JPS61278890A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、情報出力端末機器として利用して有効であり
、情報の直接記録、表示、保持及び消去が出来る、非常
に簡易な、低コスト、低消費電力の表示装置に関するも
のである。

（従来の技術） 近年、光通信、高度通信システム（ＩＮＳ）、付加価値
通信網（ＶＡＮ）等、情報通信技術が急速に発達してい
る。それに伴うＯＡ化、ＨＡ化により、情報の出力端末
機器の開発が非常に注目を浴びている。現在、出力端末
機器として利用され、また、開発がさかんに行われてい
るものは、ＣＲＴや液晶等のディスプレイで代表される
ソフトコピーと、プリンターである。

ＣＲＴや液晶ディスプレイには、それ自身には記憶機能
がないので、出力された情報を、必要時間表示したまま
にしておきたい場合は、電源をオンにした状態にしてお
かなければならず、電力を必要とする。また、ＣＲＴデ
ィスプレイは、大型の装置となり、持ち運びが困難であ
る。逆に、液晶等を用いた平板型のディスプレイでは、
装置の小型化が可能であるが、表示品質が悪く、一画面
の情報量も少ない。また、マトリックス駆動などで液晶
を駆動する場合は、一画面の情報量を増加させると、駆
動回路が増大し、非常にコストの高いものとなる。

一方、プリンターなどの出力機器では、情報容量、解像
度等は十分であり、情報の直接記録、保持も出来るが、
インク、トナー等のメンテナンスが必要であり、かつ、
一度情報を出力したハードコピーは、再生出来ない。

（発明が解決しようとする問題点） 上述のように、従来の情報出力端末機器には、ＣＲＴ１
液晶などのディスプレイのように、情報の書換えは出来
るが、それ自身にはメモリー性がなく、また、一画面の
情報容量も不足しているものと、プリンターのように、
情報の記録、保持は容易であるが、メンテナンスの必要
性や、書換えが出来ないものとが存在する。しかし、両
者の機能を兼ね備えたものはない。

本発明は、ＣＲＴ等のソフトコピーの持つ、画質不足、
高コスト、非メモリー性と、プリンター等のハードコピ
ーの持つ、メンテナンスの必要性、非書換え性を解決し
、低コスト、低消費電力で、必要な情報を、必要な時間
、十分な画質で記録、表示、保持が出来、かつ、書換え
が出来る表示装置に関するものである。

（問題点を解決するための手段） −に記問題点を解決するために、本発明の表示装置は、
電圧を印加することによって複屈折を生じる透光性磁器
表面に、電圧印加用ヘッドを用いて電位差を与える構成
を何したものである。

（作用） 本発明は、上記した構成のように、電圧制御のカー効果
を仔する透光性磁器の表面の任意の局所間に、電圧印加
用ヘッドによって電位差を与えて複屈折を起こさせ、情
報の表示をするものである。さらに、電圧印加用ヘッド
、あるいは、透光性磁器を走査して、複屈折を起こした
部分の電位を開放状態とし、表示された情報を保存し、
短絡することによって消去を行うものである。

これにより、情報の直接記録、表示、保持、消去が出来
、情報の書込み、消去、保持を通して、はとんど電力を
消費せず、非常に簡単な構成のものとなる。

（実施例） 以下、本発明の実施例の表示装置について、図面を参照
しながら説明する。

第一図は、本発明の一実施例における表示装置の構成図
を示すものである。第一図において、（１）は、カー効
果における電気光学効果を有する透光性磁器であり、本
実施例においては、ランタン添加のチタン酸ジルコン酸
鉛（ＰＬＺＴ）（７）、カー効果の大きな組成（Ｌａ／
Ｚｒ／Ｔｉ＝９／８５／３５）の板杖としたものを用い
ており、以下説明ではＰＬＺＴ基板（１）と称す。（２
）は、ＰＬＺＴ基板（１）の表面上に、局部的に電位差
を加えることが出来る電圧印加用ヘッドであり、（３）
は、電圧印加用ヘッド（２）を、Ｘ−Ｙ方向に任意に走
査出来るヘッドの駆動部を示している。（４）、（５）
は、偏光板と検光板を示しており、ＰＬＺＴ基板（１）
とヘッド走査駆動部の上下に配置されており、本実施例
では、偏光板（４）、及び検光板（５）の偏光軸は同一
方向となるように（平行ニコル）した。第２図は、第１
図に示した電圧印加用ヘッド部の構造図を示すもので、
同図において、（６）は、フレキシブルシートであり、
本実施例ではポリイミド樹脂のシートを用いた。（７）
は、シート（６）を固定するための補強板であり、（８
）は、シート（６）上に形成した電極群を示している。

形成した電極は、電極幅１００（μ１１）、電極間隔１
５０（μｍ）である。（３）は、上記電極群（８）の各
々の電極に電圧を与えるためのリード線を示している。

以上のように構成された表示装置について、以下にその
動作を説明する。

第３図は、本発明にかかわる表示装置における、ＰＬＺ
Ｔ素子の機能を説明するための原理図である。第３図に
示したように、ＰＬＺＴ基板（＋）上に対向電極（８ａ
）（８ｂ）を形成し、スイッチ（ＳＷ）をＯＮして電極
（８ａ）（８ｂ）間に電圧（ｖｌ）を印加すると、ＰＬ
ＺＴ基板（１）に複屈折を生じる。

従って、ＰＬＺＴ基板（１）の上下に偏光板を配置すれ
ば、複屈折を生じた部分とそれ以外の部分で明暗が出来
る。（第３図（ａ）の状態）つまり、表示が出来る訳で
ある。次に、第３図（ｂ）に示したように、ＰＬＺＴ基
板（＋）定電圧（ｖｌ）ヲ印加した状態で、スイッチ（
ＳＷ）を開放状態にすると、ＰＬＺＴ基板（＋）に生じ
た複Ｍ折は保持される。つまり、記憶状態になる。これ
は、第３図（Ｃ）に示すように、電極（８ａ）（８ｂ）
間をシヨ・−卜することによって、消去出来る。以上述
べたようなＰＬＺＴ素子の特性を利用し、第２図に示し
た電圧印加用ヘッド（２）の電極群（８）の１つおきの
電極を０（Ｖ）として、残りの電極に、任意に電圧を印
加し、第１図に示した、ヘッド走査駆動部（３）により
、ヘッド（２）を走査させて、表示状態と記憶状態を起
こさせる訳である。つまり、第１図に示した電圧印加用
ヘッド（２）によって、ＰＬＺＴ基板（１）上の任意の
部分に電位差を与えて表示状態を起こさせる。次に、電
圧印加用ヘッド（２）に電圧を加えたままの状態で、該
ヘッド（２）を走査すると、その軌跡の部分は、電圧が
印加された後開放になった状態（第３図（ｂ）の状態）
と同じとなり記憶状態が実現出来る。本実施例において
は、記憶状態のまま、室温で２０日以上放置したが、そ
の状態は代わらなかった。このようにして、表示、記録
された情報は、電圧印加用ヘッド（２）の電圧を全て０
（Ｖ）として、ＰＬＺＴ基板（１）ヒを走査させるか、
ＰＬＺＴ基板（１）表面を、導電性ゴムや指などでこす
ることによって消去出来る。また、第１図に示した本実
施例の構成のように、透過型の表示をした場合の、表示
コントラストは２０以上であった。

なお、本発明における実施例では、透過型の表示装置と
したが、第１図に示した構成において、ＰＬＺＴ基板（
１）の裏面に反射膜を設け、偏光板（４）を取り除いた
反射型の構成でも、同様の機能を合することは明らかで
あり、透過型構造に限定するものではない。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明は、電圧を印加することによ
って複屈折を生じる透光性磁器表面に、電圧印加用ヘッ
ドを用いて電位差を与える構成を有した表示装置であり
、従来の表示装置にはなかった、情報の直接記録、表示
、保持及び書換えが出来、それらの全ての機能を通して
、はとんど電力を必ｄとしないという非常に大きな特徴
を持つたものである。さらに、本発明の表示装置は、シ
ステムとして非常に簡単な構成で実現出来、表示品質も
十分である。

このような表示装置は、今後増々発達する高度情報化社
会における、簡易型の情報出力端末機器として非常に要
望されているものであり、その効果は多大なものがある
。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、本発明にかかわる表示装置の構成図
を示したものであり、第１図は、表示装置全体の構成図
を、第２図は、第１図における電圧印加用へ１ド部の構
造を示したものである。 第３図は、本発明における表示装置の原理説明図である
。 （１）・・・ＰＬＺＴ基板（透光性磁器）　、（２）・
・・電圧印加用ヘッド、（３）・・・ヘッド走査駆動部
、（４）・・・偏光板。 第°２図 第３図 ＳＷ 禅居釘 （表示） ↓ ↓ ′＞９−￥− （遜天）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電圧制御のカー効果を有する透光性磁器表面に、
   電圧印加用ヘッドを用いて電位差を与え、該磁器の前面
   に配した偏光板を透過する光の強度を変化させることを
   特徴とする表示装置。
2. （２）電圧印加用ヘッドが、少なくとも一対の電極対を
   有しており、上記磁器上を走査することを特徴とする特
   許請求の範囲第一項に記載の表示装置。