JPS61268084A - 電歪アクチユエ−タ装置および該装置を用いたデイ−ゼル機関用燃料噴射装置 - Google Patents

電歪アクチユエ−タ装置および該装置を用いたデイ−ゼル機関用燃料噴射装置

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JPS61268084A
JPS61268084A JP60110892A JP11089285A JPS61268084A JP S61268084 A JPS61268084 A JP S61268084A JP 60110892 A JP60110892 A JP 60110892A JP 11089285 A JP11089285 A JP 11089285A JP S61268084 A JPS61268084 A JP S61268084A
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electrostrictive actuator
casing
voltage
actuator
electrostrictive
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JP60110892A
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English (en)
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Yasuyuki Sakakibara
榊原 康行
Toshihiko Ito
猪頭 敏彦
Masayuki Abe
誠幸 阿部
Akihiro Izawa
井沢 明宏
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Nippon Soken Inc
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    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/20Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電歪アクチュエータ装置および該装置を用い
たディーゼル機関用燃料噴射装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から、圧電素子薄板を多数枚積層して成る電歪アク
チュエータを用いて、燃料噴射装置の燃料噴射率を制御
しようとするものが、例えば特開昭59−18249号
等に開示されている。これは、燃料噴射装置のポンプ室
に連通させて、電歪アクチュエータの伸縮変位に応じて
応動するピストンを収容した圧力室を設け、この電歪ア
クチュエータに印加電圧を与えることによって、機関の
運転条件に応じて燃料噴射率を制御するものである。と
ころが、一般に、電歪アクチュ子−夕を伸縮駆動するた
めには、外部から高電圧を印加することが必要である。
このため、車載条件下では電源回路が複雑になるととも
に、高価なものとなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明は上記の点に鑑みてなされるもので、電歪
アクチュエータを駆動するに際して、高圧電源を用いる
ことなく駆動させる電歪アクチュエータ装置、および該
装置を用いて燃料噴射率を制御するディーゼル機関用燃
料噴射装置を提供することにある。
一方、本願出願人と同一出願人によって、上記問題点を
解決するための先願技術(特願昭59−147788号
、特願昭59−260639号等)がある。これらの先
願技術は、電歪アクチュエータが圧縮荷重を受けて電荷
、つまり電圧を発生しているとき、電歪アクチュエータ
を短絡(ショート)することにより、電歪アクチュエー
タが収縮するという新たな現象に着目して、なされるも
のであって、その基本的原理及び実施例が開示されてい
る。本願発明は上記先願技術を基本とし、更に技術的改
良を加えたものである。
本発明者らの検討によると、上記基本的原理は、圧縮荷
重を受けた際に発生する電荷を短絡することを利用して
いるため、絶縁不良等により発生電荷の一部が放電され
てしまうと、電歪アクチュエータの蓄積電荷量が減少す
る、つまり発生電圧が低下する。このため、電歪アクチ
ュエータを所定時間に短絡させても、このアクチュエー
タの収縮量が減少してしまい、十分な収縮駆動量を得る
ことができないという問題が発生する場合もある。
特に、従来この種のアクチュエータは、駆動回路と又は
電源等とコネクタ部を介して電気的接続されているのが
常であるため、このコネクタ部に、水、塵等が侵入して
絶縁性が低下して、上記問題が生じる恐れが十分にある
そこで本発明は更に上記の点を鑑みてなされ、その目的
は電歪アクチュエータの発生する電荷がコネクタ部等で
放電されない構成の電歪アクチュエータ装置および該装
置を用いたディーゼル機関用燃料噴射装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するための手段として、電歪
アクチュエータ装置が、ケーシング内に内蔵されて繰り
返し荷重を受ける電歪アクチュエータと、該電歪アクチ
ュエータの発生する電圧をショートするスイッチング手
段と前記電歪アクチュエータの発生する電圧を分圧する
分圧手段とを持つ駆動手段と、前記スイッチング手段の
ショートを制御する制御手段とを具備し、前記スイッチ
ング手段及び前記分圧手段とを持つ駆動手段が前記ケー
シング内に設けられていることを特徴とする。
また本発明は、上記電歪アクチュエータ装置をディーゼ
ル機関用燃料噴射装置に組合せて、燃料噴射率を制御す
ることを特徴とする。 。
〔実施例〕
本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
第1図は分配型燃料噴射ポンプに噴射率制御装置を装着
した部分断面図である。この構成上の特徴は、分配型燃
料噴射ポンプ1のポンプ室2と直結して噴射率制御装置
3が設けられていることである。
まず燃料噴射ポンプについて説明する。ケーシング4の
シリンダボア5内に摺動自在に支持されたプランジャ6
は、エンジン回転数の1/2に同期して回転往復運動を
行う。即ち、エンジンの回転ギヤ又はタイミングベルト
を介して駆動軸(図示せず)に伝達され、プランジャ6
はこの駆動軸により同軸的に回転駆動されるとともに、
フェイスカム7がローラ8に係合することにより往復運
動する。フェイスカム7はバネ(図示せず)により常時
図の左方に付勢されてローラ8に係合しており、プラン
ジャ6の往復運動は、軸心周りに回転してフェイスカム
7のカム面の形状に従うことにより行われる。プランジ
ャ6はその外周に、1個の分配ポート9とエンジン気筒
数と同数の吸入ポート10a、10bとが形成され、こ
のプランジャ6の先端面とシリンダボア5との間にはポ
ンプ室2が形成される。
ケーシング4には、低圧室11とこの低圧室11をシリ
ンダボア5に連通ずる吸入通路12と、外部の各噴射弁
13をシリンダボア5に導通可能な分配通路14が形成
される。分配通路14はエンジン気筒数と同数設けられ
るとともに、その途中にはそれぞれデリバリ弁15が設
けられる。デリバリ弁15はばね16に抗して開放可能
であり、逆止弁としての機能及び吸戻し弁としての機能
を有する。
然してプランジャ6が左行してポンプ室2が膨張する時
、いずれかの吸入ポー1−10が吸入通路工2に導通し
て低圧室ll内の燃料がポンプ室2に吸入され、これと
は逆に、プランジャ6が右行してポンプ室2が加圧され
る時、分配ポート9がいずれかの分配通路14に導通し
てポンプ室2内の燃料が外部に送出される。燃料の送出
はプランジャ6が右行を始めた時に始まり、さらにプラ
ンジャ6が右行してスピルポート17がスピルリング1
8の右端面より低圧室11内へと開放された時に終わる
。ここでスピルポート17とはプランジャ6に設けられ
て、ポンプ室2と低圧室11とを導通する為の開口であ
り、スピルリング18は、短いシリンダ状であって、そ
の内孔をプランジャ6が摺動するものである。スピルリ
ング18はレバー19によってその固定位置をかえるこ
とができ、スピルリング18の位置によってポンプ室2
の吐出量をかえることができる。レバー19は間接的に
アクセルレバ−と連動している。以上は公知部分の説明
である。
次に噴射率制御装置3について説明する。
噴射制御装置3はケーシング20の中に、図の右から駆
動回路40、アクチュエータ21、ピストン22、皿ば
ね23、ディスタンスピース24を収納して構成されて
いる。ケーシング20は円筒形状であって、その開放端
部の雄ねじ29によって噴射ポンプ1に取り付は固定し
である。
ケーシング20の他端(第1図右端)には、駆動回路4
0を収納する空間30が形成されており、隔壁31を貫
通するハーメチックシール32.33を介して電歪アク
チュエータ21の電極が後述する駆動回路40に接続さ
れている。ハーメチックシール32.33は第7図に示
す構造であって、外側ケース321の上端周辺部にはっ
は部322が形成されている。このつば部322を前記
隔壁31にハンダ付け、あるいはロー付は等によって固
着することによりハーメチックシール32.33を装着
する。中心導体323は中空パイプ形状をしており、前
記外側ケース321の中心を貫通している。中心導体3
23と外側ケース321との間は絶縁材324がモール
ドされており、中心導体323の絶縁および固定を行っ
ている。
電歪アクチュエータ21の電極と接続されるリード線は
、ハーメチックシール32.33の中心導体323を貫
通して取り出された後、プリント板34にハンダ付けさ
れる。その後、中心導体323の内部にハンダが流し込
まれて密封される。
すなわちこの時点で隔壁31の左右は油密的にシールさ
れたことになる。プリント板34はハーメチックシール
32,33のピッチに合う穴が穿設されており、第1図
に示す様にハーメチックシール32.33の中心導体(
323)がプリント板34を貫通し、プリント板34に
ハンダ付けされて固定される。すなわち、プリント板3
4は、中心導体(323)にハンダ付けされることによ
り支持されている。
プリント板34には、後述する駆動回路40を構成する
電子部品35が装着されており、電歪アクチュエータ2
1を駆動するための信号が、前記駆動回路40に接続さ
れる。駆動回路40と外部のコントローラ100と結ぶ
信号は、プリント板34から電線36を介して第2のプ
リント板37へ接続される。第2のプリント板37には
コネクタ38がハンダ付けにより装着されており、コネ
クタ38の各電極は第2のプリント板37より前記電線
36と接続されている。第2のプリント板37およびコ
ネクタ38は、ケーシング20に接着剤39によってモ
ールドされて固定される。コネクタ38には、コントロ
ーラ100からワイヤーハーネス25を介してコネクタ
50が結合されて、信号が伝達される。
電歪アクチェエータ21は薄い円盤状(φ15xtO,
5)の圧電素子、いわゆる電圧素子を約50積層層して
円柱状となしたものである。この電歪素子はPZTと呼
ばれるセラミック材であり、チタン酸ジルコン酸鉛を主
成分としてり、その厚み方向に500V程度の電圧を印
加すると1μm程度伸びる。これを50枚積層して各々
の素子の厚み方向に500■印加すると全体として50
μmの伸張が得られる。この電圧を解除するか又は若干
の負電圧を印加すれば50μmの縮小を起こして元の長
さに戻る。また、この電歪アクチュエータ21に軸方向
圧縮の荷重をかけた時1枚1枚の電歪素子には第2図の
ような電圧が発生する。
即ち500 ksrの負荷で500Vの電圧が発生する
これらの電歪素子及び電歪アクチュエータの性質は公知
である。
次にこの電圧を短縮即ちショートさせた時、電歪アクチ
ュエータ21全体として第3図に示す様に荷重に比例し
て軸方向の縮小が生じることを見出したのである。即ち
、ピストン22に500 kgの荷重が加わっている状
態で電歪アクチュエータ21をショートさせると50μ
mの縮小を生じる。′この縮小する性質を利用して噴射
率を制御することにある。電歪アクチュエータ21への
所定の時間における電圧の印加、ショート、オープン等
の操作はリード線25を介して外部の制御回路であるコ
ントローラ100によって制御される。
電歪式アクチュエータ21の伸縮作用はピストン22に
伝えられ、ピストン22とディスタンスピース24とケ
ーシング20を室壁として形成される可変容積室26の
容積を拡大・縮小する。皿ばね23は可変容積室26の
中にあって、電歪式アクチュエータ21を縮小する方向
に付勢している。
ディスタンスピース24は円盤状であって、その中央に
は貫通孔27を存している。ディスタンスピース24の
直径はピストン22の直径よりも−回り大きく、ケーシ
ング20の雄ねじ29を締め込んで行くと、ケーシング
20とケーシング4とちはさみ込まれるようになってシ
ールを行う。
可変容積室26は貫通孔27を介してポンプ室2と導通
している。
可変容積室26の圧力がピストン22を介して電歪式ア
クチュエータ21側に漏洩しないように0リング28が
ピストン22の外周に配設されている。
次に制御回路であるコントローラ100および駆動回路
40について説明する。
第5図はコントローラ100および駆動回路40の回路
図である。101はコンパレータで、電歪式のアクチュ
エータ21の端子電圧が抵抗lO2,103により分圧
されてコネクタ38、ワイヤハーネス25を介して非反
転入力に接続されている。反転入力には基準電圧104
が接続されており、電歪式アクチュエータ21の端子電
圧が500v以上になると、コンパレータ101の出力
は1”レベルとなる。
コンパレータ101の出力はフリップフロップ105の
セット人力に接続されている。このフリップフロップ1
05はリセット入力のもので、リセット入力が“l”レ
ベルであれば−ζ−出力が常に11″レベルとなる。リ
セット入力が0”レベルの時に限り、セット入力が“1
”レベルとなったとき、百出力は“O”レベルとなる。
この信号は抵抗106,107を介してトランジスタ1
08のベースに抵抗され、トランジスタ108を0N−
OFFする。トランジスタ108のコレクタは抵抗10
9により接地されており、コレクタ信号は抵抗110を
介してサイリスタ111のゲート入力に接続されている
サイリスタ111は電歪式アクチュエータ2工と並列に
、抵抗112を介して接続されており、ゲート入力が1
”レベルの間、サイリスタ111は導通し、電歪式アク
チュエータ21をショートする。電歪式アクチュエータ
21はさらにダイオード113がアノード側を接地側に
、カソード側を高圧側に、すなわち逆方向に接続されて
おり、電歪式アクチュエータ21に逆電圧がかからない
ように保護している。
200は図示しないエンジンの各気筒毎のATDC60
’に信号を発生する、例えばMREを用いた回転センサ
である。この回転センサ200の出力は整形回路114
に入力されており、各気筒のATDC60°に″l′″
レベルのパルスを出力する。整形回路114の出力は3
人力ORゲート115のひとつの入力に接続される。3
人力ORゲート115は前記フリップフロップ105の
リセット入力に接続されているため3人力ORゲート1
15の入力のうちいずれかが“1”レベルであれば、フ
リップフロップ105はリセットされるため、百出力は
“1”レベルとなりサイリスタ111はオーブンとなる
整形回路114の出力はエンジン回転数制御回路116
にも接続されており、例えばエンジン回転数が120O
rpm以上でl”レベル、それ未満では“0“レベルの
回転数判別信号が出力される。この回転数判別信号は、
前記3人力ORゲート115に接続されている。
210は図示しないアクセルと連動して動くポテンショ
メータで、負荷に応じた電圧信号を出力する。この信号
は負荷判別回路117に入力されており、例えばアクセ
ル開度20%以上で“1”レベル、それ未満で′O”レ
ベルの負荷判別信号を出力する。この負荷判別信号も前
記3人力ORゲート115に接続されている。
上記説明において、駆動回路40を構成するサイリスタ
111、抵抗112、ダイオード113、分圧用抵抗1
02,103は、噴射率制御装置3のケーシング20内
のプリント板34に装置されてケーシング20内に内蔵
されており、この信号はコネクタ38、ワイヤーハーネ
ス25を介してコントローラ100に接続されている。
以上の構成に於いて作用を説明すると、電歪式アクチュ
エータ21に外部からの電圧を印加せず、又ショートも
させなかった時、即ち電気的にオーブンした時、ポンプ
室2の圧力は第4図Aの「従来」と記入した曲線となる
。図中に示す凸の部分が吐出行程であって、即ち、プラ
ンジャ6が右行しつつかつ、スピルポート17がスピル
リング18によっておおわれている時である。このうち
、噴射弁13の開弁圧より高い部分が噴射に寄与する部
分である。即ち、この期間、噴射弁13は開弁しており
、その開弁リフトはその圧力と比例している。よって噴
射量もその圧力と概ね比例している。
又、電歪式アクチェエータ21にはポンプ室2の圧力に
比例した電荷が生じ、第2図の電圧が発生する。なお、
ポンプ室2の圧力を第2図の圧縮荷重に換算するには、
圧力にピストン22の受圧面積をかけてやればよく、第
1図の場合、ピストン22の受圧面積は4cal程度で
あり、噴射弁13の開弁圧は100kg/ctAに設定
しであるので、噴射開始時に電歪式アクチュエータ21
によって発生する電圧は400Vである。
またコントローラ100は電歪式アクチュエータ21に
発生した電圧がさらに上昇して500■に達した時、即
ち、噴射弁13が噴射を開始した直後の所定の時期に、
電歪式アクチュエータ21をショートして発生した電圧
をOVに落とすように制御する。この時電歪式アクチュ
エータ21は第3図に示すように50μmの縮小を起こ
すので、可変容積室26は4cIAx5Qμm=20−
の膨張を生じる。よってポンプ室2の圧力は低下して噴
射弁13からの噴射弁は低下する。もしくはポンプ室2
の圧力は第4図Aの「制御」と記入した曲線となる。後
述の場合、噴射弁13からの噴射は一時中断され、パイ
ロット噴射の形態を実現することができる。第4図Bに
第4図Aと対応してショートする時期を示しているが、
このショートはポンプ室2の吸入行程、即ち、プランジ
ャ6が左行している時の所定の時期迄継続される。
この、ショートを解除してオープンにすべき時期の信号
は、エンジンのあらゆる気筒の圧縮上死点後60°クラ
ンクアングルに発せられる信号に基づいて、コントロー
ラ100が制御するものであるが、このような信号は磁
気抵抗素子(MRE)やマグネットビックアンプ(MP
U)によって発生することが容易で、よく知られている
ことなので詳述しない。
以上の構成におけるコントローラ100の作動について
、第6図のタイムチャートを参照して説明する。
今、低回転、低負荷時を考えると、ポンプ駆動軸の回転
に伴い、カムがリフトしく第6図(2))、ポンプ室2
の圧力が上昇する(第6図+31)、それにつれて、電
歪式アクチュエータ21は加圧され電圧を発生する(第
6図(4))。この発生電圧は抵抗102,103で分
圧されコンパレータ101により基準電圧と比較される
。電歪式アクチュエータ21の端子電圧が500Vを越
えると、コンパレータ101の出力は“l”レベルとな
り(第6図<5))、フリップフロップ105を反転さ
せその一σ−出力が“0”レベルとなる(第6図(6)
)。こノQ−出力は抵抗106.107を介してトラン
ジスタ108を導通させるためサイリスタ111がトリ
ガされて導通し、電歪式アクチュエータ21をショート
する(第6図(4))。このため電歪式アクチュエータ
21の端子電圧は急激にOvに下がり、電歪式アクチュ
エータ21は収縮するため、前述の如くポンプ室圧が低
下し噴射が中断される(第6図(3))。この時カムリ
フトはリフトの途中であるためさらに燃料の圧送が行わ
れる。したがってポンプ室圧は再び上昇し噴射を再開す
る(第6図(3))。しかしフリップフロップ105が
リセットされるまでサイリスタ111は導通している。
カムリフトが上死点に達する前に前述のスピルボートが
開き、ポンプ室圧がスピルされて圧力が低下し、噴射を
終了する。
この時電歪式アクチュエータ21の端子電圧は第6図(
4)の破線のように負電圧まで下がろうとする、負電圧
の値が大きいと電歪式アクチュエータ21の分極がこわ
れる恐れが生じるためダイオド113により逆電圧をシ
ョートし保護するようになっている。
ATDC60’まで回転すると、回転センサ200が信
号を発生し、整形回路114でパルス信号に整形されて
(第6図(1)) 3人力ORゲート115を経てフリ
ップフロップ105をリセットするためQ出力は“1”
レベルに戻り(第6図(6))、サイリスタ111はO
FFとなり1サイクルを終了する。
次にエンジン条件に応じて前記電歪アクチュエータ21
のショートを行わない方法について説明する。
例えば負荷が高いときを考えると、ポテンショメータ2
10の出力電圧は高くなり、負荷判別回路117により
設定負荷以上では“1”レベルの信号が出力される(第
6図(7))。この負荷判別信号は3人力ORゲー)1
15を通り、フリップフロップ105をリセットする。
すなわち、負荷の高いときにはフリップフロップ105
は常にリセットされるため、コンパレータ101による
セット信号の有無にかかわらず、サイリスタ111は導
通せず、電歪アクチュエータ21はオーブンのままであ
る。エンジン回転数についても同様で、回転センサの信
号によりエンジン回転数判別回路116はエンジン回転
数を判別し、設定回転数以上では回転数判別信号を“1
”レベルとし、フリップフロップ105を常にリセット
することにより電歪アクチェエータ21をオーブンに維
持する。
上述の制御回路100は所定の時期に電歪式アクチュエ
ータ21をショートするための一例であり、同様の作動
をするものであれば他の構成であっても構わない。
上述の実施例においては、噴射率制御装置3から外部へ
取出される信号は第5図で示した様に、サイリスタ11
1のトリガ信号および分、圧用抵抗102.103で分
圧された電歪アクチュエータ21の信号であり、いずれ
もインピーダンスは数にΩ以下の低い値である。したが
って、コネクタ38が水、汚れ、塵等によって絶縁抵抗
が低下したとしてもその影響は極めて少なく、常に効果
的な電歪アクチュエータ21の作動を維持することがで
きる。電歪アクチュエータ21に発生する高圧の電気信
号をそのまま外部へ取出す場合に比較して感電の危険、
電波雑音の軽減等、優れた効果がある。
次に本発明の他の実施例について説明する。
第8図に第2実施例を示す。第1実施例と異なるのは、
バーメチ7クシールの中心導体を冷却用油の管路に利用
している点である。
以下その構造について説明する。ケーシング20の隔壁
31を貫通してハーメチックシール32′。
33′が装着されている。ハーメチックシール32’、
33’は第7図に示した構造と同様であり、中心電極は
中空パイプ状となっている。ハーメチックシール33′
はプリント板34を貫通し、電歪アクチュエータ21の
一方のリード線が中心導体を貫通しプリント板34に接
続されている。プリント板34は中心導体の外周部とハ
ンダ付されて固定される。
ハーメチックシール32′の中心導体42はプリント板
34を貫通し、更に第2のプリント板37′を貫通し噴
射率制御装置3′の外部へ出ている。ハーメチックシー
ル32′の中心導体42の途中には小孔41が穿設され
ており、電歪アクチュエータ21の接地側の電極に接続
されたリード線がその小孔41を介して、中心電極42
の外側へ導出されて、プリント板34および中心電極4
2にハンダ付されている。この時、小孔41はハンダ付
けによって閉塞される。ハーメチックシール32′の中
心導体42の先端部の内側には、異物等を捕集するフィ
ルタ43が打ち込まれて固着されて噴射率制御装置3′
内部に異物が侵入し、絶縁抵抗の低下、ショート等を防
止している。プリント板34には前述の駆動回路40を
構成する電子部品35が装着されている。プリント板3
4から電線36を介して第2のプリント板37′へ駆動
回路40の信号が接続されており、この信号 。
は、さらに第2のプリント板37′に装着されたコネク
タ38へ接続されている。
第2のプリント板37′にはパイプ44がハンダ付けさ
れており、パイプ44を介して駆動回路40を収納した
空間30が外部と連通している。
第2のプリント板37′、コネクタ38、パイプ44は
接着剤39によりハウジング20にモールドされて空間
30内を油密的に保っている。
中心導体42には燃料ポンプ3の余剰燃料を供給する配
管(図示せず)が接続されており、中心導体42へ供給
された燃料は、その導体42内を通りハーメチックシー
ル32′を通って電歪アクチュエータ21の外周へ供給
され、アクチュエータ21を冷却した後、ハーメチック
シール33′の中心導体を通って、空間30内の駆動回
路4゜を冷却し、パイプ44を通ってタンクへ戻ってい
くように流れる。
すなわち、第8図の構成によれば、電歪アクチュエータ
21および駆動回路40の強制冷却を行うことができる
ため、電歪アクチュエータ21の発熱による性能劣化が
防止でき、より高温の環境においても安定に電歪アクチ
ュエータを作動させることができるという効果がある。
さらに上述の実施例においては冷却用管路をハーメチッ
クシールの中心導体を利用しているため、特に改めて冷
却用管路を設ける必要がなく、コンパクトにできるとい
う効果もある。また、冷却用管路途中には異物の侵入を
防ぐフィルタが装着しであるため、ハウジング20内部
の汚染、ピストン22のこしつき、駆動回路40の絶縁
抵抗の低下を防止できるという効果もある。
〔発明の効果〕
以上述べた様に、本発明は電歪アクチュエータを収縮駆
動するための駆動手段がケーシング内に内蔵され、電歪
アクチュエータの発生する電圧は分圧手段によって分圧
されて外部へ取り出されている。このため、本発明は電
歪アクチュエータの発生する電圧が高圧のまま直接的に
外部へ取り出される場合に比較し、外部との絶縁性が良
好になる、すなわち絶縁抵抗が低下したとしてもその影
響は極めて小さく、電歪アクチュエータに発生する電圧
が維持されるため、安定な収縮駆動を得ることができる
という優れた効果を有する。
また、上述した様に電歪アクチュエータ装置を安定した
状態で駆動することができるので、ディーゼル機関用燃
料噴射装置と組合せて、その燃料噴射率を制御する場合
も、精度よく、且つ安定した制御を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電歪アクチュエータ装置を用いた噴射率制御装
置を、燃料噴射ポンプに装着した部分断面図、第2図、
第3図は各々電歪アクチュエータの特性を示す特性図、
第4図は燃料噴射ポンプの燃料噴射率の制御を説明する
に供する図、第5図は駆動回路及びコントローラを示す
回路図、第6図は燃料噴射ポンプの燃料噴射率の制御を
説明するに供する波形図、第7図は第1図のハーメチッ
クシールの断面斜視図、第8図は他の実施例を示す部分
断面図である。 1・・・燃料噴射ポンプ、2・・・ポンプ室、3・・・
噴射率制御装置、4・・・ケーシング、5・・・シリン
ダボア。 6・・・プランジャ、20・・・ケーシング、21・・
・電歪アクチュエータ、22・・・ピストン、23・・
・皿ばね。 24・・・ディスタンスピース、25・・・ワイヤーハ
ーネス、30・・・空間、31・・・隔壁、32.33
・・・ハーメチックシール、34・・・プリント板、3
5・・・電子部品、36・・・電線、37・・・第2の
プリント板。 38・・・コネクタ、39・・・接着剤、4”0・・・
駆動回路。 41・・・小孔、42・・・中心導体、43・・・フィ
ルタ。 44・・・バイブ、100・・・コントローラ、102
゜103・・・分圧用抵抗、111・・・サイリスク、
112・・・抵抗、113・・・ダイオード。 代理人弁理士  岡 部   隆 X倫青支 (Kg) へS倚亨(にg) 第4図 第6図 第7図 第8図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシング内に内蔵されて繰り返し荷重を受ける
    電歪アクチュエータと、該電歪アクチュエータの発生す
    る電圧をショートするスイッチング手段と前記電歪アク
    チュエータの発生する電圧を分圧する分圧手段とを持つ
    駆動手段と、前記スイッチング手段のショートを制御す
    る制御手段とを具備し、前記スイッチング手段及び前記
    分圧手段とを持つ駆動手段が前記ケーシング内に設けら
    れていることを特徴とする電歪アクチュエータ装置。
  2. (2)前記電歪アクチュエータの内蔵される前記ケーシ
    ング内の空間と、前記駆動手段の収納される前記ケーシ
    ング内の空間とを絶縁隔離手段によって隔離するととも
    に、該絶縁隔離手段を介して前記電歪アクチュエータと
    前記駆動手段とが電気的に接続されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の電歪アクチュエータ装
    置。
  3. (3)前記電歪アクチュエータの内蔵される前記ケーシ
    ング内空間と、前記駆動手段の収納される前記ケーシン
    グ内の空間は、中空部材を介して外部と連通しており、
    前記空間は中空部材を介して冷却流体が供給されること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の電歪アクチュ
    エータ装置。
  4. (4)前記中空部材には、異物を捕集するフィルタ部材
    が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の電歪アクチュエータ装置。
  5. (5)ケーシング内に内蔵されて繰り返し荷重を受ける
    電歪アクチュエータと、該電歪アクチュエータの発生す
    る電圧をショートするスイッチング手段と前記電歪アク
    チュエータの発生する電圧を分圧する分圧手段とを持つ
    駆動手段と、前記スイッチング手段のショートを制御す
    る制御手段とを具備し、前記スイッチング手段及び前記
    分圧手段とを持つ駆動手段が前記ケーシング内に設けら
    れている電歪アクチュエータ装置が、 シリンダボアと該シリンダボア内に摺動自在に嵌合され
    たプランジャとによって形成されるポンプ室内に燃料を
    導入するとともにポンプ室の容積を変化させて燃料を加
    圧送出して噴射弁から噴射されるディーゼル機関用燃料
    噴射装置に組合され、前記ポンプ室に、前記電歪アクチ
    ュエータによって容積を変化できる可変容積室を連通さ
    せると共に、前記ポンプ室内の燃料圧が所定の圧力を超
    えた所定の時期に前記スイッチング手段を導通させ、前
    記電歪アクチュエータに発生した電荷をショートさせる
    ことを特徴とする電歪アクチュエータ装置および該装置
    を用いたディーゼル機関用燃料噴射装置。
JP60110892A 1985-05-23 1985-05-23 電歪アクチユエ−タ装置および該装置を用いたデイ−ゼル機関用燃料噴射装置 Pending JPS61268084A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0244362U (ja) * 1988-09-21 1990-03-27
EP0999355A2 (en) * 1998-11-03 2000-05-10 Siemens Automotive Corporation Fuel injector having extended voltage range

Cited By (3)

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EP0999355A3 (en) * 1998-11-03 2001-03-28 Siemens Automotive Corporation Fuel injector having extended voltage range

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