JPS61277697A - 新規ペプチド - Google Patents

新規ペプチド

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JPS61277697A
JPS61277697A JP60121125A JP12112585A JPS61277697A JP S61277697 A JPS61277697 A JP S61277697A JP 60121125 A JP60121125 A JP 60121125A JP 12112585 A JP12112585 A JP 12112585A JP S61277697 A JPS61277697 A JP S61277697A
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千葉 英雄
Ryuzo Sasaki
隆造 佐々木
Masaaki Yoshikawa
正明 吉川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、人乳タンパクのペプシン分解物より抽出する
ことができ、ラット脳オピオイドレセプターに結合性を
有し、故に鎮痛麻酔剤や温和な催眠剤、温和な覚醒剤ま
たは抗ショック剤として期待される新規ペプチドに関す
る。
従来の技術 そルヒネ等の鎮痛麻酔薬(オピエート)の作用機構の研
究から脳はじめ各種臓器には、これらの物質が特異的に
結合するオピエートレセプターの存在することが見出さ
れた。さらに動物体内にはこのレセプターに結合し鎮痛
作用を示すペプチド類が存在することが見出され内因性
オピ二一トペグチドと総称されている。これらペプチド
は鎮痛作用のみならず各種ホルモンの分泌調節や摂食の
調節にも関与することが示されている。
一方、オピエートレセプターに親和性を有するがそれ自
身鎮痛作用を示さず、モルヒネ等鎮痛麻酔薬の作用を妨
げる物質はオピエートアンタゴニストと呼ばれており、
このような物質としてはナロクソンなどの合成化合物が
ある。ナロクソンは各種の原因によるシ四ツク症状を改
善する効果を有することが知られている。最近コーヒー
中に天然界で初めてオピエートアンタゴニストの存在す
ることが見出され、この物質はカフェインと共にコーヒ
ーのもつ覚惺作用に関する可能性が指摘されている。即
ち、オピエートレセプターに結合性を有する物質はオピ
エートアゴニストまたはオビ二一トアンタゴニストであ
り、それラハオヒオイ゛ ドと総称され上記の如き生理
作用を示す有用物質である。
1979年、テシェマヘル(Teschmacher 
)らはモルモット回腸縦走筋神経叢収縮抑制試験により
;乳製品を検索したところ、牛乳カゼインペプトンにオ
ピオイド活性を認め、高速液体クロマトグラフィーを駆
使して精製を行いβ−カ!モルフイン7(ペプタペグチ
ド)を分離した( Hoppe−8@yler’s Z
−Physiol、Ch@m、+360* 1211お
よび1217 (1979)参照。)。
その後、このβ−カシモルフイン7の構造を基に研究さ
れ、β−カゾモルヒン6.β−カシそルヒン5.および
β−カゾモルヒン4アミド(β−カゾモルヒン7の約1
00倍の活性を有する。)が化学的に合成されるに到っ
た( Chang K、J、 etal+ 5lenc
ea+ 21L 75 (1981) :同、 Lif
eSl@nces、 30.1547 (1982)参
照。)。
β−カシモルフインは鎮痛作用以外に十二指腸潰瘍治癒
効果や神経弛緩作用を有することも見出されている。
また、ジオドロウ(Zloudrou)らは牛乳α−カ
ゼインのペプシン分解物中にオピオイド活性を有するも
のの存在を認め、α−カゼインエクソルフィンと呼ばれ
る(Zioudrou at al、 J、Biol、
 Chem−+254、2446 (1979)参照。
)ペプチドを単離した(Advances in En
dogenous and Exogenou@0pi
oids、 Proceedings of the 
Internati/nalNareot’ia Re
5earch Confsrenee+KyotosJ
apan+July 26−30+ 198L P39
2gKodanshasTokyo参照。)。
人乳カゼインからも同様なペプチドが生成するならばそ
れらを摂取することはヒト、特に乳児にとって望ましい
発明が解決しようとする問題点 鎮痛麻酔剤、催眠剤、覚惺剤、抗シ冒ツク剤等の医薬と
して使用可能な一2fチドの開発およびその製造が期待
されている。
問題点を解決するための手段 本発明者は、人乳タンパクについて鋭意検討した結果、
人乳タン/4’りのペプシン分解物中よりラット脳オピ
オイドレセグターに結合性を有する新規ペプチドを抽出
分離すること成功し、これが鎮痛麻酔剤や温和な催眠剤
、または温和な覚惺剤として期待できることを見出し本
発明を完成するに到った。
即ち、本発明は次の構造式を有するペプチドである。
1、  Arg−Pro−Lys−Leu−Pro−L
su−Arg−Tyr−Pro−Glu−Arg−Le
u−Glu−Asn−Pro−8er−Leu−Arg
2、  Thr−Val−Tyr−Thr−Lys−G
ly−Arg−Val−Met−Pro−Val−Le
u−Lys 3、  Met−Glu−Val−Pro−Lyg−A
la−Lyg−Asp−Thr−Va 1−Tyr −
Th r−Lys −G ly−Arg −Va 1−
Me t−Pro −Va 1−Leu−Lyg 4、  Tyr−Lau−Gly−8er−Gly−T
yr5、  Arg−Pro−Lys−Leu−Pro
−Lau−Arg−Tyr−Pro−Glu−Arg−
Leu−Glu−Tyr−Pro−8er−Leu−A
rg6、   Tyr−Val−Pro−Phe−Pr
o−Pro−Phe−8er−Aspなお、上記ペプチ
ドにおいて末端のアミノ基、カル〆・キ^基、その他官
能基は保護されていてもよい。その保護基は、従来ペプ
チド化学において慣用されているものを採用すればよく
、その保護方法あるいは保護基の脱離方法についても慣
用されているものを採用すればよい。
上記ペプチドを構成するアミノ酸残基の略号はそれぞれ
次のようなアミノ酸の残基を表わす。
Lys :リジン Th r :スレオニン# VaL
:バリン、 Tyr :チロシン、 Met :メチオ
ニン、 Glu :グルタミン酸+ Pro : fロ
リン、 Ata :アラニンAsp :アスパラギン酸
、 Arg :アルギニン、 Guyニゲリシンg A
sn :アスパラギンr Gln :グルタミンa L
eu :ロイシンl Phe :フェニルアラニンこれ
ら構成アミノ酸は、D一体、L一体、DL一体のいずれ
であってもよい。
本発明の新規ペプチドは、例えば人乳タンJllりのペ
プシン分解物よりレセプターアッセイ法による活性試験
によりラット脳オピオイドレセプターに結合性を有する
ペプチドを後述されるような液体クロマトグラフィー操
作で抽出分離すればよ・い。
あるいは、これらに基づき、従来慣用されるペプチド合
成法を利用し構成アミノ酸を順次結合させて化学合成す
ることもできる。
本発明の新規ペプチドを有効成分として鎮痛剤あるいは
催眠剤として使用するときには、遊離形または製薬上容
認される無毒性の塩および酸付加塩とすることができる
本発明において、製薬上容認しうる無毒性塩には、一般
に使用されている有機および無機の酸付加塩、例えば塩
酸、硫酸、スルホン酸、クエン酸、リン酸、安息香酸に
よる付加塩を採用すればよい。
また、一方、Na+になどのアルカリ金属塩やアンモニ
ウム塩が含まれる。
本発明の新規ペプチドはヒトを包含するは乳動物に対す
る鎮痛剤あるいは催眠剤として有効であり、例えば胆石
仙痛、腎石痰痛、癌などの痛み、術後期における痛みな
ど種々の苦痛の除去のみならず、その催眠作用により催
眠薬などとしても有効である。またこれらペプチドは各
種のシ冒ツク症状改善のための薬剤としても有用である
投与に際しては、経口投与として錠剤、カプセル剤また
はエリキシル剤のような調剤でまたは非経口投与(注射
投与等)として無菌溶剤液または懸濁液剤で処方するこ
ともできる。
また、生理学的に認められるベヒクル、担体、賦形剤、
結合剤、防腐剤、安定剤、香味剤などとともに一般に認
められた製剤実施に要求される単位用形態で混和、投与
することももちろんである。
これらの組成物または製剤における活性物質の使用量は
指示された範囲の適当な用量が得られるようにするもの
である。
有効成分の投与量は患者の病気の重さ、体重および年令
あるいはその他の要因を考慮して決められる。
以下、実施例によシ本発明の詳細な説明する。
実施例 1、 人乳カゼインのペグシン分解 人乳カゼインを一値1.4の塩酸酸性下で11となるよ
うに溶解し、1150量のベズシン(シグマ社製、30
00 u/m9タフ z4 / )を加え、37℃、5
時間反応の後凍結乾燥を行った。このペグシン分解物を
クロロホルム−メタノール(65対35゜体積比)混合
溶媒で処理し、同溶渫に不溶な不純物を除去した後可溶
物を集め、溶媒を減圧下に留・去した。残渣を水22−
に溶解して5規定水酸化カリウムで中和し、更に遠心分
離(10,00Orpm、10分、0℃)で沈殿物を除
去し得られた上清をオピオイド粗標品とし友。7.4I
の人乳カゼイyjす280 nmでの吸光度(0−D−
2ao、、、 ) =90.0の粗標品25.5−を得
た。
2、液体クロ7トグラフイーによる精製上記の如くして
調製したオピオイド粗標品7.2−をオクタデシルシラ
ン(ODS)カラム(草野科学社製CPO−153−2
0カラム)を使用した逆相クロマトグラフィー(第1段
)に供した。20チアセトニトリル(50mM酢酸を含
む)で溶出された活性画分Iを再び前回と同一カラムを
使用した逆相クロマトグラフィー(第2段)に供し、5
0 mM酢酸を含むアセトニトリルを10チから2(l
まで30分かけて直線状にグラジ為エンド(溶出速度:
4−7分・)溶出し活性画分1,2,3,4.5および
6を得た。
活性画分1から6をr ODSカラムCogmosil
 5C18」(牛丼化学社製)を使用した逆相液体クロ
マトグラフィー(第3段)に供した。0.1%)リフロ
ロ酢酸を含むアセトニトリルを10チから30%まで、
60分かけて直線状にグラジエエント(溶出速度:4−
7分)溶出して一1!プチド1゜2.4および6を精製
し得た。さらに、画分3゜5については別個にフェニル
アラニンカラムCoamosil 5 Ph (牛丼化
学社製)を用いた逆相クロマトグラフィー(第4段)(
溶媒は上記と同様)を実施して精製した。
3、 ラジオレセプターアッセイ法による活性測定法 試料のオピオイド活性の測定値、はスナイダー(Sny
der)らの方法(Proc、Nat、Acad、Sc
i、USA、 ’yo12243 (1973)参照。
)に準じて行い求めた。
雄のウィスター系ラット(100〜200g)の大脳(
1,1〜x、ag)を摘出し、これをPotterのホ
モジナイザーを使用して、10−の50mM)リス−塩
酸緩衝液(pH7,4,0℃)中でホモジナイズした。
これを同一緩衝液で脳剤量の100倍に希釈し九後遠心
(1,000rpm、5分、0℃)して沈殿を除去し、
ホモジネートとした。
ホモジネート1.7−に試料あるいは塩酸モルヒネ(武
田薬品工業社製)を加えた。また、2価カチオンの影響
を除外するためEDTA (水酸化カリウムで一値を7
.4に滴定剤)を最終濃度2 mMとなるように加え、
35℃で5分間インキ為ベートした。
つづいて、〔3H〕−ナロクソン(NJiXN、 37
.7 C1/mmol )で最終濃度1 nM (34
,000eep−In−)となるように加え再び35℃
で15分間インキエベートした。
グラスフィルター(Whatman GF/B 2.4
 cm )を使用して減圧濾過を行い、レセプターの存
在する膜画分をフィルター上に保持した。濾過の際、フ
ィルターを4−のバッファーで4回手早く洗浄した(所
要時間30秒)。このフィルターをバイアルに入れ、1
0%硫酸ドデシルナトリウム(SDS)を加えて30分
以上放置した。その後、1o−のPSC(Am*rah
am Corporation製)を加えてよく振とう
し、液体シンチレーシ盲ンカウンターで計測した。試料
の活性は〔3H〕−ナロクソンの特異的結合を阻害する
モルヒネの当量で表わし、o、D28゜untt当りの
比活性を算出した。ただし、大過剰の非放射性ナロクソ
ン存在下でもみられる結合量を差引いたものを特異的結
合量とした。
前記の逆相クロマトグラフィーの各段におけるペプチド
の溶出濃度(アセトニトリル)と溶出画分の関係および
各画分の比活性を次に示す。
比活性 114.925      4 215.227      6 315.6 27.5 23.6  274 16.3
 20.0       4517.0 27.2 2
8.2  32618.7 24.0        
 ム両分*(対照)1.7 粗標品(対照)               0.5
24、 ペプチドのアミノ酸配列の決定 アゲライドバイオシステム社製「がスフニーズプロティ
ンシーケンサ−470AJによるアミノ酸配列の決定を
行い前記681のペプチドの構造決定を行った。
発明の効果 以上から明らかな如く、本発明の新規ペプチドはラット
脳オピオイドレセプターに結合性を有し、前記医薬品と
しての使用が期待できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記構造式のいずれかで示されるペプチド。 【遺伝子配列があります】。
JP60121125A 1985-06-04 1985-06-04 新規ペプチド Expired - Lifetime JPH07116234B2 (ja)

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JP60121125A JPH07116234B2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04 新規ペプチド

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JPS61277697A true JPS61277697A (ja) 1986-12-08
JPH07116234B2 JPH07116234B2 (ja) 1995-12-13

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ID=14803499

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524497A (ja) * 2007-04-24 2010-07-22 サムナシューティクス リミテッド 糖化ミルクおよびその使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010524497A (ja) * 2007-04-24 2010-07-22 サムナシューティクス リミテッド 糖化ミルクおよびその使用

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