JPS61258068A - 通気性を有する布地材料の真空成形加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、特に通気性を有する布地材料の真空成形加工
方法に関するものである。

〈従来の技術〉 非通気性のプラスチックシート等は真空成形が可能であ
るが、織物や編物等の布地材料は通気性を有しているの
で、それ自体では真空成形はできない。従来、通気性を
有する布地材料を真空成形するには、第２図で示すよう
に、布地１の裏面側にプラスチックフィルム等の非通気
性の補助材２を接着材３又は溶着により複合一体化させ
る２次処理を施し、これを第３図で示すように、成形型
４上の枠体６に補助材２を成形型４内にセットした通気
性の基材５側に向けて取付け、枠体６を成形型４上に気
密的に対接して成形型４内を減圧し、補助材２を基材５
に吸着する方法が採用されていた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記の従来方法では、布地に非通気性の補助材を裏張り
する２次処理を行う必要があり、非常に手間が掛ってい
る。また、補助材の複合により布地材料が伸び難くなり
、深絞り成形が困難であると共に、深・絞りになる程、
布地と補助材の複合信頼性に欠ける。さらには、補助材
によるコストアップとなっている等の問題があった。

〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決する本発明は成形型内に通気性の基材
をセットし、この基材上に通気性を有する布地材料を対
面させ、この布地材料の前記基材側とは反対の表面側に
伸縮弾性を有する非通気性のシートを対面し、前記成形
型内を減圧することを特徴とするものである。

〈作　　用〉 本発明は、成形型内を減圧することにより、その負圧吸
引作用により非通気性のシートが基材方向に引張され、
布地材料が非通気性のシートに追従して基材に吸着され
て成形する。また、成形型内の減圧を解除すると、非通
気性のシートは、それ自体の伸縮弾性力により基材に吸
着されている布地材料の表面から剥離し、元の状態に復
帰するものである。

く実　施　例〉 以下本発明の実施例を第１図に基づいて説明する。４は
成形型である。この成形型４内に、例えば多孔のプラス
チックボード等の通気性の基材５をセットし、この成形
型４上に密接する枠体６には、前記基材５と対面する側
に通気性を有する布地材料１を、また、この布地材料１
の前記基材５側と反対の表面側に伸縮弾性を有する非通
気性のシート７（例えばシリコンゴムの薄いシート）を
取付け、成形型４内を減圧するものである。

本発明は、上記成形型４内を減圧することにより、その
負圧吸引作用で非通気性のシート７が基材５の方向に引
張られ、布地材料１がシート７に追従して基材５°に吸
着して成形される。

布地材料１が基材５に吸着した後に成形型４内の減圧を
解除すると、基材５の方向に引張られていたシート７は
、それ自体の伸縮弾性力にて布地材料１の表面から剥離
し、元の状態に復元して再度反復して使用される。

〈発明の効果〉　　・ 以上のように本発明によると、通気性の布地材料を真空
成形するための吸引作用を付与する手段として、枠体に
セットした布地材料の表面側に伸縮弾性を有する非通気
性のシートを対面したものであるから、従来のように、
布、地材料の裏面側に非通気性のフルムを接着一体化す
る布地材料の２次処理を不要とし、コストダウンが図ら
れる。また、布地材料に吸引作用を付与する非通気性の
シートは伸縮弾性を有しているため、布地材料の延伸を
阻害することがなく、従って深絞り成形が容易に得られ
ると共に、布地材料の成形後に成形型内の減圧を解除す
ることにより、シートは伸縮弾性力により自動的に布地
材料の表面より剥離して元の状態に復元し、再度使用さ
れる反復性を有する顕著な効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は従来
方法に用いられる布地材料の断面図、第３図は従来方法
の断面図である。 １・・・布地材料、４・・・成形型、５・・・基材、６
・・・枠体、７・・・伸縮弾性を有する非通気性のシー
ト。 特　許　出　願　人　関東自動車工業株式会社（外１名
）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 成形型内に通気性の基材をセットし、この基材上に通気
   性を有する布地材料を対面させ、この布地材料の前記基
   材側とは反対の表面側に伸縮弾性を有する非通気性のシ
   ートを対面し、前記成形型内を減圧することを特徴とす
   る通気性を有する布地材料の真空成形加工方法。