JPS6127471Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗濯機、衣類乾燥機等を収納するユニ
ツト家具形式の収納装置に関するものである。

近年、主婦のユーテイリテイルームと称して専
用の家事室なるものが提案され、それと共にキツ
チンや洗面化粧台等のシステム化が進み、主婦が
より使い易いよう工夫がなされてきた。洗濯機に
おいても、洗濯機の設置と共に衣類の収納、つけ
洗いのできる洗濯シンク等をユニツト化してほし
いという要望も高まつてきた。

本考案は上記従来の要望に応え、安価で使い易
い、洗濯機等の収納装置を提供しようとするもの
である。

以下、本考案の一実施例を添付図面と共に説明
する。図において、１は木材、合成樹脂等の材料
にて略四角柱状の箱形に形成された収納ユニツト
部で、床面に独立して設置され、その箱形内部の
上方には棚板２を装着し、また、前面には開閉自
在な扉３を有している。また、ユニツト部１の下
方には小物入れ用の引出し４及び脱衣かご５等を
収納する引出し６が設けられている。７は収納ユ
ニツト部１下部に位置し、この収納ユニツト部１
の奥行より短かい奥行寸法を有するように木材あ
るいは合成樹脂材料にて構成してなる台枠で、収
納ユニツト部１の下端に複数個設けられたガイド
穴（図示せず）に嵌合する複数個のガイドピン
（図示せず）を有し、ガイド穴とガイドピンの嵌
合にて台枠７は収納ユニツト部１を支持する。

８は木材、合成樹脂材料等にて略四角柱状の箱
形に形成された洗濯シンクユニツト部で、床面に
設置され、その内部の上方には、螢光灯（図示せ
ず）及び鏡９を配するとともに樹脂等の材料にて
構成してなる化粧キヤビネツト１０が装着され、
また、その下方には排水口１１、溢水口（図示せ
ず）等を有するとともに樹脂等の材料にて構成し
てなる洗濯シンク１２を配し、さらにまた、その
洗濯シンク１２の下方は観音開きの扉１３が開閉
自在に装着されている。

１４は部屋の壁面を貫通しさらに洗濯シンク１
２内に導かれた水道管（図示せず）に連結固定し
てなる湯水用の混合水栓である。１５は洗濯シン
クユニツト部８下部に位置し、この洗濯シンクユ
ニツト部８の奥行より短かい奥行寸法を有するよ
うに木材、合成樹脂等の材料にて構成してなる台
枠で、洗濯シンクユニツト部８の下端に複数個設
けられたガイド穴（図示せず）に嵌合する複数個
のガイドピン（図示せず）を有し、ガイド穴とガ
イドピンの嵌合にて台枠１５は洗濯シンクユニツ
ト部８に支持する。

１６は鉄板等の金属製板材にて構成され、四方
の折曲フランジ部１６′にて囲み補強された載置
板で、次のように設ける。前記２つのユニツト部
１，８を横方向にて相互間に載置板１６の巾とほ
ぼ同じ寸法の間隔を形成するように位置せしめ、
前記間隔によつて収納スペース部１７を形成す
る。載置板１６は、収納スペース部１７内に面す
る前記ユニツト部１，８の相対向するそれぞれの
側板１８，１８′の一部に、床面とほぼ平行で且
つ前記収納スペース部１７を上下２分割するよう
に、その端部をねじ止め等によつて装着してい
る。この載置板１６上部には、衣類乾燥機１９、
例えば筐体に収容した回転ドラム内に洗濯後の衣
類を投入し、前記回転ドラムを回転させながらこ
のドラム内に熱風を供給することで、衣類を乾燥
させる乾燥機が収設してある。この乾燥機として
は、乾燥作用に供した後の湿気を含む温風を、機
外に出さずに循環させ、その循環経路途中に配し
た熱交換器にて湿気を露結させ、その水滴を排出
させる、いわゆる排気ダクトをもたない除湿式の
ものが外観上好ましいが、これに限られない。

上記載置板１６の下部には、樹脂材料等にて形
成された防水パン２０を介して洗濯機２１が収設
されている。防水パン２０には図示していないが
排水トラツプ部が設けてある。２２は収納スペー
ス部１７内に設られた洗濯機用給水栓で、これと
洗濯機２１は給水ホース２３を介して連結してあ
る。２４は沼濯機２１の排水ホース、２５は衣類
乾燥機１９内に生じた除湿のための水滴を機外に
排出するためのドレンホースで、それぞれのホー
ス２４，２５は防水パン２０の排水トラツプ部に
連結されている。

２６は木材、樹脂等の材料にて構成され、収納
ユニツト部１とほぼ同じ巾寸法にて形成された箱
形状の第１の天袋で、開閉自在な扉２７を有す
る。

２８は木材、樹脂等の材料にて構成され載置板
１６とほぼ同じ巾寸法にて形成された箱形状の第
２の天袋で、観音開きの扉２９を有する。

３０は木材、樹脂等の材料にて構成され、洗濯
シンクユニツト部８とほぼ同じ巾寸法にて形成さ
れた箱形状の第３の天袋で、観音開きの扉３１を
有する。

上記第１、第２および第３の天袋２６，２８，
３０は相対向する側板部同志をボルト（図示せ
ず）等にて固着されて一体化して天袋ユニツトを
構成しており、さらに前記台枠７，１５等の保持
と同じく、各ユニツト部１，８の上端と第１，３
の天袋２６，３０の下端とは、ガイド穴（図示せ
ず）とガイドピン（図示せず）とによつて嵌合保
持されている。又、これら各ユニツト部１，８の
背面板（図示せず）と設置場所の壁面とはねじ等
にて固定している。

上記実施例から明らからように本考案は、洗濯
機、乾燥機を収納するユニツト部の両側に独立し
たユニツト部を設けているため、一連の洗濯に必
要な作業が定位置で行え使い勝手がよい。すなわ
ち、両側のユニツトに、洗濯物を収納するユニツ
ト、あるいは洗濯物をつけおき洗い等を行う洗濯
シンクを設けたユニツトなど洗濯に関連するユニ
ツトを設けることにより、作業性を一段飛躍させ
ることができる。また、洗濯機を収納するユニツ
ト部両側板等の部材が省略化でき、低コスト化が
図れるとともに輸送時にかかわる梱包材料をも大
幅に削減できる。さらに上記両側板の厚み相等の
寸法削減にて全幅寸法の縮小が行え、設置スペー
スの削減が図れる。さらに、本実施例では独立し
たユニツトの上部を天袋ユニツトにより連結して
いるため、これらユニツトのぐらつきを防止し、
装置の全体的な強度アツプを図ることができると
ともに、ユニツト上部の空間を有効利用すること
ができる。なお、この天袋ユニツトを用いず板に
よりユニツトの上部を連結しても同様に装置の全
体的な強度アツプを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第２図はその正面図である。 １……収納ユニツト部、８……洗濯シンクユニ
ツト部、１６……載置板、１７……収納スペース
部、１８，１８′……側板、１９……衣類乾燥
機、２１……洗濯機、２６，２８，３０……第
１、第２、第３の天袋。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 床面に独立して設置され、略四角柱状の箱形
   にて形成された２つのユニツト部を設けるとと
   もにこの両ユニツト部の横方向相互間に間隔を
   開けて収納スペース部を形成し、この収納スペ
   ース部内に面した両ユニツト部の相対向する側
   板の一部に、前記床面とほぼ平行で、且つ、前
   記収納スペース部を上下２分割するように載置
   板を装着し、前記載置板の上部には乾燥機、下
   部には洗濯機をそれぞれ収納したことを特徴と
   する洗濯機等の収納装置。 (2) ２つのユニツト部は、その上部に各々天袋を
   配し、さらにこれら天袋間に天袋を配し、これ
   ら天袋相互を固定して天袋ユニツトを設けたこ
   とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
   記載の洗濯機等の収納装置。