JPS61268439A - 制振用複合鋼板 - Google Patents
制振用複合鋼板Info
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- JPS61268439A JPS61268439A JP10974985A JP10974985A JPS61268439A JP S61268439 A JPS61268439 A JP S61268439A JP 10974985 A JP10974985 A JP 10974985A JP 10974985 A JP10974985 A JP 10974985A JP S61268439 A JPS61268439 A JP S61268439A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
し産業上の利用分野]
未発明は、制振性および加工性にすぐれた制振用複合鋼
板に関するものである。
板に関するものである。
近年、道路交通網の発達や、工場の住宅地域への隣接に
より、騒音公害が問題となっており、各種の交通機関、
機械、構造物等より発生する騒音に対する低減対策が重
要になってきた。特に、自動車の工゛ンジン回りの部品
、金属加工機械、家電部品等において騒音低減が強く望
まれている。
より、騒音公害が問題となっており、各種の交通機関、
機械、構造物等より発生する騒音に対する低減対策が重
要になってきた。特に、自動車の工゛ンジン回りの部品
、金属加工機械、家電部品等において騒音低減が強く望
まれている。
このような騒音対策の1つに制振用複合鋼板の使用があ
り、これは制振層として用いられている粘弾性物質の剪
断変形による内部摩擦を利用して振動を軽減させるもの
である。制振用複合鋼板は、前記のような騒音発生源を
囲む形で使用されるため、板状の外、曲げ加工や絞り加
工によって所望の形状に加工される。
り、これは制振層として用いられている粘弾性物質の剪
断変形による内部摩擦を利用して振動を軽減させるもの
である。制振用複合鋼板は、前記のような騒音発生源を
囲む形で使用されるため、板状の外、曲げ加工や絞り加
工によって所望の形状に加工される。
[従来の技術]
従来、制振用複合鋼板の中間層として制振用に用いられ
る樹脂組成物としては、例えばスチレ/・アクリル酸エ
ステル共重合体十鯖片状無機質粉末の水分散体(特開昭
57−187380)、不飽和力ルポン酸またはその無
水物で変性された結晶性ポリオレフィン+無定形重合体
(特開昭59−80454) 、エチレン系酸性共重合
体+粘弾性物質(特公昭54−1354)等の各種のも
のが知られている。
る樹脂組成物としては、例えばスチレ/・アクリル酸エ
ステル共重合体十鯖片状無機質粉末の水分散体(特開昭
57−187380)、不飽和力ルポン酸またはその無
水物で変性された結晶性ポリオレフィン+無定形重合体
(特開昭59−80454) 、エチレン系酸性共重合
体+粘弾性物質(特公昭54−1354)等の各種のも
のが知られている。
[発明が解決しようとする問題点1
これら従来技術において、制振性樹脂組成物を用いた制
振用複合鋼板は、制振性と曲げ加工や深絞り等の加工性
とのバランスの点で必ずしも満足のいくものではなかっ
た。特に、エチレン・アクリル酸共重合体は制振性はす
ぐれているが、耐蝕処理鋼板を用いて複合鋼板とした場
合、その加工性、特に焼付塗装後に密着性が低下すると
いう問題があった。本発明はこのすぐれた制振性を有す
るエチレン・アクリル酸共重合体を用いた制振用複合鋼
板の加工性を改良し、制振性、機械的強度、接着性およ
び加工性のバランスのとれた制振用複合鋼板を提供する
ものである。
振用複合鋼板は、制振性と曲げ加工や深絞り等の加工性
とのバランスの点で必ずしも満足のいくものではなかっ
た。特に、エチレン・アクリル酸共重合体は制振性はす
ぐれているが、耐蝕処理鋼板を用いて複合鋼板とした場
合、その加工性、特に焼付塗装後に密着性が低下すると
いう問題があった。本発明はこのすぐれた制振性を有す
るエチレン・アクリル酸共重合体を用いた制振用複合鋼
板の加工性を改良し、制振性、機械的強度、接着性およ
び加工性のバランスのとれた制振用複合鋼板を提供する
ものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明者等は制振用複合鋼板の焼+1塗装後の密着性の
低下について種々検討した結果、芯材としてのエチレン
系共重合体層と鋼板との間に中間層として特定の変性さ
れたエチレン系重合体層を設けることにより、複合鋼板
の密着性の低下が防止されることおよび中間層による複
合鋼板の厚み増加や制振性の低下を来yないことを見出
した。
低下について種々検討した結果、芯材としてのエチレン
系共重合体層と鋼板との間に中間層として特定の変性さ
れたエチレン系重合体層を設けることにより、複合鋼板
の密着性の低下が防止されることおよび中間層による複
合鋼板の厚み増加や制振性の低下を来yないことを見出
した。
即ち本発明は、アクリル酸もしくはメタクリル酸を 2
〜25重量%、または更にアクリル酸エステルもしくは
メタクリル酸エステルを30重量%以下含有するエチレ
ン系共重合体(A)からなる中間層が、不飽和カルボン
酸またはその無水物によりグラフト変性された変性エチ
レン系重合体(B)の層を介して鋼板と積Ryれている
ことを特徴とする制振用複合鋼板である。
〜25重量%、または更にアクリル酸エステルもしくは
メタクリル酸エステルを30重量%以下含有するエチレ
ン系共重合体(A)からなる中間層が、不飽和カルボン
酸またはその無水物によりグラフト変性された変性エチ
レン系重合体(B)の層を介して鋼板と積Ryれている
ことを特徴とする制振用複合鋼板である。
本発明で用いるエチレン系共重合体(A)は、高圧ラジ
カル重合によってエチレンとアクリル酸もしくはメタア
クリル酸、または更にそれ等のエステルとを共重合せし
めて得られるものある。
カル重合によってエチレンとアクリル酸もしくはメタア
クリル酸、または更にそれ等のエステルとを共重合せし
めて得られるものある。
アクリル酸また1士メタアクリル酸のエステルとしては
、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メ
タクリル酸トリデシル、メタクリル酸ステアリル、メタ
クリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジルなどを
用いることができる。中でも、炭素数 4以下のアルキ
ルエステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリルn−ブチル、メタク
リル酸メチル等が好適であり、特にアクリル酸n−ブチ
ルが好適である。この様なエチレン系共重合体の特に好
ましい例としては、例えばエチレン・アクリル酸共重合
体またはエチレン・アクリル酸・アクリル酸n−ブチル
共重合体等である。
、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メ
タクリル酸トリデシル、メタクリル酸ステアリル、メタ
クリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジルなどを
用いることができる。中でも、炭素数 4以下のアルキ
ルエステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリルn−ブチル、メタク
リル酸メチル等が好適であり、特にアクリル酸n−ブチ
ルが好適である。この様なエチレン系共重合体の特に好
ましい例としては、例えばエチレン・アクリル酸共重合
体またはエチレン・アクリル酸・アクリル酸n−ブチル
共重合体等である。
エチレン系共重合体中のアクリル酸またはメタアクリル
酸の含量は、2〜25重量%であり、好ましくは 4〜
12重量%である。更にそれらのエステルを包含すると
きはエステルの含酸は、30重量%以下であり、好まし
くは20重量2以下である。アクリル酸またはメタアク
リル酸の含量が上記範囲より少ない共重合体を使用した
場合、複合鋼板の制振性が劣り、また制振性を発揮する
温度が高くなるので好ましくない。一方上記範囲より多
いと、複合鋼板の制振性を発揮する温度が低すぎ、また
フィルムとしての加工性が劣るので好ましくない。
酸の含量は、2〜25重量%であり、好ましくは 4〜
12重量%である。更にそれらのエステルを包含すると
きはエステルの含酸は、30重量%以下であり、好まし
くは20重量2以下である。アクリル酸またはメタアク
リル酸の含量が上記範囲より少ない共重合体を使用した
場合、複合鋼板の制振性が劣り、また制振性を発揮する
温度が高くなるので好ましくない。一方上記範囲より多
いと、複合鋼板の制振性を発揮する温度が低すぎ、また
フィルムとしての加工性が劣るので好ましくない。
またエステルの含量を上記範囲より多くすると、複合鋼
板の制振性が発揮される温度が低くなり、また、フィル
ムとしての加工性が劣るので好ましくない。
板の制振性が発揮される温度が低くなり、また、フィル
ムとしての加工性が劣るので好ましくない。
エチレン系共重合体のMFRは、フィルムノ成形性、制
振用複合鋼板の加工性、制振性等の点から、0.5〜2
0g/10分の範囲にあるのが好ましく、特に好ましく
は 1〜IOg/10分である。
振用複合鋼板の加工性、制振性等の点から、0.5〜2
0g/10分の範囲にあるのが好ましく、特に好ましく
は 1〜IOg/10分である。
エチレン系共重合体中のアクリル酸またはメタクリル酸
はナトリウム、亜鉛等の金属イオンで中和されてイオン
架橋していてもよい。
はナトリウム、亜鉛等の金属イオンで中和されてイオン
架橋していてもよい。
これらのエチレン系共重合体は、2種以上を併用するこ
ともできる。
ともできる。
本発明のエチレン系共重合体には、本発明の目的をそこ
なわない範囲で、各種の樹脂(例えば特公昭54−13
54に開示されたもの)、添加剤、可塑剤、フィラー、
エラストマー等を配合することができる。可塑剤は樹脂
の tanδ最大値を示す温度を低温側に移行させ、制
振用複合鋼板の制振温度範囲を調製する効果を有すると
共に、樹脂を柔軟にして脆さを改良する点で有用である
。また、フィラーは樹脂の tanδ最大値を示す温度
における剛性率を高?保つ効果を有し、その点でηの改
善効果を有する。エラストマーをしては、物性改良の目
的でスチレン・ブタジェン共重合体またはその水添物、
エチレン中プロピレンゴム等の配合が好ましい。
なわない範囲で、各種の樹脂(例えば特公昭54−13
54に開示されたもの)、添加剤、可塑剤、フィラー、
エラストマー等を配合することができる。可塑剤は樹脂
の tanδ最大値を示す温度を低温側に移行させ、制
振用複合鋼板の制振温度範囲を調製する効果を有すると
共に、樹脂を柔軟にして脆さを改良する点で有用である
。また、フィラーは樹脂の tanδ最大値を示す温度
における剛性率を高?保つ効果を有し、その点でηの改
善効果を有する。エラストマーをしては、物性改良の目
的でスチレン・ブタジェン共重合体またはその水添物、
エチレン中プロピレンゴム等の配合が好ましい。
本発明で前記エチレン系共重合体を鋼板に積層するため
に用いる変性エチレン系重合体としては、エチレン系重
合体に不飽和カルボン酸またはその無水物でグラフト変
性したものが用いられ、市販品の中より適宜選ばれる。
に用いる変性エチレン系重合体としては、エチレン系重
合体に不飽和カルボン酸またはその無水物でグラフト変
性したものが用いられ、市販品の中より適宜選ばれる。
グラフト変性されるエチレン系重合体は、スタンダード
法、フィリップス法、チーグラー法等の金属化合物系触
媒を用いて重合された線状エチレン系重合体または高圧
ラジカル重合等によって製造された分岐状エチレン系重
合体である。具体的には、エチレンの単独重合体または
エチレンを主成分とする他の単量体との共重合体であり
、例えば密度0.910〜0.970g/ cm3の線
状エチレン系重合体としては、高密度ポリエチレン、エ
チレンプロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重
合体、エチレン・4−メチルメンテン−1共重合体、エ
チレン・ヘキセン−1共重合体、エチレン自オクテンー
1共重合体等のα−オレフィン含量20重量駕以下のエ
チレンとα−オレフィンとの共重合体よりなる中密度ポ
リエチレンや線状低密度ポリエチレンである。また分岐
状エチレン系重合体としては、高圧法低密度ポリエチレ
ン、エチレン拳酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリ
ル酸エチル共重合体等が挙げられる。中でも接着性、剛
性、耐熱性の点から高密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン等の線状エチレン系重
合体が好適である。
法、フィリップス法、チーグラー法等の金属化合物系触
媒を用いて重合された線状エチレン系重合体または高圧
ラジカル重合等によって製造された分岐状エチレン系重
合体である。具体的には、エチレンの単独重合体または
エチレンを主成分とする他の単量体との共重合体であり
、例えば密度0.910〜0.970g/ cm3の線
状エチレン系重合体としては、高密度ポリエチレン、エ
チレンプロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重
合体、エチレン・4−メチルメンテン−1共重合体、エ
チレン・ヘキセン−1共重合体、エチレン自オクテンー
1共重合体等のα−オレフィン含量20重量駕以下のエ
チレンとα−オレフィンとの共重合体よりなる中密度ポ
リエチレンや線状低密度ポリエチレンである。また分岐
状エチレン系重合体としては、高圧法低密度ポリエチレ
ン、エチレン拳酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリ
ル酸エチル共重合体等が挙げられる。中でも接着性、剛
性、耐熱性の点から高密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン等の線状エチレン系重
合体が好適である。
グラフト変性に用いられる不飽和カルボン酸またはその
無水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、無水マレイン酸、等が挙げられるが、中
でも無水マレイン酸が最も好ましい。
無水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、無水マレイン酸、等が挙げられるが、中
でも無水マレイン酸が最も好ましい。
グラフト変性する方法は、これらの成分を必要に応じて
パーオキサイドもしくはアゾ化合物等のラジカル発生剤
の存在下ないしは不存在下に、溶融グラフトまたは溶液
グラフト等の通常の手法が用いられる。
パーオキサイドもしくはアゾ化合物等のラジカル発生剤
の存在下ないしは不存在下に、溶融グラフトまたは溶液
グラフト等の通常の手法が用いられる。
変性エチレン系重合体中の不飽和カルボン酸またはその
無水物の含量は、鋼板との接着性の点から、0.01重
量2以上必要である。
無水物の含量は、鋼板との接着性の点から、0.01重
量2以上必要である。
また、変性エチレン系重合体のMFRは、フィルムの成
形性、制振用複合鋼板の加工性、接着性等の点から、0
.5〜20g/10分であるのが好ましく。
形性、制振用複合鋼板の加工性、接着性等の点から、0
.5〜20g/10分であるのが好ましく。
特に好ましくは 1〜log/10分である。
変性エチレン系重合体には、他の熱可塑性重合体、添加
剤、フィラー等を配合することができる。
剤、フィラー等を配合することができる。
さらに、本発明のエチレン系重合体または変性エチレン
系重合体には、制振用複合鋼板の溶接性、塗装性の改良
を目的として導電性を付ダ、するため、カーボンブラッ
ク、金属m維等各種の導電性フィラーを配合することが
できる。また、難燃性の改良を目的として、三酸化アン
チモン、水酸化アルミニウム等各種の難燃化剤を配合す
ることもできる。
系重合体には、制振用複合鋼板の溶接性、塗装性の改良
を目的として導電性を付ダ、するため、カーボンブラッ
ク、金属m維等各種の導電性フィラーを配合することが
できる。また、難燃性の改良を目的として、三酸化アン
チモン、水酸化アルミニウム等各種の難燃化剤を配合す
ることもできる。
本発明で用いる鋼板は、例えば熱延鋼板、軟質冷延鋼板
、高張力鋼板、ステンレス鋼板または電気亜鉛メッキ鋼
板、溶融亜鉛メッキ鋼板、これらの合金化処理鋼板、例
えば亜鉛系合金メッキ鋼板やシンクロメタル等、アルミ
メッキ鋼板、ニッケルメッキ鋼板、スズメッキ鋼板等の
各種表面処理鋼板等が挙げられる。中でも防蝕処理を施
した表面処理鋼板が好ましく、特に亜鉛メッキ鋼板を用
いた場合に本発明の効果が顕著である。
、高張力鋼板、ステンレス鋼板または電気亜鉛メッキ鋼
板、溶融亜鉛メッキ鋼板、これらの合金化処理鋼板、例
えば亜鉛系合金メッキ鋼板やシンクロメタル等、アルミ
メッキ鋼板、ニッケルメッキ鋼板、スズメッキ鋼板等の
各種表面処理鋼板等が挙げられる。中でも防蝕処理を施
した表面処理鋼板が好ましく、特に亜鉛メッキ鋼板を用
いた場合に本発明の効果が顕著である。
本発明の制振用複合鋼板において、鋼板の厚みは0.2
〜3.2■、好ましくは0.2〜2.0■であリ、変性
エチレン系重合体層の厚みは0.005〜0.1mIN
、またエチレン系共重合体層の厚みは0.03〜0.5
■、好ましくは0.03〜0.31である。
〜3.2■、好ましくは0.2〜2.0■であリ、変性
エチレン系重合体層の厚みは0.005〜0.1mIN
、またエチレン系共重合体層の厚みは0.03〜0.5
■、好ましくは0.03〜0.31である。
変性エチレン系重合体層の厚みが一上記範囲より少ない
とフィルム成形が困難であり、鋼板との接着の安定性が
劣るため好ましくない。一方」二足範囲より多いと複合
鋼板としての制振性および加工性が劣り好ましくない。
とフィルム成形が困難であり、鋼板との接着の安定性が
劣るため好ましくない。一方」二足範囲より多いと複合
鋼板としての制振性および加工性が劣り好ましくない。
エチレン系共重合体層の厚みが上記範囲より少ないと制
振性が劣るため好ましくない。一方上記範囲より多いと
複合鋼板の加工性が劣り好ましくない。
振性が劣るため好ましくない。一方上記範囲より多いと
複合鋼板の加工性が劣り好ましくない。
鋼板の厚みが上記範囲より少ないと複合鋼板の加工性が
劣り好ましくない。一方上記範囲より多いと複合鋼板の
制振性が劣り好ましくない。
劣り好ましくない。一方上記範囲より多いと複合鋼板の
制振性が劣り好ましくない。
また鋼板と樹脂層の比は20対1〜1対1が好適である
。
。
本発明の制振用複合鋼板を製造するには各種の公知の手
法が採用し得る。例えば、不飽和カルボン酸またはその
無水物をグラフトした変性エチレン系重合体を溶液にし
て鋼板の間に塗布し、乾燥した後、エチレン系共重合体
フィルムと熱圧着する方法、エチレン系共重合体を変性
エチレン系重合体を共押出で、または別々にフィルム状
に成形した後、鋼板の間にはさんでプレスまたはホット
ロールで積層する方法、あるいはエチレン系共重合体と
変性エチレン系重合体を鋼板の間に共押出で、または別
々に溶融状態でフィルム状に押出して積層する方法等が
ある。特に、共押出による方法が工程が簡略化できるの
で好ましい。また、鋼板との積層に際して、フィルム状
の変性エチレン系重合体をコロナ処理、火炎処理等の表
面処理を行った後、必要あれば接着剤を用いて鋼板と貼
り合わせてもよい。
法が採用し得る。例えば、不飽和カルボン酸またはその
無水物をグラフトした変性エチレン系重合体を溶液にし
て鋼板の間に塗布し、乾燥した後、エチレン系共重合体
フィルムと熱圧着する方法、エチレン系共重合体を変性
エチレン系重合体を共押出で、または別々にフィルム状
に成形した後、鋼板の間にはさんでプレスまたはホット
ロールで積層する方法、あるいはエチレン系共重合体と
変性エチレン系重合体を鋼板の間に共押出で、または別
々に溶融状態でフィルム状に押出して積層する方法等が
ある。特に、共押出による方法が工程が簡略化できるの
で好ましい。また、鋼板との積層に際して、フィルム状
の変性エチレン系重合体をコロナ処理、火炎処理等の表
面処理を行った後、必要あれば接着剤を用いて鋼板と貼
り合わせてもよい。
[作用および効果]
本発明に用いるエチレン系共重合体と変性エチレン系重
合体は溶融状態でフィルム状に成形可能であるので、従
来の制振用材料に比して、制振用複合鋼板の製造工程の
簡略化が可能である。
合体は溶融状態でフィルム状に成形可能であるので、従
来の制振用材料に比して、制振用複合鋼板の製造工程の
簡略化が可能である。
また本発明の制振用複合鋼板の制振層には、接着性樹脂
層と制振性樹脂層とが設けられており。
層と制振性樹脂層とが設けられており。
その結果、複合鋼板として厚さを同一にした場合制振性
樹脂層の厚みは相対的に薄くなるにも拘らず制振性の低
下は見られない。従って、本発明による制振用複合鋼板
は、制振性を低下することなく鋼板との積層に起因する
問題点、例えば焼付は塗装後の密着性の低下を解決でき
る。制振性と加工性が共に優れた制振用複合鋼板を設計
することができるものである。
樹脂層の厚みは相対的に薄くなるにも拘らず制振性の低
下は見られない。従って、本発明による制振用複合鋼板
は、制振性を低下することなく鋼板との積層に起因する
問題点、例えば焼付は塗装後の密着性の低下を解決でき
る。制振性と加工性が共に優れた制振用複合鋼板を設計
することができるものである。
[実施例]
次に実施例を示すが、制振用複合鋼板は該組成物をフィ
ルムにした後、二枚の鋼板の間に挟んで圧縮成形法によ
り積層したものであって、鋼板の厚みは 0.8I、樹
脂層の厚みは0.1■である。制振用複合鋼板のηは、
機械的インピーダンス法の共振応答法により、1000
Hzにて測定された損失係数 (η)をいう。複合鋼板
のTピール密着力(JIS−KBB54)および剪断密
着力(JIS−に8850)は試験速度がそれぞれ50
■/分、 4+r/分にて測定を行った。焼付は塗装後
の密着性の低下の有無は、複合鋼板を200°Cで30
分間加熱後、外観を観察する方法によった。
ルムにした後、二枚の鋼板の間に挟んで圧縮成形法によ
り積層したものであって、鋼板の厚みは 0.8I、樹
脂層の厚みは0.1■である。制振用複合鋼板のηは、
機械的インピーダンス法の共振応答法により、1000
Hzにて測定された損失係数 (η)をいう。複合鋼板
のTピール密着力(JIS−KBB54)および剪断密
着力(JIS−に8850)は試験速度がそれぞれ50
■/分、 4+r/分にて測定を行った。焼付は塗装後
の密着性の低下の有無は、複合鋼板を200°Cで30
分間加熱後、外観を観察する方法によった。
また、エチレン系重合体中のアクリル酸の含量はAST
MD−4094にて測定を行った。
MD−4094にて測定を行った。
−゛
内外層として各種の無水マレイン酸変性ポリオレフィン
(三菱油化社製モデイツク)を用い、中間層としてエチ
レン・アクリル酸共重合体(MFII5g/10分、ア
クリル酸含量8重量2、以下 FAAと略称する)を用
いて、共押出 2樹脂3層フィルム成形機により内層/
中間層/外層がそれぞれl’5P/ 70g / +5
pの 3層のフィルムを成形した。
(三菱油化社製モデイツク)を用い、中間層としてエチ
レン・アクリル酸共重合体(MFII5g/10分、ア
クリル酸含量8重量2、以下 FAAと略称する)を用
いて、共押出 2樹脂3層フィルム成形機により内層/
中間層/外層がそれぞれl’5P/ 70g / +5
pの 3層のフィルムを成形した。
一方、比較例に使用するため、F記の FAAを用いて
、フィルム成形機により 100μの単層フィルムを成
形した。
、フィルム成形機により 100μの単層フィルムを成
形した。
実施例1〜4および比較例1
上記により得られた各種の 3層フィルムまたは単層フ
ィルムを0.8!Bmの鋼板2枚の間に挟んで制振鋼板
とした。中間樹脂層の厚さはO、1msとした。
ィルムを0.8!Bmの鋼板2枚の間に挟んで制振鋼板
とした。中間樹脂層の厚さはO、1msとした。
得られた各種の複合鋼板のTピール密着力、剪断密着力
、制振性能の1000Hzにおける最大値(ηmax)
および焼付は塗装後の密着性の有無を第1表に示す。
、制振性能の1000Hzにおける最大値(ηmax)
および焼付は塗装後の密着性の有無を第1表に示す。
Claims (3)
- (1)アクリル酸もしくはメタクリル酸を2〜25重量
%、または更にアクリル酸エステルもしくはメタクリル
酸エステルを30重量%以下含有するエチレン系共重合
体(A)からなる中間層が、不飽和カルボン酸またはそ
の無水物によりグラフト変性された変性エチレン系重合
体(B)の層を介して鋼板と積層されていることを特徴
とする制振用複合鋼板。 - (2)変性エチレン系重合体が、線状エチレン系重合体
をグラフト変性したものである、特許請求の範囲第1項
に記載の制振用複合鋼板。 - (3)不飽和カルボン酸の無水物が無水マレイン酸であ
る、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の制振用
複合鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10974985A JPS61268439A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 制振用複合鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10974985A JPS61268439A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 制振用複合鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61268439A true JPS61268439A (ja) | 1986-11-27 |
Family
ID=14518275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10974985A Pending JPS61268439A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 制振用複合鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61268439A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2728715A1 (fr) * | 1994-12-26 | 1996-06-28 | Alsthom Cge Alcatel | Materiau absorbant les ondes acoustiques |
JP2008012922A (ja) * | 1995-06-23 | 2008-01-24 | Dow Global Technologies Inc | セラミック−金属構造物の製造方法、接着方法、及びそれらにより形成された構造物 |
-
1985
- 1985-05-22 JP JP10974985A patent/JPS61268439A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2728715A1 (fr) * | 1994-12-26 | 1996-06-28 | Alsthom Cge Alcatel | Materiau absorbant les ondes acoustiques |
EP0720143A1 (fr) * | 1994-12-26 | 1996-07-03 | Alcatel | Matériau absorbant les ondes acoustiques |
JP2008012922A (ja) * | 1995-06-23 | 2008-01-24 | Dow Global Technologies Inc | セラミック−金属構造物の製造方法、接着方法、及びそれらにより形成された構造物 |
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