JPS61270339A - 耐溝食性に優れた溶接管の製造方法 - Google Patents

耐溝食性に優れた溶接管の製造方法

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JPS61270339A
JPS61270339A JP60112262A JP11226285A JPS61270339A JP S61270339 A JPS61270339 A JP S61270339A JP 60112262 A JP60112262 A JP 60112262A JP 11226285 A JP11226285 A JP 11226285A JP S61270339 A JPS61270339 A JP S61270339A
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JP
Japan
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laser beam
tube
corrosion resistance
welding
groove corrosion
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Application number
JP60112262A
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English (en)
Inventor
Takuo Hosoda
細田 卓夫
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は耐溝食性に優れた溶接管の製造方法に関する。
[発明の背景] 母材帯鋼の両側端を接合させて管状に形成し、接合部を
電縫溶接して製造される電縫管は、一般に製造コストが
安価であるために広範な用途に使用されている。ここで
は、溶接管として電縫管を例にとり従来技術を説明する
電縫管に、海水あるいは、酸性液等を通流させると、第
3図に示すように電縫管6の電縫溶接部lOにおいては
、その接合部の内面又は外面から選択的にV字状の溝に
腐食される。かかる腐食は溝食とよばれるが、この溝食
が進行すると、この部分から液が漏洩し、配管としての
役をなさなくなってしまう。
溝食現象の育成機構及び原因については未だ十分には解
明されていないが、一般には以下のように考えられてい
る。すなわち、溶接部10は、溶接時に急熱φ急冷され
るために、急熱・急冷という熱履歴を経ることとなる。
この熱履歴を経る間に溶接部10には非金属介在物が析
出し、この析出物のために溶接部10と母材部12どの
間に自然電極が形成されてしまう、特に電縫溶接にあっ
ては、接合部lOは通常、高周波数による抵抗加熱ある
いは誘導加熱によって溶接されるが、これらの方法は電
流の表皮効果を利用して接合すべき帯鋼端部の比較的狭
い部分を極めて短時間で高温に上昇させ加熱溶融状態に
して相互に圧着し、しかもその後直ちに常温近くにまで
冷却するため。
急熱・急冷という熱履歴が顕著である。したがってこの
ような熱履歴を経る間に電縫溶接部に在する主としてM
n5(硫化マンガン)系の非金属介在物が偏析し、母材
部12と電縫溶接部ioとの間に自然電極電位を誘起さ
せる。そして、M n Sを起点として腐食孔が形成さ
れ、さらに腐食孔内のPH値の低下によるM n Sの
化学的溶解、物理的流出あるいは腐食性のH3″″ 3
2−イオンの育成、孔内部と外部との酸素濃淡電池の形
成等の総合的な作用で溝食へと進行していく。
以上の問題を解決するため、従来から次のような方法が
提起されている。すなわち、 ■素材帯鋼の化学成分として各種合金元素を添加し、帯
鋼それ自体を耐溝食性のものに改良する方法。
■M n Sを低減するために、Sなどの特定元素を、
溝食に影響を及ぼさない範囲まで可及的に低減する方法
■Ca、Ti、REM、Zrなどを添加してMnS系の
介在物を球状化する方法。
■電縫溶接部のビード研削面へ、Ti、Ti合金等の耐
食性金属を溶射後、加熱拡散処理する方法。
■焼ならし、又は焼もどし処理により電縫溶接部近傍の
組織の均一化、偏析成分の分散化を図る方法。
■電縫溶接後電縫溶接部及びその近傍をTIG溶接機も
しくは電子ビーム溶接機で加熱・溶融することによって
、電縫溶接部ならびにその近傍に生じている急熱急冷と
いう熱履歴にもとづく不整−組織を改善し、また、偏析
成分の分散化を図る方法。
しかしながら以上の方法には次のような欠点がある。す
なわち、 ■、■、■はコストアップとなる。■はコストアップと
なるとともに生産性を低下させる。■もコストアップと
なるとともに製造工程が複雑化する。■は、処理スピー
ドの低下を招くため実用性に欠けるとともに、加熱・溶
融部が厚くなりすぎて熱影響部の特性が劣化する。
[発明の目的] 本発明は、耐溝食性に優れた溶接管を、低コストで、生
産性が゛高く製造することができる溶接管の製造方法を
提供することを目的とする。
[発明の概要] 上記目的は、母材帯板の両側端を接合させて管状に成、
形し、該接合部を溶接後、ビードカットし、ついで、該
溶接部及びその近傍の表面にレーザービームを照射する
ことにより、該表面極薄表皮部を加熱溶融することを特
徴とする耐溝食性に優れた溶接管の製造方法によって達
成される。
母材帯板としては、鉄製、鉄合金製、非鉄製あるいは非
鉄合金製のいずれでもよいが特に母材帯鋼が好ましい。
接合部の溶接方法は特に限定されない、たとえば、電縫
溶接、TIG溶接、MIG溶接、レーザー溶接、EB溶
接等が用いられる。
また、レーザービームの発生方法は任意のものでよい、
たとえば、固体レーザー、ガスレーザー、半導体レーザ
ー等が用いられる。
照射は一回でも複数回でもよい、また、外表面あるいは
内表面のみでもよく、両面に照射してもよい。
本発明の処理により、溶接管の表面の極薄表皮部が溶融
され、その後急冷されるが、かかる溶融、急冷を受ける
のは極薄表皮部のみのため、きわめて均一な微細組織に
なり、非金属介在物も微細に分散される。その結果、溶
接部の耐食性が向上し、したがって、耐構食性が向−ヒ
すると考えられる。
なお、レーザーを照射する部分の表面にグラファイト等
を塗付すればレーザーの吸収が良くなり一層耐溝食性が
向トする。
[発明の実施例] 以下に本発明の一実施例を説明する。
第1図に本実施例に使用する電縫管製造ラインを示す。
本例では母材帯板は母材帯鋼である。
まず、母材帯板1両側端を接合させて管状に成形する。
ついで、接触型又は誘導コイル型給電子を用いて接合部
を電縫溶接する。溶接の結果生じたビードをビードカッ
タ4によりビードカットする。その後、レザービームガ
ンAにより発生させたレーザービームを溶接部及びその
近傍に照射する。
本例では、レザービームガンAの他に、レザービームガ
ンB、C,Dを設け、計4回の照射を行なっている。レ
ーザーガンAによる照射とレーザーガンBによる照射の
間においては、誘導加熱袋215により誘導加熱を行な
い、レーザーガンBによる照射とレーザーガンCによる
照射の間においては水冷装置7からの水シヤワー8によ
る冷却を行ない、レーザーガンCによる照射とレーザー
ガンDによる照射との間においては、サイジングロール
群によるサイジングを行なっている。
以上の方法により供試材を作成し、以下の試験を行なっ
た。
イ 供試材の作成条件 (1)供試材:ガス管、60.5φ X3.8tTl!
、紙管溶接法:高周波誘導溶接法溶接速度52m/分 (2)照射幅(第2図) レーザービームの輻=L 溶接部の表面中=d d+1mm  ≦ L ≦ d + 8 m m片側0
.5mm、片側4mm (3)照射速度 電縫溶接速度と同一 レーザーガンは固定 (4)照射深さ 3mm以下 (5)Al”A4+実施例 B      : 950℃で焼ならし処理C:無処理 口 試験条件 ループ腐食試験を行ない、その結果を表1に示す。
試験は人工海水(PH:8温度50”O)を用い流速2
m/secで60日間にわたり、供試材たるガス管内又
はガス管外側をFIL通させて実施した。
観察はマクロ組織観察又はミクロ組織の顕微鏡I5!察
によった。
表1 [発明の効果] 本発明は以上のように構成したので、耐構食性に優れた
溶接管を、低コストでしかも生産性高く製造することが
できる。また、極薄部分が溶融するためクラック等の電
th1部近傍の各種欠陥も補修されるので各種の機械的
特性及び表面の化学的特性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に使用する電!li管製造ラ
インの側面図である。第2図は溶接部の断面模式図であ
る。第3図は従来例を説明するための溶接部の断面図で
ある。 l・・・母材帯板(母材帯鋼)、2・・・接触型又は誘
導コイル型給電子、−3−・・スクイズロール、4・・
・ビードカッター、5・・・誘導加熱装置、6・・・電
縫管、7・・・水冷装置、8・・・水シヤワー、9・・
・サイジングロール群、10・・・溶接部(電縫溶接部
)、12・・・母材部、A、B、C,D・・・レーザー
ビームガン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 母材帯板の両側端を接合させて管状に成形し、該接
    合部を溶接後、ビードカットし、ついで、該溶接部及び
    その近傍の表面にレーザービームを照射することにより
    、該表面極薄表皮部を加熱・溶融することを特徴とする
    耐溝食性に優れた溶接管の製造方法。 2 接合部の溶接が電縫溶接である特許請求の範囲第1
    項記載の耐溝食性に優れた溶接管の製造方法。 3 母材帯板が鉄又は鉄合金製である特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の耐溝食性に優れた溶接管の製造方
    法。 4 母材帯板が非鉄又は非鉄合金製である特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の耐溝食性に優れた溶接管の製
    造方法。 5 レーザービーム照射部にグラファイトを塗付した特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の耐
    溝食性に優れた溶接管の製造方法。
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