JPS61256582A - 微細ピツチ異方導電性コネクタ−の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は微細ピッチ異方導電性ニジストマーコネクター
の製造方法に関するものである。

従来の技術 従来、異方導電性エラストマーコネクターの製造方法と
しては、たとえば導電性ニジストマーと絶縁性ニジスト
マーを交互に重ね合せて積層一体化したのち、これを積
層方向と直交する面でスライスしたのち、得られた縞状
のシートの複数枚を、さらに配向方向が一致するように
積層し、次いで、それを縞状と直交する面でスライスす
る方法（特開昭５２−２９９５８号公報）、あるいはこ
の方法を合理化した方法としてキャリアシート上に導電
性エラストマーを縞状に印刷したのち、これを別の未加
硫導電性ニジストマーに転写させ、得られた導電性シー
トを縞状の配向方向が一致するように複数枚を積層した
のち、縞状と直交する面でスライスする方法（特公昭５
９−５１１１２号公報）が紹介されている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、縞状の導電性エラストマーを印刷する工
程において、スクリーン印刷、グラビア印刷等の方法に
よって、導電性エラストマーをキャリアシート上に印刷
するが、この方法では余り微細なピッチの縞状では臨接
縞が互に短絡する問題が生じ、おのずとピッチに限界が
あυ問題であった。本発明はこの問題を解決できる微細
ピッチ異方導電性コネクターの製造方法を提供すること
にある。

問題点を解決する”ための手段 本発明は上記問題点を解決するため、導電性樹脂組成物
を導体として用いたコネクターにおいて、導電性樹脂組
成物を熱収縮性シートもしくはフィルム上に縞状に印刷
したのち、熱処理して、該熱収縮性シートの熱収縮と縞
状の導電性樹脂組成物の硬化を同時に行ない、次いで未
硬化の電気絶縁性シートに転写し硬化させたのち、これ
を導電性樹脂組成物の配向方向と直交する面でスライス
することを特徴としている。

作用 本発明は上記した製造方法により、熱収縮性シートある
いはフィルム上に導電性樹脂組成物を縞状に印刷してこ
れを熱処理すると、導電性樹脂組成物の硬化と共に熱収
縮性シート（フィルム）が収縮するので、導電性樹脂組
成物の縞状パターンの幅と間隔が狭くなり、これを縞状
パターンと直交する面でスライスすると、微細ピッチの
、いわゆる異方導電性コネクターが得られる。

実施例 以下に本発明の方法を図面を用いて詳細に説明する。

第１図〜第７図は本発明の工程図であシ、第１図〜第７
図において１は熱収縮性シート（フィルム）、２は導電
性樹脂組成物、３は電気絶縁性シート、４は合成樹脂で
ある。

本発明では、先ず第１図に示すように、熱収縮性シート
１上に、例示すればスクリーン印刷法によって導電性樹
脂組成物２を縞状に設けることができる。ところが、従
来スクリーン印刷法で形成できる縞状パターンの幅Ｗお
よび、ピッチＰは周知の通り、幅Ｗ、ピッチＰ共に１０
０μｍ程度が限界であり、これ以下にすると互に臨接す
る縞状パターンの短絡が多発する。

この短絡はスクリーン印刷時あるいは、その後の熱処理
工程で導電性樹脂組成物２の流れ出しによって起るが、
特に導電性樹脂組成物２の印刷高さＨが高い程、当然そ
の傾向は著しい。従って、従来のような方法では短絡の
ない１００μｍ以下の幅ＷおよびピッチＰを得ることは
仲々困難である。

ところが、例えば第２図の断面図で示すように熱収縮性
シート１上に短絡しない１００μｍの幅Ｗおよび２００
μのピッチＰで印刷したのち、熱処理すれば、導電性樹
脂組成物２の硬化と熱収縮性シート１の収縮により、第
３図の断面図で示すように幅Ｗ／（＜Ｗ）ピッチＰ／　
（（Ｐ　）　、高さ）ｉ／（＞Ｈ）、シート厚みｈ／　
（）ｈ　）となり、例示すれば２０〜７０μｍの幅Ｗ′
、４０〜１４０μｍのピッチＰ′を有する微細な縞状パ
ターンが容易に得られる。

本発明において使用される熱収縮性シートとしては、た
とえば、高圧法ポリエチレン、架橋ポリエチレン、ａ和
、＋−’リエステル、エチレン−プロピレンゴム、シリ
コーンゴム、クロロプレンゴム等であるが、これに限定
する必要はなく、熱処理によって収縮するシートであれ
ば使用できる。また、本発明に使用する導電性樹脂組成
物２は熱可塑性。

熱硬化性のいずれも適用できるが、よシ微細な幅Ｗ／　
、ピッチＰ′を得るためには、熱硬化するにつれて流れ
出しが停止する熱硬化性樹脂組成物の方が好ましい。さ
らに、本発明に使用する導電性樹脂組成物２は、特に限
定されるものではなく、市販の導電性樹脂組成物が使用
でき、これには、例えば金、銀、銅、鉛、錫、亜鉛、ク
ロム、ニツケル等の金属粉末あるいはカーボン、グラフ
ァイト等の導電粉末を未架硫のシリコーンゴムに配合し
たもの、あるいは未硬化のエポキシ樹脂等の合成樹脂に
配合したもの、さらには硬化後にゴム弾性を有する熱可
塑性樹脂に配合したもの、また単に溶剤を含む熱可塑性
樹脂に配合したもの等がある０ 次に第４図に示すように、未硬化の電気絶縁性シート３
に転写するが、この電気絶縁性シート３はゴム弾性を有
する熱硬化あるいは熱可塑性の合成樹脂を使用出来、例
示すればポリウレタン、シリコン、ＳＢＲ、ＮＢＲ、ポ
リブタジェン、ネオブレンゴム、ポリエステル、ポリ塩
化ビニル等があげられる。そして、次いで、第４図に示
すように、ゴム弾性を有する合成樹脂４をバーコータ。

ロールコータあるいはスクリーン印刷等の方法によって
塗工し、固化させたのち、第６図に示すように縞状と直
交する面でスライスすると微細ピッチの異方導電性コネ
クターが容易に得られる。なお、使用する合成樹脂４は
熱硬化性、熱可塑性のいずれでも良く、前記した電気絶
縁性シート３に使用した材料を適用できるが、好ましく
は電気絶縁性シート３と同種のものが、一体化するに当
って接着性１機械的特性を同じにすることができて望ま
しい。

本発明の方法においては、さらに第４図で示したシート
状のものの複数枚を縞状の配向方向が一致する。ように
重ね合せ、熱プレス法によって積層接着することによっ
て第６図に示すようなブロック体が得られる。なお、こ
の積層接着に際しては、電気絶縁性シート３同志の接着
を完全に行なうため、熱硬化性あるいは熱可塑性の接着
剤、即ち、第４図、第６図で用いた合成樹脂４を使用し
てもよい。次いで第７図に示すように、得られたブロッ
ク体を縞状と直交する面でスライスすると、二次元に広
がった微細ピッチの異方導電性コネクターが得られる。

発明の効果 以上に説明したように、本発明の製造方法によれば、熱
収縮性シートに印刷したのち、このシートを熱収縮させ
縞状パターンの幅、ピッチを狭めるので、縞状パターン
が互いに短絡することなく微細にすることが出来、ひい
ては微細な精度の高い異方導電性コネクターを安価に、
容易に提供出来るので実用価値が極めて高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は熱収縮性シート上に導電性樹脂組成物を縞状に
設けた状態を示す斜視図、第２図は第１図のシートの断
面図、第３図は第２図のシートを熱処理した後の収縮し
た状態を示す断面図、第４図は転写後に合成樹脂をコー
ティングした状態を示す斜視図、第５図は第４図をスラ
イスして得られた異方導電性コネクターを示す斜視図、
第６図は第４図を積層一体化したブロック体の斜視図、
第７図は第６図をスライスして得られる異方導電性コネ
クターの斜視図である。 １・・・・・・熱収縮性シート、２・・・・・・導電性
樹脂組成物、３・・・・・・電気絶縁性シート、４・・
・・・・合成樹脂。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名塚　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へ第６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）導電性樹脂組成物を導体として用いたコネクター
   において、前記導電性樹脂組成物を熱収縮性シートもし
   くはフィルム上に縞状に印刷したのち、熱処理して、前
   記熱収縮性シートの熱収縮と前記縞状の導電性樹脂組成
   物の固化を同時に行なわしめ、次いで、未硬化の電気絶
   縁性シートに転写し硬化させたのち、これを導電性樹脂
   組成物の配向方向と直交する面でスライスすることを特
   徴とする微細ピッチ異方導電性コネクターの製造方法。
2. （２）導電性樹脂組成物を転写した、未硬化の電気絶縁
   性シートの複数枚を縞状の導電性樹脂組成物の配向方向
   をそろえて積層一体化したのち、これを導電性樹脂組成
   物の配向方向と直交する面でスライスすることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の微細ピッチ異方導電性
   コネクターの製造方法。
3. （３）熱収縮シートもしくはフィルムが、高圧法ポリエ
   チレン、架橋ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、飽和ポリ
   エステル、エチレン−プロピレンゴム、シリコーンゴム
   、クロロプレンゴム等で代表され、熱処理によって熱収
   縮する性質を具備することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項または第２項記載の微細ピッチ異方導電性コネク
   ターの製造方法。