JPS61257797A - プリント基板の位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリント基板の位置決め装置に係り、予め回
路パターンが印刷されたプリント基板をプレス機械によ
って打抜き加工する際、プレス機械の型にプリント基板
を正確に位置決めするのに利用できる。

〔背景技術とその問題点〕

従来、プリント基板に端子差込み孔等をプレス加工する
にあたっては、予め回路パターンが印刷されたプリント
基板に基準孔をドリル加工し、この基準孔をプレス機械
の型に差込んでプリント基板をプレス機械に対して位置
決めする方法、或いはプリント基板上にＸおよびＹ方向
の基準マークを印刷し、この基準マークを光学的に読取
りながらプリント基板をプレス機械に対して位置決めす
る方法、等が知られている。

ところが、前者の方法は、プリント基板の外形を基準に
して基準孔をドリル加工しているため、プリント基板の
外形に対して回路パターンがずれていると、プレスによ
って加工された孔等が回路パターンに対してずれるので
、結局高精度なプレル加工が行えない欠点がある。

また、後者の方法は、基準マークを光学的に読取りなが
らプリント基板を位置制御するため、装置自体が複雑か
つ高価になる欠点がある。

〔発明の目的〕

ここに、本発明の目的は、このような問題を解決し、予
め回路パターンが印刷されたプリント基板を高精度にプ
レス加工でき、かつ安価なプリント基板の位置決め装置
を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段および作用〕そのため、
本発明では、プリント基板に予め印刷された回路パター
ンを基準にしてプリント基板を位置決めすることにより
、つまり回路パターンの厚み分を利用して位置決めする
ことにより、上記目的を達成しようとするものである。

具体的には、予め回路パターンが印刷されたプリント基
板をプレス機械へ送出するに際し、予め位置決めする装
置であって、昇降自在に設けられかつ上面に前記プリン
ト基板を保持する保持手段を有する基板載置テーブルと
、この基板載置テーブルの上方に前記プリント基板の搬
入方向に対して直交する方向へ移動可能に設けられた可
動フレームと、この可動フレームに固定された固定爪と
、前記可動フレームに前記固定爪に対して接離自在に設
けられた可動爪と、この可動爪を固定爪に対して移動さ
せる駆動手段と、を具備したことを特徴としている。

〔実施例〕

第１図は本発明の装置の一実施例を示している。

同図において、加熱ユニット２によって所定の温度まで
加熱されたプリント基板ＰＢは、位置決めユニット３に
おいて、その回路パターンを基準にして所定姿勢に位置
決めされた後、その姿勢状態のまま図示しないプレス機
械へ供給される。

前記加熱ユニット２の排出側には、所定温度まで加熱さ
れたプリント基板ＰＢを排出するためのテーブル８１が
設けられたいるとともに、その上方にテーブル８１上の
プリント基板ＰＢを吸着して前記位置決めユニット３へ
供給する供給手段９１が設けられている。前記テーブル
８１には、プリント基板ＰＢの排出方向に対して直交す
る第１のストッパ８２と、この第１のストッパ８２に対
して直交する第２のストッパ８３とがそれぞれ設けられ
ているとともに、第１のストッパ８２に当接したプリン
ト基板ＰＢを第２のスイッパ８３へ押付けるベルトコン
ベヤ８４が設けられている。

また、前記位置決めユニット３には、前記加熱ユニット
２によって所定温度まで加熱されたプリント基板ＰＢを
所定姿勢に位置決めする位置決め装置！ｆｌｏ１と、こ
の位置決め装置１０１によって所定姿勢に位置決めされ
たプリント基板ＰＢをその姿勢状態のままプレス機械へ
送り出す送出装置１０２とがそれぞれ設けられている。

前記位置決め装置１０１は、第２図、第３図及び第４図
に示す如く、前記位置決めユニット３内に設けられたベ
ース１００に２本のガイドロッド１０３がプリント基板
ＰＢの搬入方向に沿って互いに平行に配置されている。

両ガイドロッド１０３間には、可動台１０４が摺動自在
に設けられている。可動台１０４には、前記ガイドロッ
ド１０３の間にそれらと平行に配置されたスライドシリ
ンダ１０５のピストンロッド１０５Ａが連結されている
とともに、上面側に４本の昇降シリンダ１０６を介して
基板載置テーブルとしての主テーブル１０７が上下方向
へ昇降可能に支持されている。

主テーブル１０７は、鉄板１０８と、ウレタンフオーム
等の弾性部材１０９と、硬質プラスチック部材１１０と
の三層構造に形成されている。硬質プラスチック部材１
１０の中央部分には、多数の小孔１１１が形成されてい
るとともに、下面側に真空ポンプ等に接続された保持手
段としてのバキュームケース１１２が取付けられている
。

前記主テーブル１０７の両側には、複数本の支柱１１３
を介して補助テーブル１１４Ａ、１１４Ｂが上下方向へ
昇降可能に設けられている。各補助テーブル１１４Ａ、
１１４Ｂは、プリント基板ＰＢの幅が主テーブル１０７
の幅寸法より大きい場合、主テーブル１０７の両側から
突出すプリント基板ＰＢの両側を支持するもので、前記
主テーブル１０７と同様な三層構造に構成されている。

ただし、弾性部材１０９については、断面矩形の桟状で
、幅方向所定間隔に配置されている。各補助テーブル１
１４Ａ、１１４Ｂと前記主テーブル１０７とは、主テー
ブル１０７の水平方向（ガイドロッド１０３方向）への
移動を許容する上下２枚のコネクタ１１５によって互い
に係合されている。これにより、主テーブル１０７が昇
降すると、コネクタ１１５を介して各補助テーブル１１
４Ａ１１４Ｂも同時に昇降される。このとき、補助テー
ブル１１４Ａに設けられた被検出片１１６の位置を検出
する２つの昇降検出器１１７Ａ、１１７Ｂによって各補
助テーブル１１４Ａ、＋１４Ｂ及び主テーブル１０７の
高さ位置が検出される。

前記ベース１００のプリント基板ＰＢ搬入側には、支柱
１２１Ａ、１２１Ｂを介して２本のガイドロッド１２２
Ａ、１２２Ｂが前記ガイドロッド１０３に対してそれぞ
れ直交する方向に支持されている。ガイドロッド１２２
Ａの高さ位置は前記主テーブル１０７の上面より低く、
またガイドロッド１２２Ｂの高さ位置は前記主テーブル
１０７の上面より高く、それぞれ位１されている。両ガ
イドロッド１２２Ａ、１２２Ｂ間には、Ｌ字型の可動フ
レームとしての摺動枠１２３Ａ、１２３Ｂがそれぞれ摺
動自在に支持されている。各摺動枠１２３Ａ、１２３Ｂ
には、第４図に示す如く、２つの固定爪１２４が前記ガ
イドロッド１０３の軸方向に所定間隔離れて固定されて
いるとともに、両固定爪１２４間に駆動手段としてのモ
ータ１２５によって回転される送りねじ軸１２６が前記
ガイドロッド１０３に対して平行ζ支持されている。

両固定爪１２４間の送りねじ軸１２６には、一方の固定
爪１２４に対して接離する可動爪１２７が螺合されてい
る。ここで、可動爪１２７の長さは固定爪１２４の長さ
より僅か短くされ、プリント基板ＰＢ上での移動が容易
となるようにされている。ただし、プリント基板ＰＢの
回路パターンの厚み程の差はない、。

次に、本実施例の作用を説明する。加熱ユニット２で加
熱されたプリント基板ＰＢは、テーブル８１を通って第
１のストッパ８２まで落下される。

第１のストッパ８２に当接したプリント基板ＰＢはベル
トコンベア８４の駆動により第２のストッパ８３へ押付
けられる。これにより、送り方向及び幅方向の位置決め
が行なわれる０位置決めされたプリント基板ＰＢは、供
給装置９１に吸着され位置決め装置１０１の主テーブル
１０７上へ載置される。

ここで、両摺動枠１２３Ａ、１２３Ｂを図示しない移動
手段によりガイドロッド１２２Ａ、１２２Ｂに沿って互
いに内方へ移動させ、両摺動枠１２３Ａ、１２３Ｂを主
テーブル１０７上のプリント基板ＰＢに位置決めした後
、昇降シリンダ１０６の作動により主テーブル１０７を
上昇させると、コネクタ１１５を介して両側の補助テー
ブル１１４Ａ、１１４Ｂも上昇される。やがで、主テー
ブル１０７及び補助テーブル１１４Ａ、１１４Ｂ上に載
置されたプリント基板ＰＢが両側の摺動枠１２３Ａ、１
２３Ｂに設けられた固定爪１２４に押圧される。この際
、弾性部材１０９の作用でプリント基板ＰＢに無理な力
が作用することなく、かつ硬質プラスチック部材１１０
の作用で位置決めのスライドも可能となっている。

続いて、各摺動枠１２３Ａ、１２３Ｂのモータ１２５を
駆動すると、可動爪１２７が一方の固定爪１２４に向か
って移動する。すると、第５図に示す如く、可動爪１２
７がプリント基板ＰＢ上に形成された回路パターン（突
起状に形成されている）を一方の固定爪１２４へ押付け
るので、プリント基板ＰＢが移動される。これにより、
回路パターンおよび固定爪１２４を基準とした位置決め
が行われる。この際、固定爪１２４は左右各一対あるの
で、プリント基板ＰＢへの押圧を平均化でき、また可動
爪１２７は固定爪１２４より僅か短いので、プリント基
板ＰＢ上での移動が容易である。また、両摺動枠１２３
Ａ、１２３Ｂをガイドロッド１２２Ａ、１２２Ｂに沿っ
て移動させれば、両側の位置決め位置の間隔を任意に調
整することができる。

このようにして、プリント基板ＰＢを位置決めした後、
バキュームケース１１２の作用により主テーブル１０７
上にプリント基板ＰＢを真空吸着する。そして、スライ
ドシリンダ１０５の作動により主テーブル１０７を送出
装置１０２の位置まで移動させる。

送出装置１０２の位置へ到達した主テーブル１０７上の
プリント基板ＰＢは、その送出装置によってプレス機械
へ供給される。

従って、本実施例によれば、プリント基板ＰＢ上に予め
印刷された回路パターンを基準として位置決めするよう
にしたので、プリント基板ＰＢに端子差込み孔をプレス
加工するにあたっても、高精度にプレス加工することが
できる。つまり、プリント基板ＰＢの外形を基準とする
ものでないため、外形に対して回路パターンの印刷がず
れていても差支えない。

しかも、その位置決めにあたっては、可動爪１２７によ
りプリント基板ＰＢの回路パターンを固定爪１２４へ押
付けるようにしたので、極めて簡単かつ安価に構成する
ことができる。この際、固定爪１２４を左右各一対設け
であるので、プリント基板ＰＢへの押圧を平均化でき、
かつ固定爪１２４より可動爪１２７の寸法を僅か短くし
であるので、プリント基板ＰＢ上での可動爪１２７の移
動が極めて容易である。

その上、主テーブル１０７及び補助テーブル１１４Ａ、
１１４Ｂの構造を、三層構造としたので、弾性部材１０
９の作用でプリント基板ＰＢに無理な力が作用せず、か
つ硬質プラスチック部材１１０の作用で位置決めのスラ
イドも極めて円滑である。

なお、上記実施例では、摺動枠１２３Ａ、１２３Ｂを左
右一対設けたが、１つの摺動枠のみでもよい。また、固
定爪１２４についても、左右の摺動枠１２３Ａ、１２３
Ｂにそれぞれ２つ設けたが、１つ或いは３つ以上でもよ
い。

〔発明の効果〕

以上の通り、本発明によれば、予め回路パターンが印刷
されたプリント基板を高精度にプレス加工でき、かつ安
価なプリント基板の位置決め装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は位置決め
ユニットを示す図、第２図は位置決め装置を示す平面図
、第３図は第２図のｍ−ｍ線断面図、第４図は第２図の
ｒＶ−ＴＶ線断面図、第５図は固定爪と可動爪とによっ
てプリント基板を位置決めする状態を示す図である。 ＰＢ・・・プリント基板、１０７・・・基板載置テーブ
ルとしての主テーブル、１１２・・・保持手段とじての
バキュームケース、１２３Ａ、１２３Ｂ・・・可動フレ
ームとしての摺動枠、１２４・・・固定爪、１２５・・
・駆動手段としてのモータ、１２７・・・可動爪。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）予め回路パターンが印刷されたプリント基板をプ
   レス機械へ送出するに際し、予め位置決めする装置であ
   って、 昇降自在に設けられかつ上面に前記プリント基板を保持
   する保持手段を有する基板載置テーブルと、 この基板載置テーブルの上方に前記プリント基板の搬入
   方向に対して直交する方向へ移動可能に設けられた可動
   フレームと、 この可動フレームに固定された固定爪と、 前記可動フレームに前記固定爪に対して接離自在に設け
   られた可動爪と、 この可動爪を固定爪に対して移動させる駆動手段と、 を具備したことを特徴とするプリント基板の位置決め装
   置。
2. （２）特許請求の範囲第１項において、前記固定爪は前
   記可動爪を挟んで少なくとも２つ以上設けられているこ
   とを特徴とするプリント基板の位置決め装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項または第２項において、前
   記可動爪の先端は、前記固定爪の先端より前記回路パタ
   ーンの厚み分未満上方に位置されていることを特徴とす
   るプリント基板の位置決め装置。