JPS61265314A - 蒸気タ−ビンプラントにおける冷却水供給装置 - Google Patents

蒸気タ−ビンプラントにおける冷却水供給装置

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JPS61265314A
JPS61265314A JP10794585A JP10794585A JPS61265314A JP S61265314 A JPS61265314 A JP S61265314A JP 10794585 A JP10794585 A JP 10794585A JP 10794585 A JP10794585 A JP 10794585A JP S61265314 A JPS61265314 A JP S61265314A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野〕 本発明は蒸気タービンプラントにおいて補機冷却用海水
系統の部分負荷運転を可能にした冷却水供給装置に関す
るものである。。
(発明の技術的前頭とその問題点) 蒸気タービンプラントを構成する各補機の冷却水として
海水を使用する海水補機冷却系統においては、海水配管
の内面に海生物が付着して詰りを生じるという問題があ
る。また、プラントを停止する法定定期検査中において
も各補機類のうち、一部の補機は連続運転を行う必要が
あるため、冷加水としての海水系統の運転を続行しなけ
ればならず、海水系統を停止して海水配管内の海生物等
を清掃することが不可能で゛あった。
第3図は従来の蒸気タービンプラントの海水系統を例示
するもので、海水汲上げポンプ1,2゜3により昇圧さ
れた冷却海水はポンプ吐出配管4゜5.6により導かれ
、逆止弁7.8.9および出口弁10,11.12を通
って海水入口母管13に集められた後、入口弁14.1
5.16.17を備えた入口配管18.19.20.2
1から海水熱交換器22,23,24.25に供給され
、二次側冷却水との熱交換によって加熱された後、出口
配管26.27.28.29と出口弁30゜31.32
.33を通り、出口母管34より放水口35へ排出され
る。
一方、蒸気タービンプラントでの熱交換によって昇温し
た二次側冷却水は冷却水入口母管37より入口弁38.
39,40.41および入口配管42.43,44.4
5を通って海水熱交換器22〜25に導かれ一次側の海
水によって冷却された後、出口配管46.47.48.
49および出口弁50,51.52.53を経由し、冷
却水出口母管54に集められ、蒸気タービンプラント内
に設置された各種冷却器(図示せず)に再び戻される。
上述した冷却水側の系統には多数の機器の冷却器が接続
されており、プラント運転中は二次側冷却水によって冷
却され、その機能を維持している。
このため、蒸気タービンプラントにおける冷却水供給装
置においては、法規上の定期検査時にプラント停止した
場合でも、被冷却側には連続運転を行なわなければなら
ない補機があるため、冷却水を停止することなく連続的
に供給する必要がある。
一方、海水系統はプラント運転中、海水汲上げポンプ1
〜3により海水を汲上げ、海水熱交換器22〜25に常
時冷却用として海水を供給し、放水口に放出している。
このため、海水中の貝等の海生物が配管や海水熱交換器
に付着成長し、貝粘りを生じることがある。海水系統に
貝詰りが生じると、配管の管路抵抗・が増加し冷却海水
の流量は減少する。
しかしながら、前述の如く、従来の蒸気タービンプラン
トにおいては海水系統を停止することができないため、
海水配管中の貝等の異物除去ができず、運転時間の経過
と共に徐々に冷却海水が減少し、所定の海水熱交換器の
性能を維持できなくなり、被冷却水側に連なる各種の補
機の機能を確保することができなくなるという欠点があ
った。
また、定期検査中に運転を必要とする補機は台数が少な
く、必要冷却水量はプラント運転中に比べて相当小さい
にも拘らず、被冷却水系統および海水配管を運転しなけ
ればならないという不都合があった。特に、定期検査時
の停止が数ケ月にも及ぶ原子カプラントにおいては、停
止中の必要冷却水量を確保するため最小限1台の海水汲
上げポンプを運転するが、通常のプラント運転時に比べ
て海水入口母管13や出口母管34等に流れる海水流量
は設計流量の半分以下となり、これに伴って配管内の海
水流速が大幅に低下し、海生物が一段と付着成長しやす
くなるという欠点があった。
なお、プラントの定期検査中には海水熱交換器22〜2
5の分解点検を行う必要があり、そのため、入口弁14
〜17と出口弁30〜33を全開して海水熱交換器22
〜25を隔離し、海水を排出する必要があ°るが、一般
に1年間にも亘って海水系統の運転を行うと大口弁や出
口弁等に海生物が付着したり、腐蝕を受けたりして弁を
閏めても海水漏洩があり、海水熱交換器22〜25を完
全に隔離できないという問題も生じていた。
(発明の目的) 本発明は、上記の如き従来技術の欠点を除去し、定期検
査等の停止期間中においても連続運転を必要とする蒸気
タービンプラントの各種補機冷却器に、必要とされる所
定の冷却水を安定して供給し1、各補機の機能を確保で
きるようにした蒸気タービンプラントにおける冷却水供
給装置を提供する目的とする。
本発明の他の目的は、プラント定期検査時における停止
中に補機を冷却する海水系統を停止することなく、海生
物等の詰った配管、弁、海水熱交換器を順次停止し、分
解点検や清掃を容易にできるようにした蒸気タービンプ
ラントにおける冷却水供給装置を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、プラント停止中の海水系統に
海生物が付着成長しにくい適正な海水流速を保持できる
ようにした蒸気タービンプラントにおける冷却水供給装
置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明の蒸気タービンプラントにおける冷却水供給装置
は並設した複数台の海水汲上げポンプと、これらの海水
汲上げポンプによって汲上げられた海水を並設した複数
台の海水熱交換器に導くポンプ吐出配管、海水入口母管
および海水入口配管と、前記各海水熱交換器から排出さ
れる海水を放水口に導く海水出口配管および海水出口母
管と、前記各海水熱交換器に冷却水を導入する冷却水入
口母管および冷却水入口配管と、これらの海水熱交換器
によって冷却された冷却水を送出す冷却水出口配管およ
び冷却水出口母管とからなる冷却水供給装置において、
前記ポンプ吐出配管と海水入口配管の間に取出弁および
注入弁を備えた分岐管を接続すると共に、前記冷却水出
口配管と放水口の間に取出弁を備えた放水管を接続した
ことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、第1図および第2図を参照して本発明の詳細な説
明する。なお、これらの図では第3図におけると同一部
材には同一の符号を付しである。
第1図において、海水汲上げポンプ1〜3により汲上げ
られた海水は各ポンプ吐出配管4〜6に導かれ1、逆止
弁7〜9および出口弁10〜12を通って海水入口母管
13に集められた後、入口配管18〜21を経て海水熱
交換器22〜25に送水される。各海水熱交換器で二次
側冷却水と熱交換し昇温した海水は出口配管26〜29
を通り、出口弁30〜33を経て出口母管34に集めら
れ放水口35に排出される。
一方、二次側即ち、被冷却水系統の冷却水は各補機冷却
器(図示せず)を冷却して昇温し冷却水入口母管37か
ら入口弁38〜41を通り、入口配管42〜25を経て
海水熱交換器22〜25のに分配され、前述の海水によ
って冷却される。規定温度迄冷却された二次側冷却水は
出口配管46〜4つを通り、出口弁50〜53を経て冷
却水出口母管に集められ、各補機に送水される。
更に、任意の海水汲上げポンプ3のポンプ吐出配管6の
逆止弁9下流側と、入口配管21の入口弁17の下流側
の間に分岐管35を設ける。この分岐管35の入口端と
出口端の近傍には取出弁56と注入弁57を設けである
また、海水熱交換器25の海水出口配管29の出口弁3
3の上流側と放水口35の間をバイパスして放水管58
を設ける。この放水管58の入口端近傍には取出弁59
を設けである。
このような構成の本発明の冷却水供給装置においては、
プラントの通常運転中は分岐管55の取出弁56と、注
入弁57を閏とし、更に熱交換器出口の取出弁59を閉
とすることにより、従来技術と同様に運転される。即ち
、海水汲上げポンプ1〜3で海水を汲上げ逆止弁7〜9
、出口弁10〜12、海水入口母管13、大口弁14〜
17、入口配管18〜21を通して海水熱交換器22〜
25に送水する。熱交換後の海水は出口配管26〜29
、出口弁30〜33、海水出口母管34を通り放水口3
5°に排出される。
一方、定期検査でプラントを停止した場合は、取、出片
56、注入弁57、取出弁59を開とし、逆にポンプ吐
出弁9〜12に、大口弁14〜17、出口弁30〜33
を閉することによって海水汲上げポンプ3から分岐管5
5を経由して海水熱交換器25に海水を供給し、熱交換
後は放水管58により放水口35に排出する。
このような運転方法により、プラント停止中でも海水熱
交換器に冷却水としての海水を連続的に供給することが
できる。しかもこの間、海水汲上げポンプ1,2のほか
、ポンプ吐出弁10〜12から大口弁14へ17および
出口弁30〜33 hsら放水口35迄の主系統を停止
することができ、海水を排水して各配管、弁、海水熱交
換器を分解点検し、あるいは配管内の海生物を除去する
ことができ、管路抵抗の減少と系統の機能回復を図るこ
とができる。
プラント停止中に運転を要する各種補機類は限られた小
数のものであるため、必要な冷却水はプラント運転中に
比べて相当少なくて済む。そのため、分岐管55は海生
物が付着しにくい適正な海水流速となるように配管口径
を選択して設けることにより長期間のプラント停止にお
いても安定して海水熱交換器に海水を供給できる。
第2図は本発明の他の実施例を示す。
同図において第1図と異なるのは海水入口母管13と分
岐管55とを止め弁61を介して連絡管60により接続
し、同様に海水出口母管34と放水側分岐管58とを止
め弁63を介して連絡管62にて接続した点である。こ
のような構成とすることにより、海生物の付着等により
プラント運転中に主系統の管路抵抗が増し流量が低下し
た場合、分岐ラインの弁56,61.57.59.63
を開とすることによって海水の流路を更に加え、管路抵
抗の増加を減少さV、系統の流口確保と同時に系統の機
能確保の役割を果すことができる。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば、プラントの定期検査等の
停止中においても常に連続運転を必要とする各種補機冷
却器に必要とする冷却水を安定して供給することができ
る。また、プラント停止中に運転する海水系統は部分的
であるため、残りの大部分は停止することが可能となる
。従って、海水を排水し海水配管、弁、海水熱交換器等
を分解し、点検、清掃等を計画的に余裕をもって行うこ
とが可能となり、系統および機器の健全性、機能の維持
および回復を図ることができる。
しかもプラント停止中に運転を必要とする補機の必要冷
却水量を的確に把握し、所要海水量を求め、一般に海生
物が付着成長しにくいと言われる適性流速を維持するよ
う分岐管の配管口径を選定することによって海生物の付
着を長期間に亘って防止でき、プラント停止期間も安定
して海水系の運転を行うことができる。更にプラント運
転中の主海水系統が海生物付着等により管路抵抗を増し
、流口が減少してきた場合には、分岐ラインを使用する
ことによって流路を広げ、流mを確保することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蒸気タービンプラントにおける冷却水
供給装置の実施例を示す系統図、第2図は本発明の他の
実施例を示す系統図、第3図は従来の蒸気タービンプラ
ントにおける冷却水供給装置を例示する系統図である。 1〜3・・・海水汲上げポンプ、4〜6・・・ポンプ吐
出配管、7〜9・・・逆止弁、10〜12・・・ポンプ
吐出弁、13・・・海水入口母管、14〜17・・・入
口弁、18〜21海水熱交換器入口配管、22〜25・
・・海水熱交換器、26〜29・・・海水熱交換器出口
配管、30〜33・・・海水熱交換器出口弁、34・・
・海水出口母管、35・・・放水口、37・・・冷却水
出口母管、38〜41・・・冷却水入口弁、42〜45
・・・冷却水入口配管、46〜49・・・冷却水出口配
管、50〜53・・・冷却水出口弁、54・・・冷却水
出口母管、55.58・・・分岐管、56.59・・・
取出弁、57・・・注入弁、60.62・・・連絡管、
61.63・・・止め弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 並設した複数台の海水汲上げポンプと、これらの海
    水汲上げポンプによつて汲上げられた海水を並設した複
    数台の海水熱交換器に導くポンプ吐出配管、海水入口母
    管および海水入口配管と、前記各海水熱交換器から排出
    される海水を放水口に導く海水出口配管および海水出口
    母管と、前記各海水熱交換器に冷却水を導入する冷却水
    入口母管および冷却水入口配管と、これらの海水熱交換
    器によって冷却された冷却水を送出す冷却水出口配管お
    よび冷却水出口母管とからなる冷却水供給装置において
    、前記ポンプ吐出配管と海水入口配管の間に取出弁およ
    び注入弁を備えた分岐管を接続すると共に、前記冷却水
    出口配管と放水口の間に取出弁を備えた放水管を接続し
    たことを特徴とする蒸気タービンプラントにおける冷却
    水供給装置。 2 入口母管と分岐管の間を止め弁を備えた連絡管で接
    続すると共に、海水出口母管と放水側分岐管の間を止め
    弁を備えた連絡管で接続したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の蒸気タービンプラントにおける冷却
    水供給装置。
JP10794585A 1985-05-20 1985-05-20 蒸気タ−ビンプラントにおける冷却水供給装置 Granted JPS61265314A (ja)

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JPH0477127B2 JPH0477127B2 (ja) 1992-12-07

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01190906A (ja) * 1988-01-27 1989-08-01 Hitachi Ltd 機器冷却海水装置
JP2007263906A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Toshiba Corp レーザピーニング装置及びその方法
JP2014519567A (ja) * 2011-09-23 2014-08-14 アイエヌシーティー・カンパニー・リミテッド 取水池および排水池を備えたプラント冷却施設

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