沈渣成分16を数
回ピペッティングした。
その沈渣成分を10IL文とり、顕微鏡で観察した。
水溶性ポリマーはPVP、PEG、CMC,PVAにつ
いて行なわれ、染色剤に対する各水溶性ポリマーの割合
をOz〜30%まで段階的に変化させて行なった。また
、観察は、水溶性ポリマーを成分とするゲル状物の有無
がどのような状態で確認されたか、さらに沈渣成分の染
色状態の良否について行なった。実験は、全部で3回行
なわれ、その平均をとって行なった。実験の結果は下記
の表工のようになった。
表工から判るとおり、PVP、CMC,PVAの場合に
は、染色剤に対する混合割合が1.5zを超えるあたり
から、PEGの場合には25%を超えるあたりからゲル
状物が観察されることが確認された、これは水溶性ポリ
マーが充分溶けきらないためである。ゲル状物の存在は
、赤血球、白血球等の検査対象の観察に支障をきたし、
このため、各水溶性ポリマーの混合割合は、これらの数
値以下が適当とされる。また、沈渣成分の染色状態につ
いては、CMCの場合には0.5tを超えるあたりから
、PEGの場合には5.0tを超えるあたりから、さら
にPVP、PVAの場合には0.Hを超えるあたりから
それぞれ良好な染色状態が得られることが判った。これ
らの結果を総合すると、PVP、CMC,PVAの場合
には染色剤に対するこれらの各物質の混合割合を0,1
〜tXに、PEGの場合には染色剤に対して5〜2oz
の混合割合とすることが最もよい観察状態を得られるこ
とが判る。
このように、上記実施例に係る尿沈渣染色用検査管10
は、検査管10内に適量の尿を加え、遠心分離すること
で検査管10内の沈渣成分16に対して付着された混合
物を溶解することが可能となり、該混合物中の染色剤に
より、沈渣成分16が染色されることとなる。これによ
り、従来のように尿に対して染色剤を添加する作業や尿
に対する染色剤の添加量を調整する等の作業が解消され
、尿沈渣染色の検査を簡単かつ迅速に行なうことが可能
となる。
■発明の具体的効果 以上のように、本発明は底部に向かって縮径した尿沈渣
用検査管において、水溶性ポリマーと染色剤との混合物
を内面底部に付着することとしたため、尿沈渣染色の検
査を簡単かつ迅速に行なうことができるという効果があ
る。
また、本発明に係る尿沈渣用検査管は、上記水溶性ポリ
マーをPVP(ポリビニルピロリドン)としたため、検
査管内部に対する混合物の付着が確実に行なえることと
なる。
また、本発明に係る尿沈渣用検査管は、上記水溶性ポリ
マーをPVA (ポリビニルアルコール)としたため、
検査管内部に対する混合物の付着が確実に行なえること
となる。
また、本発明に係る尿沈渣用検査管は、上記水溶性ポリ
マーをPEG (ポリエチレングリコール)としたため
、検査管内部に対する混合物の付着が確実に行なえるこ
ととなる。
また、本発明に係る尿沈渣用検査管は、上記水溶性ポリ
マーをCMC(カルボキシメチルセルロース)としたた
め、検査管内部に対する混合物の付着が確実に行なえる
こととなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る尿沈渣用検査管を示す
正面図、第2図は検査管内の沈渣成分を抽出する状態を
示す正面図、第3図は染色された尿の沈渣成分を観察す
る過程を示す斜視図である。 10・・・尿沈渣用検査管、11・・・スピッツ管、1
4・・・染色剤と水溶性ポリマーの混合物、16・・・
沈渣成分。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)底部に向かって縮径した尿沈渣用検査管において
    、水溶性ポリマーと染色剤との混合物を内面底部に付着
    してなることを特徴とする尿沈渣用検査管。
  2. (2)上記水溶性ポリマーがPVP(ポリビニルピロリ
    ドン)である特許請求の範囲第1項に記載の尿沈渣用検
    査管。
  3. (3)上記水溶性ポリマーがPVA(ポリビニルアルコ
    ール)である特許請求の範囲第1項に記載の尿沈渣用検
    査管。
  4. (4)上記水溶性ポリマーがPEG(ポリエチレングリ
    コール)である特許請求の範囲第1項に記載の尿沈渣用
    検査管。
  5. (5)上記水溶性ポリマーがCMC(カルボキシメチル
    セルロース)である特許請求の範囲第1項に記載の尿沈
    渣用検査管。
JP12272585A 1985-06-07 1985-06-07 尿沈渣用検査管 Granted JPS61281967A (ja)

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JPS61281967A true JPS61281967A (ja) 1986-12-12
JPH0513467B2 JPH0513467B2 (ja) 1993-02-22

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283965U (ja) * 1985-11-14 1987-05-28
JPH04278460A (ja) * 1991-03-06 1992-10-05 Shima Kenkyusho:Kk 尿沈渣検査成績管理方法

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