JPS61273731A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS61273731A
JPS61273731A JP11423485A JP11423485A JPS61273731A JP S61273731 A JPS61273731 A JP S61273731A JP 11423485 A JP11423485 A JP 11423485A JP 11423485 A JP11423485 A JP 11423485A JP S61273731 A JPS61273731 A JP S61273731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
layer
recording layer
zirconium boride
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11423485A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kishi
岸 文夫
Tokiro Matsumoto
松本 時郎
Kenji Suzuki
謙二 鈴木
Kumiko Kameyama
亀山 久美子
Hirotsugu Takagi
高木 博嗣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11423485A priority Critical patent/JPS61273731A/ja
Publication of JPS61273731A publication Critical patent/JPS61273731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気記録媒体、特に走行安定性と帯電防止に優
れた磁気記録媒体に関するものである。
[従来の技術] 磁気ヘッドと磁気記録媒体を用いて記録・再生を行う際
には、ヘッドと媒体が一定の相対速度をもって摺動する
0通常ヘッドは固定されているか、又は回転ドラムに取
り付けられている。媒体は、この固定ヘッド又は回転ド
ラムに対して一定の速度で移動する。
このヘッド−媒体の相対速度を安定化することは重要で
ある。すなわち相対速度が不安定になると、周波数変動
やフェーズシフトの原因となり、S/N比を低下させる
。またヘッドと媒体の接触状態が不安定となり、安定し
た再生出力が得られなくなる。
このようにヘッド−媒体の相対速度が不安定になる原因
の一つは、媒体に働く摩擦抵抗である。
すなわち、この摩擦により媒体の移動速度が変動したり
、また媒体がVTRテープのようなものの場合には、摩
擦によりテープにかかる張力が大きくなり、回転ドラム
にかかる負荷が増大することによって、ドラムの回転数
が変動したりすることにより相対速度が不安定となる。
この摩擦を低減する方法として、従来、塗布法により裏
面潤滑層を設けていた。
[発明が解決しようとする闇題点] 従来の方法では、裏面潤滑層が有機バインダーを用いた
ものであるため、磁気記録層の形成方法に依っては、媒
体の作製手順が限定されるという問題があった。
すなわち1、真空蒸着法、スパッタ法等により記録層を
形成する場合、真空槽内で有機バインダー中の揮発成分
等がガスとなって放出され、真空度が低下する。この状
況は基板を加熱しながら成膜する場合には一層悪化する
。これにより、磁気記録層の磁気特性が劣化することが
多い。そのため、裏面潤滑層より先に磁気記録層を形成
しなければならないが、真空槽内で基板フィルムを搬送
しなから成膜を行う場合、フィルムが記録層の形成によ
り伸びにくくなったうえ、まさつが大きいことにより搬
送がうまくできず、巻取りの際にシワが発生しやすくな
る。
また、媒体が帯電すると、走行を悪化させるほかにノイ
ズの原因ともなるため、裏面潤滑層が導電性を有し、帯
電防止の役割を果すことが望ましい、このため従来は、
裏面潤滑層にカーボンブラック等を混入し導電性を打手
していたが、基板の帯電性が強い場合には効果が不十分
であった。
さらに、走行安定性の別の要因として、媒体のスティフ
ネス(曲げ剛性)が挙げられる。これが小さすぎると走
行が不安定となるほか、ヘッド−媒体の接触状況が不安
定となる。このため従来は媒体の厚さが、最も薄いもの
でl0JLII程度であったが、VTRテープなどの長
時間化のために、さらに薄い媒体が求められている。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
、これにより走行安定性と帯電防止性能に優れた磁気記
録媒体を得られると同時に、従来よりも媒体の厚さを減
少させることも可能になった。
また、製造工程の途中での巻取リジヮなどのトラブル発
生を解決しやすくなった。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明によれ
ば、非磁性基板の片側に磁気記録層を有する磁気記録媒
体であって、その磁気記録層とは反対の側に硼化ジルコ
ニウムより成る層を有することを特徴とする磁気記録媒
体が提供される。
第1図は本発明の磁気記録媒体の断面図である。lは磁
気記録層、2は非磁性基板、3は裏面潤滑層である。
この例のほか、lと2.2と3の間に付着強度の増大、
カールの防止等を目的とする中間層、lの表面に保護潤
滑層を有することがある。また、■の下層に高透磁率層
を設ける場合もある。
lの磁気記録層は、有機バインダー中に磁性粒子等を分
散して塗布した塗布型であっても、真空蒸着法、スパッ
タ法、イオンブレーティング法等の薄膜堆積法により形
成した薄膜型であってもよい、その厚さは塗布型の場合
、0.5〜lOルm、薄膜型の場合0.05〜1.OI
Lmが好ましい。
2の非磁性基板の材質としては、ポリイミド、ポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のものが
使用できる。非磁性基板の厚さは、3.0〜30ルmが
好ましい。
3の裏面潤滑層は硼化ジルコニウムより成る薄膜である
。硼化ジルコニウムとしてはZrB2. ZrB及びそ
れらの共融混合物が挙げられる。その厚さについては、
薄すぎると摩擦減少の効果が小さくなるとともに、ベー
スフィルムが薄い場合にはテープのスティフネスが低く
なり、エンベロープが悪くなる。又、特にフレキシブル
な媒体において、この層が厚すぎると媒体のフレキシビ
リティ−を損ね、むしろ走行安定性を悪化させる。厚さ
は10数A〜5000Aが好ましい。
また硼化ジルコニウムには電気伝導性があり。
本発明のように有機バインダーを用いずに形成した薄膜
では導電性が高く、帯電防止に大きな効果がある。
本発明において、特にlの磁気記録層として、真空蒸着
法、スパッタ法、イオンブレーティング法、メッキ法等
の薄膜堆積法により形成したものを用いる場合、従来よ
り薄いベースフィルムを用い、媒体の全厚を従来の半分
程度にした場合にも、必要なスティフネスを維持し、良
好な再生出力を得ることができる。これを用いてVTR
テープや、オーディオテープを作成すると、同じカセッ
トハーフに従来の2倍の長さのテープを収納することが
でき、長時間記録用として有利な特徴となる。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
[実施例] 本発明の実施例として、第1表に示した構成を有する試
料を作製した。これらについて以下に述べる試験を行い
、その結果も第1表に併せて示した。なお、比較のため
に、構成の一部を変更した試料も作製し、その試験結果
もともに第1表に示した。以下の表においてA−Hの裏
面潤滑層の材質は硼化ジルコニウム、I、Jの裏面潤滑
層の材質はCa(fh塗布膜、にでは裏面潤滑層は設け
なかった。
非磁性基板はすべてポリイミドフィルムを用いた。 G
o−Ni層及び硼化ジルコニウム層は電子ビーム蒸着法
により形成した。ただしGo−Ni層は成膜中に02ガ
スを導入し1表面を酸化処理しである。
硼化ジルコ、ニウム層は硼化ジルコニウム(ZrB2)
ペレットを蒸着源とした。
第2図は本実施例において裏面潤滑層及び記録層を真空
蒸着法で形成するときに使用した装置である。4は真空
槽、5は排気装置で、真空槽4内は3 X 1O−5T
orr以下に減圧される。基板フィルムは、巻出しロー
ル6から、中間フリーローラー7、冷却キャン8.再び
中間フリーローラー7を経て巻取りロール9に到達する
。蒸着物質のペレット10はルツボll内に入れられて
おり、電子銃12から放出される電子ビームにより加熱
される。
なお、Go−Ni合金の記録層を成膜する場合は斜蒸着
となるので、ルツボの位置は図より左側になる。
成膜の順番は、先ず裏面潤滑層、続いて記録層を形成す
る。なお、裏面潤滑層を塗布法によって形成したサンプ
ルI、Jの場合には、記録層の蒸着を先に行い、続いて
裏面潤滑層を形成した。
上記のようにして作成したサンプルを%イン千幅のテー
プ状に裁断し、家庭用VTRデツキを用いて記録再生の
試験を行った。第3図は、回転ドラムとその付近のテー
プの走行路を示す、サンプルテープ14は、ガイドピッ
151回転ドラム16、再びガイドビン15に沿って走
行する。17は回転ドラム16に取り付けられている磁
気ヘッドである。この磁気ヘッド17の一方のみに3.
7MHzの正弦波信号を入力して記録し、再生出力のエ
ンベロープをオシロスコープで観察した。ヘッドとテー
プが接している場所全体で接触状態が一定であれば、第
4図に示すような長方形のエンベロープが観察される。
この図で縦軸は再生電圧、横軸は時間を示す、ヘッドと
テープの接触状態が一定にならない場合、第5図に示す
ような一部の出力が低下したようなエンベロープや、第
6図に示すように出力が不規則に変わるようなエンベロ
ープが観察される。この試験の結果は第1表に示す、第
4図のような正常なエンベロープが観察される場合を0
、そうでない場合を×で表わした。
サンプルIは第5図のようなエンベロープが観察される
。この原因は、基板フィルムが薄すぎ、テープのスティ
フネスが不足するためと推測される。一方、Kでは第6
図のようなエンベロープが観察される。これは、摩擦が
大きく、ドラム部でのテープの張力が安定しないことが
原因と推測される。
次に摩擦の低減効果を確かめるため、第7図に示す装置
により摩擦係数を測定した。試料18を裏面を上にして
試料台18上にセットさせる。この上にステンレス製の
触針20を置き、これを試料に対して移動させ、触針に
働く摩擦力を歪みゲージにより検出する。触針20の先
端は半径3騰■の球状をしており、5gの荷動をかけて
いる。触針の移動速度は21Im/秒である。結果は第
1表に示し、硼化ジルコニウム層の厚さとの関係を第8
図に示した。21はポリイミドフィルム自体の摩擦係数
を示す0表面抵抗値の測定結果は第1表に示し、硼化ジ
ルコニウム層の厚さとの関係を第9図に示した。
これにより適当な厚さの硼化ジルコニウム層を裏面潤滑
層として用いることにより摩擦を低減し、スティフネス
の不足を補い、正常なテープとヘッドの接触状況を得る
ことができ、さらに、硼化ジルコニウム層がト分な導電
性を有することにより帯電防止にも優れていることがわ
かる。
[発明の効果1 以上説明したように、本発明の媒体は、摩擦の低減、帯
電防止、スティフネスの適正化により、走行安定性の優
れたものとなり、同時に、製造工程での巻取リジンが発
生しにくい性質を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体の一例の断面図、第2図
は実施例の記録層、裏面潤滑層を形成するのに用いた蒸
着装置、第3図は回転ドラムとその付近のテープ走行路
、第4図は正常な出力エンベロープ、第5図、第6図は
ヘッドとテープの接触状態が不安定な場合のエンベロー
プ、第7図は摩擦係数の測定部、第8図は摩擦係数と硼
化ジルコニウム層厚さの関係、第9図は表面抵抗値と硼
化ジルコニウム層厚さの関係である。 l:磁気記録層、2:非磁性基板、 3:裏面潤滑層、4:真空槽、5:排気装置。 6:巻出しロール、7:中間フリーローラー、8:冷却
キャン、9:巻取りロール、 lO:蒸着物質、11ニルツボ、12:電子銃。 13:防着板、14:サンプルテープ、15ニガイドピ
ン、16:回転ドラム、17:磁気ヘッド、18:試料
、18:試料台、20:触針、 21:ポリイミド樹脂フィルム自体の 摩擦係数のレベル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性基板の片側に、磁気記録層を有する磁気記
    録媒体であって、その磁気記録層とは反対の側に硼化ジ
    ルコニウムより成る層を有することを特徴とする磁気記
    録媒体。
  2. (2)磁気記録層が、薄膜堆積法により形成されたもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁
    気記録媒体。
JP11423485A 1985-05-29 1985-05-29 磁気記録媒体 Pending JPS61273731A (ja)

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JP11423485A JPS61273731A (ja) 1985-05-29 1985-05-29 磁気記録媒体

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JP11423485A JPS61273731A (ja) 1985-05-29 1985-05-29 磁気記録媒体

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JPS61273731A true JPS61273731A (ja) 1986-12-04

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