JPS61260848A - にんにく液の製造方法 - Google Patents

にんにく液の製造方法

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JPS61260848A
JPS61260848A JP60099622A JP9962285A JPS61260848A JP S61260848 A JPS61260848 A JP S61260848A JP 60099622 A JP60099622 A JP 60099622A JP 9962285 A JP9962285 A JP 9962285A JP S61260848 A JPS61260848 A JP S61260848A
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JP
Japan
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garlic
bulb
added
fleshy part
enzyme
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JP60099622A
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English (en)
Inventor
Naoki Sumi
直樹 角
Nobuo Murakami
村上 信雄
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分骨〕 本発明は無臭のにんにく液の製造方法に関し、詳しくは
外皮に包まれたにんK < (A#iumsatiVu
?ff )球根を急速加熱処理後、水を加えずに粗砕し
、外皮及び盤根と分離した鱗茎肉質部に繊維素分解酵素
を作用せしめ、次いで大豆粉または豆乳粉を加えて無臭
のにんKく液を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
■にんにくを予め熱処理し、水を加えて粗砕後、分離し
た鱗茎肉質部含有液にビタミンB1.糠または酵母を添
加し、さらに大豆粉、豆乳または豆乳粉を加えて遠心分
離することにより無臭のにんにく液を得る方法が特願昭
59−1)8173号に開示されている。
■また、にんにくにアスペルギルス・ニゲルより得た繊
維素分解酵素を作用させて水で抽出する薬用にんにくエ
キスの製造法が特公昭43−84号に開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記■の方法では鱗茎肉質部内に含有す
る繊維部分が分離、廃棄されるため、繊維部分内に包接
されている有効成分や旨味成分等が完全には利用されず
、かつ歩留りも低下する。
さらに1熱処理後のKんにくに水を加えたのち粗砕する
ため、最終製品を粉末状にする場合、加えた水を再び蒸
散させなければならず、エネルギーの損失が大きい。
また、上記■の方法も■の方法と同様K、粉末状製品を
得るためには加えた水を再び蒸散させねばならず、エネ
ルギーの無駄である。さらに、酵素力価が低いので繊維
素分解酵素をにんにく1ゆに対して1009も添加し、
かつ24時間も作用させるので、微生物による腐敗のお
それがある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記問題点を解消した無臭にんにく液の製
造法を開発すべく検討を重ねた結果、本発明を完成した
のである。
すなわち本発明は、外皮に包まれたくんにく球根を急速
加熱処理後、粗砕し、外皮及び盤根と鱗茎肉質部とを分
離し、該鱗茎肉質部に繊維素分解酵素を作用させた後、
大豆粉または豆乳粉を加えて均質化処理することを!#
徴とするにんにく液の製造方法である。
本発明に使用するKんにくは外皮に包まれた状態の球根
を急速加熱処理である蒸煮処理、熱水処理、マイクロ波
処理することにより極めて短時間にアリナーゼを失活さ
せる。外皮に包まれた状態のにんに(球根は、鱗茎肉質
部が空気に晒らされていないので、刺激臭を発生しな(
・が、にんにく球根の外皮を剥ぐとKんにくの成分であ
るアリインが活性化されたアリナーゼによってアリシン
に分解され、にんKく特有の刺激臭を生じる。
KんKく特有の刺激臭を発生させないための加熱手段と
しては上記蒸煮処理、熱水処理、マイクロ波処理等が好
適であり、本発明ではこれらのうちのいずれかの処理を
行なう。また、加熱温度は99〜120℃程度が適当で
あり、99℃未満では、以降の剥皮粗砕工程で刺激臭を
強く感じ、120℃を越えると、Kんにく自身が褐変し
て最終製品であるにんにく液にその色が移行するので好
ましくない。
加熱手段としては、外皮付のにんにく球根をオートクレ
ーブまたはレトルト中に入れ、120¥J以下の温度で
加熱蒸煮処理するかまたは沸騰水中に投入する方法があ
る。また、別法として2450M1(zまたは915M
)Lgのマイクロ波を用いて処理することもできるが、
マイ7クロ波照射雰囲気が乾燥していると、にんにく自
身も乾燥して早期に焦げるため、該雰囲気を水蒸気で飽
和しておくことが好ましい。
急速加熱処理したくんにく球根に水を加えることなくフ
ィニッシャ−処理または裏漉し処理を行ない、外皮及び
盤根と鱗茎肉質部とを分別する。
このフィニッシャ−処理または裏漉し処理に供する網目
の目開きは1〜3n程度が適当である。1n未満では、
鱗茎肉質部の収率が悪くなり、31ol+を越えると、
分離された鱗茎肉質部に外皮及び盤根が混入し好ましく
ない。ここで、水を加えない理由は、以降の工程におい
て繊維素分解酵素を添加して所定時間経過後の鱗茎肉質
部が極めて低粘度となり、流動性が良好となるからであ
る。そのため、必要に応じて凍結乾燥、スプレードライ
薄膜蒸発器等による濃縮などの処理が効率よ(遂行する
ことが出来、必要以上の水分蒸発に要するエネルギーを
省くことが可能である。
次に、得られた鱗茎肉質部に繊維素分解酵素を作用させ
る。通常は、この酵素を加え攪拌しながら40〜60℃
で1〜3時間作用させる。これにより鱗茎肉質部の粘度
は著しく減少する(試験例3参照)。ここで低粘度化が
不十分であると、以降において必要に応じて行なう濃縮
及び/または粉末化の工程が困難となる。また、作用温
度が60℃を越えると、酵素が失活してしまう。
繊維素分解酵素としては種々の起源のものがあるが、本
発明ではトリコデルマ属の微生物に由来するものが好適
である。具体的には、トリコデルマ・コニンギ(Tri
choderma coningi )またはトリコデ
ルマ・ビリデ(T、 viride )より調製したも
のがある。また、アスペルギルス属の微生物に由来する
酵素としてアスペルギルス・ニガー(ムspergil
lus niger )より調製したものがある。
鱗茎肉質部への繊維素分解酵素の添加量は5単位/Ji
B鱗茎肉質部の固形分換算、以下同じ)以上10単位/
g程度が適当である。5単位/g未満の添加では、鱗茎
肉質部が所期の粘度まで低下しない(試験例2参照)。
一方、10単位/yを越えて添加しても、相応する効果
が得られない。
なお、繊維素分解酵素の酵素活性はにんにくの鱗茎肉質
部の固形分1g当りのCMCアーゼ酵素活性単位で表わ
し、1分間にカルボキシメチルセルロース(OMO)か
ら0.01■のブドウ糖に相当する還元糖を生成すると
きの活性である。アルベルギルス属、イルペックス属等
の微生物由来の繊維素分解酵素を用いて同程度の効果を
奏するKは上記よりも多量の酵素を使用しなければなら
な(・。
酵素処理による鱗茎肉質部の所期の粘度値は1500 
cp程度以下である。酵素の作用時間は酵素の添加量な
どKもよるが、1時間以上必要であり(試験例1参照)
、通常は1〜3時間が適当である。また、この酵素の至
適作用…は4〜6程度であり、この範囲外の田では十分
な粘度低下が得られない(試験例4参照)。
かくして得た低粘度鱗茎肉質部溶液に大豆粉または豆乳
物を鱗茎肉質部の固形分当り2〜5重量5程度加え、6
0℃程度まで加温する。これにより鱗茎肉質部内に残存
しているKんにく特有の臭いが除かれる(試験例6参照
)。ここで用いる大豆粉としては生大豆を挽いたもので
あってもよく、また加熱処理をしたものであってもよい
。また、大豆粉や豆乳物を添加した後の加温が60℃を
越えると、大豆から可溶性物質が抽出され、最終製品の
風味に悪影響を及ばずので好ましくない。
大豆粉または豆乳物を加えた鱗茎肉質部溶液を均質機ま
たは高圧均質機を用いて均質化することによって無臭の
にんにく液を得る。
〔実施例〕
次K、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1 外皮に包まれたにんにく球根10kgを水洗し、網かと
に入れたものをレトルトに入れ、1)0℃で10分間急
速加熱処理した。急速加熱処理したにんにく球根は網目
の目開きが1.5mであるへ重州食機爬作所製のフィニ
ッシャ−にかけ外皮及び盤根の不要部分を分別し、鱗茎
肉質部7kl?を得た。
該鱗茎肉質部にトリコデルマ属の微生物より得た繊維素
分解酵素(商品名:メイセラーゼ、明治製菓(株)製)
を12250単位加え、湯浴で50℃に保ち、攪拌しな
がら2時間作用させた。次K、90℃まで加熱して酵素
を失活させた。得られた鱗茎肉質部溶液の粘度は350
 cpを示し、糖度は回転時間12秒の条件で測定した
。測定器は@)東京計器製のE型粘度計を用いた(以下
、同様)。
該l鱗茎肉質溶液に生の大豆粉98gを加え60℃まで
加温後、クリアランスIWのT、に−MYooLLOI
DERType L の均質機で処理した。次いで、こ
の処理液を遠心式スプレードライ機(最大処理量=z5
oky/時)を用いてスプレードライした。
得られた粉末は無臭ではあるが、にんにく独特の旨味を
有していた。
該粉末をせんべい100g当り2.51)の割合で醤油
と共に表面に塗布した。その結果、にんKく臭の全くな
い旨味のあるせんべいが得られた。該せんべいと通常の
にんKくパウダーを塗布したせんべいとを嗜好調査を行
なった結果を第1表に示す。
第  1  表 判定基準 にんにく臭について 2 強烈なにんにくの臭いがする 1 ・強いにんKくの奥いがする O 容易に感知できるKんKくの奥いがする−1 やつ
と感知できるにんにくの臭いがする−2  Kんにくの
臭いがしない 表から明らかなよ5K、本発明品はにんにく臭が少なく
、従来品に対し5%危険率で有意差がある。
実施例2 外皮に包まれたにんにく球根1000.9を2450M
セ、出力IKWの電子レンジ内に入れ、3分間マイクロ
波を照射した。次に照射したにんにく球根を手で剥皮し
て外皮及び盤根を除いた後、花木製作所製サイレントカ
ッターで粗砕した。さらK、食研商会製スリーロールで
処理し、ペースト状の鱗茎肉質部700jiを得た。該
鱗茎肉質部にトリコデルマ属の微生物より得た繊維素分
解酵素(商品名:セルラーゼオノズヵ、近畿ヤクルト製
造(株)製)を2500単位加え、50℃で120分間
攪拌しながら加温した。その後、90℃まで加温して酵
素を失活させた。次K、蒸煮して加熱変性した大豆粉を
9.8I加えた。60℃まで加温後、深尾製機製作所製
の高圧均質処理機を用いてゲージ圧150 kg/cu
t2で処理した。得られた処理液をゲージ圧700 x
xEg/an”で減圧濃縮することKより糖度50.粘
度2200 cpの無臭にんKくペーストを得た。
水晶はKんKく本来の旨味を有しながら無臭であった。
水晶をぎようざの中身に4人前あたり3.2I加えると
、にんKく臭のない旨味のあるぎようざが得られた。
実施例3 外皮に包まれたにんにく球根10kgを水洗し、網かと
に入れたものをレトル)K入れ、120℃で5分間急速
加熱処理した。急速加熱処理したにんにくは網目が2.
0fiである、愛工舎製裏漉し機で外皮及び盤根の不要
部分を分別して鱗茎肉質部7.0 kli!を得た。
該鱗茎肉質部に実施例1で用いた繊維素分解酵素(商品
名:メイセラーゼ)12250単位を加えて湯浴で50
℃に保ち十分に攪拌しながら2時間酵素反応を行なった
後、90℃まで加熱して酵素を失活させた。その後、豆
乳粉末98gを加え、60℃まで加温後、この液を実施
例2の如(ゲージ圧150kp/♂で高圧均質処理を行
なった。膣液を凍結乾燥後、粉砕してにんKく粉末2.
5 ′lC9を得た。水晶を肉まんの具に0.7%添加
したところにんにく臭はないが、旨味のある肉まんが得
られた。
試験例1 実施例1の如く前処理して得た鱗茎肉質部に実施例1で
用いた繊維素分解酵素(商品名:メイセラーゼ)を鱗茎
肉質部の固形分1g当り5単位添加して攪拌しながら5
0℃加温した時の粘度変化を時間の経過に伴い測定した
。その結果を第1図に示した。図から明らかなように、
30分程度作用させると、粘度的1500 cp以下の
鱗茎肉質部溶液が得られる。
試験例2 実施例1の如(前処理した鱗茎肉質部に実施例1で用い
た繊維素分解酵素(商品名:メイセラーゼ)を鱗茎肉質
部の固形分1g当り各種水準で添加し、攪拌しなから5
−0℃で2時間作用させた時の粘度を測定した。その時
の変化を第2図に示した。図から明らかなように、酵素
の添加量は5単位/g以上であれば充分である。
試験例3 実施例1の如(前処理した鱗茎肉質部に実施例1で用い
た繊維素分解酵素(商品名:メイセラーゼ)を鱗茎肉質
部の固形分II当り5単位添加して2時間、各種水準の
温度で攪拌したときの粘度を測定し、第3図に示した。
図から明らかな如く、40〜60℃の範囲で所期の粘度
低下が得られた。
試験例4 実施例1の如く前処理して得た鱗茎肉質部に実施例1で
用いた繊維素分解酵素(商品名:メイセラーゼ)を鱗茎
肉質部の固形分1g当り5単位添加し、攪拌しながら2
時間作用させる時の各種水準のF4−IK於ける粘度を
測定した。その結果を第4図に示す。図から明らかなよ
うに、田が4〜6の範囲で所期の粘度が得られる。
試験例5 実施例1の如く前処理して得た鱗茎肉質部に各種の繊維
素分解酵素■トリコデルマ・コニンギ(Trichod
erma koningi )起源の酵素(商品名:メ
イセラーゼ、明治製菓@)製)、■トリコデルマ・ビリ
デ(T、 Viride )起源の酵素(商品名:セル
ラーゼオノズカ、近畿ヤクルト製造(大震)、■イルペ
ックス・ラフテラス(Irpex 1acteus )
起源の酵素(商品名:ドリセラーゼ、協和醗酵工業(株
)製〕、■アスペルギルス(Asperglllus 
)属の微生物起源の酵素(商品名:セルラーゼD、大野
製薬(株)製)、■アスペルギルス・ニゲル(ム、ni
ger )起源の酵素(セルラーゼ2000CUN/g
、ナガセ生化学工業(株〕製)を実施例1の如く添加処
理した。結果を第5図に示す。図から明らかなようK、
トリコデルマ属の微生物に由来する繊維素分解酵素は他
の酵素よりも良好であつ試験例6 実施例1の如くトリコデルマ属の微生物より得た繊維素
分解酵素を作用させて得た鱗茎肉質部溶液に添加する大
豆粉の効果、すなわち微量に残存している所謂にんにく
臭を包接して無臭化する効果についてを試験する。
試験水準として該鱗茎肉質部溶液への無添加区。
4重量%添加区、10重量秀添加区の3水準を設け、実
施例1と同様に調製した。但し、無添加区はそのままで
ある。次に、各水準の溶液を60℃まで加温後、凍結乾
燥し粉砕して粉末化した。該粉末のそれぞれの5重量シ
懸濁液201Ltを調製し、100ILt容の三角フラ
スコに入れて37℃に加温し、次の判定基準で19人の
パネルによって官能試験を行なった。
判定基準 にんにく臭について 2 容易に感知できるにんにくの臭いがする1 やつと
感知できるにんにくの臭いがする0 Kんにくの臭いが
しない 大豆臭について 2 容易に感知できる大豆臭がある 1 やつと感知できる大豆臭がある 0 大豆の臭いがしない 結果を第2表に示した。この試験結果をスチューデント
化された範囲の値により5%の危険率で有意水準の検定
を行なった。その結果、Kんにく臭については大豆粉4
重量%添加区が無添加区より有意に臭いが少なく、大豆
粉10重量%添加区と4重量%添加区との間には差がな
かった。さらに大豆臭については大豆粉4重量%添加区
は無添加区との間に差はなかったが、大豆粉4重量%添
加区と大豆粉10重量%添加区を比べると、後者は有意
に大豆臭が強かった。
第  2  表 次K、大豆粉無添加、4重量秀添加及び10重量%添加
の鱗茎肉質部溶液を上記方法によって乾燥粉砕したもの
についてガスクロマトグラフにより臭いの分析を行なっ
た。上記粉末IIを水20dに懸濁し、2001)1j
容三角フラスコに入れて密栓し、37℃に1時間おいた
ものの、ヘッドスペースの気体5dを検体として用いた
。ガスクロマトグラフは高滓7人を用い、次の条件で行
なった。
カラム:ガスクロ工業(株) TOEP、 Unipo
rt HP80〜100Mこ、3龍φX3mガラスカラ
ム。
カラム温度:150℃、注入温度:150℃、キャリア
ーガス: Nll 501)1/ min 、検出器:
 FPD結果を第6図a、b、Cに示す。さらに、にん
にく臭を示す成分と考えられるアリルジサルファイトの
ピーク面積及び揮発性硫化物全体の量を示すピーク総面
積と大豆添加量との関係(相対的な比較量)を第7図に
示した。大豆を4重量シ添加することにより、全揮発性
硫化物量のピーク総面積は約5割、アリルジサルファイ
トのピーク総面積は約7割減少する。
〔発明の効果〕
■本発明によれば、Kんにくの鱗茎肉質部の有効成分を
効率的に利用でき、しかも得られた無臭のにんにく液は
にんにくが本来有している旨味をそのまま保持している
■にんにく球根をそのまま処理する場合に比べ、発生す
るKんKくの刺激臭がないので作業性が良い。
■本発明によって得られたくんにく液は携帯用屈折計で
精度が35もあるにもかかわらず粘度が1500 cp
程度以下であるので効率よく必要に応じて減圧濃縮、フ
オームマツトドライ法、スプレードライ法等により粉末
化または濃縮化が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は繊維素分解酵素な鱗茎肉質部に加えた時の経時
的な粘度変化を示し、第2図は鱗茎肉質部に各種水準で
繊維素分解酵素を加えた時の粘度変化を示し、第3図は
繊維素分解酵素を鱗茎肉質部に加え各種水準の温度での
粘度の測定結果を示し、第4図は繊維素分解酵素を鱗茎
肉質部に加え各種木場の…での粘度の測定結果を示し、
第5図は各種繊維素分解酵素を用いた時の粘度に及ぼす
影響を示す図であり、第6図a、b、cは大豆粉の添置
によるガスクロマトグラフのチャート図(a:大豆粉無
添加、b:大豆粉4重量5添加。 大豆粉10重量5添加)であり、第7図は第6図の結果
をグラフ化したものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外皮に包まれたにんにく球根を急速加熱処理後、
    粗砕し、外皮及び盤根と鱗茎肉質部とを分離し、該鱗茎
    肉質部に繊維素分解酵素を作用させた後、大豆粉または
    豆乳粉を加えて均質化処理することを特徴とするにんに
    く液の製造方法。
  2. (2)急速加熱を蒸煮処理、熱水処理またはマイクロ波
    処理により行なう特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)急速加熱を99〜120℃で行なう特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の方法。
  4. (4)繊維素分解酵素を40〜60℃で作用させる特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)大豆粉または豆乳粉を鱗茎肉質部の固形分に対し
    て2〜5重量%加える特許請求の範囲第1項記載の方法
  6. (6)繊維素分解酵素がトリコデルマ属の微生物に由来
    するものである特許請求の範囲第1項記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100886463B1 (ko) 2007-02-09 2009-03-09 주식회사 바이오폴리스 항산화 기능과 항암활성을 가진 에스-알릴시스테인이 강화된 발효숙성 흑마늘 제조방법
JP2011087540A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Supercritical Technology Research Corp 熟成ニンニクエキス及びその製造方法

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