JPS61275406A - 手袋及びその製造方法 - Google Patents

手袋及びその製造方法

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JPS61275406A
JPS61275406A JP60117566A JP11756685A JPS61275406A JP S61275406 A JPS61275406 A JP S61275406A JP 60117566 A JP60117566 A JP 60117566A JP 11756685 A JP11756685 A JP 11756685A JP S61275406 A JPS61275406 A JP S61275406A
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JP
Japan
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resin
base material
glove
glove base
liquid
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JP60117566A
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English (en)
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宏 渡辺
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TOWA GLOBE KK
Original Assignee
TOWA GLOBE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の対象、産業上の利用分野) 本発明は手袋及びその製造方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 各種の作業や防寒等に繊維製の手袋が使用されている。
このm雑製の手袋は、使用によって繊維が摩滅して切れ
、穴が穿き耐久性に乏しい、また、例えばダンボール箱
のような平滑面を有するものを対象とする作業には、滑
るため使用できない。
このため繊維製の手袋の表面に樹脂を被覆することが行
なわれている。この樹脂の被覆手段としては、浸漬法が
一般的である。
浸漬法では手袋型に装着した繊維製手袋を液中に浸漬す
るため、樹脂液がその液圧によって繊維糸の間に浸透す
るとともに繊維糸とからみあって一体化する。このため
樹脂の層が厚くなり、着用したとき手袋に必要な柔軟性
が失われている。
また、樹脂の暦を薄くするためには樹脂液の濃度を薄く
する必要がある。しかしそうすると樹脂液は繊維糸の間
へ更に浸透してしまい手袋の柔軟性はいよいよ失われて
しまう。
繊維製の手袋の表面に樹脂を薄く被覆する技術手段の一
つとして特公昭58−42281号には、繊維製手袋の
表面に撥水加工または撥油加工を施こし、その後樹脂液
に浸漬する手袋の製造方法が提案されている。しかしこ
の方法の場合は、繊維製手袋の表面に撥水加工または撥
油加工を施こしているため被覆された樹脂が剥離しやす
い。
また撥水加工または撥油加工を施こしているため樹脂の
濃度を薄くしたり樹脂の粘性が低いと樹脂がはじかれて
膜を形成できなくなる。したがって樹脂の濃度の薄さや
粘度を低くすること、即ち樹脂の層を薄くするのは限界
がある。
(発明の目的) 本発明は、樹脂の被膜を薄く形成して柔軟性を有すると
ともに、樹脂の被膜が極めて剥離しにくく、かつ摩擦力
が大きい手袋及びその製造方法を提供することを目的と
する。
(発明の構成) 上記目的を達成するために講じた本発明の構成は次の通
りである。
手袋の発明については 手袋基材の表面に、ゴム又は合成樹脂の薄い被膜が形成
してあり、被膜の表面は手袋基材の編目ま・たは織目が
有する形状の起伏を有し、かつ被膜全面には気泡を破泡
させて形成された梨地状の細かい凹凸が形成されている
こと、 手袋の製造方法の発明については、 手袋基材の表面に、多量の小気泡を保有するゴム又は合
成樹脂液を付着させ、次に風圧または振動によって余分
の付着液を除去すると共に小気泡を破泡させ、その後ゲ
ル化して薄い被膜を形成することである。
本発明では、手袋基材1として繊維製の編布または織布
等一般的な手袋の他、不織布等も使用される。
この手袋基材lを手袋型に装着して発泡させた樹脂液中
に浸漬し1手袋基材1の表面に樹脂液を付着させる。樹
脂液の付着量は任意であるが、手袋基材lを屈曲させ易
いようにやや薄めに付着させる方が好ましい、又、樹脂
液の粘度は一般的には200CP以下であるが、これに
限定されるものではない。
樹脂は、天然ゴム、合成ゴムまたは塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂等をあげることができ
る。
樹脂液であるラテックス、プラスチゾル、オルガノゾル
又は溶液は、攪拌や発泡剤等によって発泡させる。樹脂
液には、粒径がおおよそ2龍以下程度の多量の小気泡が
含まれており、この液中に手袋基材1を浸漬すると手袋
基材1の表面には気泡が付着し、このため樹脂液が手袋
基材lの繊維間や糸の間に浸透するのを防止できる。
特に半鐘基材lに樹脂液が浸透しやすい合成繊維を使用
している場合は、樹脂液を発泡させることによる樹脂液
の浸透防止効果は著しい、また、樹脂液は、見掛けは多
く付着しているように見えるい、この発泡状態の樹脂液
から手袋基材1を引上げて破泡させると、手袋基材lの
表面に薄い樹脂膜2が形成される。樹脂膜2の厚みは樹
脂液の発泡倍率を変えることによって調整することがで
きる0手袋基材lに付着した樹脂液から余分の樹脂液を
風圧または振動によって除去すると共に小気泡を破泡さ
せ、その後ゲル化して薄い樹脂膜2を形成した手袋を得
る。風には熱風、温風、冷風等があるが適宜選択される
樹脂膜2は薄い膜となるため表面は1手袋基材1の編目
または織目が有する形状の起伏3を有し、かつ被膜全面
には気泡の破泡によって梨地状の細かい凹凸4が形成さ
れる。
樹脂膜2は手袋基材1に薄く形成されているため手袋基
材lの表面状態の変化によっては樹脂1!2が破れて通
気性を有するようになる場合もある。
手袋基材lに樹脂膜2を形成する他の手段としては手袋
基材lに発泡している樹脂液を塗布する方法等をあげる
ことができる。
樹脂膜2の形成を完了する。
このように、樹脂膜2の形成にあたっては多量の小気泡
を含む発泡状態の樹脂液中に手袋基材1を浸漬して樹脂
液を付着させた後気泡を破泡させている。このため手袋
基材1の全面に発泡させない樹脂膜が形成される場合に
比較して気泡が占める分だけ樹脂の付着量を少なくでき
2その分子製が柔軟性を有する。
なお、滑り止めとして原材料中に、樹脂の発泡状態に於
て急激に沈降を起さない程度の粒径を有する粗粒樹脂そ
の他の粗粒体を添加しておくこともできる。
次に本発明を実施例により更に詳細に説明する。
(実施例) 実施例1 塩化ビニルペーストレジン(HX−M:住友化学)10
0重量部 塩化ビニルレジン粗粒(住友化学)30重量部可塑剤D
BP (協和油化)140重量部可塑剤W−305(大
日本インキ)   10重量部安定剤(KP−270A
:共同薬品KK)3重量部 整泡剤(SH−1250:東しシリコン)15重量部 界面活性剤(スタホームF:日本油脂)4重量部稀釈剤
(ディオベース:エツソ)    100重量部を配合
して得られた樹脂液を攪拌機で発泡する。
この樹脂液中に綿メリヤス製手袋基材lを半型に装着し
て浸漬する。樹脂液が手袋基材lに十分付着した後、樹
脂液中から引き上げて振動させて余分に付着した樹脂液
を振り落とすとともに気泡を被膜全面には梨地状の細か
い凹凸4が形成されている薄い樹脂[2で被覆された柔
軟性を有する手袋を得る。
実1例2 変性天然ラテックス(コアテックスMG−15:ムサシ
ケミカル)           400重量部ゴム粉
末(再生品)400重量部 ミルクカゼイン(10%カゼイン)75重量部安定剤(
10%エマルビン:バイエル)120重量部整泡剤(1
0%オレイン酸:日本油脂)120重量部水     
            1500重量部を配合して得
られた樹脂液を攪拌機で発泡する。
該樹脂液中に実施例1の手袋基材lを浸漬し、樹脂液が
手袋基材1に充分付着した後、樹脂液中から引き上げて
4m/seeの風圧をかけて余分に付着した樹脂液を吹
き落とすとともに気泡を破泡させる。
かい凹凸4が形成されている薄い樹脂膜2で被覆された
柔軟性を有する手袋を得る。
(発明の効果) 本発明は次の効果を有する。
(a)手袋には、ゴム又は合成樹脂の薄い被膜が形成し
てあり、被膜の表面は手袋基材の綱目または織目が有す
る形状の起伏を有し、かつ被膜全面には梨地状の細かい
凹凸が形成されているので、柔軟性と耐久性を有し、か
つ表面が平滑な手袋と比較 して摩擦力が大きく滑りに
くい。
(b)多量の小気泡を含む発泡状態の樹脂液中に手袋基
材を浸漬し、樹脂液がその液圧によって手袋基材の繊維
糸の間に浸透するのを防止しながら樹脂液を付着させ、
その後風圧または振動によって余分の樹脂液を除去する
と共に小気泡を破泡させて手袋基材表面に薄い樹脂の樹
脂膜を形成するので、樹脂被膜を薄く形成して柔軟性を
有する手袋が提供できる。
なお、従来方法では、手袋基材に樹脂液が浸透するのを
防止するために、手袋基材に撥水剤や撥油剤を塗布して
いたため樹脂膜が剥離する場合があったが、本発明では
撥水剤や撥油剤を塗布しないため樹脂被膜が極めて剥離
しにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る手袋の一部拡大断面図である。 1:手袋基材 2:樹脂膜 3:起伏 4:凹凸時 許
 出 願 人 東和グローブ株式会社代理人   弁理
士  梶 原 克 彦第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、手袋基材の表面に、ゴム又は合成樹脂の薄い被膜が
    形成してあり、被膜の表面は手袋基材の編目またほ織目
    が有する形状の起伏を有し、かつ被膜全面には気泡を破
    泡させて形成された梨地状の細かい凹凸が形成されてい
    る手袋。 2、手袋基材の表面に、多量の小気泡を保有するゴム又
    は合成樹脂液を付着させ、次に風圧または振動によって
    余分の付着液を除去すると共に小気泡を破泡させ、その
    後ゲル化して薄い被膜を形成する手袋の製造方法。
JP60117566A 1985-05-30 1985-05-30 手袋及びその製造方法 Pending JPS61275406A (ja)

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