JPS61280811A - 湯沸器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、湯沸器に関する。

〔従来の技術〕

従来、都市ガス、ＬＰガス等の炭化水素系燃料を熱源と
して水を加熱して温水に変換するような熱交換器におい
ては、燃料と燃焼用空気とを最適な空燃比となるように
混合して燃焼を行ない燃焼効率を高めて熱交換効率を高
めている。

斯る燃焼方式においては、燃料が水素成分を含有してい
るために燃焼により水蒸気が生成され、このため、燃焼
排ガスにおける相対湿度が１００チを越えることとなり
、燃焼室を形成する燃焼室壁や熱交換器のフィン等に水
滴が付着し、機器の故障の原因となっていた。

このような燃焼室壁や熱交換器のフィン等への水滴の付
着を防止するため、過剰空気を供給し空燃比を最適なも
のとしないで、相対湿度が１００チを越えないようＫし
水滴の付着を防止している。

しかし、このように水滴の付着を防止するために空燃比
を最適なものとしない場合燃焼効率が低下してしまうと
いう欠点がある。

従って、本発明は上記問題点を解決するために為された
ものであって、最適な空燃比で燃焼させることができ、
しかも水滴の付着を防止することができる湯沸器を提供
することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明による湯沸器は、最適の空燃比でガス燃料を燃焼
させるバーナの上方に配設された熱交換器を囲繞し燃焼
室を形成する壁に、壁や熱交換器のフィンに付着した水
滴を集める集水器（集水手段）を設け、集水器（集水手
段）に集められた結露水を霧化させろ超音波霧化装置を
集水器（集水手段）に付設し、超音波霧化装置（霧化手
段）の近傍に超音波霧化装置（霧化手段）による霧化粒
子の再度の結露を防止する調整用空気取入口（調整用空
気取入手段）を設けて成る。

本発明による湯沸器では、バーナによるガス燃料の最適
の空燃比での燃焼でガス燃料の水素成分により発生した
水蒸気が燃焼室の壁や熱交換器のフィンに結露付着し水
滴となって集水器（集水手段）に集められ、集水器（集
水手段）に集められた結露水を超音波霧化装置（霧化手
段）が霧化し、超音波霧化装置（Ｎ化手段）によって霧
化された霧化粒子は調整用空気取入口（調整用空気取入
手段）からの調整用空気によっ【相対湿度をｌｏ。

チ以下に保ちつつ器外へ燃焼排ガスと共に散逸する。

〔発明の実施例〕

以下、本発明による湯沸器の一実施例を図面忙基づいて
説明する。１は湯沸器本体で、本体１内にバーナ２と、
バーナ２上方に往管３から被加熱水を導入し戻り管４か
ら温水として送出する管状の熱交換器５が配設されてお
り、熱交換器５の周囲には燃焼室６を形成する壁７が配
設されており、壁７の下端には壁７に付着した結露水を
集める集水器（集水手段）８が設けられ、集水器８には
超音波振動体（図示せず）を備え集水器８に集められた
結露水を超音波振動体の振動で霧化する超音波霧化装置
（霧化手段）９が設けられている。尚、１０は燃焼空気
取入口、１１は燃焼排ガス排出口、１−２は排ガス通路
、１３は燃料供給管である。

超音波霧化装置９の近傍の本体１には超音波振動体［９
による結露水の霧化粒子に混入し相対湿度を１００チ以
下に保持する調整用空気を導入する調整用空気取入口（
調整用空気取入手段）１４が設げられている。

このように構成された本発明による湯沸器における燃焼
動作を次に述べる。燃料供給管１３からバーナ２にガス
燃料が供給されると共に燃焼空気取入口１０から燃焼用
空気が取り入れられてバーナ２による燃焼が行われる。

このとき、燃料と燃焼用空気との空燃比は最、適比とす
る。バーナ２による燃焼動作が熱交換器５内の被加熱水
が加熱され温水となり戻り管４から温水となって供給さ
れる。

バーナ２によるガス燃料の燃焼でガス燃料中の水素成分
から水蒸気が発生し、燃焼室６を形成する壁７に付着結
露し、集中器８に集められる。

集水器８に付設された超音波霧化装置９の超音波振動体
（図示せず）が振動し、集水器８内の結露水を霧化し、
燃焼排ガスの排ガス通路１２に結露水の霧化微粒子を放
出する。

超音波霧化装置９の近傍の調整用空気取入口１０から相
対湿度の調整用空気が排ガス通路１２が取り入れられ、
調整用空気は燃焼排ガス、結露水の霧化微粒子と混合し
、相対湿度を１００％以下に保持し、燃焼排ガス排出口
１１から器外へ散逸する。

第２図は、本発明による湯沸器の他の実施例を示す斜視
図で、第１図と同一部品については同一図番を付してい
る。熱交換器５には熱交換効率を高めるためのフィン５
ａが設けられ、フィン５ａの下方にはフィン５ａに付着
した結露水の落下を受は止める水受は皿１５が導水管１
６と一体になって配設され、導水管１６の端部は壁７に
取り付けられ結露水を貯える水タンク（集水手段）１７
に接続されている。尚、第２図においては図示されてい
ないが、水タンク１７、超音波霧化装置（霧化手段）９
の近傍には第１図において示されたのと同様の調整用空
気取入口（調整用空気取入手段）が配設されているもの
とする。

第２図における本発明による湯沸器の他の実施例におい
ては、バーナ２が最適の空燃比で燃焼動作してガス燃料
に含まれろ４・″青成分から水蒸気が発生し、フィン９
ａに結４して水滴となって付着して水受皿１５に落下し
、導水管１６から水タンり１７に貯えられ、この水タン
ク１γに貯まった結露水は超音波霧化装置９によって霧
化され、第１図において示された場合と同様にして器外
へ散逸する。

第３図は、本発明による湯沸器の更に他の実施例を示す
断面図で、第１図、第２図と同一部品については同一図
番を付している。燃焼室６を形成する壁７の内面にグラ
スウール、ステンレスウール等の毛細管現象を呈する毛
細管器具１８が貼布されている。

毛細管器具１８の上端は水タンク（集水手段）１７に突
出し、毛細管器具１８の上端近傍に超音波霧化装置（霧
化手段）９が設けられており、調整用空気取入口（調整
用空気取入手段）１４は燃焼空気取入口１０から分岐し
て排ガス通路１２へ開口している。

第３図における本発明による湯沸器の他の実施例におい
ては、バーナ２が最適の空燃比で燃焼動作してガス燃料
に含まれる水素成分から水蒸気が発生し、壁７の内面の
毛細管器具１８に付着結露するが、毛細管器具１８の毛
細管現象によって結露水は毛細管器具１８の上端に上昇
し、水タンク１７に貯えられ、超音波霧化装置９によっ
て霧化され第１図に示された場合と同様にして器外へ散
逸する。

〔発明の効果〕

以上説明した様に、従来、ガス燃料を最適の空燃比で燃
焼させたときにガス燃料の水素成分から水蒸気が発生し
、熱交換器や燃焼室壁に付着結露し熱交換器や燃焼室壁
を腐蝕する等の不都合を防止するために最適な空燃比で
燃焼させないで燃焼させるために燃焼効率が低下してい
たが、本発明による湯沸器は燃焼に際して発生するガス
燃料の水素成分による水蒸気を超音波霧化装置によって
霧化し、調整用空気によって相対湿度を１００％以下に
保持しつつ器外へ散逸せしめているので、ガス燃料の空
燃比を最適な状態でガス燃料を燃焼させることができる
。

従って、本発明による湯沸器は、常に熱効率の高い燃焼
が可能で、ひいては出湯能力が高く、器具全体がコンパ
クトに製作することができる０また、本発明による湯沸
器の燃焼排ガスを室内へ放出せしめていわゆるファンヒ
ータとして用いた場合、調整用空気を用いないで結露水
の超音波霧化装置による霧化粒子を室内へ散逸せしめて
室内の加湿作用を営まさせることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によろ湯沸器の一実施例を示す断面図、
第２図は本発明によろ湯沸器の他の実施例を示す斜視図
、第３図は本発明による湯沸器の他の実施例を示す断面
図である。 １は本体、２はバーナ、５は熱交換器、５ａ＆ｔフイン
、６は燃焼室、７は壁、８，１７は集水手段、９は霧化
手段、１２は排ガス通路、１５は水受げ皿、１８は毛細
管器具。 特許出願人　　　山弐ノ・ネウエル株式会社代理人　弁
理士　　　１）　澤　　博　　昭（外２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃料を燃焼させるバーナと、上記バーナにより加熱され
   る熱交換器と、上記熱交換器を囲繞し燃焼室を形成する
   壁と、上記壁或いは上記熱交換器に付着結露した結露水
   を集める集水手段と、上記集水手段内結露水を霧化する
   霧化手段と、上記バーナによる燃焼排ガスと上記結露水
   の霧化粒子とに調整用空気を混入させ相対湿度を１００
   ％以下に保持せしめる調整用空気取入手段とを備えた湯
   沸器。