JPS61256442A - レコ−ド検索高速化法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 データの検索あるいはいくつかのデータフィールドから
成るレコード等の情報検索は様々の分野で利用されるコ
ンピュータの基本的な利用法の一つである。検索の対象
とするレコードを収納する補助記憶装置（ファイル）と
しては磁気ディスク等の直接アクセス記憶装［（ＤＡＳ
Ｄ）で使われる。このＤＡＳＤに対する入出力アクセス
方式としては、レコードをファイルの先頭から順次入力
の対象とする順次アクセス方式、レコードにレコード番
号を付けておいて任意の番号のレコードを入出力対象と
するランダムアクセス方式、さらに順次アクセスとラン
ダムアクセスの中間的な方式でレコードを構成するフィ
ールドのうち１個または２個程度のフィールドを索引す
る索引順次アクセス方式等がある。レコードの検索にお
いてはレコードを構成する各フィールドの値が利用者の
要求する値と一致するかあるいは特定の条件を満たすか
どうかをチェックし、これを希望するレコードが見つか
るまであるいは該当レコードを全て捨い出すまで行うと
いう方法がとられる。このため。

レコードの検索では順次アクセス方式が索引順次アクセ
ス方式がファイルアクセス法として採用されるが、特定
のフィールドを索りｊとすることができないような一般
的な、多くの場合においては順次アクセス方式が使われ
る。

ところが、順次アクセス方式によるレコード検索では、
利用者の要求と一致するレコードがファイルの後部にあ
る場合に、そのレコード以前の全てのレコードに対する
処理は無駄な処理となる。

さらに、利用者の要求にはかたよりがあるのが普通で、
その要求が全てのレコードに平均してばらついていると
いうことは少なく、そのかたよりがファイルの後半にあ
るような場合には毎回の検索で無駄な処理をすることに
なる。また、検索処理はバッチまたはオンラインで行わ
れるが、例えばオンライン検索の場合にはこの無駄な検
索処理は端末での待ち時間の増大に連がる。この影響は
またファイルのレコード数が大きくなればなるほど顕ち
よになる。

以上のように、ＤＡＳＤを利用した順次アクセス方式に
よる従来のレコード検索処理では、利用者の要求するレ
コードを探すまでにどうしても無駄な処理が必要となり
、さらに、検索によってしばしば選ばれるレコードがフ
ァイルの後半にあるような場合には検索のたびに不用な
処理をする可能性が大きくなり、検索の応答性という点
に問題があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、かかる従来方法の問題点を解決し、検
索結果の待ち時間を少なくするような効率的なレコード
検索法を可能とするレコード編成法を提供することにあ
る。

〔発明の概要〕

本発明は、検索処理毎に利用者がどのレコードを選択し
たかを記憶し、定期的に利用ひん度の多いレコード類に
順アクセスファイルを編成し直すことによって利用者が
通常よく利用するレコードから処理を始めることを可能
とさせることによって目的を実現しようとするものであ
る。

〔発明の実施例］ 以下、本発明を図に従って詳細に説明する。

第１図は本発明を、磁気ディスク内順次ファイル内レコ
ードを検索処理する装置に適用した場合の実施例を示す
ブロック図である。なお、本実施例における検索は希望
するレコードが１個見つかればそこで処理を終了し結果
を出力するようなものとする。第１図において１はレコ
ードを格納する磁気ディスク、２はディスク制御装置で
ある。

３は利用者の要求を受は付けて処理し結果を出力する検
索処理装置、４は検索処理終了毎に、検索処理装置から
の情報をもとに検索されたレコードを検知し、定期的に
利用ひん度の高いレコード類にレコードファイルの再編
成処理を行う補助装置である。５，６は利用者と計算機
システムとの連絡口となる入出力装置である。なお、検
索処理装置は検索結果を入出力装置に出力した後２、補
助装置にコマンドを渡すものとする。

第２図において、１１は第１図３の検索処理装置から４
の補助装置に渡すコマンドストリームである。この中で
、フラグバイト領域は１か０で１は検索処理において要
求レコードが存在したことを示し、Ｏは存在しなかった
ことを示すものとする。レコード領域には検索されたレ
コードをストアする。１２は４の補助装置が使用する補
助記憶装置の構造である。この補助記憶装置は１のディ
スク内にあってもよいし、補助装置内にあってもよいと
する。１２の中で、検索回数領域には３の検索処理装置
の利用回数である検索回数をストアする。カウンター領
域にはレコードファイル内レコード数と同数のカウンタ
ーを用意し、検索によって一つのレコードが選択される
毎に対応するカウンターの値を１ずつ増加させる。レコ
ードファイル内レコードとカウンターは、ファイル先頭
レコードとカウンター領域左端のカウンターが対応し、
順次１対１に対応するものとする。１３は１２の初期値
である。

次に第３図のフローチャートをもとに第１図４の補助装
置の動作を説明する。

まず、補助装置は検索処理装置から検索処理終了後、１
２のコマンドを入力する（１００）、次に入力したコマ
ンドストリームのフラグバイト領域を見て（１０１）、
０ならば該当するレコードが無かったということで処理
を終了する。フラグバイトが１の時、コマンドストリー
ム内のレコードがレコードファイル内の何番目のレコー
ドかを調べる処理に入る。初めに、レコード番号（ファ
イル内のレコードの最初のレコードの番号を１としたと
きの相対番号）ＮＲＥＣの初期値をセットしく１０２）
　、ＮＲＥＣをインクレメントしく１０３）、次にファ
イル内ルコードとコマンドストリーム内のレコードを比
較する（１０４）。

１０３．１０４をくり返し両レコードが一致した時のＮ
ＲＥＣをｉとする。このｉがコマンドストリーム内レコ
ードに対応するカウンタ一番号（カウンタ領域左端をカ
ウンタ一番号１としたときの相対番号）であり、ここで
カウンターｉの値を１増加させる（１０５）、同じく検
索回数領域の値を１増加させる（１０６）、この後、検
索処理回数を見てレコードファイルの再編成処理に入る
。

まず検索回数とＭとを比較する（１０７）、Ｍは検索処
理装置を管理する人が任意の時点で補助装置のアクセス
するファイル内に設定可能な整数で。

レコードファイルを再編成する間の検索回数であり、検
索回数がＭに満たない場合は処理を終了させ、Ｍに等し
い場合に次の手順で再編成処理を行う。

最初に、レコードの順序を入れ換える作業をするためレ
コードファイルのバックアップをとる（ｌ　Ｏ８）。次
にカウンタ番号工に初期値を与え（１０９）、インクレ
メントレ（１１０）、その結果工がカウンタ総数（また
はレコード総数）Ｎと等しいかどうか判定しく１１１）
、等しければ１２の検索回数をゼロにセットしバックア
ップファイルを消去して（１１２）、処理を終了する。

■≠Ｎの場合、カウンタエからカウンタＮで最も大きい
値を持っカウンタを探しそのカウンタ番号Ｉｍとする（
１１３）、次にこのＩｎと等しい相対レコード番号のレ
コードをバックアップファイルから読み込みもとのレコ
ードファイルに書き込む（１１４）。もとのレコードフ
ァイルは最初の１１４でオーブンし最後の１１４の後ク
ローズする。従って、最初にレコードを書き込んだ時点
でもとの内容はこわれることになる。ここで、カウンタ
領域のカウンタエとカウンタＩｎの中味を入れ換えてお
く　（ＩＬ５）、１１０〜１１５をくり返すことにより
最終的には、検索の結果から判定した利用ひん度の多い
値にレコードファイルが再編成されたことになる。

上述の実施例では本来の検索処理と同等以上の量の処理
を補助装置で行うことになるが、それは検索処理装置が
結果を入出力装置に出力した後の処理であるため検索の
応答時間に関係のない処理である。さらに、検索の対象
となるレコードファイルの再編成により、むしろ、利用
者が利用すればするほど応答性が良くなってゆくもので
ある。

また、検索処理装置と補助装置とのインターフェイスは
第２図１２に示したように単純なものであり、従来使用
してきた検索処理装置に第１図４の補助装置を連結する
際に、検索処理装置の大巾な改造が不用であることは明
白である。

また、上述の例では特定の条件を満たすレコードが見つ
かれば処理終了という検索を対象として本発明を説明し
たが、レコードファイルの再編成という補助装置の機能
を実行させるには特定の条件を満たすレコードを全て拾
い出すという類の検索も対象とすることが可能である。

この場合、検索処理装置から補助装置へ渡すコマンドス
トリームの内容として、フラグバイト領域はゼロが正の
整数でゼロには該当レコードなし、整数には該当レコー
ドの数という意味を与え、レコード領域には該当レコー
ドを全て入れておけばよい、このような場合でも第３図
の動作例とほとんど同じで補助装置を構成できることは
明らかである。ただ、この場合はレコードファイルの再
編成が直接この類の検索時間全体を短縮するということ
はない。

しかし、再編成により該当するレコードがファイルの先
頭に集中するため、例えばオンライン検索で検索処理と
結果のＣＲＴ表示を同期をとって行えば結果のほとんど
がすぐに画面に表示されることになり、同じく、即応性
という観点で効果が期待できる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、検索処理の結果や
回数を蓄積しておき、あらかじめ設定しておいて時点で
自動的に検索処理終了後レコードファイルを利用ひん度
の高いレコード類に再編成するため、特定の条件を満た
すレコードを拾うという検索処理に対してその応答性を
高めることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
第１図の検索処理装置から補助装置に渡すコマンドスト
リームと補助装置で使うファイル構造およびその初期値
、第３図は補助装置の動作手順を示すフローチャートで
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、レコードあるいはデータ等の情報検索時、検索処理
   装置からのコマンドを受け、コマンドの内容を解析し、
   利用者が検索した情報の利用回数を蓄積するカウンター
   の値によつて、情報の収納してある補助記憶装置内の情
   報を利用ひん度順に並べ換える装置を設けることにより
   、情報検索の応答効率を高めるレコード検索高速化法。