JPS61255852A - フレキシブル金属蒸着フイルム - Google Patents

フレキシブル金属蒸着フイルム

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JPS61255852A
JPS61255852A JP9905485A JP9905485A JPS61255852A JP S61255852 A JPS61255852 A JP S61255852A JP 9905485 A JP9905485 A JP 9905485A JP 9905485 A JP9905485 A JP 9905485A JP S61255852 A JPS61255852 A JP S61255852A
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film
sample
parts
synthetic resin
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JP9905485A
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淳一 田中
直裕 加藤
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YAMAGATA SURIIM KK
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YAMAGATA SURIIM KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家具、事務用品、建物の内装材、看板、エン
ブレム等に使用される装飾、化粧用フィルムとして有用
な、金賎蒸着フィルムの改良に関する。さらに詳しくは
、三次元曲面にも貼着できる柔軟な金属蒸着フィルムに
関する。
(従業の技術) 従来の金属蒸着フィルムを第4図、第5図および第6−
を用いて説明する。
第4−において、合成樹脂フィルム2′の裏面に金属蒸
着fi3を設け、該フィルム2′の表面に透明もしくは
半透明の着色樹脂層1を印刷、コーティング等の方法に
より形成して成る金属蒸着フィルムが示されておりこの
金属蒸着層3には所望によりさらに粘着剤1i4を介し
て剥離剤5が積層されている。一方、第5図においては
、合成樹脂フィルム2′の表面に着色樹脂層を設けてい
ないタイプの金属蒸着フィルムを示している。
更に第6図は実開昭58−84233号に開示されてい
る−例を示すもので、合成樹脂フィルム2′の裏面には
ベースコート層6と金属蒸着層3と、必要により設けら
れる粘着剤層4と剥離材5を順次積層して成る金属蒸着
フィルムであって、フィルム2′の表面は粗面として、
乱反射により半艶及び弱光沢を持つ金属蒸着フィルムを
呈示している。また、前記公開(実開昭58−8423
3号)に係る出願の他の実施例においては、フィルム2
′の裏面にはベースコート層6と金属蒸着層3を順次積
層し、必要により金属蒸着層3の裏面にはさらに粘着剤
層と剥離材を、フィルム2′の表面にはトップコート層
を設けた構成が示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記第4図を用いて説明したフィルム2′の表面に着色
樹脂層1を設けた金属蒸着フィルムにおいて、フィルム
2′の性能は以下の事項を満足することが要求される。
(2) フィルム2′の裏面に設けられる金属蒸着層3
と密着性が良いこと。
(ハ) フィルム2′の表面に印刷、コーティング等の
方法で設けられる着色樹脂層1の形成に際し、溶剤や熱
等の影響に対する耐性があること。
(へ) 金属蒸着フィルムを作成する各種製造工程を経
ることができる機械的強度があること。
上記3要件を満足する合成樹脂フィルムとしては、必然
的に耐溶剤性、耐熱性の優れたフィルムとなり、結果的
に剛性の高いポリエステル、ポリイミド、ポリカーボネ
ート等のフィルムとなる。
このため、柔軟性の欠ける金属@着フィルムとなり、平
面には貼着できるが三次元曲面には粘着剤層の接着力で
もフィルムの剛性を抑えることがで  2きず剥離、ふ
くれ等を生ずるという問題があった。
また第5図を用いて説明したフィルム2′の表面に着色
樹脂層1を設けない金属蒸着フィルムにおけるフィルム
2′の性能は、前記(ロ)項の金属蒸着層と密着性が良
いこと、及び前記曽項の機械的強度が要求される。フィ
ルム2′として剛性の高いポリエステル、ポリイミド、
ポリカーボネート等のフィルムを用いると、上述の如く
三次元曲面への貼着が困難であり、−万両性の低いアク
リル、ウレタン等のフィルムを用いると三次元曲面への
貼着は可能となっても、フィルム2′の表面に印刷、コ
ーティング等の方法で着色樹脂層を設けた場合には、着
色樹脂層に含まれる溶剤や、加熱乾燥時の熱による影響
によりフィルムの軟化、伸縮、膨潤等が生じ、金属蒸着
層3に曇り、シワ等が入り実用には供し得す、着色樹脂
層による種々の装飾パターンの付与ができなかった。ま
た柔軟性に富み三次元曲面への貼着に適する、軟質塩化
ビニルフィルムは、金属蒸着層との密着性が悪く、フィ
ルム2′として用いることができなかった。
更に実開昭58−84233号に開示されている金属蒸
着フィルム(第6図)においても、フィルム2′として
はベースコート層6をフィルム2′に設ける際の溶剤や
熱等の影響に対する耐性が要求され、通常の樹脂を用い
ての溶剤希釈型のベースコート層の形成に際して、軟質
塩化ビニル、アクリル、ウレタン等の柔軟性のあるフィ
ルムを用いることができず、剛性の高いポリエステル、
ポリイミド、ポリカーボネート等のフィルムを使用せざ
るを得ない。また、無溶剤型のベースコート層6の形成
では手間がかかること、組成物の制限を受けること、無
溶剤型の塗布装置が必要であること等、種々の問題があ
る。
従って、本発明の目的は、三次元曲面へ貼着できる柔軟
性と各種の装飾パターンをも付与できる溶剤塗布型の金
属蒸着フィルムを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、表面装飾層、金属蒸着層、合成樹脂層
を順次y積層してなる蒸着フィルムであって、該合成樹
脂層は、後述する工程紙として用いられるポリエステル
フィルムとの密着強度が50〜50(1/インチの範囲
(ポリエステルフィルムと剥離性を有することになる)
にあると共に上記金属蒸着層と密着性の良好な層であり
、上よう鏡面を有しており、上記表面装飾層は、柔軟性
のある透明もしくは半透明の層より構成されており、該
蒸着フィルムの柔軟性は、゛40インチ・ポンド(ガー
ドナーインパクトテスト、20℃、被着物はA3052
Aアルミニウム板)を超えてなるフレキシブル金属蒸着
フィルムが提供される。
本発明に係るフレキシブル金属蒸着フィルムの製造工程
の概略を説明すると、工程紙としてポリエステルフィル
ムを用い、工程紙に合成樹脂層を塗布乾燥する。次に該
合成樹脂層上に金属蒸着層を設ける。次いで表面装飾層
として柔軟性を有する透明もしくは半透明の層を、コー
ティング、印刷、ラミネート等の方法により、金属蒸着
層面上に積層する。そして、次に工程紙として使用して
いたポリエステルフィルムを剥離すると、柔軟な金属蒸
着フィルムが作成できる。さらに必要により、合成樹脂
層に粘着剤層を介して剥離材を積層すると、剥離材を剥
離するだけで、被着物に金属蒸着フィルムを貼着するこ
とができ、便利である。
本発明で用いられる合成I’llは、工程紙として用い
られるポリエステルフィルムとの密着強度が50〜50
0g/インチの範囲にあり、かつ金属蒸着層との密着性
の良い層であることが必要である。上記密着強度が50
9/インチに満たないと、工程紙として用いられるポリ
エステルフィルムとの密着性が劣りすぎ、金属蒸着フィ
ルムの製造工程中で、剥離する危険性が高く、一方50
0g/インチを超えると、工程紙から金属蒸着フィルム
が容易に剥離しない。特に製造工程中の密着性と工程紙
の剥離作業を考慮すると100〜300g/インチの範
囲が好ましい。また、金属蒸着層と密着性が良いという
ことは、粘着テープによるテープスナップテストで、問
題がないことである。
そこで、テープスナップテストを第7図を用いて説明す
ると、第7図において、合成樹脂層7と金属蒸着層3を
積層した試料を用意し、合成樹脂層7にのみ約1jw角
の基盤目状にナイフ等で切り込み8を設ける。次に粘着
テープ(住友スリーエム@製#610)9を合成樹脂層
7の上に貼着し、該粘着テープを一気に剥す。粘着テー
プ9に合成樹脂層7が付着してこない場合を問題がない
と表現する。尚、このテープスナップテストは表面装飾
層と金属蒸着層との密着性の判断に際しても同様に適用
される。
さらに、本発明の金属蒸着層の表面装飾層側表面は、美
感を生じさせるように鏡面を保持させるための性能が要
求される。表面装fsWJを金属蒸着層上に形成する際
には、有機溶剤を使用したり、加熱処理等を行なう。従
ってこれらにより金属蒸着層の裏面に積層されている合
成樹脂層が、影響を受は金属蒸着層の破壊、変形、変性
等を生じさせ、鏡面を保持できない場合がある。そこで
以上のような製造条件によって悪影響を受けない合成樹
脂として具体的には、旭電化工業■製アデカEPLI−
17ウレタン変性エポキシ樹脂(エポキシ当1215〜
245)と富士化成工業■製トーマイド225−Xポリ
アミド樹脂(アミン価300±20)との混合物、シェ
ル化学婦製エピコート828エポキシ樹脂と富士化成工
業■製トーマイド415ポリアミド樹脂との混合物を挙
げることができる。
次に本発明の金fil蒸着層は、真空蒸着、スパッタリ
ング、イオンブレーティング等公知の方法で形成するこ
とができ、アルミニウム、クロム、銅、スズ、銀、金等
従来公知の金属、金属化合物、合金の蒸着膜を用いるこ
とができる。また、表面装飾層と金属蒸着層との密着性
を向上させるために、金属蒸着層に、例えば日本曹達■
製TOT有機チタネート溶液で、ブライマー処理を行う
と、さらに好ましい。
また本発明の表面装飾層としては、柔軟性に富む透明も
しくは半透明の層をコーティング、印刷、ラミネート等
の方法により形成できる。
柔軟性に富む透明若しくは半透明の層としては、特に限
定されるものではないが、アクリル系、ウレタン系、塩
化ビニル系等の樹脂、インク、塗料又はフィルムから選
ばれた一種以上のものから構成される一層又は複数の層
が好ましく用いられる。
ここで、金属蒸着層と密着性の悪い塩化ビニル系樹脂を
表面装飾層として用いる場合には、例えば、信越化学工
業■製KBM−603,403シランカップリング剤を
樹脂に対し1〜4重通部添加すると、良好な密着力が得
られる。特に上記KBM−403を添加した場合には、
前述した有機チタネート溶液によるプライマー処理を省
略しても、良好な密着力を得ることができ便利である。
また上記表面装飾層の最外面層を平滑もしくはエンボス
面の柔軟なフィルム(例えばウレタンフィルム、軟質塩
化ビニルフィルム等)で構成すると、家具、事務用品、
内装材等の耐摩耗性の要求される用途について良好な性
能を示し、好ましい。
上記のように作成された金属蒸着フィルムをJISH4
000に規定されるA3052Pのアルミニウム板に貼
着し、20℃でガードナーインパクトテストを行う。こ
のテストで、40インチ・ポンド以下であると、剛性の
ある金属蒸着フィルムとなり、三次元曲面への追従が困
難であり、好ましくない。
以下、本発明の実施態様を第1図、第2図および第3図
を用いて説明する。
剥離材5の上には粘着剤層4、工程紙として用いられる
ポリエステルフィルムと剥離性を有するとともに金属熱
@層3と密着性のある合成樹脂層7、金属蒸着層3、表
面装飾層Aが順次積層されている。透明もしくは半透明
の表面装飾PJAは、第1図においては樹脂、インク、
塗料等のコーティング、印刷等の方法により形成される
ベースコート[16と着色樹脂層1とより構成され、第
2図においてはベースコート116と着色樹脂層1と平
滑面もしくはエンボス面の柔軟な合成樹脂フィルム2を
ラミネートした311により構成され、また第3図にお
いては、合成樹脂フィルム2のみにより構成されている
。本発明は、第1図、第2図および第3図で例示した実
施例にとどまらず、表面装飾層Aは、ベースコート層6
、着色樹脂層1、合成樹脂フィルム2の各種の組合せが
可能であり、金属熱W層の色調を損わない程度の部分的
に不透明な表面装飾層や、無着色樹脂層を有する表面装
飾層も、本発明に含まれ、多種多様の装飾パターンを付
与できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。
尚、配合割合は特に断わらない限り重量基準である。
(1)試料の作成 (実施例1〜7) 試料1 ソマール工業■製50μ厚みのポリエステルフィルムの
上に、下記に示す配合の合成樹脂層を15〜25μの乾
燥厚みとなるよう塗布し、該合成樹脂層の上に真空蒸着
法によりアルミニウム蒸着層を1.0〜2.00/α2
の厚みで形成する。
次に該蒸着層の上に下記に示す配合のプライマ一層を0
.1〜0.5μの乾燥厚みとなるよう塗布し、その上に
表面装飾層を設ける。表面装飾層は211より構成され
、該プライマ一層の上に下記に示す配合のベースコート
層を19〜25μの乾燥厚みとなるよう塗布し、更にそ
の上に汎用の150〜200μの厚みの軟質塩化ビニル
フィルム(バンド−化学■製ビニパンフィルム)を熱融
着によりラミネートする。
次に前記ポリエステルフィルムを剥離し、該剥離面に汎
用の粘着剤と剥離材を積層し、試料を作成した。
・含1m口1食 ウレタン変性エポキシ樹脂       65部(旭電
化工業@製EPLJ−17) ポリアミド樹脂            35部(富士
化成工業■製トーマイド225−X)キシレン    
           30部界面活性剤      
     0.005部(住友スリーエム■製FC−4
30) ・プライマ一層の 有機チタネート             2部(日本
曹達婦製TOT> イソプロピルアルコール        98部・ベー
スコート層の配合 塩酢ビ樹脂 (ユニオンカーバイド社製VYHH) 21.22部 (ユニオンカーバイド社製VAGH)7.07部可塑剤
              2.46部(アデカアー
ガス■IIPN−250)難燃剤          
    2.00部(大へ化学@製TCP) 熱安定剤             1.50部(アデ
カアーガス■製5C−12) シランカップリング剤       0.69部(信越
化学工業■製KBM−603) メチルエチルケトン       21.92部メチル
イソブチルケトン     21.92部トルエン  
          21.92部試料2 試料1と同様にポリエステルフィルムの上に合”   
  成樹脂層、アルミニウム蒸着層を設ける。次に該蒸
着層の上に表面装飾層を設ける。(プライマ一層は設け
ない。)表面装飾層は2層より構成されており、下記に
示す配合のベースコート層を19〜25μの乾燥厚みと
なるよう塗布し、更にその上に、試料1と同様の軟質塩
化ビニルフィルムをラミネートし、前記ポリエステルフ
ィルムを剥離し、該剥離面に粘着剤と剥離材を積層して
試料を作成した。
・ベースコート層の配合 塩酢ビ樹脂           21.42部(ユニ
オンカーバイド社製MMCH) 可塑剤              1.87部難燃剤
              1.51部熱安定剤  
           1.41部シランカップリング
剤       0.52部(信越化学工業■製K B
 M −4,03>メチルエチルケトン       
37.03部メチルイソブチルケトン     37.
03部(注) 可塑剤、難燃剤、熱安定剤は試料1と同
様のものを用いた。
試料3 試料1の表面装飾層の軟質塩化ビニルフィルムのラミネ
ートの代わりに柔軟性のある塩化ビニル系樹脂もしくは
ウレタン系樹脂溶液を30〜50μの乾燥厚みとなるよ
う塗布し、試料を作成した。
・塩 ビニル系樹脂の配合 塩化ビニル系樹脂         30.0部(ユニ
オンカーバイド社製VYHH) 可塑剤(DOP)           8.5部熱安
定剤(SG−12)        1.5部メチルエ
チルケトン        20.0部メチルイソブチ
ルケトン      20.0部トルエン      
       20.0部・ レタン   の A ポリエステルポリオール     60.83部(住友
バイエルウレタン■製デスモフエン670)イソシアネ
ート         39.17部(住友バイエルウ
レタン■製スミジュールN−試料4 試料2の表面装飾層の軟質塩化ビニルフィルムのラミネ
ートの代わりに試料3で用いたものと同様に塩化ビニル
系樹脂もしくはウレタン系樹脂を塗布し、試料を作成し
た。
試料5 試料1の合成樹脂層の配合を下記のものに代えて試料を
作成した。
°・1茎INIFijlO&食 エポキシ樹脂             40部(シェ
ル化学■製エピコート828) ポリアミド樹脂            60部(富士
化成工業■製トーマイド415)界面活性剤     
      0.005部(住友スリーエム■製FC−
430) メチルエチルケトン          15部試料6 試料1のポリエステルフィルムの上にシリコン離型剤(
信越化学工業n製KS−709)を塗布し、合成樹脂層
形成以降の工程は全て試料1と同様にして試料を作成し
た。上記シリコン離型剤の塗布量を変えることによりポ
リエステルフィルムと合成樹脂層との密着強度を変化さ
せた。
(比較例1〜6) 試料7(ポリエステルフィルムを含んだもの)東し■製
50μ厚みのポリエステルフィルムの上に試料2と同様
にアルミニウム蒸着層、ベースコート層、軟質塩化ビニ
ルフィルムを積層した。
次に上記ポリエステルフィルムの他面に粘着剤と剥離材
を積層し、試料を作成した。
試料8(表面装飾層と蒸着層との密着性が悪いもの) 試料1のベースコート層の配合において、シランカップ
リング剤を除去した以外、全て同一条件にて試料を作成
した。
試料9(鏡面保持力の欠如したもの) 合成樹脂層を下記に示す配合のものを用いた以外、全て
試料2と同様にして試料を作成した。
・1腹111立工遣 アクリル樹脂             40部(三菱
レイヨン■製0R−64> トルエン               20部キシレ
ン               20部セロソルブア
セテート         20部試料10(柔軟性に
欠けるもの) 柔軟性に欠けるアクリル押出しフィルム(三菱レーヨン
■製200μ)の上にアルミニウム蒸着層を設け、さら
に粘着剤と剥離材を積層し、試料を作成した。
試料11(ポリニスデルフィルムと密着性の悪いもの) 試料1の合成樹脂層の配合を以下のものに代えた以外は
、試料1と同一条件で試料を作成した。
・1炙m立Eヱ アクリル樹脂             40部(ロー
ム&ハース社製アクリロイドB−66>キシレン   
            20部トルエン      
         20部セロソルブアセテート   
      20部試料12(ポリエステルフィルムと
密着強度が強すぎるもの)   □ 試料1の合成樹脂層の配合を以下のものに代えた以外は
、試料1と同一条件で試料を作成した。
・11凰ll旦亙1 エポキシ樹脂             65部(シェ
ル化学■製エピコート834) ポリアミド樹脂            35部(富士
化成工業QI製トーマイド225−X)界面活性剤  
            40部。
(住友スリーエム■製FC−430) メチルエチルケトン       0.005部(2)
  試験方法 ■ 合成樹脂層とポリエステルフィルムとの密着強度。
1インチ幅の試料の表面(表面樹脂層側)に補強用のテ
ープを積層し、プリント板剥離試験治具LJJS  C
6481)を用いて90度方向にポリエステルフィルム
と合成樹脂層間を引張試験機(引張スピード30cm/
分、20℃)で剥離した際の剥離強度。
■ 合成樹脂層と蒸着層との密着性試験試料の合成樹脂
層側に約11m角の基盤目状の切り込みを入れて、テー
プスナップテストを行った。粘着テープに試料が付着し
ないものを良、付着したものを不可とした。
■ 試料の柔軟性試験 J 181−14000に規定されているA3052P
アルミニウム板に試料を貼着し、20℃におけるカード
ナーインパクト試験を行った。
■ 表面装@層と蒸着層との密着性試験試料の表面樹脂
層側に約111II11角の基盤目状の切り込みを入れ
てテープスナップテストを行った。粘着テープに試料が
付着しないものを良、付着したものを不可とした。
■ 鏡面保持力試験 蒸@層面上に表面装部層を設けた際に、蒸着層の鏡面が
保持されているか否かを目視でチェックした。鏡面が保
持されていれば良、それ以外を不良とした。
O可撓性試験 A3052Pアルミニウム板を5Rで180度折り曲げ
た被着物に試料を貼着し、20℃で131111fi置
後、試料の剥れ、気泡等の発生の有無を目視でチェック
した。異常のないものを良、それ以外を不良とした。
以上の試練結果を表1に示す。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のフレキシブル金属蒸着フ
ィルムは、剛性のあるポリエステル、ポリイミド、ポリ
カーホネート等のフィルムを使用していないので、柔軟
であり、三次元曲面の被着物に貼着しても、何等問題の
生じない美しい鏡面を保持した金属蒸着層を形成できる
。また製造工程中での機械的強度は工程紙であるポリエ
ステルフィルムに依存するので、従来の金属蒸着フィル
ムに比べ、より機械的強度の低い柔軟な構造が可 4゜
能であり、例えば表面装飾層の厚みの減少、材質の変更
等が行える。特に加工性は良いが、金属蒸着層との密着
性が悪い塩化ビニル系樹脂を表面装飾層に用いる場合に
ついては、塩化ビニル系樹脂にシランカップリング剤を
添加し、更に好ましくは、金属蒸着層に有機チタネート
溶液でブライマー処理を施すと、充分な密着性が発現し
、使用できる。
また、表面装飾層の最外層を平滑面もしくはエンボス面
の柔軟なフィルムにより形成すると、耐摩耗性の向上し
た蒸着フィルムが得られ、家具、事務用品、内装材等の
耐摩耗性が要求される用途に適する。さらに溶剤塗布型
の従来の製造装置をそのまま利用でき、加工方法も簡単
であり経済性も良い。
以上のように本発明のフレキシブル金属蒸着フィルムは
、各種の装飾パターンを付与でき、三次元曲面にも貼着
できる装飾、化粧用フィルムを提供でき便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は本発明のフレキシブル金
属蒸着フィルムを示す断面図、第4図、第5図および第
6図は従来の金属蒸着フィルムを示す断面図、第7図は
テープスナップテストを説明する断面図である。 1・・・着色樹脂層 2.2′・・・合成樹脂フィルム 3・・・金属蒸着層 4・・・粘着剤層 5・・・剥離材 6・・・ベースコート層 7・・・合成樹脂層 A・・・表面装飾層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面装飾層、金属蒸着層、合成樹脂層を順次積層
    してなる蒸着フィルムであつて、該合成樹脂層は、工程
    紙として用いられるポリエステルフィルムとの密着強度
    が50〜500g/インチの範囲にあると共に上記金属
    蒸着層と密着性の良好な層であり、又、上記金属蒸着層
    は上記表面装飾層と密着性が良好であつてその表面装飾
    層側表面は鏡面を有しており、上記表面装飾層は、柔軟
    性を有する透明もしくは半透明の層より構成されており
    、さらに上記蒸着フィルムの柔軟性は40インチ・ポン
    ドを超えることを特徴とするフレキシブル金属蒸着フィ
    ルム。
  2. (2)前記表面装飾層の最外層は、平滑もしくはエンボ
    ス面の合成樹脂フィルムにより構成されている特許請求
    の範囲第1項記載のフレキシブル金属蒸着フィルム。
JP9905485A 1985-05-10 1985-05-10 フレキシブル金属蒸着フイルム Pending JPS61255852A (ja)

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JP (1) JPS61255852A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01158022A (ja) * 1987-09-04 1989-06-21 Oji Paper Co Ltd リグニン−フェノール樹脂組成物

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JPH01158022A (ja) * 1987-09-04 1989-06-21 Oji Paper Co Ltd リグニン−フェノール樹脂組成物

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