JPS6127423Y2 - - Google Patents

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JPS6127423Y2
JPS6127423Y2 JP14496879U JP14496879U JPS6127423Y2 JP S6127423 Y2 JPS6127423 Y2 JP S6127423Y2 JP 14496879 U JP14496879 U JP 14496879U JP 14496879 U JP14496879 U JP 14496879U JP S6127423 Y2 JPS6127423 Y2 JP S6127423Y2
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JP14496879U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンクリート型枠に関し、特に合板
等の板材を使い捨てにすることなしに、複数回、
或は半永久的に使用できるようにするとともに、
型枠を取外した後のコンクリート壁面に余分な手
間をかけて補修、清拭する必要のないような型枠
の保持具に関する。
従来、合板製の型枠は、1回限りの使い捨て的
な使われ方がなされていることが多く、いわば消
耗品である。しかし乍ら、近年の木材の価格上昇
により、合板製型枠に耐久性を付与し、金属パネ
ルと同様の使用を試みることが多くなつている
が、いずれもそれらの取扱い性に難点が多く、さ
らにコンクリート壁面の補修、清拭に余分な手間
を必要とすることが多いのである。
合板等の木材製の型枠パネルは、2度、3度と
使用するに従つて、その型枠表面は平滑に保持で
きても、その縁部は削られたり、損傷されたりす
ることが多く、必ずしも表面と縁部が直角を保持
しているものではない。そのため、従来の型枠保
持具では、合板と保持具との取付部分に隙間がで
き、この隙間にモルタルが浸入して固結するため
に、コンクリート打設後、型枠を取外した後のコ
ンクリート壁面に不規則な筋状の条凹凸部が残つ
たりすることが多い。
本考案は、このような欠点を解消するようにし
たものであつて、以下、図面にもとづいて説明す
る。
合板等よりなり木材製のコンクリート型枠用板
体(以下、単に板体という)1の周辺端縁部を囲
繞するようにして、断面L型の型枠保持具2が取
り付けられる。
該型枠保持具2は、その断面が略L字状の板体
保持部と、その下方に突出した縦長片9とからな
る。略L字状の板体保持部は直立短片3と一方の
横長片7とからなり、両部材の内面5,8の形成
する空間に板体1の縁部1″と、裏面1′の端部と
を係合させるようにしている。
従来のものにおいては、(例えば本出願人の先
願である実開昭55−18549号など)前記略L字状
の板体保持部を形成する直立短片3と、一方の横
長片7の各々の部材の内面5,8の交わる角度θ
が90゜であつた。
ところが前述したように、板体1の端部での縁
部1″及び裏面1′の各々の交わる角度は必ずしも
直角ではないために、第2図イに示されるように
角部の角度αとα′がα=α′=90゜の場合には良
いが、第2図ロのようにα′<90゜<αの場合な
どには斜線で示すように楔状の空間が形成され、
この空間にモルタルが固結して、コンクリート壁
面に不規則な筋状の条凹凸部を残すことになり、
体裁の悪いことはもちろん、その補修に余分の手
間を要することは前述のとおりである。
そこで、本考案においては、前記部材3と7の
形成する面5と8の交わる角度θを90゜よりも小
さい鋭角として、第2図ロのような場合にも型枠
の表面に前述した如き斜線で示した楔状の空間を
形成することがないようにするものである。
すなわち、角度θを鋭角とすることにより、第
2図イのようにα=α′=90゜の場合はもちろん
のこと、第2図ハのようにα<90゜<α′の場合
でも板体を正しく保持できるものである。
つぎに、前記略L字状の板体保持部を形成する
直立短片の基部よりも若干ずれた位置に突出した
縦長片9が設けられる。該縦長片9はその端部に
膨出部10を設ける。そして該膨出部10の外面
11と、直立短片3の外面4の端部を結ぶ線A
は、外面4の下部には若干の間隙を残すこととな
り、型枠パネルの組立てに際しては、隣接する型
体とは前記膨出部10の外面11と、直立短片3
の端部6の附近が接するように置かれ、第3図に
示されるように縦長片9の孔13にクリツプ14
を用いて締付けることにより、型枠保持具自体の
弾性により直立短片3の外面4が互いに接するこ
ととなり、枠体2の接続部は密接することとなる
のである。
さらに、短片3の先端部6には円弧状の突出面
が形成されているために、コンクリート打設後
に、コンクリート型枠を除去したときに、壁面に
浅い凹溝が残るのみで、その補修をモルタル等で
行うのは極めて容易なものである。
以上述べた如く、本考案によるコンクリート型
枠保持具は、施工時における型枠の組立、解体を
容易にするとともに、コンクリート壁面の後処理
作業を容易にするものであり、鋼製型枠に比して
軽量であり乍らも、鋼製型枠と同等の強さと、使
い良さを得ることができる幾多の優れた利点を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるコンクリート型枠保持具
の概略図、第2図イ,ロ,ハは板体と型枠保持具
との関係を示す説明図、第3図は型枠施工時の使
用状態を示す概略説明図である。 1……型枠用板体、2……型枠保持具、3……
直立短片、4……直立短片の外面、5……直立短
片の内面、6……直立短片の先端部、7……横長
片、8……横長片の内面、9……縦長片、10…
…膨出部、11……膨出部の外面、12……縦長
片の外面凹部、13……孔、14……クリツプ、
1′……板体の裏面部、1″……板体の縁部、α,
α′……板体角部の角度、θ……直立短片と横長
片との交角、A……膨出部の外面と、直立短片の
外面端部を結ぶ線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部を円弧状の突出面とした直立短片と横長
    片および縦長片を一体に形成し、直立短片と横長
    片とをL形に配置し、該横長片の下部にL形に縦
    長片を配置し、前記直立短片の両面をテーパー状
    として、基部に至るほど細くして、一方の横長片
    と前記直立短片との形成する板体保持部の角度を
    鋭角に形成したことを特徴とするコンクリート型
    枠保持具。
JP14496879U 1979-10-22 1979-10-22 Expired JPS6127423Y2 (ja)

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JP14496879U JPS6127423Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22

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JP14496879U JPS6127423Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22

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Publication Number Publication Date
JPS5663741U JPS5663741U (ja) 1981-05-28
JPS6127423Y2 true JPS6127423Y2 (ja) 1986-08-15

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JP14496879U Expired JPS6127423Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22

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JPS5663741U (ja) 1981-05-28

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