JPS61268530A - トルク配分装置 - Google Patents

トルク配分装置

Info

Publication number
JPS61268530A
JPS61268530A JP10887585A JP10887585A JPS61268530A JP S61268530 A JPS61268530 A JP S61268530A JP 10887585 A JP10887585 A JP 10887585A JP 10887585 A JP10887585 A JP 10887585A JP S61268530 A JPS61268530 A JP S61268530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
torque
fluid pressure
clutch
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10887585A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shibahata
康二 芝端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP10887585A priority Critical patent/JPS61268530A/ja
Publication of JPS61268530A publication Critical patent/JPS61268530A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、左右駆動輪の差動制限機能を備えたトルク配
分装置(ディファレンシャルギア)、又は前後輪の差動
制限機能を備えた四輪駆動車用トルク配分装置に関する
(従来の技術) 従来の四輪駆動車用トルク配分装置としては、例えば、
rMotor  Fanlol  (昭和59年10月
1 rJ■三栄書房発行)の第88ページに記載されて
いるようなものが知られている。
この従来装置Cは、第7図に示すように、駆動入力軸1
00と前輪側出力軸101及び後輪側出力軸102との
間には、トルク配分機構としての遊星歯車103が設け
られ、両出力軸101,102間には差動制限手段とし
てのビスコスカップリング104が設けられたものであ
った。
尚、遊星歯車103はそのギヤ比(=半径比)によって
入力トルクを所定の前後配分にするもので、遊星歯車1
03のプラネットキャリヤ103aに駆動入力軸lOO
が連結され、サンギヤ103bに前輪側出力軸101が
連結され、リングギヤ103cに後輪側出力軸102が
連結される。
ビスコスカップリング104は、シリコン液を11人さ
せた流体継手であって、前輪側出力軸lO1と後輪側出
力軸102との回転差により生じる封入液の粘性抵抗で
、高回転の軸側から低回転軸側へと粘性抵抗トルクを伝
達させる。いわゆる差動制限作用を行なわせるものであ
る。
従って、この従来装置Cでは、駆動入力軸100からの
駆動トルクTOは、遊星歯車103を介して前輪側出力
軸101及び後輪側出力軸102に駆動力配分がなされ
、さらに、両出力軸101.102間においては、ビス
コスカップリング104により差動制限がなされる。
ちなみに、この従来例での前輪側出力軸101の駆動ト
ルクT1と、後輪側出力軸102の駆動トルクT2とは
、次式に示すようになる。
ωl ;前輪側出力軸の回転速度 ω2 ;後輪側出力軸の回転速度 Cv:粘性抵抗係数 また、従来の差動制限装置としては、例えば、「自動車
工学全書9巻動力伝達装置」 (昭和55年11月■山
海堂発行)の第321ページ〜第324ページに記載さ
れているようなものが知られている。
この従来装置りは、トルク比例式差動制限装置と呼ばれ
るもので、第8図に示すように、デフケース110と差
動大歯車111,112との間に摩擦クラッチ113,
114が設けられ、差動小歯車115にカム機構116
が設けられている。
図中、117は駆動入力軸、118は右輪側出力軸、1
19は左輪側出力軸である。
従って、この従来装置りでは、差動大歯車111.11
2に回転差を生じると、カム機構116によってクラッ
チ締結力を生じ、高回転側の出力軸(低トルク側)から
低回転側の出力軸(高トルク側)へクラッチ締結力に応
じた差動抵抗トルクTcが伝達される。
つまり、左右輪側出力軸118,119の駆動トルクを
それぞれTとすれば、高回転側のトルクは減じ7T−T
Cとなり、低回転側のトルクは増してT+Tcとなり、
両出力軸118,119のトルク比Rtは、 Rt = (T+Tc)/ (T−Tc)となり、一般
にRtは2〜3となるようにカム機構116で設定され
ている。
尚、この従来例は、左右輪の差動制限を行なう装置であ
るが、右輪側出力軸118を前輪側出力軸とし、左輪側
出力軸119を後輪側出力軸とし、差動歯車機構をトル
ク配分機構とした場合、入力軸からの駆動トルクを前後
輪に1:lにトルク配分する四輪駆動車用トルク配分装
置としても用いることができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、第7図に示す従来装置Cにあっては、差
動制限を行なわせる可変トルククラッチとして一定の粘
性抵抗係数Cvを有するビスコスカップリング104を
用いたものであったため、前後輪の差動制限特性は、異
なる粘性抵抗係数の封入液交換やビスコスカップリング
104の全体交換を行なわない限り、一義的に固定され
てしまうという問題点があったし、伝達トルクが大きい
場合はビスコスカップリング104のトルク容量を大き
くしなければならず、大型化してしまうという問題点が
あった。
また第8図に示す従来装置りを四輪駆動車用トルク配分
装置として用いた場合、差動制限を行なわせる可変トル
ククラッチとして、カム機構116によって定まるトル
ク比を有する摩擦クラッチ113.114が用いられる
ことになるので、前述と同様に前後輪の差動制限特性は
、カム機構116の形状等を変更しない限り、一義的に
固定されてしまうという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために本発明では
、以下に述べるような解決手段とした。
本発明の解決手段を、第1図に示すクレーム概念図によ
り説明すると、入力軸lと第1出力軸2及び第2出力軸
3との間に設けられたトルク配分機構4と、第1出力軸
2と第2出力軸3との間に設けられた可変トルククラッ
チ5と、を備えたトルク配分装置において、前記可変ト
ルククラッチ5に流体圧によりクラッチ締結力を付与さ
せる締結手段6を設け、該締結手段6に第1出力軸2と
第2出力軸3の回転速度差Δωに応じて流体圧PCを発
生する流体圧発生装置7を設けた。
(作 用) 従って、本発明のトルク配分装置では、上述のように、
両出力軸の回転速度差を流体圧発生装置で流体圧に変換
し、この変換した流体圧を可変トルククラッチに供給す
ることでクラッチ締結力が得られる手段としたため5両
出力軸の回転速度差に応じた差動制限が得られると共に
、流体圧の圧力レベルを変えることで、異なる差動制限
特性を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたって、フルタイム四輪駆
動車用トルク配分装置を例にとる。
まず、第1実施例の構成を説明する。
Aはフルタイム四輪駆動車用トルク配分装置であって、
第2図に示すように、駆動入力軸lO1前輪側出力軸(
第1出力軸)11、後輪側出力軸(第2出力軸)12、
遊星歯車(トルク配分機構)17、多板摩擦クラッチ(
可変トルククラッチ)13.クラッチピストン(締結手
段)14゜油圧ポンプ(流体圧発生装置)15、可変オ
リフィス(流体圧可変手段)16を備えている。
駆動入力軸10は、エンジン及びトランスミッションを
介して伝達される回転駆動トルクが入力される軸で、こ
の駆動入力軸10にはベベルピニオン18が設けられる
尚、駆動入力軸10からの駆動トルクは、ベベルピニオ
ン18及びベベルリングギヤ19を介して、中空軸20
に伝達される。
前輪側出力軸11は、前輪を駆動させる軸で。
前記駆動入力軸10とは遊星歯車17を介して連結され
ている。
尚、前輪側出力軸11の途中には、ギヤポンプ構造の油
圧ポンプ15が組み込まれているもので、油圧ポンプ1
5のサンギヤ151から多板摩擦クラッチ13までの駆
動出力軸部11’は、前記中空軸20に内挿状態で設け
られると共に、軸心部に油圧供給路21が形成されてい
る。
後輪側出力軸12は、後輪を駆動させる軸で、前記駆動
入力軸10とは、遊星―車17を介して連結されている
・ 遊星歯車17は、そのギヤ比(=半径比)によって駆動
入力軸lOからの入力トルクを、所定の前後駆動トルク
配分にするもので、前記中空軸20(駆動入力軸10)
が連結されるプラネットキャリヤ171と、駆動出力軸
部11’(前輪側出力軸11)が連結されるサンギヤ1
72と、コネクティングシェル22(後輪側出力軸12
)が連結されるリングギヤ173と、を備えている。
多板摩擦クラッチ13は、両出力軸tt 、 12に回
転速度差が生じた場合に、クラッチ締結により差動を制
限させるクラッチで、中空軸20(前輪側出力軸11)
及び後輪側出力軸12が両側の同軸上に連結されるクラ
ッチケース131と、該クラッチケース131に回転方
向固定されたケース側フリクションプレート132と、
該ケース側フリクションプレート132の間に交互配置
され、駆−動出力軸部11′に固定方向固定された軸側
フリクションプレート133と、両フリクションプレー
ト132,133の一端側のピストン室134に配置さ
れたクラッチピストン14と、を備えている。
尚、前記ピストン室134には、駆動出力軸部ll′に
形成された油圧供給路21が開口されている。
油圧ポンプ15は、後輪側出力軸12と前輪側出力軸1
1との回転速度差によって油圧を発生するポンプで、第
3図及び第4図に示すように、回転ポンプケーシング1
52、軸固定用フランジ153、プラネタリギヤ154
.サンギヤ151、ポンプ室155.入力ボート部材1
56.出力ポート部材157、入力油路15B、出力油
路159を備えている。
回転ポンプケーシング152は、中空az。
(後輪側出力軸12)の回転に伴なって回転する部材で
、軸固定用フランジ153により前記中空軸20に連結
されている。
プラネタリギヤ154は、前記ポンプケーシング152
へ支軸160により回転可能に設けられ、回転ポンプケ
ーシング152の回転に伴なってサンギヤ151の回り
を遊星運動する。
サンギヤ151は、回転ポンプケーシング152に対し
て回転可能に設けられた前輪側出力軸llに固定され、
該出力軸11と共に回転運動をする。
尚、このプラネタリギヤ154及びサンギヤ151は、
ポンプ室155の内部に互いに噛み合い状態で設けられ
、両ギヤ151.154によってギヤポンプが構成され
るもので1回転ポンプケーシング152の回転速度と前
輪側出力軸11の回転速度とが同じ場合には、プラネタ
リギヤ154が自転せずポンプ流量Qの発生がないが、
回転ポンプケーシング152の回転速度が前輪側出力軸
llのそれと異なる場合には、プラネタリギヤ154が
自転し、回転速度差に応じてポンプ流量Qが発生する。
入力ポート部材156及び出力ポート部材157は、そ
れぞれ回転シール161.162を介して回転ポンプケ
ーシング152に設けられる固定部材で、入力ポート部
材156の入力ポート163には、リザーブタンク23
からの油路24aが連結され、出力ポート部材157の
出力ポート164には、可変オリフィス16を途中に設
けたリザーブタンク23への油路24bが連結される。
尚、前記可変オリフィス16は、プラネタリギヤ154
とサンギヤ151とによって発生したポンプ流量Qを絞
りの度合によって所定の油圧Pcに変換させるもので、
この可変オリフィス16の絞り調整は、車室内に設けた
切換スイッチ等で行なってもよく、また、路面センサ等
からの検出信号により自動的に切り換えるようにしても
よい。
入力油路158及び出力油路159は、回転ポンプケー
シング152に形成されたもので、入力油路158の一
端は前記入力ポート163に開口され、他端は前記ポン
プ室155のギヤ噛み合い部に開口され、出力油路15
9の一端は前記ポンプ室155のギヤ噛み合い部に開口
され、他端は前記出力ポート164及び油圧供給路21
に開口される。
次に、第1実施例の作用を説明する。
(イ)出力軸間に回転速度差がない場合前輪側出力軸1
1と後輪側出力軸12との間に回転速度差がない状態で
の走行時は、油圧ポンプ15において油圧Pcの発生が
ないので、多板摩擦クラッチ13はクラッチ解放状態と
なり、駆動入力軸10からのトルクTOは遊星歯車17
によるトルク配分に応じてトルクが前後輪側に配分され
た四輪駆動状態となる。
(ロ)出力軸間に回転速度差が生じた場合前輪側出力軸
11と後輪側出力軸1’2との間に回転速度差を生じた
状態での走行時は(例えば。
低摩擦係数路や悪路等での走行時)、両出力軸11.1
2の回転速度差Δω(=ω2−ωI)に応じテ油圧ポン
プ15においてポンプ1i、量Qが発生し、■■変オリ
フィス16の絞りによって油圧Pcが発生するので、多
板摩擦クラッチ13には油圧Pcによるクラッチ締結力
が作用し、駆動入力軸10からのトルクToは、多板摩
擦クラッチ13を介して高回転の出力軸側から低回転の
出力軸側へとトルクの伝達がなされ、差動制限作用が行
なわれる。
つまり、両出力軸11.12の回転速度ωl 。
ω2がω2〉ω1の関係にある時の前輪側出力軸11の
トルクT+ と、後輪側出力軸12のトルクT2とは1
次のようになる。
q;ポンプ1回転当りの1i量 η;絞り効率 C;多板摩擦クラッチ13の摩擦係数 従って、差動制限作用としては、回転速度差Δωが大き
い程、差動制限も大きくなり、また、同じ回転速度差Δ
ωであれば、絞り効率ηが大きい程、クラッチ締結力が
大きくなり、差動制限も大きくなる。
このように、第1実施例では、両出力軸11゜12間の
回転速度差Δωが大きくなればなるに従って、徐々に差
動制限を大きくさせることができるし、さらに、可変オ
リフィス16の絞り効率ηによって、差動制限特性の変
更を行なうことができる。
また、第1実施例では、油圧ポンプ15の駆動源を両出
力軸11.12から得るようにしていることで、外部駆
動源を必要としないし、前輪側出力軸11に組み込んだ
構成としていることでコンパクトになり、さらに、差動
制限特性の変更も、可変オリフィス16の絞り量を変え
るだけで容易に行なうことができる。
次に、第5図に示す第2実施例について説明する。
この第2実施例は、第1実施例と同様な、フルタイム四
輪駆動車用トルク配分装置A′であって、油圧ポンプを
前輪側出力軸11と後輪側出力軸12とのそれぞれに設
け、この第1及び第2油圧ポンプ25.26の出力油圧
の差によりクラッチ締結力を付与するようにした例であ
る。
構成的には、第1油圧ポンプ25と第2油圧ポンプ26
とが、前輪側出力軸11と後輪側出力軸12のそれぞれ
に、プーリ27,28,29.30及びベル)31.3
2による回転伝達手段を介して設けられ、油圧入力ポー
ト33がクラッチケース131のピストン室134側に
設けられ。
前記両油圧ポンプ25.26の入出力ボート34.35
,36.37と油圧入力ポート33との間にリザーブタ
ンク22.可変オリフィス16及びチェックバルブ38
を備えた油圧回路39が形成されている点において第1
実施例と異なる。
前記油圧回路39は、第1油圧ポンプ25の出力ボート
35とリザーブタンク21を接続する油路40と、該リ
ザーブタンク21と第2油圧ポンプ26の入力ボート3
6を接続する油路41と、第2油圧ポンプ26の出力ボ
ート37と第1油圧ポンプ25の入力ボート34を接続
する油路42と、可変オリフィス16を介して前記両袖
路41.42を接続すると共に油圧入力ポート33まで
延長させた油路43と、前記油路41から油路42への
一方向の流れのみを許すチェックバルブ38が設けられ
た油路44によって構成されている。
尚、他の構成は、第1実施例と同様であるので、図面に
同一符号を付して説明を省略する。
次に、第2実施例の作用を説明する。
両出力軸11.12に回転速度差があり、第1油圧ポン
プ25のポンプ流量をQlとし、第2油圧ポンプ26の
ポンプ流量をQ2とした場合、Qs =ωI−q Q2 =ω2−q となり、油路43においては、両油圧ポンプ25.26
からの流量の差が得られることから、油圧入力ポート3
3に供給される油圧Pcは、PC= (Q2−Qt )
η =(ω2−ω1)−q・η となる。
従って、前輪側出力軸11のトルクT1と、後輪側出力
軸12のトルクT2とは、次のようになる。
T+=Pc−C つまり、第1実施例と同様な差動制限によるトルク配分
が得られることになる。
尚、第2油圧ポンプ26からのポンプ流m Q 2が第
1油圧ポンプ25からのポンプ流量Q!より小さい場合
は、チェックバルブ38の作動によって流量差が生じな
く、油圧Pcも生じない。
また、他の作用については、第1実施例と同様であるの
で説明を省略する。
次に、第6図に示す第3実施例について説明する。
この実施例は、従来装置りと同様のトルク配分機構とし
て左右駆動輪へのトルク配分比がl:lの差動歯車50
を用いた左右駆動輪用トルク配分装置Bである。
構成的には、駆動入力軸lO1差動歯車50、左駆動輪
側出力軸(第1出力軸)11、右駆動輪側出力軸(第2
出力軸)12、多板摩擦クラッチ13、クラッチピスト
ン14、第1油圧ポンプ25、第2油圧ポンプ26、油
圧回路39を備えている。
尚、前記多板摩擦クラッチ13は1両出力軸11.12
が連結されるサイドギヤ54,55間に設けられ、また
、油圧回路39は、第2実施例と同様な回路構成として
いる。
図中、51はドライブピニオン、52はリングギヤ、5
3はデフピニオン、56はピニオンシャフトである。
また、第1及び第2実施例と同一構成部分には、同一符
号を付して説明を省略する。
従って、この第3実施例では、左右輪に回転速度差を生
じると、油圧Pcの大きさによって多板摩擦クラッチ1
3が締結され、差動制限作用が行なわれる。
尚、この差動制限特性は、可変オリフィス16の絞り量
によって異ならせることができる。
以1−1本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。
例えば、実施例ではトルク配分機構として遊星両車及び
差動歯車を示したが、他の差動歯車機構等、第1及び第
2出力軸の差動を許す機構であれば実施例に限定されな
い。
また、実施例では可変トルククラッチとして多板摩擦ク
ラッチを示したが、クラッチ締結力に応じて伝達トルク
を変更にできるクラッチであれば実施例に限定されない
また、実施例では締結手段としてクラッチピストンを示
したが、流体圧によってクラッチ締結力を付与させる手
段であれば実施例に限定されなし)。
また、実施例では、流体圧発生装置として軸に組み込ん
だギヤポンプ構造の油圧ポンプや、それぞれの軸に設け
た油圧ポンプを示したが、入出力軸の回転速度差に応じ
て流体圧を発生する装置であれば実施例に限定されない
また、実施例では、流体圧可変手段として可変オリフィ
スを示したが、流体圧を可変にできる手段であれば実施
例に限定されない。
また、第2及び第3実施例では、出力軸回転速度に応じ
た吐出量のポンプを前後輪のそれぞれに設けた例を示し
たが、例えば、前輪と後輪のタイヤ径や終減速機のギヤ
比が異なっている場合には1通常走行時にも前後輪の出
力軸に回転速度差が生じてしまう。
従って、このような場合には、ポンプ吐出量を前後輪で
調整して、通常走行時にタイヤ径等を原因とする回転速
度差が生じても前輪側ポンプと後輪側ポンプとからのポ
ンプ吐出量が同じになるようにする。
旦体例としては、トランスミッション出力軸に対する前
輪の減速比をRp、後輪の減速比をRRとし、前輪のタ
イヤ1回転当りのころがり距離をLp、 その時の前輪
側ポンプの吐出量をql、後輪のタイヤ1回転島りのこ
ろがり距離をLRlその時の後輪側ポンプの吐出量をq
lとした時に、 Rp / L p > RR/ L Rの時には(11
<q2Rp/L F <RR/ L Rの時にはqt 
>q2Rp / L F : RR/ L Rの時には
(11=42となるように設定する。
(発明の効果) 以1ユ説明してきたように、本発明のトルク配分装置に
あっては1両出力軸の回転速度差を流体圧発生装置で流
体圧に変換し、この変換した流体圧をn丁変トルククラ
ッチに供給することでクラッチ締結力が得られる構成と
したため、再出力軸の回転速度差に応じた差動制限作用
が得られると共に、流体圧の圧力レベルを変えることで
、異なる差動制限特性を得ることができるという効果が
得られる。
また、再出力軸の回転速度差を駆動源とする流体圧発生
手段としたことで、外部からの駆動源を要しないし、回
転速度差に応じた流体圧を得るために、回転センサやコ
ントロール装置等を要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は未発IIのトルク配分装置を示すクレーム概念
図、第2図は第1実施例のフルタイム四輪駆動車用トル
ク配分装置を示すスケルトン図、第3図は第1実施例装
置に用いた油圧ポンプを示す縦断側面図、第4図は第3
図I−I線による断面図、第5図は第2実施例のフルタ
イム四輪駆動車用トルク配分装置を示すスケルトン図、
第6図は第3実施例の左右駆動幅用トルク配分装置を示
すスケルトン図、第7図は従来の四輪駆動車用トルク配
分装置を示すスケルトン図、第8図は従来の左右駆動輪
用トルク配分装置である。 1・・・入力軸 2・・・第1出力軸 3・・・第2出力軸 4・・・トルク配分機構 5・・・可変トルククラッチ 6・・・締結手段 7・・・流体圧発生装置 ω1・・・前輪側回転速度 ω2・・・後輪側回転速度 Pc・・・流体圧

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)入力軸と第1出力軸及び第2出力軸との間に設けら
    れた差動ギヤによるトルク配分機構と、第1出力軸と第
    2出力軸との間に設けられた可変トルククラッチと、を
    備えたトルク配分装置において、 前記可変トルククラッチに流体圧によりクラッチ締結力
    を付与させる締結手段を設け、該締結手段に第1出力軸
    と第2出力軸の回転速度差に応じて流体圧を発生する流
    体圧発生装置を設けたことを特徴とするトルク配分装置
JP10887585A 1985-05-20 1985-05-20 トルク配分装置 Pending JPS61268530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10887585A JPS61268530A (ja) 1985-05-20 1985-05-20 トルク配分装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10887585A JPS61268530A (ja) 1985-05-20 1985-05-20 トルク配分装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61268530A true JPS61268530A (ja) 1986-11-28

Family

ID=14495804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10887585A Pending JPS61268530A (ja) 1985-05-20 1985-05-20 トルク配分装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61268530A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63150829U (ja) * 1987-03-25 1988-10-04
US7044878B2 (en) * 2002-12-26 2006-05-16 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Differential rotation control apparatus for vehicle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63150829U (ja) * 1987-03-25 1988-10-04
US7044878B2 (en) * 2002-12-26 2006-05-16 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Differential rotation control apparatus for vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4973296A (en) Apparatus for driving a pair of motor vehicle road wheels
JP2772979B2 (ja) 4輪駆動車のトルク配分制御装置
JPH01182128A (ja) 車両の前後輪駆動装置
JPH02290730A (ja) 4輪駆動車のトルク配分制御装置
ITTO931007A1 (it) Differenziale per autoveicolo con sistema per il controllo della ripartizione della coppia motrice, a comando elettronico.
JP2005534881A (ja) トルク調整能力及びロック能力を備え、トランスミッションと従駆動アクスルの間にトルクを分割する流体継手
CA2423258A1 (en) Drive system for an all-wheel driven motor vehicle
US6592488B2 (en) Integrated viscous transmission in a differential
JPS62191229A (ja) 自動車用駆動装置
JPS61268530A (ja) トルク配分装置
US4907472A (en) Power transmitting system for a four-wheel drive vehicle
JPS61263838A (ja) トルク制御装置
GB2380234A (en) A limited slip differential with hydraulic pump/motor
GB2182735A (en) Differential gear
JP2991009B2 (ja) 車両用左右駆動力配分調整装置
JPH039155A (ja) 4輪駆動用駆動連結装置
JP2686082B2 (ja) 動力伝達装置
US4756209A (en) Drive power transmission device
JPS62199527A (ja) 4輪駆動車のトルク配分制御装置
JP2578485B2 (ja) 差動歯車装置
JP2781028B2 (ja) 4wd自動車用回転力伝達機構
JPH0220433A (ja) 4輪駆動車両用動力伝達系列とこの伝達系列に使う車軸
JP2965600B2 (ja) 四輪駆動車用駆動力伝達装置
JPH01172658A (ja) 差動制限機構
JPH02261945A (ja) 4wd自動車用回転力伝達機構