JPS6125639Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6125639Y2
JPS6125639Y2 JP9970881U JP9970881U JPS6125639Y2 JP S6125639 Y2 JPS6125639 Y2 JP S6125639Y2 JP 9970881 U JP9970881 U JP 9970881U JP 9970881 U JP9970881 U JP 9970881U JP S6125639 Y2 JPS6125639 Y2 JP S6125639Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
tension
warp
hanging
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9970881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS587883U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9970881U priority Critical patent/JPS587883U/ja
Priority to US06/394,960 priority patent/US4505440A/en
Publication of JPS587883U publication Critical patent/JPS587883U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6125639Y2 publication Critical patent/JPS6125639Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、折曲部とその一側縁より延出した垂
れ紐群とを備える農業用遮光体に関する。
かかる農業用遮光体は、折曲部を緯糸が縦姿勢
となる鉛直面状に張設したり、折曲部を水平面上
に寝かせて張設したりされるが、折曲部の緯糸群
が平面的に織られているので、緯糸間の間隙が比
較的狭く、通風性や雨通りが悪く、折曲部が受け
る風圧や折曲部に溜まる雨水等の重量を与えるた
めに、農業用遮光体を支持する支柱や支索が骨太
で大がかりになる等の欠点がある。
本考案は、上記の欠点を解消するために、折曲
部を帯状の緯糸群と緯糸方向に適当な間隔を置い
て配列された複数の経糸対とで構成し、各緯糸の
一端縁に帯状の垂れ紐を連続させ、各経糸対は緯
糸群と2本撚り状の絡織りに織られた上糸と下糸
とを備え、緯糸と垂れ紐とは断面偏平に形成さ
れ、緯糸は経糸対を緊張させた状態でその緊張力
により折曲げ方向を維持する剛性を有し、かつ、
垂れ紐は上記緊張力を与えられた緯糸からなだら
かな傾斜状に垂れる剛性を有し、各経糸対の緊張
力により隣り合う緯糸を交互に逆方向にひねつて
表裏に張り出させ、各緯糸の間の間隔を立体的に
拡大して構成するとともに、各緯糸に連続する垂
れ紐群を隣り合うもの同士が逆方向に離隔するよ
うに開脚させたことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
この農業用遮光体は、折曲部1とその一側縁より
延出した帯状の垂れ紐2群を備え、折曲部1は帯
状の緯糸3群と緯糸方向に適当な間隔を置いて配
列された二対の経糸対4を備える。そして、最も
外側に位置する経糸対4よりも外側となる緯糸3
部分を垂れ紐2としている。各経糸対は、緯糸3
群と二本撚り状の絡織りに織られた上糸5と下糸
6とからなつている。本例では、緯糸3と各垂れ
紐2とを一連のフラツトヤーンで形成して断面形
状を偏平にし、しかも、経糸対4を緊張させた状
態で緯糸3を水平にすると、その長さが短いうち
はそのまま水平を維持するが、垂れ紐2となる部
分のようにその長さが長くなるとなだらかな傾斜
状に垂れるほどの剛性を持たせてある。また、緯
糸3と各垂れ紐2とを別体に形成してもよいが、
この場合には垂れ紐2に上記緊張力を与えられた
緯糸3からなだらかな傾斜状に垂れる剛性を持た
せる。また、本例では上糸5及び下糸6にトワイ
ンを用いているが、樹脂線材、フラツトヤーン、
フイラメント糸等を上糸5及び下糸6に用いても
よい。
各経糸対4の撚り方向を逆にしてあるので、各
経糸対4を緊張させると、その緊張力で隣り合う
緯糸3が交互に逆方向にひねられ、各経糸対4間
に表裏方向に膨らむ袋部7が形成され、各緯糸3
間の間隙8が平面視における各緯糸3間の間隙よ
りもはるかに大きく拡大され、通風性や雨通りが
よくなる。
また、各経糸対4を緊張させることにより、各
緯糸3の一端部に連続する垂れ紐部が、隣り合う
もの同士が互いに離隔する状態となる。
この場合、各経糸対4の緯糸方向への間隙を小
さくし過ぎると緯糸3の表裏方向への膨みが小さ
くなり、緯糸3の間の間隙8があまり拡大されな
い。また、経糸対4の緯糸方向への間隙を大きく
し過ぎると、風圧や雨水重量によつて袋部7の中
間部で緯糸3が表裏一方に片寄せられ、緯糸3の
間の間隙8があまり拡大されないことになる。
本例では、各経糸対4の緯糸方向への間隔を2
〜10cmにする場合に最も良好な結果が得られる。
各緯糸3の表裏方向への膨み具合は、各緯糸3
の剛さが大きい場合には大きくなり、各経糸対4
の緊張力が大きい場合にも大きくなる。また、上
糸5や下糸6の断面形状が偏平である場合や、上
糸5や下糸6を太くする場合にも、各緯糸3の表
裏方向への膨み具合が大きくなる。
第4図及び第5図は本考案の別実施例を示し、
この農業用遮光体は、折曲部1に3対の経糸対4
を備え、各経糸対4の撚り方向を周方向にし、各
経糸対4の緊張力で隣り合う緯糸3が交互に山と
谷が逆になる波形に表裏方向に膨らみ、各経糸対
4間に1対の涙滴形の袋部7が形成されるように
構成した点が前例と異なる。その他は前例と同様
に構成してある。
本考案は、上述のように絡織り状の経糸対の緊
張力で、隣り合う緯糸を交互に逆方向にひねつて
表裏に膨出させ、緯糸間の間隙を拡大し、この間
隙の拡大により通風性や雨通りが良くなり、折曲
部が受ける風圧や雨水の重量が著しく減少する結
果、農業用遮光体を支持する支柱や支索を骨細に
でき、支柱や支索の設置作業が楽に行なえるう
え、支柱や支索の材料費が安価になる利点があ
る。また、農業用遮光体の折曲部を水平に寝かせ
て張設する場合には、折曲部の遮光率が日射方向
によつて変化し、しかも、日射量の多い昼間には
緯糸の影の重なりが少ない高遮光が得られ、日射
量の少ない朝夕には緯糸の影の重なりが多い低遮
光率が得られるという理想的な遮光率変化が得ら
れる。
また、折曲部を鉛直方向に張設しても、垂れ紐
が開脚していることから、平面視での幅が広くな
り、みかけの投影面積が増加して実効遮光面積を
増加させることができる。
そのうえ、経糸対の張力を調節することにより
遮光率の変化量を調節でき、張設時の経糸対の張
力調節等の簡単な方向で所望の遮光率変化量を調
節設定できる。加えて、実質的には経糸の織り方
を工夫するだけであるから、何らコストが増加せ
ず、上記の諸効果が得られる割には安価、かつ、
容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は経糸対弛緩状態の平面図、第2図は経糸
対緊張状態の縦断面図、第3図は第2図のA−A
線断面図である。第4図及び第5図は本考案の別
実施例を示し、第4図は経糸対弛緩状態の平面
図、第5図は経糸対緊張状態の縦断面図である。 1……折曲部、2……垂れ紐、3……緯糸、4
……経糸対、5……上糸、6……下糸、8……緯
糸間の間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 折曲部1とその一側縁より延出した帯状の垂れ
    紐2群とを備え、折曲部1は帯状の緯糸3群と緯
    糸方向に適当な間隔を置いて配列された複数の経
    糸対4とを備え、各緯糸3の一端縁に垂れ紐2を
    連続させ、各経糸対4は緯糸3群と2本撚り状の
    絡織りに織られた上糸5と下糸6とを備え、緯糸
    3と垂れ紐2とは断面偏平に形成され、緯糸3は
    経糸対4を緊張させた状態でその緊張力により折
    曲げ方向を維持する剛性を有し、かつ、垂れ紐2
    は上記緊張力を与えられた緯糸3からなだらかな
    傾斜状に垂れる剛性を有し、各経糸対4の緊張力
    により隣り合う緯糸3を交互に逆方向にひねつて
    表裏に張り出させ、各緯糸3の間の間隔8を立体
    的に拡大して構成するとともに、各緯糸3に連続
    する垂れ紐2群を隣り合うもの同士が逆方向に離
    隔するように開脚させたことを特徴とする農業用
    遮光体。
JP9970881U 1981-07-03 1981-07-03 農業用遮光体 Granted JPS587883U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9970881U JPS587883U (ja) 1981-07-03 1981-07-03 農業用遮光体
US06/394,960 US4505440A (en) 1981-07-03 1982-07-02 Tape cassette

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9970881U JPS587883U (ja) 1981-07-03 1981-07-03 農業用遮光体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS587883U JPS587883U (ja) 1983-01-19
JPS6125639Y2 true JPS6125639Y2 (ja) 1986-08-01

Family

ID=29894434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9970881U Granted JPS587883U (ja) 1981-07-03 1981-07-03 農業用遮光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS587883U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS587883U (ja) 1983-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2521064Y2 (ja) カ−テン組成物
PT93011B (pt) Painel de sombra e de isolamento guarnecido de fios texteis hidrofilos e processo para confeccionar o mesmo
US8752592B2 (en) Method for manufacturing a turf reinforcement mat
US8342213B2 (en) Method for manufacturing a turf reinforcement mat
KR20140015178A (ko) 이중 로만쉐이드 커튼 및 이를 이용한 이중 로만쉐이드
CN1052153C (zh) 用于帘子的外衬织物及帘子悬挂结构
JP3492376B2 (ja) 一体に織られたレースコードを有するスリーブ
US9243356B2 (en) Method for manufacturing a turf reinforcement mat
JPS6125639Y2 (ja)
US6421954B2 (en) Sunshade for agricultural use
CN209971769U (zh) 一种新型弹力胚布
KR100991727B1 (ko) 차광 보온 커튼
CN210553428U (zh) 一种带有吸汗面料层的绒条面料
US3799213A (en) Curtain heading tape
JP3043378U (ja) 農業用防虫網
JPH0144581Y2 (ja)
JP3280914B2 (ja) 作物栽培用遮光シート
JPS625464Y2 (ja)
JPS609430A (ja) 農作物栽培用日除け布
CN2409220Y (zh) 弹性帘
JP7176924B2 (ja) 雨よけ
JPH0627094Y2 (ja) 防風網
JP3285555B2 (ja) 簾状ローマンシェードの昇降コード挿通環取付構造
JPS6028206Y2 (ja) 被覆材
JP3045373B2 (ja) 着脱自在支柱付き網状体