JPS61257487A - 金属表面洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ 本発明は金属表面洗浄方法に関する。更に詳しくは、リ
ン酸塩処理に供する金属表面の脱脂洗浄法に関する。

［従来技術１ 従来の例えばリン酸塩処理に供される金属表面を脱脂洗
浄するために使用される水性洗浄剤の基本的構成は、ビ
ルダーおよび界面活性剤から成り、必要に応じて金属キ
レート剤、消泡剤、エツチング剤などが配合される。か
かる洗浄剤の使用条件は、洗浄の目的、その必要性、そ
の経済性などにより多種多様であり、使用条件としての
温度、濃度、洗浄時間などは様々である。

かかる洗浄剤は希釈状態で使用に供されるのであるが、
その洗浄効果に関して（」、これを低下される様々の要
因があり、特に洗浄浴の更新頻度の低い処理系にあって
は、その影響が大きく、初期の洗浄能力を持続させるこ
とは困難であった。このように洗浄能力を低下されろ要
因としては、使用する水の中に含まれる各種金属塩や汚
染物質、また洗浄される金属表面によって持ち込まれる
各種金属塩、油類、その他の汚染物質などの洗浄浴への
蓄積が主たる原因として考えられ、対応されてきた。

従来、この種の対応策としては、その代表例として、量
的に少なくても能力の大きいビルダーの使用や各種のキ
レート剤の配合、また洗浄力や油分分散安定力の優れた
界面活性剤の開発、配合など、洗／ｌ／Ｉ剤］−１体の
能力向」二を図るごと（例、特開昭５６−９３８８０弓
、特開昭５３−１４９１３０号）、使用時に定期的に洗
浄液を廃棄更新すること、洗浄液中に蓄積した汚染物質
の選択的な系外廃棄により洗浄能力の回復を図ること（
例、特開昭５１−９］８２８号、特開昭５１−９０９３
４号、特開昭５０７７２６９号、特開昭５０−２０９３
０号、特開昭５２　１５６１３５号）であった。これら
各方面よりの努力により改良がなさＡ１てきたのである
が、洗浄処理条件の変更によって対応できなくなってき
た。

［発明完成の経費］ 」−述の問題点を解決するため、鋭意努力の結果、完成
されたのが本発明である。

最近の金属表面洗浄処理では、省エネルギーの観点から
より低温化の要求があり、その温度（」従来５０〜８０
℃であったのが、室温〜５０℃になってきている。また
、自動車ボディの洗／（１にあ−ては浸漬処理方式の採
用により、洗浄浴の大容量化を招き、液の更新速度が遅
くなってその経時劣化か重大事になってきた。

洗浄剤の洗浄力低下現象は、」−述の要因のみでは判断
てきない結１↓を示す場合がある３、それ（Ｊ、上述の
各種汚染物質の蓄積１１の変化がないにもかかイー）ら
オ、洗浄力が低ドする現象が認められろことである。こ
のような現象（」、単に洗浄液を経時さ■ろことによっ
てら認められろ３、しかも、洗γｆ１力低下現象は、洗
浄浴に関オろ通常のチＪツク項目（例、ｌ）　Ｉ−１値
、透出１１アルカリ度、浴中油分濃度）でもってしてち
、正確にとられろことかできない。

この現象をきたした洗浄液を調査したところ、異臭、ス
ライムなどが認められ、微生物の作用に基づく現象であ
ると推測されるに至った。

［発明の目的］ 本発明の目的（Ｊ、微生物による影響を受（Ｊろことな
く、洗ａトカを持続さ且、後工程でのリン酸塩処理で良
好な仕１−がりを維持さ且ることかできる、金属表面の
脱脂洗浄法を提供オろことにある。

［発明の構成、効果］ 本発明では、リン酸塩処理用金属表面の脱脂洗子方法に
おいて、殺菌剤を１０ｐｐｍ以上含有させた脱脂洗浄浴
を使用することを特徴とする。

本発明において使用する洗浄浴は、ビルグー、界面活性
剤および殺菌剤を必須成分として含有し、更に必要に応
じて金属キレート剤、消泡剤、工・ソチング剤などが配
合されてよい。

殺菌剤として（Ｊ、洗ａト浴のｐＨ値（通常は８〜１２
）および温度（通常は室温〜５０℃）において、微生物
を死滅させるか、またはその生理的活性を抑制し、生育
を阻害する作用を有し、月つそれ自体で水溶性または水
混和性を有するものであるか、または界面活性剤なとに
より水溶性または水混和性を付与されたものであればよ
い。本発明においては従来公知の殺菌剤のすべてを使用
できるが、特に好ましいものとしては抗生物質系殺菌剤
、重金属系殺菌剤、イ才つ系殺菌剤、有機リン系殺菌剤
、芳香族系殺菌剤、複素環式化合物などが挙げられる。

このように殺菌剤としては多数のものが使用可能であり
、その性質に応じて選択すればよい。また、微生物の順
化作用を考慮して、２種以］二の薬剤を定期的に交換使
用ずろことが有利である。

」−記殺菌剤の配合量は、使用中の洗浄浴を基準にして
］Ｏｐｐｍ以」−１好ましくは５０〜１１０００ｐｐが
適当である。勿論、これら薬剤の種類や使用条件によっ
て、その配合量の適正値は変化するが、配合用が過少で
あると、微生物の増殖阻止効果が低く、洗浄力の持続期
間が短くなる。配合量の」二限は洗浄力持続の点からは
特に限定されないが、後工程への影響、廃水の生物処理
への影響などに基づいて適宜決定されてよい。

以上の構成から成る本発明洗浄方法によれば、微生物の
混入、増殖に基づくものと考えられる洗浄力持続期間の
短縮化を有効に防止し、後工程で行なわれるリン酸塩処
理の良好な仕」二がりを長期間維持できるようになる。

［実施例］ 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。

実施例１〜１２ 第１表に示す配合成分を工業用水に添加して、濃度２重
ｆｆｉ％の洗ａＩ浴を調整した。こＡ１にスピンドル／
１１１を４０００ｐｐｍ添加し、ディスパーニー（分散
処理した。史に、この洗ａＪ浴２０重量部に対し、殺菌
剤を含有１．ない実施例９と同じ配合の洗浄液であって
５週間室ｌ晶で経時させて洗浄性７１３よびリン酸塩処
理の仕ｌ−がり性が悪くなった液を１重量部の割合で混
入さｕ）：、。

テストピースとしては、あらかじめスピンドル油中に浸
漬した後、余分の４１１分を除去した冷間圧延鋼板を用
いた。

洗浄性試験で（Ｊ、−１−記洗浄浴を実施例１−１０で
（１４０℃に、実施例１１では５０℃に、実施例１２で
（１５５℃に保ち、一定の攪拌条件下、テストピースを
洗浄浴に２分間浸漬して洗浄し、次いで取り出したテス
トピースを水洗してその水ぬれ状態を測定した。水ぬれ
状態がテス）・ピースの全面積に刻する水ぬれ面積の比
率で評価し、１００％はテストピースの全面が水ぬれし
ている状態を示す。次に、−１−記洗浄処理続いて水洗
を行ったテストピースを、チタンコロイド系表面調整剤
（日本ペイン）・社製１−フイギソヂン５Ｎ−５ＪＯ，
Ｉ重呈％溶液）に室温で１５秒間浸漬し、更にリン酸亜
鉛化成処理剤（日本ペイント社製「グラノヂン５Ｄ２０
００ｊ）に５２℃で２分間浸漬して化成処理を行ない、
水洗した後にその仕上がり状態を評価した。○は均一緻
密なリン酸亜鉛処理仕」−かり、×は一部にスケや結晶
粗大化の認められるリン酸亜鉛処理仕上がりを意味する
。

上記試験に供した洗浄浴は実施例１〜１０について（」
４０℃１実施例１１について（」５０℃１実施例１２に
ついては５５℃で攪拌しながら経時させ、１週間毎に上
記試験を実施し、５週間続行した。

試験結果を第２表に示す。

なお、第１表中、 界面活性剤ａ・ポリオギンエチレンノニルフェノールエ
ーテル 界面活性剤ｂポリオキシエチレン第１アルコールエーテ
ル 界面活性剤Ｃ：′ｙルギルベンゼンスルホン酸ソーダ殺
菌剤１．有機窒素系化合物（サンノプコ社製「ノプコザ
イド５Ｎ−２＋５ｊ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、リン酸塩処理用金属表面の脱脂洗浄方法において、
   殺菌剤を１０ｐｐｍ以上含有させた脱脂洗浄浴を使用す
   ることを特徴とする方法。 ２、脱脂洗浄処理を室温〜５０℃で浸漬式にて実施する
   上記第１項の方法。 ３、脱脂洗浄浴として、ｐＨが８〜１２である浴を使用
   する上記第１または２項の方法。