JPS61258990A - 渦流れ形ポンプ - Google Patents

渦流れ形ポンプ

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Publication number
JPS61258990A
JPS61258990A JP10210986A JP10210986A JPS61258990A JP S61258990 A JPS61258990 A JP S61258990A JP 10210986 A JP10210986 A JP 10210986A JP 10210986 A JP10210986 A JP 10210986A JP S61258990 A JPS61258990 A JP S61258990A
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JP
Japan
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impeller
sand
liner
recess
recesses
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Application number
JP10210986A
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English (en)
Inventor
Shunichi Nishimura
俊一 西村
Kenzo Mikata
三ケ田 謙三
Shigetomo Yoshihara
吉原 茂友
Akira Maejima
前島 昭
Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は渦流れ形ポンプに係り、砂摩耗による揚水性能
低下を防止するようにした渦流れ形ポンプに関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来の渦流れ形ポンプの構成において、その渦流れ形ポ
ンプの性能を左右する要因は種々あるが、特に大きく左
右する主要な要因中に、たとえば、実公昭33−427
8号公報記載のごとき、羽根車と、ライナー面に係る、
ケーシングあるいはケーシングカバーの側面であるライ
ナー面との間に設けられた微少間隙の問題がある。
この微少間隙は、揚水が吐出側から吸込側へ逆流するの
を抑制して、良好なポンプ性能を得るため、0.05m
m程度に保つように製造されるのが一般的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、新たに掘った井戸に、この種ポンプを使用した
4場合、特に初期において、揚水中に多量の砂が混入し
て吸上げられることが多く、この砂により、羽根車の側
面、ケーシングあるいはケーシングカバーのライナー面
が摩耗し、当該微少間隙は、初期の製造時の寸法よりも
増大して、著しい性能低下を生ずることになり、従来の
渦流れ形ポンプの信頼性を低下させる一因となっている
このような点につき、発明者らの変電なる実験と観察に
より、その摩耗機構について次の事実が判明しな。
すなわち、従来の渦流れ形ポンプの場合、前記の微少間
隙内に、揚水中に含まれる砂が侵入すると、羽根車の回
転中にも脱出せず、これによりライナー面に、その砂の
動きによる同心円状の摩耗痕が形成されるものである。
そして、この摩耗痕から砂が脱出できないまま、回転が
続けられるので、砂は、さらに深く広く摩耗痕を拡大し
て間隙を増大するようになる。
したがって、多数の砂による摩耗痕の集合として、この
摩耗がライナー面全体に生ずるため、上記微少間隙は、
必然的に拡大し、その揚水性能の顕著な低下を引きおこ
すものであることが判明したものである。
本発明は、上述した解明に基づいて、さきに述べた従来
技術に係るものの欠点を無くすようにしたもので、砂に
よる摩耗を防止するためには、微少間隙に侵入した砂な
どの異物を退避させるようにし、またその排出を、短時
間のうちに速かに行わしめて、ライナー面や羽根車側面
の摩耗を防ぐことにより、その信頼性の向上を図るよう
にした渦流れ形ポンプの提供を、その目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本発明の渦流れ形ポンプの
構成は、円盤状羽根車と微少間隙を保って対向するライ
ナー面を有するように形成した渦流れ形ポンプにおいて
、上記円盤状羽根車の一側面または両側面に、凹部また
は孔を当該円盤状羽根車の渦室に連通しないように設け
るとともに、円盤状羽根車に対向するライナー吸込側に
開放して設け、この溝または凹部は当該ライナー面の外
周から内周へ貫通しないように、かつ、上記円盤状羽根
車の凹部または孔と羽根車回転中に連通ずるように形成
したものである。
〔作用〕
上記の構成により、微少間隙に侵入した砂などの異物を
退避させるようにし、また、その排出を、短時間のうち
に速かに行わしめて、ライナー面や羽根車側面の摩耗を
防ぐことにより、その信頼性の向上を図るようにしたも
のである。
〔実施例〕
本発明に係る各実施例集、各図を参照して説明する。
まず、第1図は、本発明の一実施例に係る渦流れ形ポン
プの要部断面側面図、第2図は、第1図のI−I線に沿
う部分開披断面図、第3図は、第2図の要部拡大略示図
である。
なお、本実施例は、円盤状羽根車の両側面の複数ケ所に
凹部を、また、そのそれぞれに対向するライナー面の1
ケ所に溝を設けたものである。
図において、1はゲージングで、IAはライナー面、I
Bは外周、1cは内周を示し、2はケーシングカバーで
、2Aはライナー面を示し、3はポンプ室、4はモータ
軸、5は、円盤状羽根車に係る羽根車であり、5A、5
Bは、羽根車側面を示すものである。
また、6は吸込側、7は吐出側を示し、8は渦流水路、
9は隔壁部、1oは間隙、11は微少間隙、12は凹部
、13は溝であり、14はシールボックス、15は渦室
である。
よる金属製のものである。
すなわち、図示の渦流れ形ポンプは、ケーシング1とケ
ーシン力バー2とに包囲されて形成されるポンプ室3内
で、モータ軸4により駆動される、側面に複数個の略四
半円弧状断面を有する渦室15を設けた羽根車5の回転
により、吸込側6から吐出側7にいたる渦流水路8内で
、水は遂次増圧され揚水作用を達成できるようにしたも
のである。
そして、このような構成で、その揚水性能を左右する要
因には、羽根車5の形状以外に、羽根車5の外周と、ケ
ーシング1の吸込側6と吐出側7とを隔離する隔壁部9
との間の間隙1゜と、羽根車側面5A、5Bと対向する
ケーシング1のライナー面LA、ケーシングカバー2の
ライナー面2Aとの間の微少間隙11などがある。
特に、後者の微少間隙11に関しては、吐出側7から吸
込側6へ水が逆流する通路が、第2図の破線矢印で示す
ごとく、吐出側7と吸込側6との圧力差を有している幅
部分と微少間隙11とで包囲された、比較的大きな面積
となることによって、その微少間隙奄11の大きさ、す
なわち広狭は、非常に重要な意味を有しているものであ
る。
すなわち、微少間隙11.11は、0.05u程度の微
少寸法に保たれて、吐出側7がら吸込側6へ逆流するの
を抑制することにより、ポンプ性能を良好に保っている
ものである。
さきに述べたように、発明者らの観察によれば、前記の
ように微少間隙11が狭いときは、そこに介入した砂の
うち、特に微少間隙11とばぼ同径の細かい砂は、羽根
車5の回転にともない、ケーシング1またはケーシング
カバー2に埋込まれた状態で、羽根車5における羽根車
側面5A、5Bを摩耗させるものである。
また、羽根車側面5Aに埋込まれた状態で、ケーシング
1のライナー面IA、あるいはケーシングカバー2のラ
イナー面2Aを摩耗させる場合も見受けられたものであ
る。
そして、砂の混合量が多い場合には、短時間で羽根車側
面5A、5Bは摩耗し、揚水性能の顕著な低下を招来す
ることは、さきに述べたとおりである。
そこで、本実施例においては、まず、ライナー面IA、
2Aに対向する羽根車側面5A、5Bに、砂の退避用に
供せられる複数の凹部12を、羽根車5の渦室15に連
通しないように設けることにより、微少間隙11に介入
した砂が、羽根車5の回転により、前記凹部12に退避
して°、継続する摩耗を防止し、最悪の場合でも、−回
転分の微少な摩耗痕を生ずるのみとするようにしたもの
であると同時に、メカニカルシール部分に負圧を引き起
さず、したがって、空気吸込みのおそれがないようにし
たものである。
そして、上記の摩耗防止効果を最大にするためには、第
3図に示すように、ライナー面IAに対向する凹部12
は、回転時における当該各四部12をライナー面IA上
へ半径方向−直線上に投影するようにしたとき、凹部1
2の半径方向の総和である総長りが、たとえばライナー
面IAの半径方向の幅αと同等以上になることが望まし
いものであり、ライナー面2Aについても同様である。
なお、第3図で鎖線により示した各凹部12は、それぞ
れライナー面IAに投影したときの位置を示すものであ
り、総長りは、それらを模式的に半径方向へ配列したと
きの長さを示したものである。
つまり、羽根車5を回転させた場合における各四部12
の半径方向1列の投影面積がライナー面IA、2Aを覆
い、その場所の面積の1゜0%以上になることが砂の退
避という点で望ましいが、実験結果によれば80%程度
でも、すなわち、はぼ覆う程度で、十分、所期の効果を
奏することが確認されたものである。
また、四部12は、それぞれ半径方向において独立し、
不連続になっているので、これを介入1 してのシールボックス14嘱由の渦室15への連通らな
いから、水が内部漏洩して性能低下をきたすおそれもな
く、さらに、水切り音も、不連続な小さな凹部であるの
で、断続的な小さな音ですむものである。
これらにより、本実施例に係るものにおいては、さきに
説明した構成に加え、それぞれの凹部は、半径方向にお
いて独立したものとし、その羽根車の回転時における前
記凹部の、その対向するライナー面をほぼ覆うように形
成するようにしたものである。
さらに次に、本実施例においては、上述した凹部12は
、回転方向の後方に行くに従って順次半径方向において
外側に位置するように配設するようにしたものである。
すなわち、第2図で、12.12と符号を付した凹部と
、その上部左側の凹部との3個は、回転方向の後方に行
くに従って順次半径方向において外側に位置するように
配設されたものである。さらに、また、これらの左側下
部に位置する2個の凹部は、図示をしていない最も左側
で外側に位置する凹部とともに、上記と同様に回転方向
の後方に行くに従って順次外側に位置するように配設さ
れたものを示すものである。
そして、これらの、それぞれの凹部列は、その半径方向
において、放射線上を含み交差していないものであり、
また、それぞれにおける凹部の相互関係は、これを要す
るに、その位置が半径方向において、回転方向と逆に後
退するように、らせん状の曲線上に配列されるようにし
たものである。
しかして、このような構成としたことにより内側の凹部
から漏れた砂が、遠心力で外方に行っても、次に来た外
側の凹部でキャッチすることができるものである。
また、その凹部の配置をずらすようにすることにより、
凹部の数を減らすこともできて、加工工数の低減が可能
なものである。
次に、上述の凹部12に退避する砂の、水に混入する割
合が多い場合には、次々に砂が、凹部12に退避する関
係上、遂には砂で全て満たされ効果を奏さないようにな
る場合がある。
本実施例では、そのような場合の対策として第2.3図
に示すように、ケーシング1とケーシングカバー2のラ
イナー面IA、2Aに溝13を設けるようにしたもので
、これにより、羽根車5の凹部12に退避していた砂は
、羽根車5の回転により、ライナー面IA、2Aの溝1
3に到達した際に、該溝13の部分から渦流水路8内に
排出させうろことが確認されたものである。
し、かして、上記の溝13は、揚水性能に影響を及ぼす
漏洩水防止のため、第3図に示すように、ライナー面I
Aの外周IBから内周ICに貫通しないように形成する
ものであり、ライナー面2Aについても同様である。
上記のような構成とした本実施例に係るもので、溝13
を設けないものにおいて、凹部12あるいは、後述する
ように、これを貫通孔とした場合のそれぞれにつき、そ
の孔径を411Imとして9場所に設けたものと、従来
品との性能経時変化曲線比較図である第4図のイに示す
実験結果で明らかなように、砂濃度300mg/(lで
、0〜240時間まで運転した際の締切全揚程保持率の
低下率は、凹部12無しの同図口に示す従来品のものと
比較して、大きく異なるもので、本実施例に係るものの
効果が多大であることが確認されたものである。
しかして、凹部12は、ライナー面IA、2Aに対向す
る片側のみに設けることができるものであり、また、溝
13も、複数とすることができ、さらに、ライナー面I
A、2Aの片側のみに設けることができるものであり、
そして、凹部12は、第1図の点線で示すように、これ
を貫通孔とすることができ、この場合は、バランス孔兼
用とすることができるものである。
また、ライナー面はケーシングとケーシングカバーに設
けられたものであるが、ポンプの連接の場合は、ケーシ
ングとケーシング、ケーシングとケーシングカバー相互
においてライナー面が形成されるものである。
以上の実施例によるときは、揚水中の砂の混入に対し、
次のような諸効果を期待することができるものである。
(イ)円盤状羽根車の一側面または両側面に、多数ケ所
の凹部または孔を当該円盤状羽根車の渦室に連通しない
ように設けたことにより、微少間隙に介入した砂が、羽
根車の回転により、前記凹部または孔に退避して、継続
する摩耗を防止できるものであると同時にメカニカルシ
ール部分に負圧を引き起さず、したがって空気吸込みの
おそれがないものである。
(17)前記凹部または孔は、それぞれ半径方向におい
て独立したものとし、羽根車の回転時における、その対
向するライナー面への半径方向投影面積が当該ライナー
面をほぼ覆うようの連通がないから、水が内部漏洩して
性能低下をきたすおそれもなく、さらに、水切り音も、
不連続の小さな凹部または孔であるので断続的な、小さ
な音ですむものである。
また、ライナー面をほぼ覆うようにしたことにより、微
少間隙を介した砂が、羽根車の回転により、一回転する
以前に前記凹部または孔に退避して継続する摩耗を防止
することができるものである。
(ハ)凹部まなは孔は、回転方向の後方に行くに従って
順次半径方向において外側に位置するように配設したこ
とにより、まず、内側の四部または孔内の砂が、遠心力
でこの凹部または孔から外方へ漏れても、羽根車の回転
により次に来た外側の凹部または孔でキャッチすること
ができるものである。したがって、漏れた砂による継続
する摩耗を防止することかうにすることにより、凹部ま
たは孔の数を減らすこともできて、加工工数の低減が可
能なものである。
(ニ)羽根車に対向するライナー面の一方または両方に
、−ケ所または複数ケ所の排砂用に供される溝または凹
部を水の流れ方向に向けて開放して設け、この溝または
凹部は当該ライナー面の外周から内周へ貫通しないよう
に形成したことにより、さきの四部または孔に退避する
砂の、水に混入する割合が多い場合には、次々に砂が、
凹部または孔に退避する関係上、遂には砂で全て満たさ
れ、効果を奏さないようになる場合に対処できるように
したものであって、その凹部または孔に退避した砂が、
羽根車の回転によりライナー面の溝または凹部に到達し
た際に、溝または凹部の部分から渦流水路内に排出させ
ることができるものである。
また、ライナー面の外周から内周に貫通しないように形
成したことで、揚水性能に影響を及ぼす漏洩水を防止し
うるちのである。
次に、第5図は、本発明の他の実施例に係る渦流れ形ポ
ンプの要部断面側面図、第6図は、第5図の■−■線に
沿う部分開披断面図、第7図は、その凹部の部分の要部
拡大斜視図である。
各図において、さきの第1.2図と同一符号のものは同
等部分を示すものであり、16は、円盤状羽根車に係る
羽根車、17はケーシングであり、17Aはライナー面
、17Bは内縁、17Cは外縁を示し、18はケーシン
グカバー9Aは外縁、20は凹部Bである。
しかして、本実施例は、ケーシング17のライナー面1
7Aのみに、上下に2ケの凹部A19、および1ケの凹
部B20を設けたものに係るものであるが、凹部A19
は1ケのみでもよいものである。
すなわち、羽根車16と、ケーシング17および、ケー
シングカバー18のライナー面17A、18Aとの間に
設けられた微少間隙11゜11は、0.05+nm程度
、の微少寸法に保たれ、揚水が吐出側7から吸込側6へ
逆流するのを抑制することによりポンプ性能を良好に保
っていることは、さきの実施例と同様であるが、本実施
例では、前記ライナー面17Aに、当該ライナー面17
Aの内縁17Bから半径方向外方に延長する上下2ケの
凹部A19を設けて、これをシールボックス14内に連
通ずるようにし、またライナー面17Aの外縁17C側
には、満水流路8と連通する凹部B20を、独立して設
けるようにしたものである。
そして、第6図に示す、前記の凹部A19の外端19A
にいたる内周半径rと、凹部B20の外周半径Rとの関
係は、r≧Rとして、その半径方向において、寸法α1
の分だけ重なるような大きさの関係に設けられたもので
ある。
すなわち、上の凹部A19と凹部B20との1組に係る
半径方向の長さの総和を、ライナー面17Aの半径方向
全幅Bにないし同等以上にして、砂の退避が十全に行わ
れるようにしたものである。
なお、凹部B20は、第6図に示すように、渦流水路8
に一端を連通せしめ、微少間隙11に侵入した砂を、速
かに渦流水路8に排出するようにしたものである。
したがって、その微少間隙11内に砂が混入しても、羽
根車16が一回転する間に、砂は前記の凹部A19また
は凹部B20に退避し、ライナー面17Aにおける牽耗
痕の成長が阻止されるものである。
これにより、たとえば一つの砂粒による摩耗痕は、最悪
の場合でも1回転分以下の微少痕を生ずるのみに改良で
きたものである。
したがって、上述した凹部A19.凹部B20をライナ
ー面17Aの適所に複数ケ所設けるようにすれば、それ
だけ砂にないする耐摩耗性を向上することができるもの
である。
また、さきに述べたところに関連するが、凹部B20の
外周半径Rは短くし、凹部A19の内周半径rは長くし
た方が、シールボックス14内へ混入する砂の量が減少
し、吸込側6側の渦流水路8内へ砂が排出され易く、性
能低下量も抑制できる傾向にあることが確認されたもの
である。
前後したが、上記実施例においては、ケーシング17の
ライナー面17Aにのみ各四部を設けたものであるが、
これは、ケーシングカバー18が、そのライナー面18
Aが摩耗しても、ケーシング17と異なり、修理あるい
は交換をする際の取外しが容易なので、ライナー面17
A側にのみ設けるようにしたものであり、もち仄 ろん、両方のライナー面に、同形^のものを、それぞれ
設けることができるものである。
上記に述べた構成における、上の凹部A19と凹部B2
0とを1ケずつ、ケーシングとケーシングカバーの両方
のライナー面に設けた実施例に係るものと、四部を設け
ない従来品との比較実験に基づく、その性能経時変化曲
線比較図である第8.9図のイに示す本実施例のものの
実験結果で明らかなように、従来品に係る口と比較して
、締切全揚程の保持率(試験後の締切全揚程/試験前の
締切全揚程)、および揚水量の保持率(試験後の揚水量
/試験前の揚水量)の両方において、閉著な改良効果が
実証されたものである。
しかして、さきに述べた構成の本実施例に係るものにお
いて、第1,2図に示した実施例と同様に、第6図に破
線で示したごとく、その羽根車に凹部あるいは貫通孔を
設けるようにすることを妨げるものではない。
また、本実施例においては、凹部B20は、ライナー面
17Aの一部をくぼませて形成しているが、これは、第
10図の、さらに他の実施例に示すごとく、ライナー面
22を有するケーシング21に凹部C24を、渦流水路
23を中心へ向けて拡大または彎曲するようにして形成
しても、第7図に示す構成と同等の効果が得られること
が、実験的に確認されたものである。
なお、第10図の鎖線は、第5.6図の実施例における
凹部B20を対比して示すものである。
以上に述べたところをも総合して、本発明によるときは
、揚水中に砂が混入していても、羽根車側面に凹部また
は孔を設け、そのケーシング、ケーシングカバーなどの
ライナー面に設けた溝または凹部に退避させて、それぞ
れの側面。
ライナー面の摩耗を抑制し、揚水性能の早期低下を防止
でき、渦流れ形ポンプの信頼性向上に顕著な効果が得ら
れるもので、実用的効果にすぐれた発明ということがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る渦流れ形ポンプの要
部断面側面図、第2図は、第1図のI−I線に沿う部分
開披断面図、第3図は、第2図の要部拡大斜視図、第4
図は、実験結果による上記実施例に係るものと従来品と
の性能経時変化曲線比較図、第5図は、本発明の他の実
施例に係る渦流れ形ポンプの要部断面側面図、第6図は
、第5図の■−■線に沿う部分開披断面図、第7図は、
その凹部の部分の要部拡大斜視図、第8,9図は、前記
他の実施例に係るものと従来品との性能経時変化曲線図
、第10図は、さらに他の実施例に係るものの要部断面
図である。 1.17.21・・・ケーシング、2,18・・・ケー
シングカバー、IA、2A、17A、18A。 22・・・ライナー面、IB・・・外周、IC・・・内
周、5.16・・・羽根車、5A、5B・・・羽根車側
面、8.23・・・渦流水路、11・・・微少間隙、1
2・・・凹部、13・・・溝、17B、18B・・・内
縁、17C,18C・・・外縁、19,20.24・・
・凹部A。 B、C519A・・・外端。 (ほか2名)″辛1 第1図 ■コ I」 第3図 第4図 1に時開(hr)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円盤状羽根車と微少間隙を保って対向するライナー
    面を有するように形成した渦流れ形ポンプにおいて、上
    記円盤状羽根車の一側面または両側面に、凹部または孔
    を当該円盤状羽根車の渦室に連通しないように設けると
    ともに、円盤状羽根車に対向するライナー面の一方また
    は両方に、1ヶ所または複数ヶ所の排砂用に供される溝
    または凹部を渦流水路の吸込側に開放して設け、この溝
    または凹部は当該ライナー面の外周から内周へ貫通しな
    いように、かつ、上記円盤状羽根車の凹部または孔と羽
    根車回転中に連通するように形成したことを特徴とする
    渦流れ形ポンプ。 2 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて円盤状羽
    根車の側面に設ける孔を、当該羽根車のバランス孔と兼
    用せしめる貫通孔としたものである渦流れ形ポンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103742417A (zh) * 2013-12-31 2014-04-23 江苏大学 一种高效大过流旋流泵水力设计方法
CN103994096A (zh) * 2014-04-29 2014-08-20 江苏大学 一种无堵塞旋流泵的水力设计方法

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CN103742417A (zh) * 2013-12-31 2014-04-23 江苏大学 一种高效大过流旋流泵水力设计方法
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