JPS61275226A - 鎮痛剤 - Google Patents

鎮痛剤

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JPS61275226A
JPS61275226A JP60115785A JP11578585A JPS61275226A JP S61275226 A JPS61275226 A JP S61275226A JP 60115785 A JP60115785 A JP 60115785A JP 11578585 A JP11578585 A JP 11578585A JP S61275226 A JPS61275226 A JP S61275226A
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JP
Japan
Prior art keywords
analgesic
egf
effect
growth factor
epidermal growth
Prior art date
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Pending
Application number
JP60115785A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Kakimoto
柿本 雅範
Harunobu Amagase
天ケ瀬 晴信
Naoto Uda
宇田 直人
Takeshi Hashimoto
健 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、上皮細胞成長因子(Epidcrmal G
ro−*th  Factor ) 、その誘導体また
はこれらの塩を有効成分とする鎮痛剤に関する。
先行技、術 上皮細胞成長因子は、ヒトや馬の尿中からも、ウサギ、
ラットおよびマウスの顎下腺からも単離され、哺乳動物
中にその種を越えて存在していることが知られている〔
文献1、特開昭56−25112号公報等〕。なかでも
、ヒト上皮細胞成長因子(htvan  Epider
mal Grovth Factor:h−EGF )
は、1975年にコーエン(S、  Cohen )ら
により人尿中から単離された上皮組織の増殖角化を促進
するヒト由来の因子として紹介され〔文献2〕、また同
年グレゴリ−(H,Gregory)らによって人尿中
から単離された胃酸分泌抑制作用をもツヒトウロガスト
ロン(human  Urogastrone :h−
1lG)として紹介された〔文献3)ポリペプチドと同
一物質であって、分子量約6000.53残基のアミノ
酸よりなっていてその分子中に3本のジスルフィド結合
を有するポリペプチド〔代謝、H151〜58(198
G) )であるということが現在わかっている(以下上
皮細胞成長因子をEGFと記す)。
そして、EGFの生理活性として現在までに報告されて
いるものは、胃酸分泌抑制作用〔文献4.5〕、抗潰瘍
作用(文献6.7)、消化管粘膜保護作用〔特願昭60
−9686号明細書〕、DNA合成促進作用〔文献6.
8〕、角膜修復作用〔特開昭59−65020号公報〕
、カルシウム遊離促進作用〔文献9〕および創傷治病促
進1作用〔文献10.11〕等がある。
ところで、疼痛(pain)とは種々の原因によって引
きおこされ、その部位に生じたインパルスが大脳皮質の
痛覚中枢に達し、ついで脳−を部系の統合系と総合系に
よって、回避反応と防衛行動として発動される。この痛
み(pain)の成因を臨床的に分類すれば、体性痛(
体性を髄神経を介して伝達するもの)と内臓痛(内臓神
経を介して伝達するもの)とに大別され、さらに体性痛
は表面痛く皮膚、粘膜知覚)と深部病(関節、筋、胆の
知覚)とに分類される。そして、痛みは上記感覚的なも
ののほかに、苦悩、苦痛および不快感を伴うのがふつう
である(心因性疼痛)。
このような痛みを除くには、痛覚伝導路のいずれかを遮
断し、大脳皮質の知覚領の感受性を低下させて痛みを緩
和させるかまたは消失させる必要があり、これに対処す
べく薬剤として中枢神経に作用して、意識消失をきたす
ことなく鎮痛作用を呈する鎮痛薬が用いられている。鎮
痛薬は現在、麻薬性鎮痛薬(モルヒネ、コディン等)お
よび解熱鎮痛薬(アスピリン、アミノピリン等)に大別
され、患者の症状や使用目的にあわせて適宜選択されて
利用されている。上記の麻薬性鎮痛薬は、効力が非常に
強くて癌の疼痛や外科的手術時の疼痛にも有効である。
しかし、この系統の鎮痛薬は習慣性(耽溺性)を有し、
薬物依存やその他種々の好ましくない副作用を伴うのが
つうであり、そのため合成鎮痛薬の開発も進められてい
るのであるが、上記問題点は解決されていない。また、
解熱鎮痛薬はその副作用として胃腸障害を伴うことが知
られている。従って、上記の副作用を伴わない鎮痛剤の
開発が望まれているところである。
発明の概要 要  旨 本発明は上記の点に解決を与えることを目的とし、上皮
細胞成長因子(EGF)に鎮痛作用があるという当業者
にとっても思わぬ発見に基づいて成されたものである。
なお、本発明は、実験動物マウスを用い、本発明の鎮痛
剤の有効成分であるEGFが、酢酸によって引き起こさ
れる特有の苦悶症状(ライジング(writhing)
 )の発生回数を抑制する、という薬理学的側面から鎮
痛作用を確認してなるものである〔成書[医薬品開発基
礎講座VJ、6、薬効)評価(1)、 P211〜P2
37(1975)。
地人書館刊〕。
従って、本発明による鎮痛剤は、上皮細胞成長因子、そ
の誘導体またはこれらの塩を有効成分とすること、を特
徴とするものである。
効  果 本発明の鎮痛剤は上記成分を有効成分としてなるもので
ある。従って、本発明の鎮痛剤は上記問題点を解決する
とともに下記のような利点を有する。
イ) 副作用がない。
従来用いられていた解熱鎮痛薬は、副作用として胃腸障
害を有していたが、本発明の鎮痛剤は上記成分を有効成
分としているので胃腸障害を伴わない。その上、経口ま
たは非経口投与形態で潰瘍に対する治療効果〔本発明者
らの共同研究者らLにッr6fWfミNe願[59−1
80270@)〕、消化管粘膜保護効果(これも本発明
者らの共同研究者らによって確認済み(特願昭60−9
686号)〕およびIIJ傷治癒促進作用〔文献10.
11〕をもあわせもつ。
また、従来用いられていた麻薬性鎮痛薬(モルヒネ等)
は習慣性を有していたが、本鎮痛剤はこのような副作用
を伴わない。
口) 低毒性である。
本発明の鎮痛剤に用いられる有効成分は低毒性(後記)
なので、鎮痛剤として有用である。
このように本発明の鎮痛剤は、前記副作用を有さず、低
毒性で抗潰瘍作用、創傷治癒促進作用を合せもつところ
から、新しいタイプの鎮痛剤となり、また、副作用とし
て胃腸障害のある従来の鎮痛剤との組合せも可能であろ
う〔文献12〕。このことは、例えば、h−EGFがア
スピリンによって引き起こされる潰瘍に対して抑制効果
をもつ(前記特願昭59−180720号)ということ
によっても示唆されよう。
1里」」U(旺毀貝 本発明の鎮痛剤の有効成分は、上皮細胞成長因子、その
誘導体またはこれらの塩を有効成分とするものである。
上  細    −因  (EGF EGFが公知物質であることは、前記したところである
本発明の鎮痛剤に有効成分として用いられるEGFは、
哺乳動物〈ラット、マウス等)の生体中あるいはヒトや
ウマなどの尿中より取得されたもの、人工的に造成され
たもの、のいずれであってもよい。
本発明は、鎮痛剤の有効成分としてEGFそのもののみ
ならず、その誘導体ならびにそれらの塩をも包含するも
のである。ここでEGF誘導体とは、EGFを構成する
アミノ酸の任意の置換、アミノ酸付加もしくは欠如等の
点でEGFとは相違するがEGFと少なくとも同程度の
生理活性を有するもの、を意味する。また、EGFおよ
び上記のようなその誘導体は遊離のアミノ基およびカル
ボキシル基を持っているから酸との塩および塩基との塩
でもありうる。このような塩を形成すべき酸および塩基
としては、製剤上許容される有機ないし無機の酸および
1!!基が一般に使用可能であり、具体的には、たとえ
ば、塩酸、硫酸、酢酸、マロン酸、コハク酸、水酸化ナ
トリウム、アミン類、を挙げることができる。
EGFは、種々の方法によって得ることができ、例えば
生体成分より単離する方法〔特開昭58−99418号
、同58−219124号、同59−204123号各
公報等、特公昭44−12744号、同53−4452
7号、同59−50315号、同59−50316号、
同59−42650号各公報等〕や化学的に合成する方
法〔特開昭59−27858’号公報等〕および遺伝子
工学的手法により造成する方法〔特開昭57−1220
96号、同58−216697号、同59−13289
2号各公報等〕が提案されている。また、EGFI導体
として遺伝子工学的手法により造成されたもの〔ヒトE
GF (以下h−4GF)を構成する53アミノ酸残基
中N末端から21番目をメチオニンのかわりにロイシン
としたもの(特開昭60−28994号公報)〕が提案
されている。さらに、EGF誘導体としてh−EGFの
C末端が二つ欠けたものであるh−EGF−■も得られ
ている 〔本発明者らの共同研究者らによって提案された特願昭
60−22630号の明III書参照〕。
乳監立」 本発明による鎮痛剤の鎮痛作用は、主に種々の原因、例
えば外傷、疾病等による痛み全般を抑制する作用をいい
、この作用は酢酸によって引き起こされる苦悶(ライジ
ング: writhing)の回数を抑制するかどうか
を指標とした薬理学的側面からの実験結果に基づいて確
認されたものである(詳細は後記実験例参照)。なお、
EGFに鎮痛作用があったということは当業者にとって
思わぬ発見であることは前記のとおりである。
鎮  痛  剤 本発明による鎮痛剤は、前記成分いずれかど製剤上の補
助成分とからなるものであることがふつうである。補助
成分としては、賦形剤、結合剤、希釈剤、安定剤、保存
剤、溶解補助剤および緩衝剤等がある。
投与の剤形としては、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、
トローチ、受刑、点眼剤、ローション剤、注射剤、軟膏
剤、パップ剤など投与可能な任意のものがあり得て、経
口的または非経口的に投与することができるうえ、必要
に応じて他の薬剤を調合させてもよい。
投与量は、年令、体重により適宜増減するが、非経口的
には通常成人の1日当りの有効成分(ポリペプチド)と
して1μg〜111+9が望ましい。
本発明の望ましい具体例は、この1日当りの投与量を1
日1回ないし数回投与させるため単位投与形態のもので
ある。
なお、本発明による鎮痛剤は、上記ポリペプチドを、雌
雄マウス、ラット81群6匹に対して皮下注射で110
l11/Kg、静脈内注射でIJ119/Ng(ヒト血
中総量の約100万倍および約10万倍)を投与しても
一般症状に変化がなく、また死亡例もないことより、低
毒性である(特開昭59−65020M公報参照)。
(1)実験動物 ddy系雄性マウスを恒温(23±0.5℃)、恒湿(
60±5%)室で131間予備飼育したのち、健康と思
われる体重28〜35gのものを1群6〜7匹として本
実験に供した。
(2)実験方法 マウスに上皮細胞成長因子を皮下投与し、30分後に0
.6%酢酸(0,1d/Aig)を腹腔内投与してから
さらに10分間経過した後10分間に観察されたライジ
ング数(特有の苦悶症状数)を測定した。
(3)実験結果 上記実験結果を第1表に示す。なお、実験結果はマン・
ホイットニ−(+ann  Whitney )のU−
検定に従って行なったものである。
第1表 本 有意差P<0.05 上表より、h−EGFは30μg/に’;jの皮下投与
でマウスのライジング数を有意に抑制することから、そ
の鎮痛作用が確認できた。
なお表中のライジング数が、酢酸投与10分後から10
分間に起こした特有の苦悶症状(腹部をよじる、後肢の
伸展等)の回数をいうことは前記したところである。ま
た、抑制率とは、下式により計算されたものである。
1、 アドバンシズ・イン・メタポリツク・デイスオー
ダーズ(Adv  Hetab、 Dis、) 、旦。
2、 プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・ア
カデミ−・オブ・サイエンシズ・オプ・ザ・ユナイテッ
ド・スティツ・オプ・アメリカ(Proc、 Natl
、 Acad、 Sci、USA)72゜3、 ネイチ
t −(Nature) 、 LLL、 3254、 
ガツト(cut)、16.18875、 ガツト(Gu
t )、 2,2b、 951 (1982)6、 ガ
ツト(Gut >、22.927 (1981)7、 
ブリティシュ・ジャーナル・オブ・サージエリ−(Br
it、 J、 Surg、) 、 64 、8308、
 ジャーナル・オブ・フィジオロジ−(J。
Ptrysiol、) 、 325.35 (1982
)9、 エンドクリノロジー(Endocrinolo
(ly ) 。
107.270 (1980) 10、  プラスティクス・アンド・リコンストラクテ
ィブ・サージエリ−(Plast、 Rcconstr

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 上皮細胞成長因子、その誘導体またはこれらの塩を有効
    成分とすることを特徴とする鎮痛剤。
JP60115785A 1985-05-29 1985-05-29 鎮痛剤 Pending JPS61275226A (ja)

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JP60115785A JPS61275226A (ja) 1985-05-29 1985-05-29 鎮痛剤

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JPS61275226A true JPS61275226A (ja) 1986-12-05

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ID=14671004

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JP60115785A Pending JPS61275226A (ja) 1985-05-29 1985-05-29 鎮痛剤

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