JPS6126858Y2 - - Google Patents

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JPS6126858Y2
JPS6126858Y2 JP2802082U JP2802082U JPS6126858Y2 JP S6126858 Y2 JPS6126858 Y2 JP S6126858Y2 JP 2802082 U JP2802082 U JP 2802082U JP 2802082 U JP2802082 U JP 2802082U JP S6126858 Y2 JPS6126858 Y2 JP S6126858Y2
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antenna
melting chamber
furnace
melting
induction
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶解室を浸透して外部に洩れる溶湯を
検知する機構を改良した誘導溶解炉の湯洩検出装
置に関する。
一般に誘導溶解炉は、耐火材で形成された溶解
室の外周に誘導加熱コイルを巻回配置し、商用周
波あるいは高周波の電磁誘導作用を利用して、前
記溶解室内に投入された金属を高温に加熱溶解す
るものである。
このような誘導溶解炉において、溶解室を構成
する耐火材は炉の長期操業により、次第に耐火材
が侵蝕摩耗し、あるいは耐火材に亀裂が発生し
て、遂には高温の溶湯が外部に洩れることがあ
る。この湯洩れは重大事故につながるため早期に
湯洩れ、あるいはこの前兆を検知して事故発生前
に事前に炉を補修する必要があり、このため従来
の設備には湯洩れを検知する各種の検出装置が取
付けられている。
従来、このような湯洩検出装置を取付けた誘導
溶解炉は、例えば第1図乃至第3図に示す如く構
成されている。
図において1は耐火材で形成された溶解室、2
はこの溶解室1内に保持される溶湯、3は溶解室
1の外周に形成されたコイル保護セメントで、更
にこの外周に誘導加熱コイル4が巻回され、これ
らは炉枠5により保護されてるつぼ形誘導溶解炉
を構成している。
このるつぼ形誘導溶解炉に取付けられた湯洩検
出装置は溶解室1の内底面に先端が露出するよう
に埋設された探針または電極からなる第1アンテ
ナ6と、溶解室1の炉壁あるいは必要に応じて炉
底に埋設された検知エレメント7からなる第2ア
ンテナ8と、前記第1および第2アンテナ6,8
〓〓〓〓〓
に接続された検知器9および電源10とから構成
されている。
また前記アンテナ8は第3図に展開して示すよ
うにアスベストなど帯状の絶縁シート11に、所
定の間隔で複数本の検知エレメント7…を平行に
埋設し、この検知エレメント7の一端を接続した
ものであり、この第2アンテナ8は検知エレメン
ト7が溶解室1の軸方向と一致するように配置さ
れて溶解室1の炉壁に埋設されている。
上記湯洩検出装置では、正常な場合には微少電
流が流れているが、溶解室1を形成している耐火
材の侵蝕が進んで炉壁が薄くなつたり、亀裂が入
ると第1アンテナ6に接触する溶湯2と第2アン
テナ8との間の抵抗が変化し、つまり溶解室1の
側壁実効抵抗に応じて検出回路に電流が流れ、炉
壁の変化を測定できる。また侵蝕が進んで溶湯2
が第2アンテナ8に接触すれば検出回路は短絡状
態となり検知器9で検知し、または警報を発し、
危検を知らせる。
このような従来の湯洩検出装置では、第1アン
テナ6は高温の溶湯2と常時接触していなければ
ならず、このため溶湯2により第1アンテナ6を
形成する探針や電極が溶損することがあり、また
溶解室1の内底面は溶湯2の撹拌により大きく侵
蝕される。このため溶解室1の内底面は、耐火材
を盛つて、たびたび補修する必要がある。
しかしながら、この補修時に第1アンテナ6の
先端を確実に溶解室1の内底面に露出させること
が難しく、通常は先端が埋込まれた状態となつて
しまうことが多く、このような補修時の埋込み
や、溶損は側壁の実効抵抗が大きくなり、湯洩検
出装置の正常な作動が期待できず危検が大きい。
しかも第2アンテナ8は1枚の絶縁シート11に
複数本の連結された検知エレメント7…を埋込ん
だ構成であるため、湯洩個所の判別ができず部分
補修が困難であるため、従来は全面補修を行なわ
なければならず、時間的損失と、材料の無駄が大
きいなどの欠点があつた。
本考案は上記欠点を除去して、溶解室の溶湯が
洩れた場合に、湯洩発生を確実に検知して安全性
を高めると共に、湯洩発生個所を正確に検出して
溶解室の部分補修を可能にし、補修作業性を向上
させた誘導溶解炉の湯洩検出装置を得ることを目
的とするものである。
以下本考案の一実施例を第4図乃至第6図を参
照して詳細に説明する。
誘導溶解炉は高温の溶湯2を保持する耐火材で
形成された溶解室1の外周に、コイル保護セメン
ト3を介して誘導加熱コイル4が巻回され、更に
これらを囲むように炉枠5が設けられている。1
2は溶解室1の上部に形成された湯口で、13は
溶解室1の炉底を支持する炉底耐火材である。
前記溶解室1の内底面には、第1アンテナ6
が、その先端を露出するように埋設されている。
7aは第2検知エレメント,7bは第3検知エ
レメントで、これらは複数本交互に平行に配置さ
れて、2枚のアスベストなどの絶縁シート11
a,11bに埋設されている。各絶縁シート11
a,11bに埋設された第2検知エレメント群は
その一端で連結されて第2アンテナ8a,8bを
形成し、また第3検知エレメント群も同様に連結
されて第3アンテナ14a,14bを形成してい
る。
前記第2アンテナ8aと第3アンテナ14aと
を取付けた絶縁シート11aと、第出アンテナ8
bと第3アンテナ14bを取付けた絶縁シート1
1bとは、溶解室1の側壁に、第2および第3検
知エレメント7a,7bが溶解室1の軸方向と一
致するように巻回して埋設されている。
15は第2アンテナ8a,8bの回路選択開閉
器で、これら回路選択開閉器15は電流計、電圧
計あるいは図示しない警報器に接続されたリレー
などの検出器9と、電源10を介して直列に接続
され検出回路を構成している。
次に上記湯洩検出装置の動作を説明する。
通常の検出状態において、回路選択開閉器15
は第2アンテナ8a,8bの短絡して第2検知エ
レメント7a…を一体に接続した状態にしてお
く。
長期間使用しているうちに、溶湯2が溶解室1
を浸透して湯洩れが発生すると、溶解室1の側壁
実効抵抗が低下して検出回路が導通状態となり回
路電流が増加して検出器9が作動し、指針の振
れ、または警報によつて湯洩を検出することがで
きる。湯洩れが検出されたら、回路選択開閉器1
5を切換えることにより、第2アンテナ8a側
か、または第2アンテナ8b側かの何れの側に湯
洩れを生じているか確実に測定することができ
〓〓〓〓〓
る。
また、第1アンテナ6の先端が溶損または溶解
室1の底部補修時に埋込まれた状態となつても、
溶湯2が溶解室1の側壁を浸透して、交互に配置
された第2検知エレメント7aと第3検知エレメ
ント7bとからなる第2アンテナ8aと第3アン
テナ14aまたは、第2アンテナ8bと第3アン
テナ14bに接触すれば、検出回路が導通して検
出器9が作動し、湯洩れを検出することができ
る。
なお上記実施例では第2アンテナ8a,8b、
第3アンテナ14a,14bを夫々2つのユニツ
トに区分し、これらを2枚の絶縁シート11a,
11bに取付けた構造について示したが、第7図
に示すように1枚の長尺の絶縁シート11に複数
本の第2検知エレメント7a…と、第3検知エレ
メント7b…とを交互に配置し、更にこれらを4
つのユニツトに区分して、各ユニツトを接続し、
第2アンテナ8a,8bと第3アンテナ14a,
14bを形成したものでも良い。この場合、第2
検知エレメント7aと第3検知エレメント7bと
は交互に配置されていれば、その間の本数は何本
でも良い。
また上記実施例では第2アンテナ8a,8bお
よび第3アンテナ14a,14bを2分割したも
のについて示したが、3分割、4分割でも良く、
分割数は限定しない。又分割数が多い程湯洩個所
の検出を正確に行なうことができる。
また本考案は、第2検知エレメント7aと第3
検知エレメント7bとを溶解室1の軸方向に沿つ
て配置したものに限らず、周方向に沿つて配置し
たものでも良く、また絶縁シート11と一体にせ
ず、直接溶解室1の側壁や底面に埋込んだ構造で
も良い。
更に上記実施例では、るつぼ形誘導溶解炉に取
付けた場合について説明したが、誘導コイルを有
する溶解炉、例えば薄形誘導溶解炉のインダクタ
ー部および上部溶解室の任意の個所に取付けるこ
とができる。
以上説明した如く、本考案によれば、溶解室の
溶湯が洩れた場合に、湯洩れ発生を確実に検知し
て安全性を高めると共に、湯洩発生個所を正確に
検出して溶解室の部分補修を可能にし、補修作業
性を向上させた誘導溶解炉の湯洩検出装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の湯洩検出装置を備えた誘導溶解
炉の縦断側面図、第2図は第1図のA−A線に沿
つて切断し、矢印方向に見た断面図、第3図は第
1図の第2アンテナを示す展開図、第4図は本考
案の一実施例による湯洩検出装置を備えた誘導溶
解炉の縦断側面図、第5図は第4図のB−B線に
沿つて切断し、矢印方向に見た断面図、第6図は
第4図の第2アンテナと第3アンテナを示す展開
図、第7図は本考案の他の実施例による第2アン
テナと第3アンテナを示す展開図である。 1……溶解室、2……溶湯、4……誘導加熱コ
イル、6……第1アンテナ、7,7a,7b……
検知エレメント、8,8a,8b……第2アンテ
ナ、9……検知器、10……電源、11,11
a,11b……絶縁シート、14a,14b……
第3アンテナ、15……回路選択開閉器。 〓〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 耐火材で形成された溶解室と、この溶解室の
    外周に巻回された誘導加熱コイルと、前記溶解
    室の内底面に先端が露出して埋設された第1ア
    ンテナと、複数の第2検知エレメントと第3検
    知エレメントとが溶解室の炉壁またはおよび炉
    底に交互に配置され、前記第2検知エレメント
    群を接続した第2アンテナおよび第3検知エレ
    メント群を接続した第3アンテナと、各アンテ
    ナ間を切換選択する回路選択開閉器と、これに
    接続された検知器とからなることを特徴とする
    誘導溶解炉の湯洩検出装置。 (2) 第2アンテナと第3アンテナを複数のユニツ
    トに区分し、且つこれらに対応して回路選択開
    閉器を設けたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の誘導溶解炉の湯洩検出装
    置。
JP2802082U 1982-02-27 1982-02-27 誘導溶解炉の湯洩検出装置 Granted JPS58131398U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2802082U JPS58131398U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 誘導溶解炉の湯洩検出装置

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JP2802082U JPS58131398U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 誘導溶解炉の湯洩検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS58131398U JPS58131398U (ja) 1983-09-05
JPS6126858Y2 true JPS6126858Y2 (ja) 1986-08-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ES2557565T3 (es) * 2011-05-23 2016-01-27 Inductotherm Corp. Horno eléctrico de inducción con sistema de detección de desgaste del revestimiento
US10598439B2 (en) 2011-05-23 2020-03-24 Inductotherm Corp. Electric induction furnace lining wear detection system
AU2017301416B2 (en) * 2016-07-25 2023-02-02 Inductotherm Corp. Electric induction furnace with lining wear detection system

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JPS58131398U (ja) 1983-09-05

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