JPS6127930A - ジアリ−ルアルカン類の製造方法 - Google Patents
ジアリ−ルアルカン類の製造方法Info
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- JPS6127930A JPS6127930A JP59145906A JP14590684A JPS6127930A JP S6127930 A JPS6127930 A JP S6127930A JP 59145906 A JP59145906 A JP 59145906A JP 14590684 A JP14590684 A JP 14590684A JP S6127930 A JPS6127930 A JP S6127930A
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- aldehyde
- xylene
- concentration
- reaction
- sulfuric acid
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ジアリールアルカン類の製造方法に関し、よ
り詳細にはトルエンまたは/およびキシレンと炭素原子
5〜10個のアルデヒドの縮合によクジアリールアルカ
ン類を選択的に製造する方法に関する。
り詳細にはトルエンまたは/およびキシレンと炭素原子
5〜10個のアルデヒドの縮合によクジアリールアルカ
ン類を選択的に製造する方法に関する。
従来の技術
従来、アリール化合物とアルデヒドを酸触媒で縮合する
ことによってジアリールアルカン類金製造することが知
られている。例えば、アリール化合物とアルデヒドとの
縮合を濃度85重量−以上の硫酸の存在下で5℃以上の
温度で実施するジアリールパラフィンの製法(特公昭3
7−7965号公報)、またトルエンとアセトアルデヒ
ドを、硫酸濃度95〜83重量係に維持すると共に反応
系中のアセトアルデヒドの濃度を1重量%以下に保持し
ながら反応させる1、1−ジトリルエタンの製造方法(
特開昭54−163559号公報)などが知られている
。
ことによってジアリールアルカン類金製造することが知
られている。例えば、アリール化合物とアルデヒドとの
縮合を濃度85重量−以上の硫酸の存在下で5℃以上の
温度で実施するジアリールパラフィンの製法(特公昭3
7−7965号公報)、またトルエンとアセトアルデヒ
ドを、硫酸濃度95〜83重量係に維持すると共に反応
系中のアセトアルデヒドの濃度を1重量%以下に保持し
ながら反応させる1、1−ジトリルエタンの製造方法(
特開昭54−163559号公報)などが知られている
。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上記の方法では、トルエンまたは/およ
びキシレンと炭素原子5〜10個のアルデヒドを反応さ
せると、アルデヒドの重合が優先して起シ、またトルエ
ンtfcはキシレンのスルホン化も多発した。したがっ
て、トルエンま之は/およびキシレンと炭素原子5〜1
0個のアルデヒドとの縮合全選択的に効率よ〈実施する
ことができないという問題点があった。
びキシレンと炭素原子5〜10個のアルデヒドを反応さ
せると、アルデヒドの重合が優先して起シ、またトルエ
ンtfcはキシレンのスルホン化も多発した。したがっ
て、トルエンま之は/およびキシレンと炭素原子5〜1
0個のアルデヒドとの縮合全選択的に効率よ〈実施する
ことができないという問題点があった。
本発明者らは、トルエンまたはキシレンと炭素原子5〜
10個の高級アルデヒド類との縮合反応において、十分
な反応速度をもち、かつ高選択率で対応するジアリール
アルカンを得ることを目的に検討を行った結果、硫酸の
濃度、反応系中のアルデヒドの濃度および反応温度を特
定することによって上記目的を達成し得ることを見出し
、本発明を完成したのである。
10個の高級アルデヒド類との縮合反応において、十分
な反応速度をもち、かつ高選択率で対応するジアリール
アルカンを得ることを目的に検討を行った結果、硫酸の
濃度、反応系中のアルデヒドの濃度および反応温度を特
定することによって上記目的を達成し得ることを見出し
、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明はトルエンまたは/およびキシレンと
炭素原子5〜10個のアルデヒドを、濃度86〜96重
量%の硫酸の存在下に、温度−40℃以上15℃未満で
、かつ反応系中の該アルデヒドの濃度を3重量%以下に
保持しながら反応させることを特徴とするジアリールア
ルカン類の製造方法である。
炭素原子5〜10個のアルデヒドを、濃度86〜96重
量%の硫酸の存在下に、温度−40℃以上15℃未満で
、かつ反応系中の該アルデヒドの濃度を3重量%以下に
保持しながら反応させることを特徴とするジアリールア
ルカン類の製造方法である。
本発明における反応は、下記の式のように行われるもの
である。
である。
H3
〔式中nは2〜9の整数、R1+ ”*は水素またはメ
チル基を示す〕 本発明において原料として使用するトルエンは、純品は
もちろんキシレンとの混合物、または脂肪族炭化水素の
ような不活性溶剤で希釈したものも使用できる。また、
キシレンはオルト、メタまたはバラのいずれでもよく、
これらを含む混合物でもよい。また、石油の熱分解、ス
チーム分解または接触改質などで得られるキシレン留分
も使用できる。
チル基を示す〕 本発明において原料として使用するトルエンは、純品は
もちろんキシレンとの混合物、または脂肪族炭化水素の
ような不活性溶剤で希釈したものも使用できる。また、
キシレンはオルト、メタまたはバラのいずれでもよく、
これらを含む混合物でもよい。また、石油の熱分解、ス
チーム分解または接触改質などで得られるキシレン留分
も使用できる。
また、炭素原子5〜10個のアルデヒド(以下単にアル
デヒドという)としては、飽和アルデヒドが望ましく、
特に炭素数が4〜8個のものが好ましい。好ましいアル
デヒドの具体例としては、n−ブチルアルデヒド、イソ
ブチルアルデヒド、アミルアルデヒド、イソアミルアル
デヒド、n−ヘキシルアルデヒド、n−ヘプチルアルデ
ヒド、2−メチルヘキシルアルデヒド、n−オクチルア
ルデヒド、2−メチルヘキシルアルデヒド、2−エチル
−4−メチル−ペンチルアルデヒドなどがあげられる。
デヒドという)としては、飽和アルデヒドが望ましく、
特に炭素数が4〜8個のものが好ましい。好ましいアル
デヒドの具体例としては、n−ブチルアルデヒド、イソ
ブチルアルデヒド、アミルアルデヒド、イソアミルアル
デヒド、n−ヘキシルアルデヒド、n−ヘプチルアルデ
ヒド、2−メチルヘキシルアルデヒド、n−オクチルア
ルデヒド、2−メチルヘキシルアルデヒド、2−エチル
−4−メチル−ペンチルアルデヒドなどがあげられる。
本発明において使用する硫酸は、その濃度が86〜96
重量%であることが重要である。硫酸濃度が86重量%
未満ではアルデヒドの重合物が生成しやすく目的のジア
リールカンの収率が低下する。一方、硫酸濃度が96重
量%を越えるトトルエンまたはキシレンのスルホン化が
多く起り、トルエンまたはキシレンの損失が増大するの
で好ましくない。
重量%であることが重要である。硫酸濃度が86重量%
未満ではアルデヒドの重合物が生成しやすく目的のジア
リールカンの収率が低下する。一方、硫酸濃度が96重
量%を越えるトトルエンまたはキシレンのスルホン化が
多く起り、トルエンまたはキシレンの損失が増大するの
で好ましくない。
本発明の方法を好適に実施するためのトルエンまたは/
およびキシレンに対するアルデヒドの使用量は、トルエ
ンまたはキシレン/アルデヒド=5〜15(モル比)で
ある。
およびキシレンに対するアルデヒドの使用量は、トルエ
ンまたはキシレン/アルデヒド=5〜15(モル比)で
ある。
また、硫酸の使用量は、アルデヒドに対し1〜10倍モ
ル、好ましくは2〜7倍モルである。
ル、好ましくは2〜7倍モルである。
硫酸使用量が上記範囲よシ少いとジアリールプルカンの
収率が低く、一方これよシ多い場合はそれだけの効果が
なく不経済である。
収率が低く、一方これよシ多い場合はそれだけの効果が
なく不経済である。
また、反応系中のアルデヒドの濃度は3重量%以下に保
つことが重要で、特に2重量%以下であることが好まし
い。アルデヒドの濃度が3重量係を越える場合はアルデ
ヒドの縮合、特にアルドール縮合反応が増加し、目的の
ジアリールアルカンの収率が低下する。従って、反応形
式は、トルエンまたは/およびキシレンと硫酸の混合物
へアルデヒドまたはアルデヒド溶液を連続的または周期
的に加える半回分式、または反応系中のアルデヒドが規
定の濃度を越えないようにトルエンまたは/およびキシ
レンおよび硫酸を連続的に加える連続式があげられる。
つことが重要で、特に2重量%以下であることが好まし
い。アルデヒドの濃度が3重量係を越える場合はアルデ
ヒドの縮合、特にアルドール縮合反応が増加し、目的の
ジアリールアルカンの収率が低下する。従って、反応形
式は、トルエンまたは/およびキシレンと硫酸の混合物
へアルデヒドまたはアルデヒド溶液を連続的または周期
的に加える半回分式、または反応系中のアルデヒドが規
定の濃度を越えないようにトルエンまたは/およびキシ
レンおよび硫酸を連続的に加える連続式があげられる。
本発明の方法における反応温度は、−40℃以上15℃
未満の範囲であシ、好ましくは−30℃以上θ℃未満で
ある。反応温度が一40℃未満では目的の反応が極めて
遅く、また冷却に要するエネルギーも多く使用するため
に不経済である。一方、15℃を越える温度ではトルエ
ンまたはキシレンのスルホン化が多く起きるために好ま
しくない。特に炭素原子4個以上のアルデヒドのアルド
ール縮合金避けるためには反応を0℃未満の低温で行う
ことが好ましい。
未満の範囲であシ、好ましくは−30℃以上θ℃未満で
ある。反応温度が一40℃未満では目的の反応が極めて
遅く、また冷却に要するエネルギーも多く使用するため
に不経済である。一方、15℃を越える温度ではトルエ
ンまたはキシレンのスルホン化が多く起きるために好ま
しくない。特に炭素原子4個以上のアルデヒドのアルド
ール縮合金避けるためには反応を0℃未満の低温で行う
ことが好ましい。
また、反応時間は1〜10時間の範囲であシ、好ましく
は2〜6時間である。反応時間が短かいと反応温度の調
節が難かしく、またアルデヒドの濃度が高くなシ副反応
が増加するので好ましくない。
は2〜6時間である。反応時間が短かいと反応温度の調
節が難かしく、またアルデヒドの濃度が高くなシ副反応
が増加するので好ましくない。
なお、上記の方法の反応においては、硫酸の凝固を防ぐ
ために反応開始に先だち、硫酸の凝固点以上の温度にお
いて硫酸とトルエンまたは/およびキシレンを混合して
から反応温度まで降温して反応を開始することが特に好
ましい。
ために反応開始に先だち、硫酸の凝固点以上の温度にお
いて硫酸とトルエンまたは/およびキシレンを混合して
から反応温度まで降温して反応を開始することが特に好
ましい。
一般に硫酸に飽和濃度以上のトルエンまたは/およびキ
シレンを加えて10〜60℃、好ましくは15〜40℃
で30秒〜10分間攪拌した後に降温することが好まし
い。
シレンを加えて10〜60℃、好ましくは15〜40℃
で30秒〜10分間攪拌した後に降温することが好まし
い。
本発明の方法においては特に溶媒を必要としないが、反
応系の粘度を低下させるために、例えばペンタン、ヘキ
サン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、塩化メチレン、
四塩化炭素などの塩素化炭化水素、その他ベンゼン、ク
ロロベンゼンなどを溶媒として用いることができる。
応系の粘度を低下させるために、例えばペンタン、ヘキ
サン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、塩化メチレン、
四塩化炭素などの塩素化炭化水素、その他ベンゼン、ク
ロロベンゼンなどを溶媒として用いることができる。
発明の効果
本発明の方法は、トルエンまたは/およびキシレンと炭
素原子5〜10個のアルデヒド、特に炭素原子4個以上
のアルデヒドにおいても十分な速度で反応させることが
でき、選択的かつ高収率で対応するジアリールアルカン
類を得ることができる。また、本発明の方法は、原料に
キシレン混合物(オルト、メタ、パラの各異性体)を用
いるとバラキシレンの反応性が極めて低いためにバラキ
シレンの濃縮ができる。
素原子5〜10個のアルデヒド、特に炭素原子4個以上
のアルデヒドにおいても十分な速度で反応させることが
でき、選択的かつ高収率で対応するジアリールアルカン
類を得ることができる。また、本発明の方法は、原料に
キシレン混合物(オルト、メタ、パラの各異性体)を用
いるとバラキシレンの反応性が極めて低いためにバラキ
シレンの濃縮ができる。
本発明の方法で得られるジアリールアルカン類は、無臭
性、無色透明で溶解性に優れるものであシ、例えば感圧
複写紙染料用の溶剤、熱媒体、絶縁油などに好適である
。
性、無色透明で溶解性に優れるものであシ、例えば感圧
複写紙染料用の溶剤、熱媒体、絶縁油などに好適である
。
実施例
次に、本発明を実施例によシさらに詳細に説明する。
実施例1
攪拌機付きの容量1tのガラス反応器に94重重量値酸
12.0モルを入れ、トルエンa4モルおよびn−ブチ
ルアルデヒド(107モルの混合物を15℃で3分間攪
拌しながら連続的に少しづつ入れた後、内容物の温度を
一10℃に冷却して保持し、攪拌しなからn−ブチルア
ルデヒド(L63モルトトルエン五60モルの混合w
t−4時間にわたシ少量づつ連続して滴加して反応させ
た。この間、反応系のn−ブチルアルデヒドの濃度は1
5重量%以下であった。滴加終了後も一10℃で30分
間攪拌を続けた。その後攪拌を止め、反応器を静置し、
反応生成物を分離回収し、炭酸ソーダ水溶液で洗浄中和
し、塩化マグネシウムで乾燥後、減圧蒸留によシ1.1
−ビス(4−メチルフェニル)ブタンを主成分とするジ
トリルブタンを収率90モル%(n−ブチルアルデヒド
基準)で得た。この化合物の化学構造は、元素分析、赤
外線吸収スペクトル、NMRおよびマススペクトルにょ
シ決定した。
12.0モルを入れ、トルエンa4モルおよびn−ブチ
ルアルデヒド(107モルの混合物を15℃で3分間攪
拌しながら連続的に少しづつ入れた後、内容物の温度を
一10℃に冷却して保持し、攪拌しなからn−ブチルア
ルデヒド(L63モルトトルエン五60モルの混合w
t−4時間にわたシ少量づつ連続して滴加して反応させ
た。この間、反応系のn−ブチルアルデヒドの濃度は1
5重量%以下であった。滴加終了後も一10℃で30分
間攪拌を続けた。その後攪拌を止め、反応器を静置し、
反応生成物を分離回収し、炭酸ソーダ水溶液で洗浄中和
し、塩化マグネシウムで乾燥後、減圧蒸留によシ1.1
−ビス(4−メチルフェニル)ブタンを主成分とするジ
トリルブタンを収率90モル%(n−ブチルアルデヒド
基準)で得た。この化合物の化学構造は、元素分析、赤
外線吸収スペクトル、NMRおよびマススペクトルにょ
シ決定した。
その他、性状としては、沸点が320〜325℃776
0 mnHg、 粘度が7.76 ast■4o℃、
流動点が一47℃以下であった。
0 mnHg、 粘度が7.76 ast■4o℃、
流動点が一47℃以下であった。
実施例2
実施例1と同様の反応器に95重重量値酸40モルと0
−キシレン2.1モルを入れ、15℃で1分間攪拌した
後、内容物’1−20’へ冷却して保持し、攪拌しなか
らn−ブチルアルデヒドα70モルと0−キシレン2.
1モルとの混合液を4時間にわたシ少量づつ連続的に滴
加して反応させた。この間、反応系のn−ブチルアルデ
ヒドの濃度はα5重量係以下であった。滴加終了後も温
度を一20℃に保って15分間攪拌を続けた。その後攪
拌を止め、反応生成物を実施例1と同様に処理して1.
1−ビス(A4−ジメチルフェニル)ブタンを収率96
モルチ(n−ブチルアルデヒド基準)で得た。化合物の
化学構造は実施例1と同様にして決定した。
−キシレン2.1モルを入れ、15℃で1分間攪拌した
後、内容物’1−20’へ冷却して保持し、攪拌しなか
らn−ブチルアルデヒドα70モルと0−キシレン2.
1モルとの混合液を4時間にわたシ少量づつ連続的に滴
加して反応させた。この間、反応系のn−ブチルアルデ
ヒドの濃度はα5重量係以下であった。滴加終了後も温
度を一20℃に保って15分間攪拌を続けた。その後攪
拌を止め、反応生成物を実施例1と同様に処理して1.
1−ビス(A4−ジメチルフェニル)ブタンを収率96
モルチ(n−ブチルアルデヒド基準)で得た。化合物の
化学構造は実施例1と同様にして決定した。
その他、性状としては、沸点が360〜365C/76
0mHg、 粘度が34.8 cst @ 40℃、
流動点が一21℃であった。
0mHg、 粘度が34.8 cst @ 40℃、
流動点が一21℃であった。
実施例3
実施例1と同様の反応器に90重量%硫酸40モル、混
合キシレン(0−キシレン38重量%、m−キシレン4
2重11%、p−キシレン2ot量%)a4oモル、n
−ブチルアルデヒドα07モルを入れ、20℃で2分間
攪拌した後、内容物を一5℃へ冷却して保持し、攪拌し
なからn−ブチルアルデヒド1.13モルと上記組成の
混合キシレン五60モルの混合液t−2時間にわた多連
続的に滴加して反応させた。この間、反応系On−ブチ
ルアルデヒドの濃度は0.5重量%以下であった。流加
終了後も一5℃で15分間攪拌を続けた。その後攪拌を
止め、反応生成物を実施例1と同様に処理して1.1−
ジトリルブタン(メチル基;2位が27%、3位が23
%、4位が50係)を収率89モル%(n−ブチルアル
デヒド基準)tl−得た。これは無色透明で無臭の液体
であった。化合物の化学構造は実施例1と同様にして決
定した。
合キシレン(0−キシレン38重量%、m−キシレン4
2重11%、p−キシレン2ot量%)a4oモル、n
−ブチルアルデヒドα07モルを入れ、20℃で2分間
攪拌した後、内容物を一5℃へ冷却して保持し、攪拌し
なからn−ブチルアルデヒド1.13モルと上記組成の
混合キシレン五60モルの混合液t−2時間にわた多連
続的に滴加して反応させた。この間、反応系On−ブチ
ルアルデヒドの濃度は0.5重量%以下であった。流加
終了後も一5℃で15分間攪拌を続けた。その後攪拌を
止め、反応生成物を実施例1と同様に処理して1.1−
ジトリルブタン(メチル基;2位が27%、3位が23
%、4位が50係)を収率89モル%(n−ブチルアル
デヒド基準)tl−得た。これは無色透明で無臭の液体
であった。化合物の化学構造は実施例1と同様にして決
定した。
実施例4
実施例1と同様の反応器に88重量%硫酸2.0モルお
よヒドルエン2.0モルSt入れ、15℃で3分間攪拌
した後に内容物を−15℃へ冷却して保持し、攪拌しな
がらトルエン140モルおよびn−ヘキシルアルデヒド
tOモルの混合液と95重量%硫酸2.0モルとを別の
導入口より6時間にわたり連続的に滴加した。この間の
反応系におけるn−ヘキシルアルデヒドの濃度はα55
重量%以下あった。流加終了後も一15℃で30分間攪
拌した後、実施例1と同様の処理を行い、1,1−ジト
リルヘキサンを収率87モル%(n−へ中シルアルデヒ
)’基準)で得た。化合物の化学構造は実施例1と同様
圧して決定した。
よヒドルエン2.0モルSt入れ、15℃で3分間攪拌
した後に内容物を−15℃へ冷却して保持し、攪拌しな
がらトルエン140モルおよびn−ヘキシルアルデヒド
tOモルの混合液と95重量%硫酸2.0モルとを別の
導入口より6時間にわたり連続的に滴加した。この間の
反応系におけるn−ヘキシルアルデヒドの濃度はα55
重量%以下あった。流加終了後も一15℃で30分間攪
拌した後、実施例1と同様の処理を行い、1,1−ジト
リルヘキサンを収率87モル%(n−へ中シルアルデヒ
)’基準)で得た。化合物の化学構造は実施例1と同様
圧して決定した。
実施例5
実施例4において、n−ヘキシルアルデヒドに代シn−
オクチルアルデヒドを用いた以外は実施例4と同様の実
験を行い、1,1−ジトリル□゛オクタンを収率78モ
ルチ(n−オクチルアルデヒド基準)で得た。なお、2
−ヘキシル−2−オクテナールが若干量副生した。化合
物の化学構造は実施例1と同様にして決定した。
オクチルアルデヒドを用いた以外は実施例4と同様の実
験を行い、1,1−ジトリル□゛オクタンを収率78モ
ルチ(n−オクチルアルデヒド基準)で得た。なお、2
−ヘキシル−2−オクテナールが若干量副生した。化合
物の化学構造は実施例1と同様にして決定した。
比較例1
実施例1で用いた反応器に94重量%硫酸40モル、ト
ルエン140モルおヨU n −ブチルアルデヒド[1
,07モルとを入れ、15℃で3分間攪拌した後、内容
物を一10℃に冷却した。
ルエン140モルおヨU n −ブチルアルデヒド[1
,07モルとを入れ、15℃で3分間攪拌した後、内容
物を一10℃に冷却した。
次に、攪拌しなからn−ブチルアルデヒドα63七ルト
トルエン五60モルの混合液を一時に加えた。その直後
の反応系のn−ブチルアルデヒドの濃度は3重量%ヲ超
えると共に、激しく発熱して温度調節が不可能となり光
。しかし、10分後には発熱がおさまり温度を一10℃
に調節できたが、反応開始後30分して静置しても生成
物の層分離が極めて困難であった。生成物のガスクロマ
トグラフ分析により、ジトリルブタンの収率は25モル
%(n−ブチルアルデヒド基準)であり、2−エチルヘ
キセナールやスルホン酸が多量に生成していた。
トルエン五60モルの混合液を一時に加えた。その直後
の反応系のn−ブチルアルデヒドの濃度は3重量%ヲ超
えると共に、激しく発熱して温度調節が不可能となり光
。しかし、10分後には発熱がおさまり温度を一10℃
に調節できたが、反応開始後30分して静置しても生成
物の層分離が極めて困難であった。生成物のガスクロマ
トグラフ分析により、ジトリルブタンの収率は25モル
%(n−ブチルアルデヒド基準)であり、2−エチルヘ
キセナールやスルホン酸が多量に生成していた。
比較例2
実施例2において、反応温度を一20℃に代えて30℃
とした以外は実施例2と同様の実験を行った。反応生成
物は、反応終了後に静置しても層分離は困難であった。
とした以外は実施例2と同様の実験を行った。反応生成
物は、反応終了後に静置しても層分離は困難であった。
生成物の分析によす1.1−ビス(44−ジメチル)ブ
タンの収率は18モル%(n−ブチルアルデヒド基準)
で6D、2−エチルヘキセナールやスルホン酸が多量に
生成していた。
タンの収率は18モル%(n−ブチルアルデヒド基準)
で6D、2−エチルヘキセナールやスルホン酸が多量に
生成していた。
比較例3
実施例1において、94重量%硫酸に代シ82重量%硫
酸を用いた以外は実施例1と同様の実験を行った。ジト
リルブタ、ンの収率は19モルチ(n−ブチルアルデヒ
ド基準)であ)、多量の2−エチルヘキセナールが副生
した。
酸を用いた以外は実施例1と同様の実験を行った。ジト
リルブタ、ンの収率は19モルチ(n−ブチルアルデヒ
ド基準)であ)、多量の2−エチルヘキセナールが副生
した。
比較例4
実施例2において、95重重量値酸に代夛98重量%硫
酸を用いた以外は実施例2と同様の実験を行ったが、発
熱が激しく温度調節が困難であった。反応生成物は、反
応後に静置しても層分離が困難であった。1,1−ビス
(44−ジメチルフェニル)ブタンの収率は38モルチ
(n−ブチルアルデヒド基準)であシ、多量のスルホン
酸とn−ブチルアルデヒド重合体が生成した。
酸を用いた以外は実施例2と同様の実験を行ったが、発
熱が激しく温度調節が困難であった。反応生成物は、反
応後に静置しても層分離が困難であった。1,1−ビス
(44−ジメチルフェニル)ブタンの収率は38モルチ
(n−ブチルアルデヒド基準)であシ、多量のスルホン
酸とn−ブチルアルデヒド重合体が生成した。
比較例5
実施例2において、硫酸触媒に代シ塩化アルミニウム触
媒4.0モルを用いた以外は実施例2と同様の実験を行
った。得られた反応混合物を氷水中に注いで触媒を不活
性化し、分離した有機層を炭酸ソーダ水溶液で洗浄して
から蒸留した。生成物の分析によシ1,1−ビス(44
−ジメチルフェニル)ブタンの収率は34%(n−ブチ
ルアルデヒド基準)であシ、1−ブチル−五4−ジメチ
ルベンゼンと1.1−ジキシリルブテンー1が多量に副
生じた。
媒4.0モルを用いた以外は実施例2と同様の実験を行
った。得られた反応混合物を氷水中に注いで触媒を不活
性化し、分離した有機層を炭酸ソーダ水溶液で洗浄して
から蒸留した。生成物の分析によシ1,1−ビス(44
−ジメチルフェニル)ブタンの収率は34%(n−ブチ
ルアルデヒド基準)であシ、1−ブチル−五4−ジメチ
ルベンゼンと1.1−ジキシリルブテンー1が多量に副
生じた。
Claims (1)
- トルエンまたは/およびキシレンと炭素原子5〜10個
のアルデヒドを、濃度86〜96重量%の硫酸の存在下
に、温度−40℃以上15℃未満で、かつ反応系中の該
アルデヒドの濃度を3重量%以下に保持しながら反応さ
せることを特徴とするジアリールアルカン類の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59145906A JPS6127930A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ジアリ−ルアルカン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59145906A JPS6127930A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ジアリ−ルアルカン類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6127930A true JPS6127930A (ja) | 1986-02-07 |
Family
ID=15395795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59145906A Pending JPS6127930A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ジアリ−ルアルカン類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6127930A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5068481A (en) * | 1989-11-16 | 1991-11-26 | Kureha Kagaku Kogyo K.K. | Method for producing diarylmethanes |
WO2003055927A1 (fr) * | 2001-12-27 | 2003-07-10 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Procede de production d'oligomeres aromatiques |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54163559A (en) * | 1978-06-13 | 1979-12-26 | Sumitomo Chemical Co | Production of 1*11 ditrylethane |
-
1984
- 1984-07-16 JP JP59145906A patent/JPS6127930A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54163559A (en) * | 1978-06-13 | 1979-12-26 | Sumitomo Chemical Co | Production of 1*11 ditrylethane |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5068481A (en) * | 1989-11-16 | 1991-11-26 | Kureha Kagaku Kogyo K.K. | Method for producing diarylmethanes |
WO2003055927A1 (fr) * | 2001-12-27 | 2003-07-10 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Procede de production d'oligomeres aromatiques |
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