JPS61264061A - パプリカ色素の製造法 - Google Patents

パプリカ色素の製造法

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JPS61264061A
JPS61264061A JP10658185A JP10658185A JPS61264061A JP S61264061 A JPS61264061 A JP S61264061A JP 10658185 A JP10658185 A JP 10658185A JP 10658185 A JP10658185 A JP 10658185A JP S61264061 A JPS61264061 A JP S61264061A
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paprika
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Hitoshi Toyoda
豊田 仁
Kazutaka Ikeda
和隆 池田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パプリカ色素の製造法に関する。
〔従来の技術及び発明が触法しようとする問題点〕パプ
リカ色素は、ナス科の植物Capsicumannuu
m L、の果皮の抽出物で、主な色素はカブサンチンと
云われる。そして、果皮を水処理後、石油エーテルと9
0チエタノールとで抽出し、色素液を濃縮したものは、
通常パプリカオレオレジンと云われているものである。
これらパプリカ色素は、橙黄〜橙赤色の油溶性の色素で
あって、天然物由来の点などから、食品、飼料、化粧品
などの着色料として賞月され、例えばサラダドレッシン
グ、米菓用のたれ、蜜豆用寒天、練りに、佃煮、魚のも
ろみ漬、ゼリー、かげ焼のたれ、パン粉、餅菓子などに
添加使用されている。
従来パプリカから色素を採取するには、パプリカ色素含
有物をアルカリ水溶液で処理し次に有機溶媒又は植物油
で抽出し後処理を行ってパプリカ色素を得ている(特公
昭52−3742号、同52−5809号、同52−8
741号、特開昭57−190051号、同59−33
259号など参照)。
又前記方法と本質的には同一であるが、パプリカ色素含
有物をアルカリでけん化した後、脂肪酸ヲ不溶性の塩と
してから色素を抽出する方法がある(特開昭56−11
960号参照)。これら従来法では、それぞれけん化工
程及び抽出工程を分けているため、工程数が例えば4工
程と長く、けん化、後処理、遠心分離、減圧乾燥、有機
溶剤抽出等の操作が必要となる。それ故、操作が煩雑と
なりその上処理時間が長いため、ノ々プリカ色素の酸化
など品質が劣化する恐れすらある。
本発明者は、これら従来法の欠点である煩雑なパプリカ
色素含有物のけん化、抽出工程を1工程で行い、高純度
のパプリカ色素を得る方法について検討した結果、本発
明を見い出した。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明はパプリカ色素抽出物をアセトン又はメチ
ルエチルケトンの存在下苛性アルカリ水溶液により処理
し、不浴物を濾別し、得られたE液を濃縮して高純度パ
プリカ色素を得るパプリカ色素の製造法に関する。
本発明では、アセトン又はメチルエチルケトン中で苛性
アルカリによりけん化、脱塩を同時に行うことによって
1,6ブリ力色累含有物中のトリグリセライド等の脂肪
酸誘導体を除去し、不けん化物である色素を濃縮するこ
とが出来る。
本発明に用いられるパプリカ色素抽出物は、パプリカ色
素含有植物を有機溶媒(例えば、アセトン、ヘキサン、
クロロホルム、エーテル等)処理して得られたものなら
何でもよい。
このパプリカ色素抽出物をアセトン又はメチルエチルケ
トンの存在下苛性アルカリ水溶液により処理する。この
際アセトン及びメチルエチルケトン以外のケトンを用い
ると、色素の濃縮が不充分であったり色素がやや変質し
て吸光比が低下したりする。又アルコール類では色素の
分解が生じ全く濃縮が出来ない。エーテル及び炭化水素
類では、色素の濃縮が不充分であって、後処理例えばp
過が困難となる。アセトン又はメチルエチルケトンの使
用量はパプリカ色素含有物に対して約5〜10倍tv/
w)又はそれ以上が好ましい。これより少いと反応が困
難になり易い。パプリカ色素抽出物を含むアセトン又は
メチルエチルケトンに苛性アルカリ水溶液を加える。苛
性アルカリとしては例えば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどが挙げられる。そして濃度としては、約20
〜50重量%である。
使用量は、ノζプリカ色素抽出物に対して約1〜1.5
倍(v/w)である。アセトン又はメチルエチルケトン
に対する苛性アルカリ水溶液の量比は、約0.3以下好
捷しくけ約02以下であって、これより多いと反応に悪
影響を及ぼすことが多い。
処理は、好ましくは攪拌下室温から沸騰温度迄の温度で
行われるが特に制限はない。処理温度が低いと反応時間
は長くなるが、約1時間ないし数時間である。反応終了
後、不溶性となった脂肪酸塩を濾別し、p液を濃縮する
ことにより目的を達成することが出来る。
本発明方法には、その他の公知の処理法例えば脱臭、香
味成分の除去などを必要に応じて付加して、その効果を
増大させることも出来る。
〔実施例〕
次に、実施例及び参考例を示す。参考例1〜6は、本発
明に用いられるパプリカ色素抽出物の製造の例を示し、
参考例4〜5は、本発明で得られた生成物の辛味の除去
の例を示す。
参考例 1 粉砕した/<プリ力(ボーランド産)IKfにア七トン
1.5ノを加え、55℃で1時間加温した後室温になる
まで放冷した。抽出物を瀝過し、残漬は新しいアセトン
1.0ノで洗滌し、p液、洗液を合せて減圧下に濃縮し
、油状の、<プリ力色素抽出物5511を得た。
参考例 2 粉砕したパプリカ(インド産)100.9にメタノール
150−を加え、55℃で30分加温後、室温になるま
で放冷した。つぎに抽出物を濾過し、残漬を新しいアセ
トン100−で洗滌した。
残漬は、新しいアセトン150−と共に55℃で1時間
加温し、同様にして沖過し、新しいアセトン100m1
で洗滌した。総てのP液、洗液を合せて減圧下で濃縮し
、パプリカ色素抽出物7.7.9を得た。
参考例 3 粉砕したパプリカ(インド産)50011にアセトン7
50−を加え55℃に加温した。ときどきかきまぜなが
ら60分加温した後、加温を止め室温になるまで放冷し
、パプリカをP取した。
この粉砕パプリカをさらに2回アセトン50〇−で同様
に抽出し、P液を合せた後減圧でアセトンを留去して、
パプリカ色素抽出物37.611〔E1%32.3(4
6[1nmクロロホルム中)、吸光比CIIL (470amの吸光度/454nmの吸光度) 0.9
659)を得た。
実施例 1 参考例で得られたパプリカ色素抽出物〔E1%CrrL 32.1(460nmクロロホルム中))5.01.9
をアセトン34dに溶解させ、窒素雰囲気下50’Cに
加温し攪拌した。これに26チ苛性ソーダ水5.7−を
徐々に滴下し、さらに同温度で2時間攪拌を続けると固
形物が析出してきた。攪拌、加温を止め、室温まで放冷
させた後、固形物を濾別した。少量のアセトンで固形物
を洗い、洗液と濾液とを合し、減圧下でアセトンを留去
しパブ1% リカ臭の少ないパプリカ色素o、72 g(E 16ユ
222.3(460nmクロロホルム)〕を得た。また
このパプリカ色素をアセトンで稀釈し、分光光度計を用
いて、吸光比(470nmの吸光度/ 454 nmの
吸光度)を求めたところ、原料パプリカ色素抽出物の吸
光比1.0008に対し0.9980であった。
実施例 2 参考例2で得られたパプリカ色素抽出物〔E1チ1α 28.9(454nmアセトン中3)4.99Fをメチ
ルエチルケトン507!に溶解させ窒素雰囲気下40℃
に加温し攪拌した。これに25%苛性ソーダ水6dを徐
々に滴下し、40℃で3時間攪拌を続けると固形物が析
出してきた。攪拌、加温を止め、室温まで放冷させた後
、固形物を濾別した。つぎに固形物を少量のメチルエチ
ルケトンで洗滌し、洗液と涙液とを合し、減圧下でメチ
ルエチルケトンを留去し、パプリカ臭の少ないパプリカ
色素1.18j’(E”115.8(454nm、アセ
トンcm 中]〕を得た。このパプリカ色素の吸光比(470nm
の吸光度/454nmの吸光度ンは原料パプリカ色素抽
出物の1.0008に対し0.9874であった。
実施例 6 実施例1において、反応を加熱還流させて行なうほかは
実施例1と同様の操作を行ない、パプリカ色素0.69
11を得た。[E1チ220.6(460cm nm、りooホルム中)11.吸光比0.9955゜実
施例 4 実施例1において、反応温度を16℃〜18℃とし、反
応時間を20時曲とするほかは、実施例1と同様に行な
ってパプリカ色素0.75 IIを得た。[E” 21
5.4 (460nm、り01:IホA/A中)〕、吸
光比0.9982゜ 実施例 5 参考例6のパプリカ色素抽出物21.70IIを実施例
1と同様に処理し、パプリカ色素3.12.9[:E”
215.4(460nm、クロロホルム中)、1cm 吸光比09660〕とした。
実施例 6 ・七ブリカ色素抽出物(E” 32.1(460nm、
り1cm ロロホルム中))10.23IIに20%苛性ソーダ水
溶液を1811II!加え、100℃で3時間加熱攪拌
した。
冷却後、反応物にアセトン150−を加え、15分攪拌
後p過し、固形物は少量のアセトンで洗滌した。ろ液、
洗液を合せて、減圧下でアセトンを留去し、パプリカ臭
の少ないパプリカ色素1.54JH:E” 208.5
 (460nm、  クロロホルム中]〕 cm を得た。
実施例 7 ノζプリカ色素抽出物〔E1%2B、9(460nm、
り1硼 ロロホルム中))10.0411にイソプロピルエーテ
ル20mに溶解し、26チ苛性ソーダ水溶液15−を加
え、50℃で2時間攪拌した。冷却後反応液にアセトン
130tnlを加え析出した固形物を濾過し、固形物は
少量のアセトンで洗滌した。
濾液、洗液を合せて減圧下で溶媒を留去し、パプリカ色
素1.50.9 (E’%220.5(460nm、ク
ロcTjL ロホルム中)〕を得た。
参考例 4 実施例5で得られたパプリカ色素2.05#を5〇−の
n−ヘキサンに溶解させ、95%メタノ−511+/を
加見振とうした後放置し分離した下層を除去した。さら
にこの操作を1回くり返した後n−ヘキサン層を分離し
、n−ヘキサンを減圧で留去することにより、E” 2
24.0(460nm、1(#L クロロホルム中)、吸光比0.9651の香味成分が除
去されたほぼ無臭のパプリカ色素1.65 Fを得た。
〔効 果〕
本発明によれば、パプリカ色素の濃縮が一工程で行われ
るため、操作が簡単であり、コストも低い。しかもその
効果は、例えばCVIO万の原料を吸光比を全く変える
ことなく、CV 50〜70万の生成物へと飛躍的に精
製させることが出来るものである。そして、そのけん化
条件が温和で、色素の変質(パプリカ色素エステルの分
解)が生じない。又、短時間、一工程による処理のため
、空気酸化による色素劣化が少い。
その上、パプリカ色素のもつ特異臭が極めて低減する。
これらの優れた点から、本発明により天然の着色剤とし
ての・七プリカ色累の効用が増大される。
特許出願人  日 清 製 粉 株 式 会 社ll−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. パプリカ色素抽出物をアセトン又はメチルエチルケトン
    の存在下苛性アルカリ水溶液により処理し、不溶物を濾
    別し、得られた濾液を濃縮して高純度パプリカ色素を得
    るパプリカ色素の製造法。
JP10658185A 1985-05-18 1985-05-18 パプリカ色素の製造法 Granted JPS61264061A (ja)

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