JPS61279472A - ナットランナの軸力制御方法 - Google Patents
ナットランナの軸力制御方法Info
- Publication number
- JPS61279472A JPS61279472A JP11972785A JP11972785A JPS61279472A JP S61279472 A JPS61279472 A JP S61279472A JP 11972785 A JP11972785 A JP 11972785A JP 11972785 A JP11972785 A JP 11972785A JP S61279472 A JPS61279472 A JP S61279472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- screw
- tightening
- axial force
- rotation angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の属する技術分野)
本発明は種々な形状9寸法を有するねじを被締結物に締
付けるときに使用するナツトランナの軸力制御方法に関
するものである。
付けるときに使用するナツトランナの軸力制御方法に関
するものである。
(従来の技術とその問題点)
ナットランナはナツトセンタまたは自動ねじ締結装置と
も呼ばれ、その動作はよく知られている。
も呼ばれ、その動作はよく知られている。
(たとえば本発明者の提案した特開昭59−69271
号公報参照) ねじの頭部が被締結物に接触(着座)するまでは、第5
図のトルク特性の左端に示すようにトルクは低い一定値
であるが、着座後は一般に急増する。本発明は、特にね
じの締結における着座後のトルクの制御に関するもので
ある。
号公報参照) ねじの頭部が被締結物に接触(着座)するまでは、第5
図のトルク特性の左端に示すようにトルクは低い一定値
であるが、着座後は一般に急増する。本発明は、特にね
じの締結における着座後のトルクの制御に関するもので
ある。
ねじ締結制御方法には、トルク法、角度法および降伏点
法などがあることが知られているが、ねじ締結において
基本的に重要なことは軸力制御であって、ねじ締結の基
本はねじによって被締結物を一定のしめつけ力、すなわ
ち、一定のボルト・テンションで締結することである。
法などがあることが知られているが、ねじ締結において
基本的に重要なことは軸力制御であって、ねじ締結の基
本はねじによって被締結物を一定のしめつけ力、すなわ
ち、一定のボルト・テンションで締結することである。
しかしながらねじ締結においては、ねじ頭部の座面(被
締結物との接触面)と被締結物との摩擦力、および、ね
じ部の摩擦力が、締付トルクと軸力の相互間に介在する
ため、締付トルクと軸力との関係を一定に保持すること
は極めて困難であった。すなわち、ある一定の締付トル
クでねじの締付を停止しても、一定の軸力を得ることは
できない。そこで正確に軸力を検出するために、従来は
例えばねじの軸部(Shank)に伸びを検出するゲー
ジ(例えば電気抵抗測定ゲージ)などを貼り付ける方法
がとられているが、この方法を量産機器に適用すること
はコストの面で不可能に近い。現在では軸力を検知する
方法として、ねじ頭部に高周波音波発生器を密着させ頭
部からねじ部終端に達し反射されて頭部に戻る音波の周
波数を計測し、ねじ締結前と締結後のねじの伸びから軸
力を逆算比する方法や、ねじ締結時の頭部の歪みを磁気
的に検出しそれから軸力を算出する方法が提案されてい
る。しかし、これらはいずれもねじそのものの変位を軸
力に換算する方法であるため、ねじの歪み検出部位を精
密に加工することが必要であったり、あるいは、歪みを
検出するための複雑なセンサをナツトランナに付加する
などの煩雑さから、現在実用できる段階には達していな
い。
締結物との接触面)と被締結物との摩擦力、および、ね
じ部の摩擦力が、締付トルクと軸力の相互間に介在する
ため、締付トルクと軸力との関係を一定に保持すること
は極めて困難であった。すなわち、ある一定の締付トル
クでねじの締付を停止しても、一定の軸力を得ることは
できない。そこで正確に軸力を検出するために、従来は
例えばねじの軸部(Shank)に伸びを検出するゲー
ジ(例えば電気抵抗測定ゲージ)などを貼り付ける方法
がとられているが、この方法を量産機器に適用すること
はコストの面で不可能に近い。現在では軸力を検知する
方法として、ねじ頭部に高周波音波発生器を密着させ頭
部からねじ部終端に達し反射されて頭部に戻る音波の周
波数を計測し、ねじ締結前と締結後のねじの伸びから軸
力を逆算比する方法や、ねじ締結時の頭部の歪みを磁気
的に検出しそれから軸力を算出する方法が提案されてい
る。しかし、これらはいずれもねじそのものの変位を軸
力に換算する方法であるため、ねじの歪み検出部位を精
密に加工することが必要であったり、あるいは、歪みを
検出するための複雑なセンサをナツトランナに付加する
などの煩雑さから、現在実用できる段階には達していな
い。
(発明の目的)
本発明は、前記のような複雑なセンサなどを用いること
なく容易に所定の軸力でねし締結を行うことができるナ
ツトランナの軸力制御方法を提供するものである。
なく容易に所定の軸力でねし締結を行うことができるナ
ツトランナの軸力制御方法を提供するものである。
(発明の構成と作用)
以下図面により本発明の詳細な説明する。
まず本発明の詳細な説明する。第1図はねじ部に加えら
れる力の関係図である。この図は図示を明瞭にするため
角ねじの場合を示しているが、普通使用されている三角
ねじの場合でも原理は同一である。第1図の(a)はね
じの一部の断面図、(blは力のベクトル図であるが、
図中の記号は次の通りである。
れる力の関係図である。この図は図示を明瞭にするため
角ねじの場合を示しているが、普通使用されている三角
ねじの場合でも原理は同一である。第1図の(a)はね
じの一部の断面図、(blは力のベクトル図であるが、
図中の記号は次の通りである。
F・・・ねじの軸方向引張り力(テンション)、Ul・
・接線力、 β・・・ねじのリード角、R1・・・ねじ
の有効半径、 また、μ、を摩擦係数とすれば、力の釣り合いは次式の
ように表されることはよく知られている。
・接線力、 β・・・ねじのリード角、R1・・・ねじ
の有効半径、 また、μ、を摩擦係数とすれば、力の釣り合いは次式の
ように表されることはよく知られている。
U 、 cosβ−Fsinβ−p I(U+sinβ
+F cosβ)ねじ締結においては、一般にμ、=0
.2〜0.05であり、tanβ=0.06〜0.03
であるから、+1)式の分母におけるμ、 tanβの
値はlに比べて微小である。
+F cosβ)ねじ締結においては、一般にμ、=0
.2〜0.05であり、tanβ=0.06〜0.03
であるから、+1)式の分母におけるμ、 tanβの
値はlに比べて微小である。
従って、これらを無視すれば
U+ = F (# r + tanβ’) −−−
−−−−−−−−(2)この式は締付時の力の釣り合い
を示す式であるが、ねじをゆるめる戻し時の力の釣り合
いは(3)式で示される。
−−−−−−−−(2)この式は締付時の力の釣り合い
を示す式であるが、ねじをゆるめる戻し時の力の釣り合
いは(3)式で示される。
Ut= F (μI −tanβ) −−−−−−−
−−−−131ここで、接線力U、、 U2とトルクT
f、 rzの関係は次式で表される。
−−−−131ここで、接線力U、、 U2とトルクT
f、 rzの関係は次式で表される。
LI+R+=T+ 従ッテ、U I= T I/ R
+ ・−−−−−=−(4)υJ+=rz 従って
、U t = T z / R1−−−−−−−−−・
(5)この(41,(51式を(21,(3)式にそれ
ぞれ代入すればTI= FRt(/j + +tanβ
’) −−−−−−161Tt= FRt(μ+−
tanβ) 〜−−−−−−−−−−(7)ねじの摩
擦抵抗力は、ねじ部の他にボルト頭部座面と被締結物と
の間にも発生する。第2図はねじの締結終了状態を示す
断面図であり、T3をねじ頭部の摩擦抵抗トルク、R2
をねじ頭部の有効半径、μ2を摩擦係数とすれば、 TI −F ” Rz。μ2−・−・−−−−−・−(
8)この摩擦抵抗トルクTfは締付時も戻し時も同一で
ある。締付時の総合トルクをTfとすればTt”TI+
T3 となり Ty−FRt(μ++tanβ) + F −Ri ・
μt −−−−−−−−−−−(9となり、戻し時の
総合トルクをTfとすればTf=TZ+T3 となり Tr−FRt(#+−tanβ) + F Rz /’
z ’−−−−−−’−’α場となる。
+ ・−−−−−=−(4)υJ+=rz 従って
、U t = T z / R1−−−−−−−−−・
(5)この(41,(51式を(21,(3)式にそれ
ぞれ代入すればTI= FRt(/j + +tanβ
’) −−−−−−161Tt= FRt(μ+−
tanβ) 〜−−−−−−−−−−(7)ねじの摩
擦抵抗力は、ねじ部の他にボルト頭部座面と被締結物と
の間にも発生する。第2図はねじの締結終了状態を示す
断面図であり、T3をねじ頭部の摩擦抵抗トルク、R2
をねじ頭部の有効半径、μ2を摩擦係数とすれば、 TI −F ” Rz。μ2−・−・−−−−−・−(
8)この摩擦抵抗トルクTfは締付時も戻し時も同一で
ある。締付時の総合トルクをTfとすればTt”TI+
T3 となり Ty−FRt(μ++tanβ) + F −Ri ・
μt −−−−−−−−−−−(9となり、戻し時の
総合トルクをTfとすればTf=TZ+T3 となり Tr−FRt(#+−tanβ) + F Rz /’
z ’−−−−−−’−’α場となる。
第3図は、ボルトの回転角度に対する締付トルクTtと
戻しトルクT1の軌跡を示す。ただし、戻しトルクTf
は締付トルクTtと方向が反対であるから、その絶対値
を図示しである。いま、ねじ頭部の着座点から角度θだ
け回転した点の締付トルクをTfとし、戻しトルクをT
fとする。同一角度上であるから、締付時も戻し時も軸
力Fは同一である。そこで角度80点の締付トルクTt
と戻しトルク↑、の差dTを求めると dT= Tf −T。
戻しトルクT1の軌跡を示す。ただし、戻しトルクTf
は締付トルクTtと方向が反対であるから、その絶対値
を図示しである。いま、ねじ頭部の着座点から角度θだ
け回転した点の締付トルクをTfとし、戻しトルクをT
fとする。同一角度上であるから、締付時も戻し時も軸
力Fは同一である。そこで角度80点の締付トルクTt
と戻しトルク↑、の差dTを求めると dT= Tf −T。
=FR+(μ+十tanβ)+ FRzμz−FRt(
μ+−tanβ) F)hμt= 2 F R+ t
anβ、−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−a
υ他方ねじのピッチをPとすれば tanβ=P/2πR,−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−一・−亜であるから dT−FP/π 従って、 F−dT・π/2・−−−一一一−−−−−
−−−〜−−−−・−(2)Q1式では摩擦係数は完全
に消去されており、軸力Fは締付トルクTfと戻しトル
クTfの差dTとねじピッチPの関数として表現できる
。
μ+−tanβ) F)hμt= 2 F R+ t
anβ、−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−a
υ他方ねじのピッチをPとすれば tanβ=P/2πR,−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−一・−亜であるから dT−FP/π 従って、 F−dT・π/2・−−−一一一−−−−−
−−−〜−−−−・−(2)Q1式では摩擦係数は完全
に消去されており、軸力Fは締付トルクTfと戻しトル
クTfの差dTとねじピッチPの関数として表現できる
。
さて、所要軸力をP、としその等価トルクをTsとすれ
ば Tr/p =ts/ F−が成立するからT−=F
−・Tt/ F −=−−−−−−−−−−−=−0
4)となり、所要軸力が決定されれば等価トルクT。
ば Tr/p =ts/ F−が成立するからT−=F
−・Tt/ F −=−−−−−−−−−−−=−0
4)となり、所要軸力が決定されれば等価トルクT。
が容易に求められ、そのトルクで締付ければ所要軸力で
締結されたことになる。
締結されたことになる。
次に、以上の理論に基づく本発明の詳細な説明する。第
4図は本発明によるナツトランナ使用ねじ締付軸力制御
装置の構成例ブロック図であり、1は締付制御装置、2
はナツトランナを示している。まず、ナツトランナ2は
角度検出を行う角度エンコーダ2、駆動用モータ22.
伝達装置23.トルク検出用トルクトランスジューサ2
4.駆動軸25゜ねじソケット26によって構成されて
いる。また、制御装置1は、データ表示用CRTII、
シーケンス制御と演算を行うマイクロコンピュータ(
以下CPUと記す)12. CPt112にシーケンス
およびデータを入力するキーボードの如き人力設定手段
13.入力インタフェース14.出力インタフェース1
5およびモータ22を駆動するサーボ増幅器16から構
成されている。なお、第4図はシーケンスと演算をソフ
トウェアで行うためCPUを用いた例であるが、CPU
0代わりにハードウェアロジック回路を用いてもよいこ
とは言うまでもない。
4図は本発明によるナツトランナ使用ねじ締付軸力制御
装置の構成例ブロック図であり、1は締付制御装置、2
はナツトランナを示している。まず、ナツトランナ2は
角度検出を行う角度エンコーダ2、駆動用モータ22.
伝達装置23.トルク検出用トルクトランスジューサ2
4.駆動軸25゜ねじソケット26によって構成されて
いる。また、制御装置1は、データ表示用CRTII、
シーケンス制御と演算を行うマイクロコンピュータ(
以下CPUと記す)12. CPt112にシーケンス
およびデータを入力するキーボードの如き人力設定手段
13.入力インタフェース14.出力インタフェース1
5およびモータ22を駆動するサーボ増幅器16から構
成されている。なお、第4図はシーケンスと演算をソフ
トウェアで行うためCPUを用いた例であるが、CPU
0代わりにハードウェアロジック回路を用いてもよいこ
とは言うまでもない。
第5図は第4図の装置によるねじの回転角対トルク特性
図、第6図はねし締付プログラムのフロー図である。以
下、このフロー図に従って、第5図の締付トルク特性と
ねじ締付方法を説明する。
図、第6図はねし締付プログラムのフロー図である。以
下、このフロー図に従って、第5図の締付トルク特性と
ねじ締付方法を説明する。
第6図において、Tはトルクの絶対値、Aは実際・の角
度を表す値を示す。左側の#1〜#16はステップの番
号である。#1ステップでは、モータ22をスタートさ
せて締結作業を開始する。#2ではトルクTが第5図の
トルク特性の斜直線部の立上がり点に近い予め定めであ
るトルク値T0に達したか否かをトルクトランスジュー
サ24の出力によって検査し、YESになったら、#3
ステップにて角度エンコーダ21の角度比例パルスの取
込みを開始し、#4ステップにて角度が予め定めである
θと等しくなったか否かを検査し、YESになったら#
5ステップにてその時のトルク値Tfを読込み記憶し、
次に#6ステツプにて角度がθ+αになったか否かを判
定し、YESになったらモータ22をストップする(#
7ステツプ)、なお、上記のθやαの値は、トルク特性
の傾斜直線部の立上がりから締付最終トルク(所要(り
Tfまでの中間に任意に選ぶことができるが、第5図に
示すようにToは直線の立上がりに近い点に、またTf
は直線部の中央付近に選べばよい。さて、次の#8ステ
ップではモータ22の回転方向を逆転甘さ、#9ステッ
プではボルトソケット26とボルト頭部間のバラクラフ
シおよび伝達装置23のバラクラフシを補正するために
一定の逆トルクを検知するまで減算角度パルスをインヒ
ビットし、#10ステップにて回転角度がθになるまで
減算されたか否かを判定し、YESになったら#11ス
テップにて戻しトルクT。
度を表す値を示す。左側の#1〜#16はステップの番
号である。#1ステップでは、モータ22をスタートさ
せて締結作業を開始する。#2ではトルクTが第5図の
トルク特性の斜直線部の立上がり点に近い予め定めであ
るトルク値T0に達したか否かをトルクトランスジュー
サ24の出力によって検査し、YESになったら、#3
ステップにて角度エンコーダ21の角度比例パルスの取
込みを開始し、#4ステップにて角度が予め定めである
θと等しくなったか否かを検査し、YESになったら#
5ステップにてその時のトルク値Tfを読込み記憶し、
次に#6ステツプにて角度がθ+αになったか否かを判
定し、YESになったらモータ22をストップする(#
7ステツプ)、なお、上記のθやαの値は、トルク特性
の傾斜直線部の立上がりから締付最終トルク(所要(り
Tfまでの中間に任意に選ぶことができるが、第5図に
示すようにToは直線の立上がりに近い点に、またTf
は直線部の中央付近に選べばよい。さて、次の#8ステ
ップではモータ22の回転方向を逆転甘さ、#9ステッ
プではボルトソケット26とボルト頭部間のバラクラフ
シおよび伝達装置23のバラクラフシを補正するために
一定の逆トルクを検知するまで減算角度パルスをインヒ
ビットし、#10ステップにて回転角度がθになるまで
減算されたか否かを判定し、YESになったら#11ス
テップにて戻しトルクT。
の絶対値を読込み記憶し、#12ステップではモータ2
2をストップする。さらに、次の#13ステップでは、
Tf−Tf−dT を計算し、#1ステップのスター
ト前にキーボード13からCPU12に入力されている
ねじピッチの値Pおよび所要軸力F、からF=dT・π
/2 および Tf−F、・Tt/Fを計算する。#1
4ステップでは再び締付を行うためモータ22をスター
トし、#15ステップではトルクが所要軸力P、に対応
するトルクTfに等しくなったかどうかを判定し、YE
Sならば#16ステツプではモータ22をストップし動
作プログラムを終了する。以上が、ナツトランナ軸力制
御の実行シーケンスである。なお、第6図中の、 I
l、 IIIは第5図のr、 ir、 mにそれぞ
れ対応し、本発明ではねじの締付けがねし頭部の被締結
部に着座後3段階の動作で行われることを表している。
2をストップする。さらに、次の#13ステップでは、
Tf−Tf−dT を計算し、#1ステップのスター
ト前にキーボード13からCPU12に入力されている
ねじピッチの値Pおよび所要軸力F、からF=dT・π
/2 および Tf−F、・Tt/Fを計算する。#1
4ステップでは再び締付を行うためモータ22をスター
トし、#15ステップではトルクが所要軸力P、に対応
するトルクTfに等しくなったかどうかを判定し、YE
Sならば#16ステツプではモータ22をストップし動
作プログラムを終了する。以上が、ナツトランナ軸力制
御の実行シーケンスである。なお、第6図中の、 I
l、 IIIは第5図のr、 ir、 mにそれぞ
れ対応し、本発明ではねじの締付けがねし頭部の被締結
部に着座後3段階の動作で行われることを表している。
(発明の効果)
本発明の最も重要な効果は、ねじ締付けの力学上の法則
を駆使して極めて容易に軸力制御を実現したことにある
。前記のように従来は一定の軸力をもたせたねし締結が
実用化されていなかったので、その効果は明白である。
を駆使して極めて容易に軸力制御を実現したことにある
。前記のように従来は一定の軸力をもたせたねし締結が
実用化されていなかったので、その効果は明白である。
さらに、本発明に用いられるハードウェアには第4図に
示しであるように締付のトルクと角度をそれぞれ検出す
る装置を備えた一般的なナンドランチを使用することが
でき、締付制御部も複雑な特殊回路を使用しているわけ
でもないので、構成が容易で安価に製作できるという実
用上著しい効果がある。
示しであるように締付のトルクと角度をそれぞれ検出す
る装置を備えた一般的なナンドランチを使用することが
でき、締付制御部も複雑な特殊回路を使用しているわけ
でもないので、構成が容易で安価に製作できるという実
用上著しい効果がある。
第1図(a) (b)はねじ部に加えられる力の関係を
説明するための斜視図及びベクトル図、第2図はねじの
締結終了状態を示す縦断面図、第3図はねじの回転角度
に対する締付トルクと戻しトルクの軌跡を示す特性図、
第4図は本発明によるナツトランナ使用ねじ締付軸力制
御装置の構成例を示すブロック図、第5図は第4図の装
置によるねし回転角対トルク特性図、第6図は本発明に
よるねじ締付プログラムのフロー図である。 1・・・締付制御装置、 2・・・ナツトランナ、11
・・・CRTf 12・・・CPU、 13・・・
キーボード(入力設定手段)、 14・・・入力インタ
フェース、15・・・出力インタフェース、 16・・
・サーボ増幅器、21・・・角度エンコーダ、22・・
・モータ、23・・・伝達装置、 24・・・トルク
トランスジューサ、25・・・駆動軸、 26・・・ね
じソケット。
説明するための斜視図及びベクトル図、第2図はねじの
締結終了状態を示す縦断面図、第3図はねじの回転角度
に対する締付トルクと戻しトルクの軌跡を示す特性図、
第4図は本発明によるナツトランナ使用ねじ締付軸力制
御装置の構成例を示すブロック図、第5図は第4図の装
置によるねし回転角対トルク特性図、第6図は本発明に
よるねじ締付プログラムのフロー図である。 1・・・締付制御装置、 2・・・ナツトランナ、11
・・・CRTf 12・・・CPU、 13・・・
キーボード(入力設定手段)、 14・・・入力インタ
フェース、15・・・出力インタフェース、 16・・
・サーボ増幅器、21・・・角度エンコーダ、22・・
・モータ、23・・・伝達装置、 24・・・トルク
トランスジューサ、25・・・駆動軸、 26・・・ね
じソケット。
Claims (1)
- モータと、該モータに連結されたトルク伝達装置と、前
記モータに連結された角度エンコーダと、前記トルク伝
達装置の出力トルクを検出するトルクトランスジューサ
と、駆動軸を介して前記トルク伝達装置に連結されたね
じソケットとを具備するナットランナと、前記ねじソケ
ットに連結された制御対象のねじのトルクおよび回転角
の入力情報と入力設定手段より予め入力されたデータに
よる演算処理と前記モータのスタートとストップ並びに
可逆回転の制御を行う機能とを具備する制御装置とを用
いて前記制御対象のねじを締結するナットランナの軸力
制御方法において、前記ねじのの被締結物への着座位置
から最終締付位置までの中間に位置する予め定められて
いる第1の回転角度θにおける前記トルクトランスジュ
ーサの締付トルクT_fを記憶し、前記第1の回転角度
θにある定められた値αを付加した第2の回転角度(θ
+α)で前記ナットランナの回転を停止させた後その第
2の回転角度(θ+α)から該ナットランナを逆転させ
、前記第1の回転角度θの位置に戻った時のトルクT_
rを記憶し、前記第1の回転角度θにおける締付トルク
T_fと戻しトルクT_rの差から前記締付トルクT_
fとこのとき前記ねじに加わる軸力Fの比率を演算して
、予め前記制御装置に入力された最終締付時の所要軸力
目標値F_sに前記演算した比率を乗じて得られた締付
トルクT_sで締付を停止することにより、所望の軸力
を保証してねじの締付が行われるように制御することを
特徴とするナットランナの軸力制御方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11972785A JPS61279472A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | ナットランナの軸力制御方法 |
CN85106727.1A CN1006140B (zh) | 1985-06-04 | 1985-09-05 | 拧螺帽装置的张力控制方法 |
SU864027581A SU1558295A3 (ru) | 1985-06-04 | 1986-06-03 | Способ зат жки контролируемого винта |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11972785A JPS61279472A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | ナットランナの軸力制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61279472A true JPS61279472A (ja) | 1986-12-10 |
JPH0369667B2 JPH0369667B2 (ja) | 1991-11-01 |
Family
ID=14768627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11972785A Granted JPS61279472A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | ナットランナの軸力制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61279472A (ja) |
CN (1) | CN1006140B (ja) |
SU (1) | SU1558295A3 (ja) |
Cited By (7)
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