JPS61280436A - 利尿剤 - Google Patents

利尿剤

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JPS61280436A
JPS61280436A JP61134807A JP13480786A JPS61280436A JP S61280436 A JPS61280436 A JP S61280436A JP 61134807 A JP61134807 A JP 61134807A JP 13480786 A JP13480786 A JP 13480786A JP S61280436 A JPS61280436 A JP S61280436A
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JP
Japan
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polypeptide
amino acid
dna
necrosis factor
solution
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Pending
Application number
JP61134807A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kadokawa
門河 敏明
Yukio Matsuno
松野 幸男
Masaaki Yamada
正明 山田
Junji Kuwajima
桑島 淳二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は懸壊死因子(Tumor Necrosis 
Factor。
以下TNFと略記することもある。)又は癌壊死因子様
物質を有効成分とする利尿剤に関する。
TNFは癌細胞を選択的に傷害する生理活性因子として
、1975年カーズウェル(Carswell)らによ
って発見された[ Proc、Nat、Acad、Sc
i、USA、72゜3000(1975)] 、それ以
来この種の因子を抗癌剤として臨床に応用すべく広汎な
研究がなされている。
本発明者らは、この種の因子に関し、別の角度からその
薬理作用について研究を続けていたところ、意外にも、
 TNF及びTNF様物質が極めて優れた利尿作用を有
することを見い出し、本発明を完成した。
本発明の対象物質としては下記のアミノ酸配列を有する
ヒト由来のTNFポリペプチド。
Ser  Ser  Ser  Arg  丁hr  
Pro  Scr  Asp  Lys  Pr。
Val  Ala  His  Val  Val  
Ala  Asn  Pro  Gln  AlaGl
u Gly Gin Leu Gin Trp Leu
 Asn Arg ArgAia  Asn  Ala
  Leu  Leu  Ala  Asn  Gly
  Val  GluLeu  Arg  Asp  
Asn  Gln  Leu  Vat  Val  
Pro  5erGlu  Gly  Leu  Ty
r  Leu  Ile  Tyr  Ser  Gl
n  ValLeur’heLysGlyGlnGly
CysProSerThrHis  Vat  Leu
  Leu  Thr  His  Thr  lie
  Ser  ArgIIe Ala  Val  S
er  Tyr  Gln  Thc Lys  Va
l  AsnLeu  Leu  Ser  Ala 
 Ile  Lys  Ser  Pra  Cys 
 GlnArg Glu  Thr  Pro  Gl
u  Gly  Ala  Glu  Ala  Ly
sPro  Trp Tyr  Glu  Pro  
Ile  丁yr  Lcu  Gly  GlyVa
t  Phe  Gln  Leu  Glu  Ly
s  Gly  Asp  Arg  LeuSer 
 Al!L Glu  Ilc  Asn  Arg 
l’ro  Asp  Tyr  LcuAsp  P
he  Ala  Glu  Scr  Gly  G
in  Vat  Tyr  PhcGty  Ile
  Ile  AtIL Leuおよびその利尿活性部
位を有するポリペプチド(例えばN末端より4又は5個
のアミノ酸残基が欠失したポリペプチド)が挙げられる
。また、これらポリペプチドの生理的に許容される塩。
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルギニン
、カフエイ/、プロ力イン、塩酸、グル:7ノ酸等との
塩或いはこれらポリペプチドの会合体も本発明の対象物
質に含まれる。
1 本発明の対象物質であるTNF又はTNF様物質は
参考例に記0した方法、更には公知のポリペプチド又は
ペプチド合成法に従い、それぞれの対象物質を製造する
ことができる。
以下に本発明の対象物質であるヒトTNPポリペプチド
の利尿作用につきデータを挙げて説明する。
尚、下記実験においては、参考例3で得たヒ)TNFポ
リペプチド(al剤Aと記す。)を用いた。
利尿作用 尿量および尿中電解質排泄に対する効果I8時間絶食し
たウィスター系雄性ラット(体重的200g)を代謝ケ
ージに収容し、コーニツシ(Cornish)の方法[
J、Pharm、Pharmacol、、18,05(
19GG)]に準じ実験を行った。エーテルを用い軽度
の麻酔下で、ラットの腹部を圧迫し、膀胱内に残留する
尿を排泄させた。その直後、1%ゼラチンを含む生理食
塩水に溶解した試験薬(pH7,4)を静脈内投与し、
ただちに生理食塩水(25m1/ kg)を経口投与し
て代謝ケージに戻した。自然に排尿される尿量を2時間
毎に分取し、6時間後には再びエーテルを用い軽度の麻
酔下に上記に窄じ膀胱中の尿を完全に排泄させ、その尿
量をおよび排泄された尿中電解質(Na+、 K” )
を測定した。
対照実験としては試験薬を含まない」−記の生理食塩水
を与えて同様に操作した。
その結果を次表に示した。
(以下余白) 上記の実験結果から明らかなように本発明の対象物質は
低用量にて極めて優れた尿量および尿中電解質俳74+
を増加作用を示し、利尿剤として使用され得る物質であ
る。更に体液量の増加に起因して発症する各種循環器系
疾患の治療剤にも使用され得る。
本発明の対象物質の投与形態としては非経口投与が好ま
しい。その投与量は症状1年令により異なるが、IO〜
600μg/kg/日好ましくは20〜200μg/ 
kg/日である。
本発明の対象物質の製剤化にあたっては、溶液又は凍結
乾燥品が好ましい。その際に、賦形剤や安定化剤を添加
するのが好ましい。安定化剤としては1例えばアルブミ
ン、グロブリン、ゼラチン。
プロタミン、プロタミン塩、グルコース、ガラクトース
、キジローズ、マンニトール、グルクロン酸、トレハロ
ース、デキストラ/I ヒトaキンエチルデンプ/、非
イオン界面活性剤(ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェ二ルエーテル、ポリオキシエチレン
ンルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセ
リン11tt Ui M&エステル、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ浦、ポリオ
キシエチレンポリオキンプロビレ/アルキルエーテル。
ポリオキシエチレンポリオキシプロビレ/ブロックポリ
マー、ソルビタン脂肪酸エステル、シコ糖脂Rn aエ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル)等が挙げられる。
また、本発明の対象物質は、物質により或いは製剤上の
工夫をすることにより、経口投与も可能である。
製剤例 ヒトTNFポリペプチドを適量の8%食塩水(10%ヒ
ト血漿アルブミン及び20%D−マンニトール含有)に
溶かし、この溶液のpHを6゜8に調整する。
この溶液を除閉濾過し、バイアルに充填後凍結乾煙して
、注射用粉末を製する。
参考例1 参考例5で得たウサギ癌壊死因子をコードするクローン
化DNAを制限酵素11ae■及びAva Iを用いて
切り出し、それぞれ第33〜120番の88 bpから
成るDNA断片と第285〜583Nの299 bpか
ら成るDNA断片を得た。制限酵素^vaIで彷り出し
た299 bpのDNA断片はウサギ癌壊死因子をコー
ド、する領域であり、1laenで切り出した88bp
のDNA断片はウサギ癌壊死囚子前駆体をコードする領
域に相当する部分である。
この2aのDNA断片を22 pで標識して、ヒト癌壊
死囚子c DNAのクローニングのためのプローブとし
、(8) Inで使用した。
■ヒト肺胞マクロファージからのmRNA画分の単離 ヒト肺からリン酸緩衝化生理食塩液を用いて肺胞マクロ
ア1−ジを採取した。この肺胞マクロア1−ジを■0%
牛脂児血清含「のRPMI−IE140培地にセ濁させ
てペトリディフシュ(直径8 c−)に1枚当たりOX
 106個となるように播き、37℃で前培養した。1
時間の前培養の後、エンドトキシン(大腸閉山来のりボ
ボリサブカライド)、 TI’A(ホルボール−12−
ミリステート−!3−アセテート)及びシクロヘキシミ
ドをそれぞれR終t5度がIOug/ml。
10ng/m+及び1μg/mlとなるように添加混和
し、更に培養を継続した。4〜4.5時間後に培養液を
吸引除去し、ディツシュ−Lに残ったマクロファージを
0.6%ラウロイルサルコシン酸ナトリウムとOmMク
エン酸ナトリウムを含む5Mグアニジルチオシアネート
液で溶解し、ホモジナイズした。−このホモジネートを
O,IM EDTA含有5.7M塩化セシウム水溶液上
にfff層し、超遠心分離機(RPS27−21一ター
1日立製作所)を用い20,500 rp■で20時間
遠心し、全RNA画分をベレットとして得た。これを0
.35M NaC1,20mM T r i s及び2
0mM EDTAを含む7M尿素液の少量に溶解し、エ
タノール沈殿として回収した。
この全RNA画分を1 mM EDTAを含むIOmM
Tr i 5−11CI81衝液(PI+7.4)(以
下TE液という)1mlに溶解し、65℃で5分間加熱
した。これにNaCH1i液を0.5Mとなるように加
えた後、あらかじめ0,5MNaC1を含むTE液で平
衡化したオリゴ(dT)セルロースカラムに付し、吸着
したpoly(^)mRNAをTE液で溶出することに
より、8μgのpoly(^)mRNAを得た。
(3)cDNAの合成 (2)項で得られたpoly(^)mRNAを鋳型とし
てGublerらの方法[Gene、25,283(1
983)]に従ってcDNAを合成した。
反応液量;40μr 50mM T r i s −HC1mm液液pH8,
3> : l0mM MgCI2;10mMジチオスレ
イトール; 4 mMピロホスフェートナトリウム;1
.25mMdGTP、dATP、dTTP;0.5mM
 dcTP;0.107μM a−”P−dCTP(比
活性3000C!/mmole) ; 4μgオリゴ(
dT)+*−+a: 6μg poly(^)mRNA
 ; 120単位トリ骨髄性白血病ウィルス由来逆転写
酵素。
43℃で30分間反応させた後、EDTAを加えて反応
を停止させ、フェ/−ルークロロホルム混液(1: 1
)で抽出し、その水層に酢酸アンモニウムを最終0度2
.5Mになるように加え、エタノールにより反応生成物
(単鎖cDNA −RNA複合体)を沈殿させた。この
単鎖cDNA−RNA 76合体を下記組成の反応′a
衝液100μ2に溶解した。
反応緩衝液組成: 20mM T r i s −11c 11i1衝液(
pH7,5) ; 5 mM MgCI2;10mM 
 (Ntla) 2304 ; 100mM KC1;
 Q、15mMβ−ニコチンアミド アデニ/ ジヌク
レオチド;50/1g/ml’t ン血In 7 ルフ
ミ7 ; 40PM dGTP、 dATr’、 dT
TI’。
dCTP; 0.9単位大腸菌リボヌクレアーゼH;2
3単位大腸菌DNAポリメラーゼ■。
12℃で00分間、続いて22℃で60分間反応させた
後、EDTAを加えて反応を停止させ、上記と同様にフ
ェノール−クロロホルム混液で抽出し、エタノールによ
り沈殿させて二重鎖c DNAを得た。
(4)オリゴ(dC)テール付加cDNAの調製(3)
項で得られた二重鎖cDNAに次の組成の反応緩衝液1
00μjを加え、37℃で30分間反応させ、二重鎖c
 DNAにオリゴ(dC)テールを付加させた。
反応緩衝液; 2 mM COCl2.0.2mMジチオスレイトール
、0.1mM a−32P−dCTP(比活性3 Ci
/mmole>及びIO単位ターミナルデオキシヌクレ
オチジルトランスフェラーゼを含をする100mMカコ
ジル酸ナトリウム(pl+7.2>。
反応はEDTA水溶液を添加して停止させ、フェ/−ル
ークロロホルム混液で抽出し、オ・リボ(aC)テール
付加c DNAをエタノールにより沈殿させ回収した。
これを10mM T r i s −1−ICI緩衝液
(pH7,4)。
1 mM EDTA及び100mM NaClを含む水
溶液に11当たり2μgのオリゴ(dC)テール付加c
DNAを含むように溶解した。
■オリゴ(da)テール付加プラスミドpTIR322
DNAの調製 20mM Tr i s −1−IC1m緩衝液PII
7.4>、 l0mM MgCI2.’50mM (N
H4) 2SOa及び1■1当たり0.1■のウシ血t
l フルプミ/を含む水溶液100μJk: pr3R
322ヲ10μg溶解し、制限酵素Pst Iエンドヌ
クレアーゼ15!n位を加え、37℃で1時間反応させ
た。反応終了後、反応液を7エ7−ルークロロホルム混
液で抽出し、水層からエタノール沈殿によってDNAを
回収した。得られたDNAを前述のオリゴ(dC)テー
ル付加に用いた水溶液(但し”I’−dCTPの代わり
にI′l−1−dGTI’を含む)200μjに溶解し
、ターミナルデオキシヌクレオチラルトランスフェラー
ゼ80単位を用いて37℃で20分間反応させ、約10
〜15個のdG残基を取り込ませた。反応液をフェノー
ル−クロロボルム混液で抽出し、水層からエタノール沈
殿によってオリゴ(dC)テール付加プラスミドpHR
322DNAを回収した。これをオリゴ(dC)テール
付加c DNAの場合と同様の緩衝液に11当たり20
Pgのオリゴ(dC)テール付加プラスミドpI3R3
22DNAを含むように溶解した。
(6)組換え体プラスミドの作製 (4)項で得られたオリゴ(dC)テール付加cDNA
溶液120μeを、(5)項で得られたオリゴ(da)
テール付加f)I3R322DNA溶液120ulト混
合し、65℃で5分間、57℃で120分間インキュベ
ートしてアニーリングを行い、紐換え体プラスミド溶液
を調製した。
(2)形質転換体の選択 (6)項″r!得られた組換え体プラスミド溶液を用い
、E、coliχ1776株を形質転換させた。即ち、
E、co目χ1776株を、ジアミノピメリ7 m 1
00μg11及びチミジン40μg1mlを補ったし一
プロス201中、37℃で吸光011’(000n■)
が0.5となるまで培養し、菌体を4℃で遠心して集め
、50mM CaC1z含<TIOmMTrjs−11
CIII衝液(pH7,3) l0m1に分散し、4℃
で再度遠心して沈殿させた。集めた菌体を同じ緩衝液2
−1に分散し、0℃で5分間静置した。この分散液0.
211に(6)項で得られた組換え体プラスミド溶液0
.1 mlを添加混合し、0℃で15分間静置し、更に
42℃で2分間保持した後、前の培養で用いたのと同一
組成のし一グロス0.5脂lを加えて1時間振丑培養を
行った。この培養液の一部を取り、前述の成分の他にテ
トラサイクリン15μglutを含むL−ブロス寒天平
板に広げ、37℃で約12時間項五し、テトラサイクリ
ン酎性菌を選択してcDNAうイブラリ−を作製した。
(8)クローニング (7)JJIで得られたc DNAライブラリーについ
て、ヒト癌壊死因子をコードするc DNAを含むプラ
スミドを持つ形質転換体をスクリーニングするため、0
)項で得られたウサギ癌壊死因子をコードするDNAの
制限酵素^valで切り出した断片(299bp)の”
I’5m物をプローブとし、コロニー・ハイブリダイゼ
ータ1ン試験を1lanahanらの方法[Gene、
 10゜03(1980)]に従って行った。約2万個
のコロニーから、この標識プローブと強(結合する塩基
配列を含む組換え体プラスミドを持つ形質転換体43個
を選び出した。
更に、この43個のコロニーについて、制限酵素11a
ellで切り出したウサギ癌壊死因子フード領域の上流
に相当するDNA断片(88bp)のff21)標識物
をプローブとし、二次スクリーニングを行い、このプロ
ーブと強くハイブリダイズする6個のコロニーを選び出
した。この2回のスクリーニングにより、ウサギ癌壊死
因子をコードするDNA塩基配列及びその上流部分と相
同性の高い塩基配列を含むDNAを得た。
(9)クローン化DNAの塩基配列の決定(8)項で選
択され°た組換え体プラスミドの中からp1夏TNF−
13を選び、そのクローン化c DNAの塩基配列をM
axa■−G+Ibert法により決定した。
その塩基配列及びこの塩基配列から翻訳されたアミノ酸
配列は第1表の通りである。ヒト癌壊死因子のポリペプ
チドをコードする領域は、第3表に示したウサギ癌壊死
因子をコードする塩基配列との相同性に基づいて推定し
た。即ち、ヒト癌壊死囚子ポリペプチドは、第1表の第
235〜237番のTCAのコド7C8erに対応)か
ら始まり、第697〜699番のCTG(Leuに対応
)で終わり、155残基のアミノ酸から成っている。塩
基配列第1〜234番はヒト癌壊死因子の前駆体部分を
コードするために必要な配列である。
(以下余白) 第1表 ヒト癌壊死因子をコードする塩基配列及び塩基
配列から推測されるアミノ酸配列40        
   50            GOCATGTT
GTAGCAAACCCTCAAGCTGAGGGGH
3sValValA1aAsnProG1nAIaGl
uGIy430           uo     
      450610G20(i30 GCCGAGTCTGGGCAGGTCTACTTTG
GGATCA1aG1uSerG1yG1nValTy
rPheGIyl IeCTTCCCAAACGCCT
CCCCTGC(本本本)は終止コド/を示す。
塩基8号1〜090mはヒト癌壊死囚子前駆体をコード
する領域を、〔〕で囲んだ部分はヒト癌壊死因子をコー
ドする領域を示す。
(以下余白) 参考例2 ヒト癌壊死囚子ポリペプチドの製造参考例1
の第(9)項で得たプラスミドDNAから、制限酵素P
st Iでヒト癌壊死囚子前駆体をコードする領域を含
むダローン化DNAを切り出し、更に非翻訳領域の一部
を制限酵素EcoRIで分解し、約1、Ikbpの断片
を得た。これをプラスミド1R322のPst I −
EcoRI断片(約3.[1kbp)に組み込むことに
より再クローニングし、このプラスミドをf)IITr
’l13と名づけた。
このプラスミドpHT113に制限酵素^vaIと5a
lIを作用させることにより、3!HのDNA断片(そ
れぞれ約0.8kbp、 1.3kbp及び2.0kb
p)が生じた。これらの断片のうち、ヒト癌壊死因子を
コードする領域の大部分とプラスミドpnR322のテ
トラサイクリン耐性逍伝子の一部を含む約1.3kbp
のDNA断片を分離精製した。この断片に、次の式で示
される合成オリゴヌクレオチド アダプターをTa D
NAリガーゼを用いて結合させた。ここに得られたDN
A断片を、以下11TNF−アダプター断片という(第
1開弁1t<1 )。
一方、trpプロモーター ベクターpDR720[R
u5sell、D、R,、et al、、Gene、2
0,231(1982): P−Lバイオケミカルス社
より購入]に制限酵素EcoRIと11palを作用さ
せ、trpプロモーター領域の一部を含むDNA断片(
35bp)を切り出し、これに次の式で示される合成オ
リゴヌクレオチド アダプターをTa DNAリガーゼ
を用いて結合させた。ここに得られたDNA断片を、以
下trpプロモーター断片という。
別途に、プラスミドPBR322に制限酵素EcoRI
とシリ−■を作用させ、大きなりNA断片(約3.7k
bp)を切り出した。これに、先に調製したIITNF
−アダプター断片とtrpプロモーター断片をT a 
D N Aリガーゼを用いて結合させ、ヒト癌壊死囚子
発現プラスミドを構築し、このプラスミドを参考例1−
のに記載した方法に従いE、coli If口101に
導入し、形質転換体を得た。形質転換体の選択はテトラ
サイクリア(12,5μg /ml)耐性で行った。こ
こで得た形質発現プラスミドをpHTR91、それによ
る形質転換体をE、coli II[1IOI/ pI
−ITR91と名づけた。
第2図はtrpプロモーター付き形質発現プラスミドP
HTR91の構築工程を示す。
この形質転換体をテトラサイクリア(12,5μg/−
1)を含むL13ブロス(組成:11当り、トリプトン
10g、酵母エキス5 g、 NaC110g; f)
H7,5)に−夜培養し、この培養液を10倍n0改良
MO培地(組成=0.7%Na2Hr’04’ 12H
z0.0.3%KH2r’04゜0.05% NaC1
,0,1% N11aC1’、  2B/  l  ビ
 タ ミ /B1゜0.45%カザミノ酸、  ImM
 Mg5o4.0.ImM Ca(J’2゜0.5%ブ
ドウ糖、  12.51xg/■1テトラサイクリ/)
に接種し、37℃で1時間培養し、次いでインドール−
3−アクリル酸を最終a[fl’20μg/欄1になる
ように加え、更に24時間培養を継続したのち、遠心分
離により菌体を集めた。菌体を培地容量の1/ 10容
量の0.1%リゾチームと30mM NaC1を含む5
0mM )リス−塩酸緩衝液(pi−18,0)に懸濁
させ、0℃で30分間静置した。更にドライアイス/エ
タノール浴での凍結と37℃での融解を繰り返した後、
遠心分離により菌体残渣を除いた上清液を粗抽出液とし
た。
参考例3 ヒト癌壊死因子ポリペプチドの精製#名例2
で得られた粗抽出液から以下に示す工程にて、ヒト癌壊
死因子ポリペプチド(以下本ポリペプチドと略記する。
)を精製した。
20mM)リス−塩酸緩衝液(PH7,8>であらかじ
め平衡化したDEAE−5epharose  CL−
811(ファルマシア社)のカラム(5,0X 20c
m)に、上記の粗抽出液を付し、次いで、同緩衝液でカ
ラムを洗浄した後、溶出溶媒の食塩濃度を0から063
Mまで連続的に上昇させ、流速133m1/時で溶出し
た。溶出液は101ずつに分画し、各両分のL−M細胞
傷害活性を測定し、活性を有する両分を採取した。
上記°の工程で得られた活性画分を分画分子量10.0
00の分子篩膜(YM I Oアミコツ社)を続行した
限外濾過器を用いて、脱塩後、濃縮した。この濃縮液を
調製用ゲル等電点電気泳動に付した。LKn社のイモビ
ラインを用いて、pl−15,0からpH0,1の固定
化p I−1勾配をもつゲル平板(2,0■mX lo
c■X10c■)を作製し、M濃縮液1.01をこのゲ
ル平板上にのせた。電気泳動は15℃、 2400Vで
、10時間行った。泳動終了後、ゲル平板上のL−M細
胞傷害活性を有する蛋白のバンドに相当する位F!!、
(pH5,9付近)を中心にして10■■中でゲル断片
を切り出し、該物質を20 mMのトリス−塩酸緩衝液
(pH7,8)で抽出した。抽出液を集め、限外濾過で
濃縮し次いで旧o−Get l”0 (バイオラッド社
)のカラム(0゜7X 25cm)でゲル濾過し脱塩し
た。
このようにして精製した本ポリペプチドについて0.1
%SDSを含むポリアクリルアミドゲル電気泳動で分析
した。電気泳動後、クーマシー・ブリリアント自ブルー
で蛋白染色すると単一のバンドを示した。また同条件で
電気泳動を行い、泳動後、ゲルを3■■等間隔で切り出
し、各ゲルからの抽出液について、L−M細胞傷害活性
を測定した結果、その活性の最大を示すゲル位置は、蛋
白染色バンドの位置と一致した。
この精製した本ポリペプチドは蛋白質1++gあたり、
2XIG’単位のL−M細胞傷害活性を存していた。
本ポリペプチドの特性は以下の通りである。
0) 物理化学的並びに化学的特性 分子量 本ポリペプチドの分子量を、TSK−gel G300
0SWカラム(7,5X GOOmm、東洋曹達工業)
を用い、ゲル濾過法により測定した。
その結果、本;1Sリペプヂドの分子量は尿素非存在下
では45 、000±5,000ダルトン、尿素存在下
では18.000±3,000ダルトンと求められた。
形質発現プラスミドPHTR91に組み込まれた本ポリ
ペプチドをコードするDNAから翻訳されるアミノWt
残基数は155残基である。その配列から推定される分
子量は17,097ダルトンである(ただし、開始コド
ンATGに由来するメチオニンを除()。尿素存在下で
のゲル濾過分析で求められた本ポリペプチドの見かiノ
の分子量はこの推定分子量とほぼ一致した。
この結果は、本ポリペプチドはサブユニット溝造をとり
、尿素存在下では解離し単量体となるが。
これら解離剤の非存在下では、すなわち自然吠面では会
合体を形成しでいることを示すものである。
等電点 本ポリペプチドの等電点をpH範囲4.0〜6.5のフ
1ルマライト(ファルマシア社)と5%ポリアクリルア
ミドを含むフラットゲルを用いた等電点電気泳動法にて
測定した。その結果、本ポリペプチドの等電点は5.9
±0.3であった。
アミノ酸組成 本ポリペプチドを常法に従って塩酸加水分解した後、オ
ルトフタルアルデヒドを用いた蛍光法による微量アミノ
酸分析システム(8津製作所)により各アミノ酸を定量
し、アミノ酸組成を求めた。
その結果を第2表に示す。その分析値は、本ポリペプチ
ドをコードするDNAの塩基配列から推測されたアミノ
酸組成とよく一致した。
第2表 本1′リベプチドのアミノ酸組成アミノ酸  
   分析値(ma+)     塩ノλ配列より求め
たThr           5.6       
      0Scr          12.4 
           13Pro         
 10.3            10Gly   
       10.6            11
Ala          13.0        
     +3Cys           I・ 5
2Vat          12.1       
     12Me t           <Ol
 1               011e    
       8.0             8L
eu          17.7         
    l1lTyr           8.8 
            7I’ h e      
     3.94+11s           2
.8             3Lys      
     [3,16Arg           7
.5             8Trp      
     I・62; ン11  θ )  ア ミ 
/   +13−=211一本ポリペプチドのN末端部
分のアミノ酸配列はエドマン分解法[^rcb、旧oc
hcm、[1iophys、、22,475(1949
)]により決定した。
その結果、本ポリペプチドのN末端部分のアミノ酸配列
は+Ser−3er−3er−Arg−Thr−Pro
−3et−Asp−〜−一であった6 C末端部分アミノ酸配列 本ポリペプチドのC末端部分のアミノ酸配列はカルボキ
シペプチダーゼを用いる酵素法により決定した。
その結果、本ポリペプチドのC末端部分のアミノ酸配列
は+−−−−TVr−Pb6−GIV−11e−110
−All−L−euであった。
以上のことより、本ポリペプチドは第1表の〔〕で囲ん
だアミ7段配列を仔するポリペプチドであることが明ら
かである。
参考例4 参考例3で得られたポリペプチド500μgにTI’C
K処理トリプシン(シグマ社、 typeXIII) 
20℃gを5mM)リスー塩Mlfi衝液(pLI 7
.8>中、室温で5時間反応させた。この反応液を調製
用等電点電気泳動に(11シた。泳vJtI!了後、ク
ーマシーーブリリアント・ブルーによる蛋白染色と、3
mm巾で切り出したゲル片からの抽出液(20mM)リ
ス−塩酸緩衝液、pl!7.8にて抽出)中のL−M細
胞傷害活性の測定を行った。その結果、本ポリペプチド
の泳動位置(pH5,9付近)よりr)IIが約0.3
程酸性側の位置に蛋白のバンドと一玖するL−M細胞傷
害活性を認めた。
この物質(分解産物という)について、N末端部分及び
C末端部分のアミノ酸配列1をそれぞれエドマン分解法
とカルボキシペプチダーゼを用いる方法にて解析した。
その結果、この分解産物のN末端部分及びC末端部分の
アミノ酸配列は、それぞれThr−Pro−3cr−A
IiP−−−−+ 及び−−−−11e−Ala−Le
uであった。すなわち、この分解産物は本ポリペプチド
のN末端部分の5er−8cr−5er−Arffの4
残基が欠失したアミノ酸配列をもつポリペプチドである
尚、上記参考例3.4及び5で用いた生物活性の評価法
は次の様にして行なった。
生物活性はin vitrOにおけるり、−M細胞傷害
活性で評価した。
その測定法はRurrの方法[J、Immunol、、
+2(i、235(19B+)]に準じ、改良した方法
を用いた。すなわち、検体を順次培地で希釈した試料0
.1mJとL−M細胞(ATCC,CCLl、2)のl
Xl0’個/1の懸濁#O,I++lを96穴の組織培
養用マイクロプレート(70−参ラボラトリ−社)に加
えた。培地はI V/V%のウシ胎児血清を含むイーグ
ルのミニマム・エッセ/シャル培地(その組成は、例え
ば、「組織培養」中外を之助他編集、朝倉吉店、196
7年に紀αされている)を用いた。マイクロプレートを
5%の炭酸ガスを含む空気中、37℃で48時間培養し
た。
培養終了後、グルタルアルデヒド20μ!を加え、生き
残った細胞を固定した。固定後、マイクロプレートを洗
I争、乾燥して、0.05%メチレンブルー溶液を0.
11加え、固定された細胞を染色した。余分なメチレン
ブルーを洗い流し、乾燥した後、固定された細胞に付着
したメチレンブルーをO,:lON塩酸で抽出し、その
GO5nmにおける吸光度をタイクーチツク・マルチス
キャン(フロ一台うボラトリー社)で測定した。この吸
光度は、生き残った細胞数に比例する。L−M細胞の5
0%を殺すために必要な生理活性量を1単位/■1と定
義し、試料を加えない対照の吸光度の50%の値に相当
する試料の希釈率を、グラフあるいは計算によって求め
、その届釈率の逆数を試料の生理活性量(単位/園1で
表記する)とした。
尚、蛋白濃度はLowry法[J、[+io1.Che
m、、193,205(+951)]により測定した。
(以下余白) 参考19寸′5 (1)ウサギ肺胞マクロファージからのm!≧NAJJ
>画の単離精製 ウサギ(体重的2.5kg)にpropionibac
tcNulacnes死菌体を1羽当り100■の投与
量で静脈内に注入し、8日後に屠殺した。直ちに間物気
管切開し、気管内に挿入したチューブを介してリン11
1211H街化生理食塩液を用い肺洗浄を繰返し、肺胞
マクロファージを採取した。この肺胞マク「1フアージ
をlθ%牛脂児血清含有のRPMI−1640培地に懸
濁させてベトリゾイブシュ(直径8 C@ )に1枚当
り2 X 107個となるように播き、37℃で5%炭
酸ガス含有空気中、湿度90〜100%で前培養した。
1時間の前培養の後、工/トドキシン、 TPA及びシ
クロへキシミドをそれぞれ最終濃度がlOμg/■1゜
10ng/■1及び1μg/■Iとなるように添加混和
し、更に培養を継続した。4〜4.5時間後に培養液を
吸引除去し、ディツシュ上に残ったマクロア1−ジから
参考例1−■項に示した方法に従ってpoly(^)m
RNAを得た。ここで得たpoly(^)mRNAをア
ガロースゲル電気泳動(ゲルO度1%、f1M尿素存在
下、pl+4)に付し、その分子サイズに従って7つの
両分に分け、ゲルを融解(70℃、10分間)させた後
、水飽和フェノールによる抽出とクロロホルムによる抽
出ののち、エタ/−ルにより沈殿させて各両分よりpo
ly(^)mRNAを回収した。各両分のpoly(^
)mRNAについてアフリカッメガエルの卵母細胞を用
いる方法でウサギ癌壊死囚子mRNA量を測定し、分子
サイズとして1.0〜2.7kbに相当する両分にウサ
ギ癌壊死因子mRNAを高濃度に回収した。
ここで得られた精製poly(^)mRNAを以下の実
験に用いた。
(2)c DNAの合成 精製poly(^)mRNA 4μgを用い以下に示す
条件でc DNAを合成した。
反応液量;I00μ! 50mMTris−1−IC!緩衝液(pH8,3):
l0mMMgC12;70mM KC1; 1 mMジ
チオスレイト−71/ ; 0.5mMdTTP、dC
TP、dATI’、dGTP(但しdCTI’は32 
pで標識、比活性4.4X 10’ cps/ nmo
la) ; 3μgオリゴ(dT> 12−Im、 8
0単位トリ骨髄性白血病ウィルス由来逆転写酵素。
43℃で90分間反°応させた後、EDTA水溶液で反
応を停止させた。フェノール−クロロホルム混液(1:
1)によりcDNA−mRNA複合体を油出し、エタノ
ールにより沈殿させ回収した。更に、アルカリ加温処理
することによりmRNAを分解除去した後、合成された
単鎖c DNAをエタノールにより沈殿させ回収した。
この単鎖c DNAの沈殿を下記組成の反応援衝液40
μrに溶解した。
反応緩衝液; 0.5mM dATP+ dTTI’、 dGTP、 
dcTP; 5 mMMgCI2: 70mM KCI
 ; 1.5mMβ−メルカプトエタノール;8単位大
腸菌DNAポリメラーゼ■(ラージフラグメント)を含
イrするO、IM l1apcs 緩衝液(pH0,9
)。
15℃で20時間反応させ二重鎖c DNAを合成した
反応液にドデシル硫酸ナトリウム水溶液を加えて反応を
停止させ、二重鎖cl)NAをフy、 / −ルーりl
+ Itホルムifi’、 液で抽出し、エタノールに
より沈殿させ回収した。
得られた二重鎖cDNAの沈殿を、50mM酢酸ナトリ
ウt、 (pH4,5>、 1 mM ZnSO4,2
00mM NaCI、 0.5%グリセ1−ル及びS1
ヌクレアーゼ0.5単位を含イrする水溶1100μ2
に溶解し、37°Cで20分間反応させてヘアピン構造
を開裂させた。反応はEDTA水溶液をIK加して停止
させ、フェノール−クロロホルム混液で抽出し、更にエ
ーテルで再抽出した後、エタノールにより沈殿させc 
DNAを回収した。
(3)オリゴ(dC)チー・ル付加cl)NAの調製」
ユ記により得られた二重鎖cDNAの3′末端に参考例
1− (41項に示した方法に準じて、オリゴ(dC)
テールを付加させ、これを10mM T r i g−
HC1mm液液pH7,4)、 1 mM EDTA及
び100mM NaC1を含む水溶液に1ml当り0.
2ttBのオリゴ(dC)テール付加c DNAを含む
ように溶解した。
(4)オリゴ(dC)テール付加プラスミドI)nR3
221) N A 0)調製 オリ:f (dc) f −iしく・T 7/TIシラ
スミF pDR322は参考例1− (51項の方法に
学じて調製した。これをオリゴ(dC)テール付加cD
NAの場合と同様の緩衝液に11当り2μgのオリゴ(
dC)テール付加プラスミドf)[3R322DNAを
含むように溶解した。
ら)組換え体プラスミドの作製 オリゴ(C+C)テール付加cDNA溶液50μ!をオ
リゴ(da)テール付加p 11 R322DNA溶液
50μlと混合し、65℃で10分間、57℃で120
分間、45°Cで60分間、35℃で60分間及び室温
で60分間インキュベートしてアニーリングを行い、組
換え体プラスミド溶液を調製した。
(6)形質転換体の選択 上記で得られた組換え体プラスミドtB液を用い、参考
例1−(7)項の方法に従ってE、coliχ1776
株を形質転換・させ、cDNAライブラリーを作製した
■ハイブリダイゼーション試験 前記のcDNAライブラリーについて、ウサギ癌壊死因
子をコードするc DNAを含むプラスミドを持つ形質
転換体をスクリーニングするため32 p標Jiacl
)NAプローブを用いるコロニー・ハイブリダイゼーシ
ョン試験をl1anahanらの方法[Gcne、 I
O,03(+980>]に従って行った。32 p標識
cDNAプローブは、:f6’Oプラス及びマイナス肺
胞マクロファージより」−記f11項の方法で得たmR
NAを鋳型として、■項の方法で合成した。但し、” 
P −dCTPは高放射能比活性のものを用い、高濃度
に標識した。
この試験により誘導プラスのプローブと強く結合し、誘
導マイナスのプローブとはハイブリダイズしない塩基配
列を含む組換え体プラスミドを有する形質転換体を選別
した。約2万個のコロニーから50個のコロニーが造び
出された。
次いで、これらの選択された菌株についてハイブリダイ
ゼーション・トランスレージ、ン試験をManiati
s、T、、et al、、(ed) ”Mo1ecul
ar Cloning”。
329(1980)、Co1d Spring 1la
rbor Lab、、に記俄の方法に従って行った。そ
れぞれの形質転換体よりプラスミドDNAを抽出し、ニ
トロセルロースフィルター上に加熱変性させたのち固定
し、これに上記(1)項で得たウサギ癌壊死囚子mRN
Aを含むpoly(八)mRNA画分を加え、so’c
で180分間反応させ、ハイブリダイゼーションを行っ
た。結合したm RN Aを溶出回収した後アフリカッ
メガエルの卵母細胞に注入し、回収さKたmRNAがウ
サギ癌壊死囚子mRNAであるか否かを検定した。乙の
試験により、上記で選択された20個の形質転換体より
ウサギ癌壊死囚子mRNAと強くハイブリダイズするc
 DNAを含むプラスミドを持つ菌株3個を見いだした
。そのうち最も長いcDNA(約75obp)を仔する
プラスミドより、ル1限酵索Ode IでDNA断片を
切り出し、二次スクリーニング用のプローブとした。こ
のDNA断片を12 pで標識し、上記(6)項で得た
cDNΔライブラリーについて再度コロニー・ハイブリ
ダイゼーション試験を行い、標識プローブと強く結合す
るc DNAを含むプラスミドをt′Nつ形質転換体を
選んだ。cDNΔライブラリーの約6万個の71に一の
うち98個が陽性コロニーであった。これらからc D
NAを制限酵素PstIで切り出し、そのサイズをポリ
アクリルアミドゲル電気泳動で調べ、1kbp以上のサ
イズを仔する17個のクローンを選び出した。これらの
うち最も大きなcDNAを含む形質転換体(菌体番号:
 RTNF802.クローン化DNA番号: f)RT
NF802)について、クローン化DNAを単離し、塩
基配列を決定した。
(8)クローン化DNAの塩基配列の決定(7項で選択
された組み換え体プラスミド(PRTNF802)から
分離したクローン化c DNAの塩基配列をMa++a
m−Gilbert法で決定した。
その塩基配列及びこの塩基配列から翻訳されたアミノ酸
配列は第3表の通りである。
ウサギ癌壊死因子をコードする領域は、v53表の第2
77〜279番のTCA−7ドン(Setに対応)から
始まり、第730〜738番のCTGコドン(Leuに
対応)で終わり、154残基のアミノ酸から成っている
(以下余白) 第3表 ウサギ癌壊死因子をコードする塩基配列及び塩基配列か
ら推測されるアミノ酸配列(j11/Va11’tle
(jlnLeu(二1luLys(二ilyAll)A
rgno           Ogo       
    c9゜CCACCACTCCTCCCCCTC
TCCCACCCCAGCCCCCTCACTCTGG
GCGCCCTCAG(〕で囲んだ部分はウサギ癌壊死
因子をコードする傾城を示す。
(以下余白) 本明細書では3L 4’5−の簡略化のために以)の略
t」を使用した。
A     アデニ7 Cシトシン G     グア二ノ T    チミン Ala     アラニア Arg     アルギニノ ΔSn     アスパラギ/ Asp     アスパラギン酸 Cys      システィ/ Gin      グルタミン Glu      グルタミン酸 Gly      グリシン IT i s      ヒスチジン 11c      イソロイシン Lcu      ロイシン Lys      リジン Met      メチオニン P h e     フェニルアラニン1)「o   
  ブ1.Jリン Scr     セリノ Tbr      スレオ;ン Trp     )リプトフ!ン Tyr     チ[Jジノ Val     バリン 1)NA      デ第1・ンリボ咳酸cDNA  
   相補DNA 5 c; c DNA    、!l’−Sl’l c
 1)NAdscl)NA   二重鎖cl)NARN
Δリボf亥酸 m RN A     伝令RNA dATI”     デ第1−7アデノンン三り/酸d
 CT I)     デオtシンチジン三り/酸d 
G T I)     デオキシグリシンフ三リン酸d
TTP     デオキンチミジン三リン酸オリゴ(d
T)   オリゴデオ↑・シチミジル酸ポリ(A)  
  ポリアデニル酸 ポリ(U)     ポリ・ンリジル酸ポリ(dC) 
   ポリデオキシンヂジル酸j″す(d G )  
  +l!リデオ↑、ングアニル酸1> I) T A
     エヂレ/ジアミン四酢酸kbp     :
)[+塩基対 1、+ p      塩基対 4図(rηの訝j11な説明 第1図は参考例3のIITNF−アダプター断片の横築
工程を示し、第2図は参考例3のtrpブロモ−クー付
形質発現プラスミドpH丁R91の横築工程を示すもの
である。
11i許出願人 大[1本製蘂株式会社代  理  人
  坪  井  イ1  四  部属1困 HTNF−アラ゛う’741W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)癌壊死因子(Tumor Necrosis F
    actor)又は癌壊死因子様物質を有効成分とする利
    尿剤。
  2. (2)下記のアミノ酸配列もしくはその利尿活性部位を
    有するポリペプチド又はその生理的に許容される塩を有
    効成分とする特許請求の範囲第1項記載の利尿剤。 【アミノ酸配列があります】
  3. (3)下記のアミノ酸配列において、そのN末端の4ア
    ミノ酸残基又は5アミノ酸残基が欠失しているアミノ酸
    配列を有するポリペプチド又はその生理的に許容される
    塩を有効成分とする特許請求の範囲第1項記載の利尿剤
    。 【アミノ酸配列があります】
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