JPS61277628A - 癌治療用白血球刺激材 - Google Patents
癌治療用白血球刺激材Info
- Publication number
- JPS61277628A JPS61277628A JP60119710A JP11971085A JPS61277628A JP S61277628 A JPS61277628 A JP S61277628A JP 60119710 A JP60119710 A JP 60119710A JP 11971085 A JP11971085 A JP 11971085A JP S61277628 A JPS61277628 A JP S61277628A
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- JP
- Japan
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- cancer
- interleukin
- lymphocyte
- cells
- carrier
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- Granted
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、白血球を活性化して抗腫瘍免疫細胞を誘導す
る機能を持つ癌治療用白血球刺激材に関する。
る機能を持つ癌治療用白血球刺激材に関する。
(従来の技術)
周知のように、生体の悪性腫瘍に対する免疫監視機構を
担う抗腫瘍免疫細胞としては、キラーTm1r!、NK
III胞、活性化マクロファー、ジ、K細胞 −
等が重要な役割をはたしていることが報告されている[
福沢正洋:医学のあゆみ、126.420じ83)】。
担う抗腫瘍免疫細胞としては、キラーTm1r!、NK
III胞、活性化マクロファー、ジ、K細胞 −
等が重要な役割をはたしていることが報告されている[
福沢正洋:医学のあゆみ、126.420じ83)】。
したがって、悪性II瘍に対する免疫学的療法としては
、癌患者免疫細胞(白血球)を活性化して、これらの抗
腫瘍免疫細胞を効率的に誘導活性化することが考えられ
る。しかしながら、実際の癌患者体内においては、この
ような悪性腫瘍に対する免疫監視機構の存在にもかかわ
らず、腫瘍細胞が増殖する。
、癌患者免疫細胞(白血球)を活性化して、これらの抗
腫瘍免疫細胞を効率的に誘導活性化することが考えられ
る。しかしながら、実際の癌患者体内においては、この
ような悪性腫瘍に対する免疫監視機構の存在にもかかわ
らず、腫瘍細胞が増殖する。
その主要なメカニズムの1つとして、腫瘍細胞による免
疫抑制性細胞(サプレッサーT細胞、サプレッサーマク
ロファージ等)の誘導活性化が報告されている。[Ii
本重義ら、ジャーナル・オブ・イムノ0シイ(S、Fu
jimoto etal、 J、In+uno1.)1
16.791(’76)]。
疫抑制性細胞(サプレッサーT細胞、サプレッサーマク
ロファージ等)の誘導活性化が報告されている。[Ii
本重義ら、ジャーナル・オブ・イムノ0シイ(S、Fu
jimoto etal、 J、In+uno1.)1
16.791(’76)]。
かかる免疫抑制性細胞は、i瘍細胞を降着する機能を担
う種々の抗腫瘍免疫細胞の誘導活性化を抑制し、ために
腫瘍III胞の増殖を許し、ますます腫瘍に対する免疫
応答能の低下をまねくと考えられる。また、その他のメ
カニズムとして、腫瘍細胞による免疫抑制性因子の産生
により、腫瘍細胞に対する免疫応答が抑制されている可
能性も報告されており[ジエー・ニー・ロスら、ジャー
ナル・オブ・イムノロシイ(J、A、Roth eta
l:J、Immun。
う種々の抗腫瘍免疫細胞の誘導活性化を抑制し、ために
腫瘍III胞の増殖を許し、ますます腫瘍に対する免疫
応答能の低下をまねくと考えられる。また、その他のメ
カニズムとして、腫瘍細胞による免疫抑制性因子の産生
により、腫瘍細胞に対する免疫応答が抑制されている可
能性も報告されており[ジエー・ニー・ロスら、ジャー
ナル・オブ・イムノロシイ(J、A、Roth eta
l:J、Immun。
1、) 128,1955じ82)1、かかる免疫抑
制状態下にある癌患者体内においては、効率的な抗腫瘍
免疫細胞の誘導活性化は困難であると言わなければなら
ない。
制状態下にある癌患者体内においては、効率的な抗腫瘍
免疫細胞の誘導活性化は困難であると言わなければなら
ない。
したがって、免疫抑制のない抗腫瘍免疫細胞誘導活性化
に最適な条件を体外に設定し、癌患者から取り出した白
血球を刺激活性化して、強力な抗腫瘍免疫細胞を誘導し
、これを元の患者にもどすことによって癌を治療しよう
とする方法は、効果の高い新しい癌免疫療法となる可能
性を有すると考えられる。
に最適な条件を体外に設定し、癌患者から取り出した白
血球を刺激活性化して、強力な抗腫瘍免疫細胞を誘導し
、これを元の患者にもどすことによって癌を治療しよう
とする方法は、効果の高い新しい癌免疫療法となる可能
性を有すると考えられる。
(発明が解決しようとする問題点)
体外に取り出した白血球を刺激活性化して抗腫瘍免疫細
胞を誘導活性化し、これを担癌生体に投与して癌を治療
する試みは、現在活発に研究が行なわれているが、白血
球の刺激活性化に担癌生体より抽出した腫瘍細胞を用い
ており、非常に操作が煩雑である。
胞を誘導活性化し、これを担癌生体に投与して癌を治療
する試みは、現在活発に研究が行なわれているが、白血
球の刺激活性化に担癌生体より抽出した腫瘍細胞を用い
ており、非常に操作が煩雑である。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、驚くべきことに、インターリューキン1、O
K432、遺伝子工学を用いて得られたインターリュー
キン2およびγ−インターフェロンを不溶性担体に共有
結合で固定した刺激材で白血球を刺激活性化することに
り、強力な抗腫瘍免疫細胞が誘導されることを見い出し
、本発明を完成するに至った。
した結果、驚くべきことに、インターリューキン1、O
K432、遺伝子工学を用いて得られたインターリュー
キン2およびγ−インターフェロンを不溶性担体に共有
結合で固定した刺激材で白血球を刺激活性化することに
り、強力な抗腫瘍免疫細胞が誘導されることを見い出し
、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、インターリューキン1、OK43
2、遺伝子工学を用いて得られたインターリューキン2
およびγ−インターフェロンの4種の物質を単独あるい
は2種以上不溶性担体に共有結合で結合してなることを
特徴とする癌治療用白血球刺激材に係る。
2、遺伝子工学を用いて得られたインターリューキン2
およびγ−インターフェロンの4種の物質を単独あるい
は2種以上不溶性担体に共有結合で結合してなることを
特徴とする癌治療用白血球刺激材に係る。
本発明において、不溶性担体に結合する物質は、インタ
ーリューキン1、OK432、遺伝子工学を用いて得ら
れたインターリューキン2およびγ−インターフェロン
であるが、この中でインターリューキン2および0K4
32は強力に抗腫瘍免疫inを誘導するので好ましく、
さらに、インターリューキン2は誘導能が強力であるの
で好ましい。本発明で使用するインターリューキン1は
、白血球培養から得られたものでもよく、また遺伝子工
学を用いて得られたものでもよい。
ーリューキン1、OK432、遺伝子工学を用いて得ら
れたインターリューキン2およびγ−インターフェロン
であるが、この中でインターリューキン2および0K4
32は強力に抗腫瘍免疫inを誘導するので好ましく、
さらに、インターリューキン2は誘導能が強力であるの
で好ましい。本発明で使用するインターリューキン1は
、白血球培養から得られたものでもよく、また遺伝子工
学を用いて得られたものでもよい。
本発明で用いられる不溶性担体は、親水性担体、疎水性
担体いずれも使用できるが、疎水性担体を用いる場合に
は、特に担体への血清成分の非特異的吸着が生じるため
、親水性担体の方が好ましい結果を与える。不溶性担体
の形状は、粒子状、繊維状、中空糸状、膜状のいずれの
公知の形状も用いることができる。
担体いずれも使用できるが、疎水性担体を用いる場合に
は、特に担体への血清成分の非特異的吸着が生じるため
、親水性担体の方が好ましい結果を与える。不溶性担体
の形状は、粒子状、繊維状、中空糸状、膜状のいずれの
公知の形状も用いることができる。
不溶性担体の材質としては、リガンドを固定化するため
に、担体が活性化でき、担体の活性化反応、固定化反応
などを含めた全工程を通じて物理的に安定であればよい
。具体的には、無機ベースのものにあっては、活性炭、
ガラス等およびその誘導体であり、天然高分子由来担体
には、セルロース、セファローズ、アキストラン、デン
プン、アルギン酸、キチン等の単純多糖類およびその誘
導体、寒天、ペクチン、コンニャク、アラビアゴム等の
複合多糖類およびその誘導体、羊毛、絹張白質等の蛋白
質およびその誘導体があるが、これらは必要に応じ、架
橋反応等の不溶化処理をした後、担体に用いる。
に、担体が活性化でき、担体の活性化反応、固定化反応
などを含めた全工程を通じて物理的に安定であればよい
。具体的には、無機ベースのものにあっては、活性炭、
ガラス等およびその誘導体であり、天然高分子由来担体
には、セルロース、セファローズ、アキストラン、デン
プン、アルギン酸、キチン等の単純多糖類およびその誘
導体、寒天、ペクチン、コンニャク、アラビアゴム等の
複合多糖類およびその誘導体、羊毛、絹張白質等の蛋白
質およびその誘導体があるが、これらは必要に応じ、架
橋反応等の不溶化処理をした後、担体に用いる。
また、合成高分子にあっては、ビニル系高分子には、ス
チレン、酢酸ビニル、メタクリル酸エステル、アクリル
酸エステル、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化ビニリデン
、アクリロニトリル、アクリルアミド、メチルビニルケ
トン、ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、エチレ
ン、プロピレン、ブタジェン、イソプレン等およびその
誘導体の重合体および共重合体が例示できる。
チレン、酢酸ビニル、メタクリル酸エステル、アクリル
酸エステル、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化ビニリデン
、アクリロニトリル、アクリルアミド、メチルビニルケ
トン、ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、エチレ
ン、プロピレン、ブタジェン、イソプレン等およびその
誘導体の重合体および共重合体が例示できる。
インターリューキン1、OK432、遺伝子工学を用い
て得られたインターリューキン2およびγ−インターフ
ェロンをリガンドとして不溶性担体の表面に固定する方
法としては、共有結合、イオン結合、物理吸着等のあら
ゆる公知の方法を用いることができるが、溶出性から考
えると、共有結合で固定して用いることが望ましい。そ
のためには通常固定化酵素、アフィニティクロマトグラ
フイで用いられる公知の方法を用いることができる。た
とえば、不溶性担体をエポキシ活性化し、これにリガン
ドを結合させる方法等を用いることができる。また、必
要に応じて、不溶性担体とリガンドの間に任意の長さの
分子(スペーサー)を導入して使用することもできる。
て得られたインターリューキン2およびγ−インターフ
ェロンをリガンドとして不溶性担体の表面に固定する方
法としては、共有結合、イオン結合、物理吸着等のあら
ゆる公知の方法を用いることができるが、溶出性から考
えると、共有結合で固定して用いることが望ましい。そ
のためには通常固定化酵素、アフィニティクロマトグラ
フイで用いられる公知の方法を用いることができる。た
とえば、不溶性担体をエポキシ活性化し、これにリガン
ドを結合させる方法等を用いることができる。また、必
要に応じて、不溶性担体とリガンドの間に任意の長さの
分子(スペーサー)を導入して使用することもできる。
本発明の刺激材の製造方法は、上記方法に限定されるも
のではな(、たとえばごニルモノマーにオリゴ糖を結合
させ、これを重合させる方法、また、たとえばリガンド
を活性化して担体に結合させる方法等の方法を用いるこ
とができ、本発明は、刺激材の製造方法に規定されるも
のではない。
のではな(、たとえばごニルモノマーにオリゴ糖を結合
させ、これを重合させる方法、また、たとえばリガンド
を活性化して担体に結合させる方法等の方法を用いるこ
とができ、本発明は、刺激材の製造方法に規定されるも
のではない。
本発明における白血球とは、血液細胞のうち赤血球およ
び血小板を除いた、いわゆる白血球を指すが、この白血
球より顆粒球あるいはB1811aを除去した細胞分画
も、本発明における白血球の概念に含まれる。本発明に
おいて活性化を行う白血球は、公知の連続遠心分離法に
て末梢血より採取した白血球分画を用いてもよく、また
、公知のフィコールパーク重層遠心分離法にて分離した
単核細胞分画でもよく、あるいは末梢血単核細胞より公
知のノイラミニダーゼ処理羊赤血球との口ぜット形成で
分mil!縮したTwU胞分画を使用しても、強力な腫
瘍障害性細胞の誘導が可能である。
び血小板を除いた、いわゆる白血球を指すが、この白血
球より顆粒球あるいはB1811aを除去した細胞分画
も、本発明における白血球の概念に含まれる。本発明に
おいて活性化を行う白血球は、公知の連続遠心分離法に
て末梢血より採取した白血球分画を用いてもよく、また
、公知のフィコールパーク重層遠心分離法にて分離した
単核細胞分画でもよく、あるいは末梢血単核細胞より公
知のノイラミニダーゼ処理羊赤血球との口ぜット形成で
分mil!縮したTwU胞分画を使用しても、強力な腫
瘍障害性細胞の誘導が可能である。
本発明において誘導活性化する腫瘍障害性細胞は、白血
球の中で顆粒球、単球、マクロファージを除くリンパ球
゛分画に属し、とりゎ、けTi1l胞の性質を有してい
る。
球の中で顆粒球、単球、マクロファージを除くリンパ球
゛分画に属し、とりゎ、けTi1l胞の性質を有してい
る。
刺激材による末梢血白血球の活性化は、血清成分含有培
地もしくはこれにインターリューキン2を添加した培地
で行うと強力なwisgl書性細胞の誘導が可能である
。すなわち、牛胎児血清、牛血清、馬血清等の動物血清
あるいはヒト血清を2〜20%含有した培地を調製する
。好ましくはヒト血清を2〜20%含有した培地を調製
する。この場合の培地は、動物細胞培養に一般的に用い
られる培地、たとえば、RPM I 1640培地、M
EM培地等が使用できる。また、血清成分たとえば、血
清アルブミンを添加したR PM r 1640培地で
も使用が可能である。
地もしくはこれにインターリューキン2を添加した培地
で行うと強力なwisgl書性細胞の誘導が可能である
。すなわち、牛胎児血清、牛血清、馬血清等の動物血清
あるいはヒト血清を2〜20%含有した培地を調製する
。好ましくはヒト血清を2〜20%含有した培地を調製
する。この場合の培地は、動物細胞培養に一般的に用い
られる培地、たとえば、RPM I 1640培地、M
EM培地等が使用できる。また、血清成分たとえば、血
清アルブミンを添加したR PM r 1640培地で
も使用が可能である。
調製した培地中に、種々の方法で採取した末梢血白血球
を0.5〜3×10 個/dのm胞濃度で浮遊させ、こ
れに適当量の刺激材を添加し、温度25〜45℃で培養
を行う。温度25℃以下ではほとんど有効な白血球の活
性化が起こらず、温度45℃以上では白血球の生存率が
低下する。培養は市販の細胞培養用のプラスチック製容
器を使用し、C02インキユベーター中で行えば簡便で
ある。
を0.5〜3×10 個/dのm胞濃度で浮遊させ、こ
れに適当量の刺激材を添加し、温度25〜45℃で培養
を行う。温度25℃以下ではほとんど有効な白血球の活
性化が起こらず、温度45℃以上では白血球の生存率が
低下する。培養は市販の細胞培養用のプラスチック製容
器を使用し、C02インキユベーター中で行えば簡便で
ある。
1日ないし数日培養を行った後、活性化白血球を回収す
る。もしくはインターリューキン2含有培地で長期培養
を行ってもよい。
る。もしくはインターリューキン2含有培地で長期培養
を行ってもよい。
このようにして得た活性化白血球は、腫瘍細胞を強力に
殺すことが判明した。
殺すことが判明した。
(発明の効果)
本発明の刺激材は、以上述べてきた′ように、白血球を
刺激活性化して、安全かつ操作性よく、強力な抗腫瘍免
疫細胞を誘導するものであり、胃癌、肺癌、乳癌等の癌
治療および検査診断、研究等に用いようとするものであ
る。
刺激活性化して、安全かつ操作性よく、強力な抗腫瘍免
疫細胞を誘導するものであり、胃癌、肺癌、乳癌等の癌
治療および検査診断、研究等に用いようとするものであ
る。
実施例
遺伝子工学を用いて得られたインターリューキン2およ
びγ−インターフェロン(レコンビナントIL−2、γ
−IFN)のそれぞれ100μgあるいは0K432
(中外製薬ピシバニール>11ftgをリガンドとして
公知の方法によって市販のcrBr活性化セファロース
(ファルマシア社製)1dに結合させ、刺激材を作成し
た。なお、これらのリガンドの保持量を求めるために、
結合反応後の上清および洗浄液中のリガンド量を求め、
添加量から減じて計算したところ、95%のリガンドが
保持された。
びγ−インターフェロン(レコンビナントIL−2、γ
−IFN)のそれぞれ100μgあるいは0K432
(中外製薬ピシバニール>11ftgをリガンドとして
公知の方法によって市販のcrBr活性化セファロース
(ファルマシア社製)1dに結合させ、刺激材を作成し
た。なお、これらのリガンドの保持量を求めるために、
結合反応後の上清および洗浄液中のリガンド量を求め、
添加量から減じて計算したところ、95%のリガンドが
保持された。
ヒト白血球は次のようにして得た。すなわち、採血した
ヒト末梢血をハンクス液で2倍希釈し、フィコールバー
ク液(ファルマシア社製)に重層し、2000rpmで
20分間遠心分離した後、中間層の白血球層を分離して
、これをハンクス液で洗った後、自己血清を10%添加
したR PM I 1640培地にツスイ)k:2x1
0 /ridl(J)WiBfi11度で浮遊させる
。この細胞浮遊液を1dずつ、細胞培養用の2dウエル
(ファルコンNα3047)に分注し、これに刺激材を
50μβずつ添加し、CO2インキュベーター中で温度
37℃で培養を行う。3日間培養を行った後、ピペッテ
ィングを行って静置すると、担体は容器の底に沈澱する
ので、上清血清をとり、これをハンクス液で洗った後、
自己血清10%添加RPM I 1640培地ニ5x1
0 /di(D細胞濃度で浮遊させる。
ヒト末梢血をハンクス液で2倍希釈し、フィコールバー
ク液(ファルマシア社製)に重層し、2000rpmで
20分間遠心分離した後、中間層の白血球層を分離して
、これをハンクス液で洗った後、自己血清を10%添加
したR PM I 1640培地にツスイ)k:2x1
0 /ridl(J)WiBfi11度で浮遊させる
。この細胞浮遊液を1dずつ、細胞培養用の2dウエル
(ファルコンNα3047)に分注し、これに刺激材を
50μβずつ添加し、CO2インキュベーター中で温度
37℃で培養を行う。3日間培養を行った後、ピペッテ
ィングを行って静置すると、担体は容器の底に沈澱する
ので、上清血清をとり、これをハンクス液で洗った後、
自己血清10%添加RPM I 1640培地ニ5x1
0 /di(D細胞濃度で浮遊させる。
この活性化白血球が腫瘍l1lrI&障害性を有するか
どうかは、次のようなキラー活性測定法を用いて評価し
た。培養プレートに付着して増殖する種々のヒト癌m胞
株を標的細胞として、5X10 /−の細胞濃度で1
0%牛脂児血清添加RPM11640培地に浮遊させ、
これを10μρずつ10μg容テラサキプレートに分注
し、Co2インキュベーター中で温度37℃で培養する
。24時間培養を行うと、癌細胞は培養プレート底面に
強< fJ着する。これを培養液で洗った後、活性化白
血球浮遊液10uオを添加し、37℃で4時間、C02
インキユベーター中で培養し、プレートに付着している
癌細胞を障害させる。障害を受けた癌細胞は、プレート
底面への付着性を喪失し、ハンクス液で洗うと活性が白
血球とともに除去される。生残してプレート底面に付着
している癌細胞をアセトンで固定し、ギムザ液で染色し
た後、顕微鏡で計数する。キラー活性は次式により計算
する。
どうかは、次のようなキラー活性測定法を用いて評価し
た。培養プレートに付着して増殖する種々のヒト癌m胞
株を標的細胞として、5X10 /−の細胞濃度で1
0%牛脂児血清添加RPM11640培地に浮遊させ、
これを10μρずつ10μg容テラサキプレートに分注
し、Co2インキュベーター中で温度37℃で培養する
。24時間培養を行うと、癌細胞は培養プレート底面に
強< fJ着する。これを培養液で洗った後、活性化白
血球浮遊液10uオを添加し、37℃で4時間、C02
インキユベーター中で培養し、プレートに付着している
癌細胞を障害させる。障害を受けた癌細胞は、プレート
底面への付着性を喪失し、ハンクス液で洗うと活性が白
血球とともに除去される。生残してプレート底面に付着
している癌細胞をアセトンで固定し、ギムザ液で染色し
た後、顕微鏡で計数する。キラー活性は次式により計算
する。
キラー活性 = (1−[(活性化白血球を添加した
場合の生存腫瘍細胞数)/(活性化白血球を添加しない
場合の生残!!瘍ina数)])×100(%) このような方法を用いて、各刺激材で活性化した免疫細
胞の腫wJ細胞障害活性を測定したところ、次の表に示
すごとく、MKN−1ヒト胃癌細胞に対して強力な障害
活性を示した。
場合の生存腫瘍細胞数)/(活性化白血球を添加しない
場合の生残!!瘍ina数)])×100(%) このような方法を用いて、各刺激材で活性化した免疫細
胞の腫wJ細胞障害活性を測定したところ、次の表に示
すごとく、MKN−1ヒト胃癌細胞に対して強力な障害
活性を示した。
比較例
刺激材無添加あるいは不溶性担体くセファロース)のみ
を添加して、実施例と同様にして実験を行ったところ、
抗腫瘍免疫細胞はほとんど誘導されなかった。
を添加して、実施例と同様にして実験を行ったところ、
抗腫瘍免疫細胞はほとんど誘導されなかった。
Claims (1)
- インターリューキン1、OK432、遺伝子工学を用い
て得られたインターリューキン2およびγ−インターフ
ェロンの4種の物質を単独あるいは2種以上、不溶性担
体に共有結合で結合してなることを特徴とする癌治療用
白血球刺激材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60119710A JPS61277628A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 癌治療用白血球刺激材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60119710A JPS61277628A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 癌治療用白血球刺激材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61277628A true JPS61277628A (ja) | 1986-12-08 |
JPH053855B2 JPH053855B2 (ja) | 1993-01-18 |
Family
ID=14768181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60119710A Granted JPS61277628A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 癌治療用白血球刺激材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61277628A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0319012A2 (en) * | 1987-12-04 | 1989-06-07 | The Du Pont Merck Pharmaceutical Company | Immobilized interleukin 2 and interleukin 2 containing a carboxyl-terminal extension |
EP0460101A1 (en) * | 1989-02-24 | 1991-12-11 | Immunotherapeutics, Inc. | Immobilized cytokines |
JPH0418033A (ja) * | 1990-05-09 | 1992-01-22 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | 抗腫瘍剤 |
EP0483765A2 (en) * | 1990-11-01 | 1992-05-06 | Japan Immunoresearch Laboratories Co., Ltd. | Method for activating lymphocyte |
US5849282A (en) * | 1990-05-09 | 1998-12-15 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Method of treating colon, renal, and lung carcinomas with γ-interferon and Ser71 !-interleukin-1β |
WO2003037375A1 (fr) * | 2001-11-02 | 2003-05-08 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Substance d'induction de cytokine et instrument d'induction de cytokine |
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