JPS61261601A - スクロ−ル流体機械 - Google Patents

スクロ−ル流体機械

Info

Publication number
JPS61261601A
JPS61261601A JP60106306A JP10630685A JPS61261601A JP S61261601 A JPS61261601 A JP S61261601A JP 60106306 A JP60106306 A JP 60106306A JP 10630685 A JP10630685 A JP 10630685A JP S61261601 A JPS61261601 A JP S61261601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
spiral
gap
groove
spiral side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60106306A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0327721B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Nakamura
利之 中村
Yasuyuki Suzuki
鈴木 保幸
Norihide Kobayashi
小林 教秀
Tsutomu Inaba
稲葉 努
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP60106306A priority Critical patent/JPS61261601A/ja
Priority to KR1019850008593A priority patent/KR910001552B1/ko
Priority to US06/855,675 priority patent/US4740143A/en
Priority to DE3614614A priority patent/DE3614614C2/de
Publication of JPS61261601A publication Critical patent/JPS61261601A/ja
Priority to US07/134,356 priority patent/US4824343A/en
Publication of JPH0327721B2 publication Critical patent/JPH0327721B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気圧縮機、冷媒圧縮機などの圧縮機、ポン
プ、膨張機等に用いられるスクロール流体機械の隙間微
調整機構に関するものである。
〔従来の技術〕
スクロール流体機械の名で知られる流体機械の原理は古
くから知られており圧縮機、ポンプ、膨張機など様々な
ものに応用が考えられてきている。
第26図は、スクロール流体機械の基本的な構成要素を
示すものであり、図において(1)は固定スクロール、
(2)は揺動スクロール、(1a)は吐出口、Pは圧縮
室、0は固定スクロール(1)上の定点、Oは揺動スク
ロール(21上の定点である。固定スクロール(1)及
び、揺動スクロール(2)は、それぞれ後述する台板上
に巻き方向が反対で同一形状の渦巻側板(101)(2
01)が一体に形成され、第25図の如く互いに組み合
わさっておりB点各部で渦巻側板(101)′、   
C01)は互いにその軸方向側面を接している。このミ
l   渦巻側板(101)(201)の形状は、従来
から知られてい−る如く、インボリュート曲線等で形成
されている。
j 8゛   次に本スクロール流体機械が圧縮機として作
動する場合の動作について説明する。第26図にお゛ 
 いて、固定スクロール(1)は空間に対して静止して
ご #l:l111?。−Jl= 121g!1.お−
、。−7,。0,2I□ i・′、i :′  図の如く組み合わされて、その姿勢を空間に対
して、変化させないで回転運動を行ない、第1図O@。
90°、 180”、 270’のように運動する。揺
動スフロー□  ル(2)の運動に伴い前記各点Bは中
心に向って移動層  し、固定スクロール渦巻側板(1
o t)及び揺動スフロ゛゛   −ル渦巻側板C01
)の間に形成される三明状の圧縮1    °゛ ″  室0は順次その容積を減じ仁の圧縮室Pに取り込
°゛1・ 、゛パ   まれ゛た気体は圧縮されて吐出口(1a)
から吐出されζ パ   る。この間第26図O〜0の距離は一定に保持
さン・ □゛、′   れており渦巻側板(101)(201)
の間隙を21厚みをti′・ 、〉゛   で表わせば、0d=Z−tとなっている。
2は渦巻′)   側板Q o 1)(201)のピッ
チに相当している。′また第25釈、   図において
、揺動スクロール(2)を逆方向、すなわち0” 、 
27G@、 180°、90°のように回転させれば、
膨張機として作動することは言うまでもない。
この様な、作動原理によって作動するスクロール流体機
械の具体的な構成を第26図によって説明する。第26
図はスクロール流体機械を圧縮機として応用した場合の
1つの従来例である。図中(1)は固定スクロール、(
2)は揺動スクロール、(1a)は吐出口、■は圧縮室
、(1b)は吸入口、(3)は主軸、(4)はフレーム
である。また(1o S (2o t)は固定スクロー
ル(1)及び揺動スクロール(2)のそれぞれ渦巻側板
であり、(102)(202)は固定スクロール(1)
及び揺動スクロール(2)のそれぞれ台板である。また
Aは、渦巻側板(101) (201>の端面(101
1(201a)と、これにそれぞれ当接する相手側台板
(202)(102)の底面(202,り002場との
間の軸方間隙間である。
ここで揺動スクロール(2)は台板(202)の渦巻側
板(201)が形成された面と反対の面をフレーム(4
1に支持された状態で固定スクロール(1)と第25図
に示したような状態で組合わされ、固定スクロール(1
)はフレーム(4)に固定される。主軸131が矢印の
よう゛   に回転すると、これに連結した揺動スクロ
ール(2)□4.2  が運動を始める。ここで、揺動
スクロール(2)は1、、′ 、)1  図示しない自転防止装置iζより自転しない
公転運τ・、・1 )・:  動を行なう。その結果、吸入口(1b)より
被圧縮流)・′:パ 体が吸引され、第26図1で示した作動原理により、′ 3   圧縮され、吐出口Q a)より吐出される。
;)1   このような流体機械において、径方向シー
ルすζ、1.、 °1  なわち、隙間Aを通って渦巻径方向への漏れは
そ、・′。
:、゛、   の漏れ線長さが渦巻の長手方向長さに相
当するた:“  めその流体取り込み容積に比して相対
的に大きく、f゛’l   M械の効率に与える影響は
大きい。この径方向を゛、”シールする方法としては、
隙間Aを微少にして、]   例えば、特開昭55−4
6081に示されるよう1ζ、吸ν ′□  入口(1b)より被圧縮流体とともに油を吸引
させ、1□ 、・、  微少隙間、Aに油膜を形成させて被圧縮流体
の漏れ゛): 、  を防止する手段が考えられるが、このような微少
:、、   H間を均一に設けるためには、固定スクロ
ール(1)、1  揺動スクロール(2)、フレーム1
41など各部の寸法精゛゛  度が高く要求され、場合
によっては組立時に各部′  品の選択嵌合をしなけれ
ばならないなど、工作性、組立性に問題があった。また
、運転時、吐出口(1)近傍は圧縮された流体により高
温になるが、その結果微少隙間A以上に局部的に熱膨張
すると、逃げがないため焼き付きが生ずる。従って、熱
膨張量を想定してあらかじめその分A面全体を均一にそ
の隙間を大きくとらねばならないが、このようにすると
、効果的な油膜を形成するのに必要な最適隙間以上にな
り結果として漏れが大きくシールの効果をなさない場合
が多かった。
−万、こういった非接触シール以外に、渦巻側板(10
1)(201)の端面に、渦巻長手方向に沿って溝を形
成し、この溝にシール材を嵌入して、接触シールによっ
て漏れを防止する方法が考えられている。
このようなシール方法としては、古(は1905年の米
国特許第801182号に示されており、また最近のも
のとしては、特開昭5l−x17a64号等に開示され
ている。
一例として特開昭51−117804号に示されたもの
を第27図〜第29図によって説明する。すなわち第2
7図は固定スクロール(1)台板底面(102a)と揺
動スクロール(2)渦巻側面端面(261a)との間の
A部近傍の部分断面図であって、渦巻側板(201)の
端面(201a)の渦巻長手方向に沿って開口する断面
矩形の溝(5)を形成し、この溝15)内に溝(5)と
同形状のシール材(511を嵌入している。ここで、溝
(5)側面(5b)とシール材6D側面(s 1b)と
の間には渦巻長手方向に沿って隙間(501)、溝(5
)底面(5のとシール材6υ下面ωrd)との間Cζは
やはり渦巻長手方向に沿って隙間(502)が設けられ
るように溝(5)及びシール材(6)の寸法は規定され
、その結果、渦巻側板(201)の端面(2o 1a)
と台板底面(102a)の間に隙間Aが介在しても、渦
巻側板(201)によって仕切られた高圧側圧縮室りと
低圧側圧縮室PLの間のシールは、高圧側圧縮室Paよ
1′与□実線矢印で示されるように隙間(501) 。
(502)にガスが流入して、結果として、矢印Fのよ
う1ζ力が負荷されるため、シール材(6)は台板底面
Q 02 a)及び溝(5)側面(5C)にそれぞれシ
ール材6Llの上面(51a)及び側面(51c)が押
し付けられシール材f511が台板底面(102a)及
び溝側面(5C)に密着してガスの漏れは防止される。
このようなシール方法においては、渦巻側板端面と台板
端面の間の隙間Aを通って渦巻径方向への漏れに対する
シールは効果的に行なえるが、渦巻側板(101)(2
01)同士によって点Bで仕切られた各圧縮室P間にお
いては隙間(501)(502)を通って渦巻長手方向
に漏れやすい欠点を有している。
すなわち第28図は、渦巻側板(1o 1)(2o t
)の接点B近傍を上面より見た部分断面図、第29図は
、同じく部分断面斜視図であるが、高圧側圧縮室PHよ
り実線矢印で示すように、ガスが隙間ω01)、(5o
ffiを通って下流側の低圧側圧縮室PLへ漏れる状態
を示している。このように、この形式のシール方法は径
方向へのシールは効果的に行なうが、その手段として、
溝15+とシール材(6)の間に隙間(501) (5
02)を設けねばならないため、その結果として、渦巻
長手方向の漏れは必然的におこり、圧縮効率すなわち性
能の低下はまぬがれない。特に工作精度による隙間(5
01)(502)の寸法のバラつきは隙間(501)(
50)を通過する漏れの増大やシール材(51)の追従
性自体の低下による径方向への漏れの増大を生ずる可能
性をもっている。
更に、シール材6υの上面(51a)は、ガスによって
台板底面(102a)に押し付けられて摺動するため、
この部分の摺動ロスや、摩耗も無視できない。
また、このような渦巻長手方向への漏れを防止する手段
として、例えば実開昭57−180182においては第
80図に示すように、シール材511の巾寸法りと、溝
15)の巾寸法りを実質量等とし、シール材611の厚
み寸法Hを溝(5)の深さ寸法Hよりも大きくすること
により解決しようとしている。しかしこの方法において
はH及びHの寸法管理がむずかしく、もしH−H)A 
となれば、軸方向の隙間があくことになり、半径方向漏
れを生ずることになり、また、H−H(A  となれば
シール材61)が固定スクロール(1)と揺動スクロー
ル(2)に挾みこまれた形になり、スムースな回転駆動
が得られなくなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように従来のスクロール流体機械では、非接触シ
ール方式においては軸方向隙間を均一に微少Eζするた
めには、工作精度など精度管理上の問題を有し、更に隙
間をつめれば渦巻の歯先が運転中の熱膨張などにより当
接し、焼付きを起こすなどの信頼性に問題があり、これ
を防止するため隙間をあければ性能が低下するという相
反する問題点を持っていた。更に接触シール方式におい
ては、シール材と溝の間に隙間を設けてガス圧等により
追従密封させる場合、上記隙間からの漏れによる性能低
下や、シール材の摩耗が問題となる。
更に、シール材と溝の間に隙間を設けずシール材により
シールする場合、非接触シール方式と同様にきびしい精
度管理を要求されるなど問題があった。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもの
で、構造が簡単であり、組立性が容易で、しかも工性精
度や運転中の熱変形なども許容でき、運転中の漏れを効
果的に防止して高効率′で信頼性の高いスクロール流体
機械の組立微調整機構を提供することを目的としている
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るスクロール流体機械は、夫々イ・、  
ンボリュートなどの渦巻側板を台板面に突設して□  
形成された固定スクロール及び揺動スクロールをI、・
・ 互いに組合わせることにより、上記各渦巻側板端面1 □、;゛・  び台板面により複数の室を形成させ、揺
動スフロー  −ルを旋回させて、上記室に取り込まれ
た流体を□、”。
′1...:   移送、圧縮ないし膨張させるよう1
ζ構成したスクロール流体機械において、上記両スクロ
ールの各へ、・ 、  渦巻側板とそれぞれ同形状の渦巻形状を有する一
1丁   対の微調整用エレメントと、これを渦巻軸方
向に1  圧入嵌合するガイド部を上記両スクロールの
渦巻51.8   側板の端面11け・上記各微調整用
!Lz、1:z)力“)、  それに対応する上記各ガ
イド部において圧入嵌合、  時渦巻軸方向に移動し、
上記各微調整用ニレメン。、、  トを介して上記各渦
巻側板端面とこれに対応する台板底面の間の隙間を微調
整できるよう1ζ、上記贅(′ 微調整用エレメントとガイド部の間に軸方向に空、、・
  隙部を有するようにして、この空隙部と上記室とを
道通させるようにした隙間微調整機構を有する。
〔作用〕
゛   上記のように、スクロールの渦巻状の側板端面
に設けたガイド部に、均等に微調整用エレメントを圧入
することにより、上記微調整用エレメントを介して固定
スクロール及び揺動スクロールの各渦巻状側板端面と台
板端面の間の軸方向隙間の微調整を行なうことができ、
固定スクロール、揺動スクロール等の工作精度のバラツ
キを排除し、実質隙間のないあるいは必要最小限の微少
隙間に調整でき、かつ微調整用エレメントとガイド部の
間に軸方向に空隙部を有するようにして、この空隙部と
上記室とを導通させるようにしたので、空隙部と室との
間がほぼ均圧されるので運転中室の圧力の変動による微
調整用エレメントの軸方向への移動が防止でき、従って
微調整エレメントには実質軸方向には力が発生せず、エ
レメントと台板の間に摩擦抵抗や摩耗がなく、更にエレ
メントがガイド部中に陥没することなく安定した状態で
固定され、漏れ゛の少ない、信頼性の高い隙間微調整機
構が提供される。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図〜第18図゛によっ
て説明する。第1図はスクロール圧縮機を゛ 。
、:   全密閉形冷媒圧縮機に応用した場合の具体的
な一:、□  実施例である。
+g、J □)   図中(1)は固定スクロール、+21’は揺
動スクロール、’    Qa)は固定スクロール(1
)の中央部に穿設された吐出口、(1b)は固定スクロ
ール(1)の周壁部Q 08)に形)、  成された吸
入口、■は圧縮室である。又固定スクロール(1)は円
板状の台板α01)とこの台板α02)に−11体に形
成された渦巻状側板(101)とで構成され、揺111
j       ill  “ 9−o  −Jl/ 
 “パ 61 °c  P]&tRcDo&(golt
c−K、□、  に形成された渦巻状側板(201)と
で形成され、両ス”  l o −717(1)t21
 f’s X イにカ1...わ、1−)1□(102
)、/(2°2)と渦巻状側板(101)(201)と
で囲まれた圧縮室(P)が形成されている。この圧縮室
[F]は複数個形成さ一′   れ、そのうち最も圧力
が高い中央部の圧力室が吐’   LBD Qa)+t
l!at6よう、、□あわ、い、。
”、。
11.、    上記渦巻状側板Qo1)、 (got
)の各端面Qota)、 (2ota)1、  にはそ
れぞれ渦巻長手方向に沿って、しかも渦巻゛  方向内
端部及び外端部を残して、ガイド部である溝(5)がそ
れぞれに形成され、これら谷溝へ5)には微調整用エレ
メント(6)がそれぞれ嵌合されている。
このエレメント(6)は溝(5)にガイドされ溝151
1ζ前記エレメント(6)の両側面が渦巻長手方向に完
全に密着状態となるように圧入されている。
又、(3)は主軸、(a o 1)は渦巻状側板(10
1)、 (201)が摩耗してもこれら両側板(IOI
L (201)の側面が常時B部で接触するように揺動
スクロール(2)Eζ押付は力を与える偏心ブツシュ、
(lは外周部面形状が固定スクロール(1)とほぼ同じ
で、しかも最大外径が固定スクロール(1)と同じであ
る上部フレーム、(社)は外周部面形状が固定スクロー
ル(1)とほぼ同じでしかも最大外径が上部フレーム顛
より大きな下部フレーム、(401)はオルダム継手、
(aoiは圧縮室0の圧力及び揺動スクロール(2)の
自重を受ける環状の上部スラスト軸受、(411)は主
軸(3)の自重と主軸(3)にかかる他のスラスト荷重
を受ける環状の下部スラスト軸受、(708)は主軸(
3)のラジアル荷重をその上部で受ける上部主軸受でこ
の実施例では軸受メタルを使用している。(41のは主
軸(3)のラジアル荷重をその中間部で受ける下部主軸
受で、この実施例では軸受メタルを使用している。
揺動スクロール(2)の台板(202)の背面(202
b)中心部には軸心が台板(200の背面(202b)
に対して垂直で主軸(3)の軸心1ζ対して平行な軸(
208)が一体に形成されており、又、主軸(3)の上
端面には主軸(3)の軸心(回転中心)に平行な軸心を
有する偏心穴(8a)が形成されていてこの偏心穴(8
a)に回転自在に偏心ブツシュω01)が嵌入されてい
る。この偏心ブツシュω01)はその外周に対して偏心
し、軸心が主軸(3)の軸心と平行な偏心穴(s o 
1a)を有しており、この偏心穴(801a)には上記
軸(208)が回転自在に嵌入されている。
主軸+31は、上部フレーム+41に配設された上部主
軸受(408)、下部フレーム1.4旧ζ配設された下
部スラスト軸受(411)及び下部主軸受(412)に
よって支承されており上部フレームに、下部フレーム(
4υはいんろう嵌合部などにより上部主軸受(408)
、下部主軸受(412)が互いに同心になるよう組合わ
さっている。
また、上部主軸受(408)と上部スラスト軸受(40
)とは同心であり上部主軸受(408)軸心と、上部ス
ラスト軸受(402)の軸受面(402a)とが垂直で
あるので、主軸(3)はその軸心が上部スラスト軸受(
40)の軸心に対して同心となり、また上部スラスト軸
受(402)の軸受面(402a)に対して垂直に維持
される。また、揺動スクロール(2)はその台板(20
2)の背面(202b)で上記上部スラスト軸受(40
2)軸受面(402a)により支承されているので、揺
動スクロール(2)の合板(202)は主軸(3)fζ
対して垂直な姿勢に維持される。
オルダム継手(4Q 1)は、揺動スクロール(2)の
自転を防止し、揺動スクロール(2)が主軸(3)の軸
心の周りに公転運動のみをするようにするための継手手
段であり、揺動スクロール(2)の台板(20)と、上
部フレーム(401との間に配設されている。
上記各部機構部品が上記のような相対関係に組立てられ
た後、固定スクロール(1)及び揺動スクロール(2)
の条溝(5)な各微調整用エレメント(6)が条溝15
]より大きく突出した状態で装着され上部フレーム(4
01,下部フレーム14υ、固定スクロール(1)とは
固定スクロール(1)の周壁部(108)と上部フレー
ム(40)とを貫通し先端のねじ部(42a)が下部フ
レームADのみに螺合する複数個のボルト(42によっ
て共締めされる。この状態を第2図に示す。ここで、固
定スクロール(1)は周壁部(108)の下図(1o 
s a)で、上部フレーム+4(lの外周部上面に形成
された取付面(40a)に固定されるが、上部フレーム
(4■の取付面(4o a)は、上部スラスト軸受(4
0)の軸受面(402a)と平行であり、揺動スクロー
ル(2)の合板(200の背面(202b)と、これと
反対の面である底面(202a)及び、渦巻側板(20
1)の端面(201a)は、それぞれ平行であり、更に
固定スクロール(1)の周壁部下面(1o s a)と
、渦巻側板(101)の端面(101a)は同一面上に
あり、上記端面(101a)と、台板(102)の底面
(102a)は平行であるので、固定スクロール(1)
の渦巻側板端面(101a)と揺動スクロール(2)の
台板底面(202a)及び、揺動スクロール(2)の渦
巻側板端面(201a)と固定スクロール(11(7)
 台板底面Q 02 a)の間はそれぞれ平行に維持さ
れる。そのため、前記各エレメント6)はそれぞれ固定
スクロール(1)の台板底面Q 02 a)、揺動スク
ロール(2)の台板底面(202a)によって押圧され
均一に前記溝15)内に圧入される。そして、上記固定
スクロール(1)が上記フレーム(401を介してフレ
ーム!4υにボルト(421により共締めされた状態に
おいて上記固定スクロール(1)の渦巻側板端面(10
1a)と揺動スクロール(2)の台板底面(202a)
及び揺動スクロール(2)の渦巻側板端面(201a)
と固定スクロール(1)の合板底面(102a)の間に
は均一に微少隙間Aが形成されるので、この微少隙間A
だけ条溝C5)より均一に突出した状態1ζなるまで前
記各エレメント(6)を前記条溝(5)内に押し込まれ
たところで止まる。その結果各渦巻側端面(101a)
(201a)と相手方の各台板底面(202a) (1
02a)の間は上記各エレメント(6)を介して実質隙
間がなくなる。
次に第1図において主軸(3)を回転させるモータの支
持は、モータのロータ囮が、主軸(3)に燻蒸めなどに
よって固定され、上記ロータ囮と適当なエア・ギャップ
を確保All!、しながらモータのステータ(71)が
下部フレーム(41)にボルト等Eζよって固着されて
いる。
上記各機構部品を上記のような相対関係に組立てた機構
部品(8)、即ち固定スクロール(1)、揺動ス・、 
 クロール(2)、上部フレーム(4ω、下部フレーム
(社)、ど j: ;   主r4 +a+、ロータ(至)、ステー
タ(2)等々の組立品は密1′;、  閉容器であるシ
ェル(9)に収納されている。こξでL′λ :  シェル+91は上ぶた(901) 、中間円筒部
(902)、底ぷた1ユ (1・、(9021)に三分割され、機構部分(8)は
、下部フレーム・tB)I、j =二I4D外局部において中間円筒部(902)に燻蒸
めあるいソ・ 、1  はス?ット溶接などにより固定され、上ぶたC
01)、j、;   底ぶた(908)は前記中間円筒
部(900両端部において、゛ ゛・  図のように中間円筒部(90〕外周部をおおう
ように+1 暑  嵌め合わされ、これら嵌め合わせ部を溶接密封し
′:□  ている。(90◇はシェル中間円筒部の周壁
に溶接等と □  により接続され、シェル(9)内部空間(9a)
に開口する吸入管、(905)はシェル上ぶた(9 o
 t)の中央部を貫、1  通してこの中央部に気密に
接続され、更に固定ス・・4  クロール(1)の吐出
口(1a)に連通ずるように延長さ、と、°。
:負  れた吐出管、(906)はシー・′上ぶたGe
t)tt溶接され、1゛□  図示しないリード線によ
って、モータステータ(2)′・、。
1″  と電気的に接続された密封端子、(907)は
シェル(9)゛の底部に溜められた潤滑油である。ここ
で主軸(3)の下端部は、潤滑油(907)に浸漬して
いる。また前記吐出管(905)と吐出口(1a)の接
合部はOリング等によりシールされている。
主軸(3)には、主軸+3)下端部より上端部に形成さ
れた偏心穴(8a)まで貫通した偏心給油孔(8b)が
形成され、軸受各部へ給油されるようになっている。
このように構成されたスクロール圧縮機の動作を次に説
明する。密封端子(906)を通じて、モータステータ
(2)Cζ通電すると、モータロータ(至)はトルクを
発生して、主軸(3)と共に回転する。主軸t31が回
転を始めると、主軸+31の偏心穴(8a)に嵌入され
た偏心ブツシュ(801)を介して、揺動スクロール(
2)の4111(208)に主軸(3)の回転力が伝え
られ、揺動スクロール(2)は゛オルダム継手(401
)にガイドされて自転することなく主軸131の軸心を
中心とする公転運動を行ない、第25図に示す上述した
ような圧縮作用が圧縮室Pで行なわれる。
この際渦巻状側板(101)、 (201)の端面(1
01a)、 (201功と、これらに対面する台板(2
02)e QO2)の底面C202のQ 02 a)の
間の微少隙間Aを埋めるよう1ζ溝15)に嵌入された
エレメント(6)が台板底面(202a) # (10
2a)の方向へ実質隙間がな、い状態で均一に上記端面
(1ota)。
(201a)より突出しているので上記微少隙間Aを通
して渦巻径方向すなわち相対的に高圧の圧縮室か仄  
ら低圧の圧縮室への圧縮冷媒ガスの漏れが生じる、2、
  ′)′防止す6・更゛′渦巻状側板(101)・C
0”)′)側面同志は、揺動スクロール(2)が偏心回
転運動するこ、パ、 4   とによって生じる遠心力などを利用して偏心ブ
ツシュ(801)を揺動スクロール(2)の軸(308
)の周りに揺、5  @させ、主軸13)の軸心に対す
る揺動スクロール(2)・“  の偏心嶺を可変にする
ことにより渦巻状側板(1o 1)□、 ’ 1(2o t)の側面同士がB部で当接させられ上
記相対的゛“  に高圧の圧縮室から低圧の圧縮室への
圧縮冷媒の1! ゛・  漏れが渦巻状側板(101)s (201)の
側面間を通じて渦]11、・、  巻方向“′″t、、
so”′防′E−、ttt、s・0025“″パ゛゛′
   圧縮時の漏れはほとんど防止され、圧縮効率の高
i・ ・  い運転を行なうことを可能とする。
次に冷媒ガスの流れについて説明する。蒸発器(図示せ
ず)からの吸入冷媒ガスは吸入管(90◇よ°“リシエ
ル内空間(9a)に流入して、モータロータ而、モータ
ステータ(2)等を冷却すると共に、図示しない下部フ
レーム1411外周部に設けられた吸入通路を通過して
吸入口(1b)より吸入されて圧縮室Pに取り込まれ、
圧縮された後、高圧冷媒ガスとなって、吐出口(1a)
を経て、吐出管(905)よりシェル(9)外へ排出さ
れ凝縮器(図示せず)に至る。
次に給油系督ζついて説明する。シェル(9)の下部に
溜められた潤滑油(907)は、主1ift 131の
回転によって生じる遠心ポンプ作用により偏心給油孔(
8b)を径由して、偏心穴ωa)に汲み上げられ偏心ブ
ツシュ(801)fζ給油される。主軸(3)、偏心ブ
ツシュ(300に設けられた油入、油溝(図示せず)な
どより、上部スラスト軸受(402)、下部スラスト軸
受(411)、上部主軸受(4o a) 、下部主軸受
(412)、更にはオルダム継手(401)を潤滑した
後、一部は、圧縮室Pへ吸入冷媒ガスとともに吸入され
、圧縮部のシール及び潤滑に使用され吐出管(905)
より排出され、凝縮器、蒸発器(図示せず)を通過して
再び吸入管(900よりシェル(9)内へ戻ってくるが
、大半は上部フレーム+401 、下部フレームを旧ζ
それぞれ設けられた返油孔(4ob)、 (41a)を
経て、シェル19)下部に流下し戻される。
第8図は主軸(3)の偏心穴(8a)に挿入される偏心
ブツシュ(801)の構成を詳細に示す図で、(a)は
上面図、(至)は側面断面図、(C)は下面図である。
(801b)は偏心ブツシュ外周面であり、OBOはそ
の中心である。(301a)は偏心ブツシュ内周面であ
り、OBlはそお中心である。中心OB1は中心OBO
に対してeだけ偏心している。
(801C)は下端が偏心ブツシュ下端面に開口し、上
端部は偏心ブツシュ上端面に開口しないように閉じた状
態に形成された縦方向に延在する油溝で、上記内周面(
a 01 a)に連接している。(801のは上記油溝
(a o 1c)と外周面部(801のとを連通ずるた
めの油孔、(801e)は上記外周面部(a 01 b
)に設けられた切り欠き部で、上記油孔(801d)の
径方向外端がこの切り欠き部に開口している。ω010
は偏心ブツシュ(801)の肉厚部において偏心ブツシ
ュ下端面に穿設されたまわり止め用穴である。なお、偏
心ブツシュ(801)はアルミ合金、鉛青銅などの軸受
材Cζよって作られる。
第4図は、このような偏心ブツシュ(801)を主軸(
3)へ装着する際の組立順序を説明するための斜視図で
ある。第4図において、先ず主軸(3)の偏心穴(8a
)底部のピン六S旧ζ、平面形状がC形のほぼ筒状をな
すスプリングピン■を嵌合した後、このスプリングピン
■に偏心ブツシュ(+01)下部のまわ、り止め用穴(
a 01 f)が合うように、偏心ブツシュ(801)
を偏心穴(8a)に嵌入する。まわり止め用穴(aox
f)にスプリングピン■が嵌入し偏心ブツシュ(a 0
1)の下解面が偏心穴ωa)の底面に当接した状態でス
ナップリング■を偏心穴(8a)側面円周方向に形成さ
れたスナップリング溝(至)に嵌める。スナップリング
@は細いピアノ線などの弾性線状をC形fζ形成したも
のである。
第5図は偏心ブツシュ(a O1)を主軸(3)に組込
んだ状態を示す図であり、この第5図において、O8は
主軸(3)の軸心即ち回転中心で、この中心Osと上記
偏心ブツシュ内周面(801a)の中心OBiとを結ぶ
直線と上記中心OB1と上記偏心ブツシュ外周面(s 
o 1b)の中心とを結ぶ直線とがほぼ直角をなす位置
に上記中心OBOが位置するように、スプリングピン(
支)の位置は決定されている。まわり止め穴(801f
)の径はスプリングピン■の径より大きくとられ、偏心
ブツシュ(801)が周方向にある程度動き得るように
しである。また、偏心ブツシュ(101)の油孔(80
1c!1と主軸(3)の大径部半径方向に穿設された油
孔(8c)とが、偏心ブツシュ(801)の回動によっ
ても常に連通ずるように切り欠き(a o 1e)は周
方向に所定長さ形成されている。上記油圧(8c)は更
に主軸(3)大径部外周面軸方向に設けられた油溝(8
のfζ連通している。
揺動スクロール(2)の揺動軸(2o a)は、偏心ブ
ツシュ(801)内に揺動軸(208)外周面が内周面
(a o t a)と摺動可能なように嵌入されるので
、上記偏心ブツシュ内周面(801a)の中心OB1は
揺動中心すなわち揺動スクロール(2)の重心と一致し
ている。従って矢印W方向fζ主軸(3)が回転すると
、上記主軸(3)の回転中心013と上記偏心ブツシュ
内周面(a 01 a)の中心OBIとを結ぶ直線上C
ζ矢印G方向に遠心力が発生し、偏心ブツシュ(301
)は上記偏心ブツシュ外周面(a o 1b)の中心O
BOを中心に矢印M方向にモーメントが生ずる。従って
、もし固定スクロール(1)と揺動スクロール(2)の
渦巻側板(101)、 (201)の間に隙間がある場
合、これら両側板(101)(201)が互いに接する
まで揺動スクロール(2)が移動するように、偏心ブツ
シュ(801)は上記偏心ブツシュ外周面(a o 1
b)の中心OBOを中心に矢印M方向に回転する。
第6図により上記中心位置の変化を説明する。
すなわち、偏心ブツシュ外周面(801b)の中心OB
Oを中心fζして偏心ブツシュ(801)は矢印M方向
に回転し、偏心ブツシュ内周面(a 01 a)の中心
OB1は渦巻側板(101)、 (201)が互いEζ
接する点OBIまで移動する。すなわち揺動スクロール
(2)の公転半径はO8OB i=Rより080B1:
Rまで変化する。また逆に工作精度Cζより公転半径が
Rより小さい場合は矢印Mと反対方向に偏心ブツシュは
回転する。これは液バツクや、両渦巻側板Q o t)
(2o 1)間への異動かみ込みなどの場合にも生ずる
このように偏心ブツシュ(5)は工作精度のバラツキを
吸収し、組立性を容易Iζして、しかも圧縮時、   
に両渦巻側板(101)(201)間を通じて渦巻方向
へ圧縮[ 、;、・i * y“sea 、S (7) +防15
11効率2向1゜;   せ、また液パツクや異物のか
み込みCζ対しても耐(・7で ベ   カがあり信頼性の向上にも役立つものである。
Ml。
ご・1    次に本発明の詳細かつ具体的な説明を行
なう。
ジ、) “パ′    第7図は、前記エレメント(6)を揺動
スクロール(2)[。
の渦巻側板C01)の端面(2o 1a)に開口し、渦
巻長手([、 方向鉦ζ沿って形成された溝(5)に圧入する状態を示
ゝ1  す組立時の斜視図である。溝(5)は渦巻側板
(201)の、) l′1町、 ・  端面(201a) 1c開口し、しかも渦巻方向
内端部(201t)゛  及び外端部(2o 1c)を
残して渦巻長手方向に沿って;:。
、::、I  形成さ0・?−0溝(5)を埋めるよう
′ひも状の“′・“   メント(6)を溝(5)門口
面に垂直に圧入する。ここで); 、;8.    は揺動スクロール(2)の例を示すが
、固定スフロー旨 、:゛   ル(1)についても同様1ζ実施されるこ
とは言うまで;   もない。以下揺動スクロール(2
)に限って説明して;′8 いく。
、二   第°図゛・′″″25″状態゛′8′′6局
部断面図・、   であり、上記溝(5)及びエレメン
ト(6)はここでは断面矩形の形状をとっている。ここ
でエレメント(6)の巾寸法りは、溝の巾寸法すと実質
同等以上の寸法を有しており、またエレメント(6)の
厚み寸法Hは、溝(5)の深さ寸法Hと実質量等か、そ
れよりも小さい値となっている。D)D  である場合
は、エレメント6)は巾方向に弾性変形ないし塑性変形
しやすい材質でなければならず、従って、エレメント(
6)としては、そのような性質を有するものが使用され
る。ある程度の弾塑性可撓性がありかつ自己潤滑性のあ
る四ふり化エチレン樹脂(PTF E)等は最適である
。また、鉛、ハンダのような軟質で塑性変形しやすい金
属や、ゴムのように弾性力の大きい材質にPTFEを複
合させた材料なども良い。
第9図はこのようなエレメント(6)を溝(5)内に挿
入した状態を示す局部断面図であり、エレメント(6)
は弾性変形(塑性変形しても良い)して両側面(a b
) # (e c)が溝15)の両側面(5bL (5
c)と密着した状態で渦巻側板端面(201a)より突
出した状態、従ってエレメント(6)の下面ωd)と、
?lFJ!51の底面(5)の間に空隙(5o 1)が
ある状態で止まっている。この空隙(502)の軸方向
寸法をδとする。
第10図は、このような揺動スクロール(2)に、・1
1、  第2図で説明したような組立法で固定スクロー
ルご   をかぶせて、固定した状態を示す局部断面図
であ、。
、′□   る。固定スクロール(1)の台板底面Qo
2a)によってン “   上述した渦巻側板端面(2o 1a)より突出
したエレメント(6)は、溝C5)内へ矢印のようCζ
下向に押し込ま、   れ、上記台板底面(102a)
と渦巻側板端面(2o t a)の、5   間゛′1
”図“′上述は設定Sat″微少隙間”が°   でき
る位置まで押し込まれたところで止まる。こI)、′ 
。11.よゎゆ□。。。ヵ。□6.4.6・、6゜24
、.6(7]!1i5tl’′A&Th°CCFJ=E
”iFj;’(f EE縮機が運転中特に渦巻中心側が
高温となるため、°  中心側板が軸方向に熱膨張によ
って局部的に伸び11、:   微少隙間Aの寸法が局
部的に縮まり、相手側台板底面によってエレメント(6
)が局部的に押えられたとしても、相手側台板底面によ
ってエレメント(6)が更に溝(5)内下方へ軸方向に
押されて移動し、この熱膨張による寸法変化を吸収でき
るように逃げ丁・  部として設定されている。
もしエレメント6)に軸方向に弾性力が@き、従つて第
10図の状態においてエレメント(6)の上面(6a)
が合板底面(102a)に対して弾性力による押付けが
過大に作用する場合は第11図に示すようCと台板(1
0)を矢印方向に戻してエレメント(6)の上面(6a
)と台板底面(102a)の間に所定の微少隙間Kがあ
くようにオフセットすれば良い。
上記オフセットの一方法を第12図に示す。すなわち第
6図で説明した組立方法によって組立てた後ボルト(口
をはずして固定スクロール(1)を上部フレームt4G
より取り固定スクロール(1)周壁部底面(108a)
と上部フレーム囮の取り付は面(40a)の間に厚みが
均一でその寸法がAである環状のシムを挾み込んだ状態
で再びボルト(転)を締めつけることによりシムの厚さ
Aだけ固定スクロール(1)、揺動スクロール(2)の
各エレメント(6)の上面(6a)とこれに対応する合
板底面(2o2a)Qo2a)の間に微少隙間Aが均一
に形成される。
第18図薇ζおいて、このようなオフセット組立方法の
他の例について説明する。固定スクロール(1)及び揺
動スクロール(2)の渦巻側板(1o t) (2o 
t)端面(101a) (201a)の溝15)には、
あらかじめエレメント(6)の所定の微少M間A以上に
突出させておく。このような状態で、上部フレーム(の
をその下面(40b)が合うように堅固な平面(12a
)を有する台[12上に置き、上部フレーム(社)上面
に固定された上部スラスト軸受(402)の軸受面(4
02a)上に厚みが均一でその寸法がAである上記上部
スラスト軸受(40)とほぼ同径の内外径を有する環状
のシムu(lを敷く、そしてこの上に揺動スクロール(
2)をその台板背面(202b)と、上記スラスト軸受
(40)で、上記シム(10を挾み込むようにしてのせ
る。このようにして、上記揺動スクロール(2)の渦巻
側板(201)と固定スクロール(1)の渦巻状側板(
101)が互いにかみ合うようにして固定スクロール(
1)をかぶせる。次にこのような状態で、上記固定スク
ロール(1)の上面(102b)平板(社)を介してプ
レスアーム(13によって台叫の平面−に対して垂直に
押し付ける。その結果固定スクロール(1)、揺動スク
ロール(2)の各エレメント(6)は、それぞれの溝(
5)内に相手方の台板底面(202a)(102a)に
よって圧入され所定隙間Aよりシム(1■の厚みAを引
いた寸法すなわちXだけ均一1ζ各溝(5)より突出し
た状態で止まる。その後シムU■を取り除いて、再び第
6図で説明した組立方法により組立てると上記各エレメ
ント(6)の上面(6a)とそれと対応する相手方の台
板底面(102a) (202a)の間には均−fζ微
少隙間Aが形成できる。
以上のように組立において、各スクロールの渦巻側板端
面にアジヤスティングエレメント(6)とこれを挿入す
る溝(5)からなる軸方向隙間微調整機構を設けたこと
により各渦巻側板端面とそれに対応する台板底面との間
は、上記エレメント(6)を介して実質隙間を無くした
状態あるいは工作精度のバラつきを排除した必要最小限
の微少隙間に容易にセットすることができ、圧縮時にお
ける渦巻半径方向の冷媒ガスの漏れを押えることができ
る。更に、x L/ yt :/ ト(61トat51
(7)当接f ル側ff1(6b)(6c)及び(5b
) (5c)は実質隙間がないので、この部分を通して
渦巻下流側への漏れも生じない。
またエレメント(6)は溝+5]内に圧入などにより固
定されているので、本質的に台板底面に対するエレメン
ト(6)の上面ωa)の押°し付けは発生せず、従って
、正常に運転されている場合、エレメント(6)の上面
(6a)の摩耗は生じない。更に上記押し付は力が合板
底面に発生しないということはここでの摩擦抵抗は無く
、従って前記偏心ブツシュ(801)の作動をスムーズ
に行なうことができる。すなわち偏心ブツシュ(801
)の揺動運動によって、これに嵌入した揺動スクロール
(2)は、その軸心が主軸(3)の軸心に対して移動す
る。そして、この揺動運動は揺動スクロール(2)自体
の遠心力等によって生ずる。
ところが、固定スクロール(1)及び揺動スクロール(
2)の渦巻側板端面(101a)、 (201a)1m
過大な力が作用するとこの部分の摩擦抵抗とともに、揺
動スクロール(2)のスラスト方向の力を支承する上部
スラスト軸受(402)にも過大な力が負荷され、結果
として、これら摺動部の摩擦抵抗は、上述した遠心力な
どによる偏心ブツシュ(801)の揺回’ffJ)sこ
ともなって揺動スクロール(2)の渦巻側板(201)
の側面が固定スクロール(1)の渦巻側板(101)の
側面に押し付けられる方向Cζ揺動スクロール(2)が
移動しようとするのを妨げる様fζ鉛き、上記側板間の
適切な接触が行なわれず、これらの部分からの漏れが増
大し、性能劣化をまねく、更に負荷が増大すると前記上
部スラスト軸受(402)などの焼付きが発生する。
本発明では上述したよう1ζ、エレメント(6)上面(
6a)の合板各部底面(102a) (202a)への
押し付けが本質的(ζ発生しないので上部スラスト軸受
(402)への負担はかからず、従って偏心ブツシュ(
801)の作動をスムースfζ行なうことができ、それ
に伴う渦巻側板(101) (2o 1)側面間のシー
ルを効果的に行なうことができる。
更に圧接時における渦巻中心側の局部的な熱膨張差によ
る隙間Aの減少憂ζより台板底面によるエレメント6)
への局部的な押付けが発生してもエレメント(6)の溝
(5)への局部的な移wjJlこより吸収でき、これに
ともなう焼付事故なども防止できる。
以上のように、エレメント(6)がm(5)に適正ニ支
持されていれば、上記利点を持つことがわかったが、し
かし、長期運転していると、エレメント(6)が局部的
に異常摩耗したり溝(5)内1ζ陥落するものS冨  
が出てきた。
1,そこで、第10図に示す空隙(501)と圧縮室P
の゛  各運転中の圧力を測定したところ、第14図に
示や、′・ □   すような結果を得た。ここではあるポイントB
か:!: 、□  らポイントAまでの空隙(5oOの圧力変@P
l及びそ□、 (I 35、  れに対応した圧縮室Pの圧力変動P2を示し
△Pは、)゛) 、(・ + (7)!! EE ? 7J< f・!u
ffi(4’7i11’[*=ff“パ″、:1、  
り異なるが、図中(・)のように圧縮室Pの圧力P・よ
1.;   り空隙(501)の圧力P1の方がΔPだ
け大きくなる場□11 □′  合がある。このような時、エレメント(6)は
溝15)よ・□、・ り突出してきて、台板(102)(202)と摺動して
摩耗す゛パ′   ることになる。また、(6)のよう
にP!よりPlの方が糺 ・1. 4)、:   △Pだけ小さくなる場合、エレメント(
6)は溝;5)内sKl・ ゛・・、  に陥落することになる。そこで、圧縮室P
と空隙4″、、、1・ □’   (501)の間に導通部を設は均圧させるこ
とを思いっ□91′− JJ ゛パ   いた。第15図はその端的な例であるエレメ
ント(, 16)の始端部Aと終端部B#ζおいて、導15)のそ
れぞ)rl”、、1:   れ対応する端部の間に図の
如く隙間を比較的太き°、− 1く設けてみたところ、第16図のようにPlとP2の
1飄 ゛   差圧△Pは小さくな−た。
更に発展させて第17図及び第18図1ζ示すようにエ
レメント(6)の側面に軸方向に溝(610)を適宜設
けて空隙(501)と室Pとを渦巻長手方向に沿って適
宜導通させたところ、第16図に示すΔPの値は更に小
さくなってほぼ均圧できた。更にこのような仕様で長期
間運転を行ったところ、前記エレメント(6)の摩耗や
陥没は見られなくな−)だ。このような均圧溝は、溝!
51alfζ設けても良いことは言うまでもない。また
他の実施例として、第19図及び第20図に示すように
渦巻長手方向に沿って溝(5)に切り欠きを設けてもよ
い。
第21図〜第28図は更に他の実施例であって、エレメ
ント(6)を渦巻長手方向に沿って分割して圧入し、各
エレメント(6)の間には隙間(611)を設けたもの
である。仁のようにすると、エレメント(611本の長
さが短くできるので、工作性の向上もはかれる。
第24図は、以上述べてきた均圧によるエレメント(6
)の移動の防止の上に更に安定性を増すために考えられ
たものであり、溝(5)を異形にして対処〜 ・   しようというものである。
−□ :!′ \−′   第24図(a)は、溝(5)を図のように
テーパ状にし、j″N゛・ 、□“:  エレメント(6)の必要以上の陥落を防止
している。
・′Y′ 5、  また(ト)は、(a)とは逆のテーパにするこ
と鉦とより工′・□、;   レメント(6)の浮き上
りIζよる台板(102)との摺動摩:  耗を防止し
ようというものである。
ト1□ 、(C)は溝(5)の断面に凸部(512)を設けてこ
れにより:゛ )5、゛   てエレメント6)を物理的に固定しよう
というもの′   である。
〔発鳴の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば夫々イン、1 □。
・1  ポリニートなどの渦巻側板を合板面に突設して
形・1゜ □・  成された固定スクロール及び揺動スクロールを
互゛、。
(“□ 、、、5.   いに組合わせて上記各渦巻側板及び合
板面間に複、  tow′□ff!′gt、・1″)y
o−yb+pK:a−#れ、  とにより、上記室に取
り込まれた流体を圧縮ある′□  いは膨張させるよう
に構成したスクロール流体機・)   械において、上
記両スクロールの各渦巻側板とそ、い ゛  れぞれ同形状の渦巻形状を有する一対の微調整用
5.“′ エレメントと、上記両スクロールの渦巻側板端面コζ沿
って形成され、上記微調整用エレメントが圧入されるガ
イド溝とを備え、上記各微調整用エレメントの上記各ガ
イド溝に対する圧入深さを調整することにより、上記各
微調整用エレメント端面と、これに対応する台板底面の
間の隙間を微調整しうると共に上記微調整用エレメント
と上記ガイド溝底部との間に形成された空隙部と上記室
とを連通ずるように構成された隙間微調整機構を有する
ことを特徴とするものである。
従って、スクロールの渦巻状の側板端面に設けたガイド
溝に、均等に微調整用エレメントを圧入することにより
、上記WI調整用エレメントを介して固定スクロール及
び揺動スクロールの各渦巻状側板端面と台板底面の間の
軸方向隙間の微調整を行なうことができ、固定スクロー
ル、揺動スクロール等の工作精度のバラツキを排除し、
実質隙間のない、あるいは必要最少限の微少隙間に調整
でき、かつ微調整用エレメントとガイド溝の間に軸方向
Iと空隙部を有するようにして、この空隙部と上記室と
を導通させるようにしたので、空隙部と室との間がほぼ
均圧されるので、運転中室の圧力の変動Cζよる微調整
用エレメントの軸方向への移動が防止でき、従って微調
整エレメントには実質軸方向には力が発生せず、エレメ
ントと合板の開にgj擦低抵抗摩耗がなく、更にエレメ
ントがガイド部中に陥没することなく安定した状態で固
定され、漏れの少ない、信頼性の高い隙間微調整機構が
提供されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるシール・微調整組立
機構を備えたスクロール圧縮機の断面図、第2図は同組
立図、第8図〜第6図は偏心ブツシュの構成と作動を説
明する部分詳細要因、第7図は本実施例を揺動スクロー
ルに採用した場合の組立斜視図、第8図〜第18図は他
の組立方法を説明する部分要図、第14図は本実施例改
善前の圧力線図、第15図は本実施例改善後の揺動スク
ロール斜視図、第16図は本実施例改善後の圧力線図、
第17図〜第24図は本発明の他の実施例を説明する部
分要図、第25図はスクロール流体機械の作動原理図、
第26図は従来例の断面図、第27図〜第80図は他の
従来例の局部断面図である。 図中、(1)は固定スクロール、(2)は揺動スクロー
ル、(5)は溝、(6)は微調整用エレメント、(10
1X102)は渦巻状側板、(101a) (201a
)は端面、Q O2)(202)は台板、Uαはシム、
(51o)(61のは均圧溝、(611)は隙間である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 夫々インボリュートなどの渦巻側板を台板面に突設して
    形成された固定スクロール及び揺動スクロールを互いに
    組合わせて、上記各渦巻側板及び台板面間に複数の室を
    形成し、揺動スクロールを旋回させることにより上記室
    に取り込まれた流体を圧縮あるいは膨張させるように構
    成したスクロール流体機械において、上記両スクロール
    の各渦巻側板とそれぞれ同形状の渦巻形状を有する一対
    の微調整用エレメントと、上記両スクロールの渦巻側板
    端面に沿つて形成され、上記微調整用エレメントが圧入
    されるガイド溝とを備え、上記各微調整用エレメントの
    上記各ガイド溝に対する圧入深さを調整することにキー
    、上記各微調整用エレメント端面と、これに対応する台
    板底面との間の隙間を微調整しうると共に上記微調整用
    エレメントと上記ガイド溝底部との間に形成された空隙
    部と上記室とを連通するように構成された隙間微調整機
    構を有するスクロール流体機械。
JP60106306A 1985-05-16 1985-05-16 スクロ−ル流体機械 Granted JPS61261601A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60106306A JPS61261601A (ja) 1985-05-16 1985-05-16 スクロ−ル流体機械
KR1019850008593A KR910001552B1 (ko) 1985-05-16 1985-11-16 스크롤 유체기계
US06/855,675 US4740143A (en) 1985-05-16 1986-04-25 Scroll-type fluid transferring machine with gap adjustment between scroll members
DE3614614A DE3614614C2 (de) 1985-05-16 1986-04-30 Rotationskolbenmaschine der Spiralbauart
US07/134,356 US4824343A (en) 1985-05-16 1987-12-17 Scroll-type fluid transferring machine with gap adjustment between scroll members

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60106306A JPS61261601A (ja) 1985-05-16 1985-05-16 スクロ−ル流体機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61261601A true JPS61261601A (ja) 1986-11-19
JPH0327721B2 JPH0327721B2 (ja) 1991-04-16

Family

ID=14430314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60106306A Granted JPS61261601A (ja) 1985-05-16 1985-05-16 スクロ−ル流体機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61261601A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63186987U (ja) * 1987-05-25 1988-11-30
JPH02147888U (ja) * 1988-12-28 1990-12-14
JPH0377083U (ja) * 1989-11-30 1991-08-01

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61167185A (ja) * 1985-01-18 1986-07-28 Toshiba Corp スクロ−ル流体機械

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61167185A (ja) * 1985-01-18 1986-07-28 Toshiba Corp スクロ−ル流体機械

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63186987U (ja) * 1987-05-25 1988-11-30
JPH02147888U (ja) * 1988-12-28 1990-12-14
JPH0377083U (ja) * 1989-11-30 1991-08-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0327721B2 (ja) 1991-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0440521B2 (ja)
JPH0330685B2 (ja)
AU749353B2 (en) Stepped annular intermediate pressure chamber for axial compliance in a scroll compressor
KR910001552B1 (ko) 스크롤 유체기계
US7163386B2 (en) Scroll compressor having a movable auxiliary portion with contact plane of a stopper portion to contact a pane of the fixed scroll through elastic pressure of high pressure fluid
US4875838A (en) Scroll compressor with orbiting scroll member biased by oil pressure
KR20020087837A (ko) 올덤 커플링을 위한 클리어런스를 가진 스크롤 압축기
JPH01271680A (ja) スクロール型圧縮機
WO2020050826A1 (en) Radial compliance in co-rotating scroll compressors
US5951272A (en) Scroll compressor having an annular seal for a stationary scroll pressure receiving surface
EP0520487A1 (en) Scroll-type fluid machinery
JP6903826B2 (ja) スクロール圧縮機における動的半径方向コンプライアンス
JP3201901B2 (ja) スクロ−ル形圧縮機
JP2005147101A (ja) スクロール圧縮機及びこれを用いた冷凍空調装置
JPS61261601A (ja) スクロ−ル流体機械
JP4609496B2 (ja) 回転式流体機械
JPS60224989A (ja) スクロ−ル形流体機械
JPH11173283A (ja) スクロールマシン用中間圧力調整弁
JP4727468B2 (ja) スクロール圧縮機
EP0967392A1 (en) Scroll type compressor in which an oil seal is formed between an involute wall and an end plate confronting with the involute wall in an axial direction
JPS61265304A (ja) スクロ−ル流体機械
JPS60224987A (ja) スクロ−ル形圧縮機
JPS61265302A (ja) スクロ−ル流体機械
JPH0374591A (ja) 高圧ドーム形スクロール流体機械
JP2004019527A (ja) スクロール型圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term