JPS6126507Y2 - - Google Patents

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JPS6126507Y2
JPS6126507Y2 JP9570781U JP9570781U JPS6126507Y2 JP S6126507 Y2 JPS6126507 Y2 JP S6126507Y2 JP 9570781 U JP9570781 U JP 9570781U JP 9570781 U JP9570781 U JP 9570781U JP S6126507 Y2 JPS6126507 Y2 JP S6126507Y2
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JP
Japan
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decorative material
decorative
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sheet
roof
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JP9570781U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は露出防水工法、主として傾斜状屋根の
露出シート防水工法に用いる化粧材に関するもの
である。
従来、露出防水工法、即ち建物の屋根にプラス
チツクシート又はゴムシートを接着剤で貼着し、
押えモルタルなどの付加的仕上を用いずにそのシ
ート面を仕上げ面とする防水工法は、ビルデイン
グや学校などの屋上、屋根に多用されて来ている
が、一般の木造住宅家屋への普及は非常に遅れて
いる。
この一般家屋への普及の遅れの原因のひとつと
して、装飾的効果に乏しい事があげられる。この
装飾的効果はビルデイングや学校等の大型建造物
の屋根でも要求されるが、これらの大型建造物の
屋上はほとんどが陸屋根、即ち平らな屋根で、屋
上も遊戯場や屋外体育場として使用するので、む
しろ平滑な防水面が要求される。さらに陸屋根の
場合は外観上は全て建物の外壁で遮られて他から
見られることはない。しかし、一般家屋すなわち
傾斜状屋根の場合にはこれらとは全く逆で、周囲
から見えるし、むしろ屋根の威容がその住宅の風
格を表現することから、平らでのつぺりした露出
シート防水はほとんど使用されなかつた。
しかしながら、屋根の瓦職人の賃金の上昇と共
に、メンテナンスフリーのシート状屋根材が要求
されるようになり、一般家屋でも、この露出シー
ト防水工法が新たな需要として喚起されて来てい
る。そこで問題となつたのが前述の装飾的効果と
いう点である。
本考案はこのような状況に鑑み種々の実験の研
究の結果、化粧材を塩化ビニル樹脂などの熱可塑
性合成樹脂を素材としてその断面形状が長方形又
は半円形の中空状として、その内部に長手方向に
沿つて3〜5本の空洞穴とこれを形成する仕切壁
とを形成する形状に押出し加工等によつて形成
し、これを主として傾斜状屋根の露出防水シート
の上面に溶着又は溶接あるいは接着により取付け
ることによつて極めてすぐれた装飾的効果を発揮
し、かつ耐久性を有することの出来る化粧材を提
供することを目的としたものである。
その実施例を図面について説明すると、化粧材
本体Aは図示せる如く、断面形状が中空状の長方
形状a又は半円形状bで、その内部に長手方向に
沿つて3〜5本の空洞孔1を形成する仕切壁2を
設けるように、塩化ビニル樹脂などの硬質、半硬
質、あるいは軟質の熱可塑性合成樹脂よりなる素
材を押出し加工等によつて形成し、その上面には
長手方向に平行する縦長溝3のような凹凸状化粧
絞を形成すると共に底板4の両側には突出片5を
同一体に突出せしめ、底板4の裏面には突出片5
の裏面にもわたつて適宜、感圧接着剤6を塗布し
て離型紙7を被覆接着して該感圧接着剤6を保護
せしめる。この化粧材本体Aが熱可塑性合成樹脂
で、露出防水シート8を構成する合成樹脂と同質
の場合には、該本体Aをシート8に溶着工法又は
溶接工法で施行することが出来る。溶接工法の場
合、底板4の裏面に感圧接着剤6を塗布しなくと
も底板4と突出片との裏面及び露出防水シート8
の表面とにわたつて熱風を送り、両面を加熱溶融
させた後、両面を圧接することにより溶接が完了
する。溶着又は溶接が不可能の場合には前記せる
如く感圧接着剤6を塗布しておき、離型紙7を剥
離せしめて使用又は施工に際して露出防水シート
8の上面に感圧接着剤6を接着せしめて施工す
る。
空洞孔1は中空状の化粧材本体Aを押出し加工
で形成する際、その中空状内部に仕切壁2を同時
に一体的に複数本形成して、その仕切壁2間に空
隙部を形成されたもので、長方形aの本体Aの場
合には角形の空洞孔となり、半円形状bの本体の
場合には扇形の空洞孔となる。
仕切壁2は本体Aを押出し加工する際、その内
部に同一素材で長手方向に沿つて2〜4本を本体
Aの肉厚とほぼ同じ位とし、該仕切壁2によつて
空洞孔1を形成せしめる。
本考案による標準的実施例は図示の如き断面長
方形状又は半円形状のもので、寸法は、長方形状
aの場合、底面(底板プラス突出片)の幅が52mm
高さ10mmで、空洞孔2を有する部分の幅は40mm
で、肉厚は平均約2mmであり、半円形状bの場合
も突出片を含めた底面の幅は52mmであるが、高さ
は約20mmの半円形で内部を3等分にした扇形空洞
孔となる。しかしながら、本考案は特に、これら
に限定されるものではなく、施工する建物の面積
と高さに応じて決定されるべきである。例えば、
上記の寸法の場合は一般住宅用として適してお
り、350mm間隔で露出防水シート8面上に施工さ
れるが、これに対し寺院の屋根の如く、面積も広
く、しかも高い場合は底面幅が75〜76mmで空洞孔
を含む部分の高さが長方形状で15mm、半円形状b
で30mm、空洞孔の数も夫々6本、4分割、肉厚も
3mm前後となり施工間隔も400〜500mmが適してい
る。
本考案の化粧材の材質は基本的には防水シート
の材質との関連で選択されるべきであるが、塩化
ビニル樹脂、EVA樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ABS樹脂、MBS樹脂、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル樹
脂など、硬質、半硬質、あるいは軟質の熱可塑性
合成樹脂が適しており、これらの合成樹脂を押出
し加工法により成形加工したものである。FRP
製の引き抜き成形(プルトリユージヨン)品も基
本的には本考案の化粧材の材質として考慮される
が、イ)剛直しすぎて屋根の凹凸に追随できな
い。ロ)ねじれなどが生じ易く、またそれを接着
などでは矯正できない。ハ)化粧絞が付けにく
い、ニ)中空部に仕切壁を複数本設けることが困
難である、などの問題点があり現状では採用しが
たいものである。
防水シートは塩化ビニル樹脂製シート、EVA
樹脂製シートなどの熱可塑性合成樹脂製シートの
他、合成ゴムシート、ワンプライのアスフアルト
シートなども本考案の化粧材を適用することが出
来る。
また、本考案の化粧材は前述の如く主として傾
斜状屋根への使用に適している。
本考案の化粧材は塩化ビニル樹脂などの熱可塑
性合成樹脂を用いて断面形状が底板を有しかつ中
空状とした長方形又は半円形の形状に押出加工し
て化粧材本体を設け、その中空内に長手方向に沿
つて複数本の仕切壁を底板から天板にわたつて一
体的に起立形成し複数個の空洞孔を設けてなる化
粧材であることから 1 傾斜状屋根に、露出工法によつて防水シート
が施工された後に該防水シートの上面に施工す
ることにより、シートのみの平らなものに比し
立体感があり装飾効果を付与した屋根とするこ
とが出来る。
また、施工の際防水シートとは異なつた色彩
の化粧材を選ぶことが出来、そうすることによ
つて従来全く見られなかつた色彩感覚を有する
屋根外観とすることが出来、尚一層装飾効果を
発揮し得るものである。
2 又前記施工に際して化粧材を溶着又は溶接も
しくは接着できるので、防水シートを全く損傷
せず、したがつて洩水事故の原因となることは
皆無である。しかも屋根面に多少のうねり状凹
凸があつても、化粧材が熱可塑性合成樹脂であ
るため軟質の場合にはその侭その凹凸に追随さ
せることが出来ると共に、硬質、半硬質の場合
には熱風等で化粧材を加熱し、軟化した状態で
施工することにより、該凹凸に追随させること
が出来る。
3 化粧材本体の上面部が加熱された太陽光線を
受けて劣化しても、空洞部が断熱部となり本体
の裏面部はほとんど影響を受けず劣化せず、長
時間経過後も、すぐれた溶着又は溶接あるいは
接着状態を保持することが出来る。
4 空洞孔を有しない均質構造体の場合は表面か
らの劣化に伴つて次第に全体が反りかえるよう
になるが、空洞孔の存在により表面部は収縮す
るけれども、その収縮が仕切壁の変形で吸収さ
れるので、底面部まで影響を及ぼさないため反
りかえりがない。
5 仕切壁の存在により屋根施工時又は補修工事
時に作業者が化粧材上に乗つても踏み圧に耐え
得ると共に一時的な変形に対してすぐれた復元
性を保持する。
6 積雪地帯の場合、防水シートを施工した屋根
(傾斜状屋根)に積つた雪は屋内からの暖気及
び雪の自重によつて一挙に滑落して、しばしば
危険な事態を惹起するが、本考案の化粧材を用
いた屋根は、化粧材の部分が屋内からの暖気を
遮断し、かつ化粧材の存在が雪の滑落に対する
邪魔板的な効果を呈するので、一挙・大量の落
雪が防止でき、それでいて化粧材間の平らな部
分の雪降しがスムーズに行える。
などの効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案化粧材の実施例を示すもので、第
1図は本体の断面形状が長方形状の場合の断面
図、第2図は半円形状の場合の断面図、第3図及
び第4図は底面に感圧接着剤を塗布した状態の断
面図、第5図は施工状態の斜視図であり、図中A
は化粧材本体、aはその断面形状が重宝形状、b
は半円形状のものであり、1は空洞孔、2は仕切
壁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塩化ビニル樹脂などの熱可塑性合成樹脂を用い
    て、断面形状が底板を有しかつ中空状とした長方
    形又は半円形の形状に押圧加工して化粧材本体を
    設け、その中空内に長手方向に沿つて複数本の仕
    切壁を底板から天板にわたつて一体的に起立形成
    し、数個の空洞孔を設けてなる露出シート防水工
    法に用いる化粧材。
JP9570781U 1981-06-26 1981-06-26 露出シ−ト防水工法に用いる化粧材 Granted JPS582234U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9570781U JPS582234U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 露出シ−ト防水工法に用いる化粧材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9570781U JPS582234U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 露出シ−ト防水工法に用いる化粧材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS582234U JPS582234U (ja) 1983-01-08
JPS6126507Y2 true JPS6126507Y2 (ja) 1986-08-08

Family

ID=29890603

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9570781U Granted JPS582234U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 露出シ−ト防水工法に用いる化粧材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62101747A (ja) * 1985-10-30 1987-05-12 三條 敏五郎 屋根用防水ベルト

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JPS582234U (ja) 1983-01-08

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