JPS6126510A - 電解用食塩水の精製法 - Google Patents

電解用食塩水の精製法

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JPS6126510A
JPS6126510A JP14700284A JP14700284A JPS6126510A JP S6126510 A JPS6126510 A JP S6126510A JP 14700284 A JP14700284 A JP 14700284A JP 14700284 A JP14700284 A JP 14700284A JP S6126510 A JPS6126510 A JP S6126510A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、食塩を電解してカセイソーダと塩素を製造す
る際に使用する原料食塩水の精製法に関する。
従迷!1結1 従来食塩電解に当っては、原塩を水に溶解し、生ずる不
純物を分離精製して電解槽に供給していたが、得られる
カセイソーダの純度向上の要求が高まり、電解法が隔膜
法からイオン交換膜法に転換が進むにつれて、食塩水の
精製が重要視されるに至った。
そしてイオン交換膜法電解用の食塩水は、不純物として
硬度成分が多いと、イオン交換膜の性能を劣化しまた寿
命を著しく短かくすることになるので、食塩水が電解槽
に供給される前に、キレート樹脂充填層に導き高度精製
を行うことが必要となってきている。ところが、このよ
うなキレート樹脂の寿命が、食塩水中に残留する固型懸
濁物の量により大幅に影響をうけることが判明し、従来
行われているようなシラフナ等による固形物分離に加え
て更に一層高精度の固形物分離が必要とされるに至った
。そしてこのような要求に対応するために、シラフナ等
により固形物を分離した上澄塩水を、更に精密濾過をし
て精製塩水とすることが行われているが、固形物を完全
に捕捉しようとすると処理液量を少く抑えて濾過機の洗
浄再生を頻繁に行う必要があり、食塩水精製コストの増
大の原因となっていた。
解決すべき問題点 このように、イオン交換膜性食塩電解に際しては、大量
の食塩水を確実にしかも高精度で濾過できる、低コスト
の精製法が望まれており°、本発明は、この要求を満足
する精製システムを提供しようとするものである。
問題点を解決するため手段 本発明は、食塩電解槽から回収された希薄塩水に再び食
塩を飽和させ、これをアルカリ性として固形分を分離し
、さらに精密濾過してからキレート樹脂層を通過させて
イオン交換膜性電解に通した高純度塩水を得る従来の食
塩水精製システムを以下のように改良したものである。
すなわち、濾過機として固定濾層を有するものを使用し
、該濾層に不溶解物が蓄積して濾過効率が低下したとき
に前記上澄塩水の供給を停止して塩酸を含有する不溶解
物溶解液を濾過機に供給し、更に必要あれば溶解液を濾
過機に循環さ廿て不溶解物を溶解させて濾層から除去し
、ついで濾過ずみの精製塩水または精製水等の洗浄液で
濾過機を洗浄したのち再び上澄塩水の濾過を実施すると
共に、上記操作において濾過機を処理した前記溶解液お
よび洗浄液はその全部または一部を回収して食塩溶解用
に使用するようにしたものである。
作用 このようにすることによって、従来濾過機により捕捉し
た塩水マッドを逆洗浄により分離し、さらにマッドを含
んだ洗浄水からマッドを分離し廃棄するための工数や労
力等は実大であったに対し、マッドは溶解液によって大
部分溶解されて再び原塩溶解槽に戻されるため、洗浄処
理のための工数は大幅に低下し、また濾過機を洗浄する
ための休止時間も大幅に減少することになった。
また、濾過機は固定濾層を有しているものであって、濾
過助剤をコーティングするなどの濾層形成の必要がない
から、洗浄後直ちに濾過に供することができ、有効運転
時間が長くとれるので一層効率的となっている。
また更に、従来は濾過機の洗浄水を回収することなど考
えられなかったが、本発明の溶解液及び洗浄水はすべて
原塩溶解用に使用することが可能で、濾過機を洗浄する
ための水などで系外に棄てられるものは殆どなく、プロ
セス水として無駄なく利用しつくされる。その一方、固
形分は原塩を飽和させた食塩水中に戻るが、アルカリの
添加によって再び固形分として析出し、シソフナに入っ
て沈降分離されるので系内に蓄積することはなく、食塩
電解槽の操業には何等影響を及ぼすことはない。
実施例 第1図は従来の食塩水の精製工程を示す図であって、飽
和食塩水槽1には、電解槽14から回収された脱塩素塩
水が、脱塩素塩水槽13から送られて来るが、ここには
原塩が投入され、また必要に応じて不足分の水が補給さ
れて飽和食塩水となり、混合槽2に送られる。混合槽で
はカセイソーダ又は炭酸ソーダなどが混合されて、所謂
塩水マッドが生成するが、塩水はマッドを含んだままシ
ソフナ3に送られ、その大部分を沈降し、シラフナ3の
底からマッドとして系外に排出される。
シソフナ3から出た上澄塩水は通常微量の不溶解物固形
分を含有するから、一旦上澄塩水槽4に貯留されたのち
ポンプ5によって濾過機6に圧送される。濾過された精
製塩水は精製塩水槽7に貯留されたのちにキレート樹脂
塔8に送られて残留微量不純物イオンが除かれ、さらに
pH調整槽9において塩酸によるpH1整をうけ、高純
度塩水として電解槽に送られる。
本発明は、この濾過機6を含む部分を改良したものであ
って第2図のような改良が加えられている。
本発明では、飽和食塩水槽1から送られた食塩水がシソ
フナ3を経て上澄塩水槽4に至るまでは従来技術と変り
ないが、上澄塩水は濾過ポンプ5、流量計15を通り固
定濾層を有する一過機6に送られる。濾過機6は精密減
退に適した状態に濾層を維持するため、安定した濾過条
件で運転され、得られた精製塩水は一旦貯槽7に入った
のちキレート樹脂塔8へ送られる。
上澄塩水の中には、通常10mg/β程度の不溶解物が
含まれるが、これは主として水酸化マグネシウム、水酸
化鉄、炭酸カルシウムおよび少量の粘土鉱物などから成
っており、微細なフロック状で浮遊している。これらが
濾層の中に捕捉され蓄積すると濾過抵抗が増加し、濾過
圧が上昇してくる。そして濾過圧がある限度に達すると
、濾層から固形分が漏出するに至るので、この限度に達
する前に濾過機の運転を停止し、濾過機の洗浄を開始す
る。
濾過機6の洗浄に当っては、先ず溶解液槽16に塩酸を
含む溶解液を準備する。溶解液の最も単純な組成は希薄
塩酸水であり、また塩酸酸性食塩水などであってもよく
、さらには繰返し洗浄に使用した液の酸性度を塩酸によ
って調整したものでもよい。つぎに濾過機の前後のバル
ブV+および■2を閉じ、v3および■4をあけて溶解
液槽16内の液をポンプ5によって濾過機内に循環させ
る。図では通常の濾過時の液の流れと同し方向の順流と
なっているが、反対の逆流としてもよい。
このような溶解液による濾層の洗浄により、濾層に捕捉
されていた不溶解固形物は殆ど溶解して除去されるから
、濾層の流通抵抗は初期の値の近くに戻り、濾過能力が
回復したことがわかる。
次いでバルブV4を閉じ、濾過#B6内の液をすべて槽
16内に回収したのち洗浄液槽17内に用意された液を
v7を開いてポンプ5により濾過機6に送る。濾過機6
内には溶解液が多少残っているのでこれを洗浄液で洗い
出し、槽16に流し出す。この際v3およびv5を開い
ておいてできるだけ完全に濾過機内を洗浄する。洗浄液
として最も単純なものは水であるが、食塩水であっても
よく、またカセイソーダなどでアルカリ性とした水また
は食塩水であってもよい。さらには、すでに濾過して得
られた槽7内の精製塩水を用いてもよい。
濾過機6内の酸性溶解液がすべて洗い出されて槽16内
に回収されたらv3およびv5を閉じ、■6を開いて洗
浄液を槽17に回収しなからポンプ5よって液を循環さ
せ、濾過機6内の濾層の機能の回復が確認された後にv
7を閉じ、さらに濾過機6内の液をなるべく完全に回収
して■6を閉じ、洗浄操作をすべて完了する。
このように濾過機6の洗浄が終ったのちvIおよびv2
を開いて再び上澄塩水の濾過を実施する。
こうして槽16および槽17には、濾過機に捕捉された
不溶解物を溶解した液およびその洗浄液が貯留されてお
り、ポンプ1Bによって少しずつ飽和食塩水槽lに送り
、原塩の溶解等に使用されるか、またはその他の用途に
利用される。
発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明の方法を実施するこ
とにより、食塩水濾過機の運転のためにかかる工数や労
力が著しく減少し、また同時に濾過機より発生していた
処理の難しい廃棄物が発生せずシソフナからのスラッジ
のみとなることによって廃棄物処理対策が非常に単純に
なった。
また従来、濾iI!1機洗浄に使用されて棄てられてい
た水はすべてプロセス水として再利用可能になり、また
濾過機の洗浄が短時間ですむので装置の稼働効率が高ま
った。
これらを総合して、設備の運転コストが非常に低下し、
洗浄溶解用薬品などの費用の増加は僅少であって、はる
かに大きな経済的効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の食塩水精製法の工程図、第2図は本発明
に係る電解用食塩水の精製法の工程図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 食塩電解槽から回収された希薄食塩水および/または精
    製水に食塩を溶解させてほぼ飽和の食塩水溶液とし、こ
    れに苛性ソーダおよび/または炭酸ソーダを添加したの
    ち不溶解物を沈降分離し、上澄塩水中に残る微量の不溶
    解物は更に濾過機によって濾過して除去し、かくして得
    られた精製塩水を必要に応じてキレート樹脂層を通過さ
    せることにより二次精製したのち、塩酸によるpH調整
    を行って食塩電解用の高純度塩水を製造するに当り、前
    記濾過機として固定濾層を有するものを使用し、該濾層
    に不溶解物が蓄積して濾過効率が低下したときに前記上
    澄塩水の供給を停止して塩酸を含有する不溶解物溶解液
    を前記濾過機に供給し、更に必要あれば前記溶解液を前
    記濾過機に循環させ、不溶解物を溶解させて前記濾層か
    ら除去し、次いで精製塩水または精製水等の洗浄液を前
    記濾過機に供給して洗浄したのち再び前記上澄塩水の濾
    過を実施する一方、上記操作において前記濾過機を処理
    した前記溶解液および洗浄液はその全部または一部を回
    収して食塩溶解用に使用することを特徴とする、電解用
    食塩水の精製法。
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