JPS61255500A - 車両運行管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は、バスなどのように特定経路を走行する車両に
対して、そのバス停留所などの特定場所それぞれにおけ
る到着時刻や出発時刻といった運行データを収集させ、
それら運行データに基づいて運行管理を行なう車両運行
管理システムに関する。

（発明の概要） 本発明は、車両運行管理システムにおいて、太陽電池と
接近検知センサとの利用により、諸経費を安くしながら
も、精度良くデータを収集できるようにしたものである
。

（従来技術とその問題点） 従来のこの種の車両連行管理システムとしては、次のも
のがあった。

（ｉ）バス停留所などの特定場所に路上通信機を設置し
、他方、車両には車載通信機を搭載し、路上通信機から
常時交信用電波を発信させておき、車両が特定場所に到
着したときに、車載通信機が路上通信機からの交信用電
波を感知して車載通信機から路上通信機にデータを送信
し、その送信に応答して路上通信機から、その路上通信
機のデータを車載通信機側に送信し、車載通信機におい
て、各特定場所のデータを収集し、それら収集したデー
タを車庫に帰った時に中実装置に転送して収集させ、そ
の収集されたデータに基づいて連行管理を行なう。

（ｉｉ）車載通信機において、その車両の走行距離やド
アの開閉などに基づき、何番目の特定場所に到着したか
を判断しながら、各特定場所での運行データを収集し、
それら収集したデータを車庫に帰った時に中実装置に転
送して収集させ、その収集されたデータに基づいて運行
管理を行なう。

しかしながら、従来の上記（ｉ）の場合では、その収集
されたデータの精度が高く、車両運行管理システムとし
ては、極めて理想的なものであるが、各路上通信機それ
ぞれにおいて、交信用電波発信のために、比較的大きい
電源が必要になり、路上通信機に商用電源を引き込むた
めの工事費が増大するとともに、それら電源のメンテナ
ンスに費用がかかり、その上、車両の到着いかんにかか
わらず、常に交信用電波を発信するために、消費電力量
が増大し、全体として、極めて高価になる欠点があった
。

また、上記（ｉｉ）の場合では、路上通信機が不要で、
かつ、必然的にそれに対する電源も不要となり、極めて
安価になる利点があろうイ、例えば、乗降客が無いため
にバスが停留所を通過するとか、交通停滞のために迂回
ずろことが多くて走行距離が長くなるといったときに、
バス停留所などの特定場所それぞれにお１ノる実際の到
着や出発の時刻と、車両の走行距離やドアの開閉などに
基づいて判断された特定場所での時刻との間にズレを生
じやすく、収集されたデータの精度が低下する欠点があ
った。

（発明の目的） 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、太陽電池と接近検知センサとを利用することにより
、経費の低減を図りながらも精度の高いデータを収集で
きるようにすることを目的とする。

（発明の構成と効果） 本発明は、このような目的を達成するために、路上に設
置される路上通信機には、電源用の太陽電池と、車両の
接近を検知して検知出力を出す接近検知センサと、前記
検知出力に応答してのみ、場所特定用のコード信号を送
信する送信手段とを備え、車両に搭載される車載通信機
には、前記路上通信機から送信された前記コード信号を
受信収集するデータ収集手段を備えて構成する。

この構成により、車両が特定場所に走行すると、そのこ
とを接近検知センサが検知し、その検知時のみ、太陽電
池を電源とした路上通信機から場所特定用のコード信号
が送信され、その送信されたコード信号を車載通信機の
データ収集手段が受信して収集できるのである。

したがって、路上通信機に太陽電池と接近検知センサを
備えさせるだけの簡単な構成でありながら、電源の引き
込みが不要で、その工事費およびメンテナンスのための
経費を大幅に軽減できるようになった。更に、接近検知
センナとしては、例えば、光電スイッチや超音波スイッ
チなどのように、数ＬＯｍＡ程度で駆動可能な既製のセ
ンサを用いることができ、しかも、路上通信機における
電力消費量の大半を占ぬている送信手段を、上記センサ
を利用して車両の接近時のみ駆動させるから、送信手段
そのものの電力消費量が少なく、太陽電池で十分に賄う
ことができ、実用上回等支障がなく、電力消費量の点で
も大幅に経費が軽減できるようになった。

その上、車載通信機におけるデータの収集は、路上通信
機の送信手段からのコード信号送信によって行なうから
、経費を軽減できながらも、従来理想的とされている電
源引き込みタイプのものと同様に、精度の高いデータを
収集できる。

（実施例の説明） 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第１図は、本発明の実施例に係る車両運行管理シ
ステムの回路ブロック図、第２図は全体構成を示す斜視
図である。これらの図において、ｌは、路上に設置され
る路上通信機、２は、車両としての路線バスＢに搭載さ
れた車載通信機である。

前記路上通信機ｌには、電源としての太陽電池３と、車
両の接近を検知して検知出力を出す接近検知センサ４と
、場所特定用のコード信号を送信する送信手段５とが備
えられている。送信手段５は、各バス停留所の路上通信
機１それぞれに割り当てられた固有のコード信号を発生
する符号発生回路６と、そのコード信号を変調する変調
回路７と、その変調されたコード信号を増幅する増幅回
路８とから構成されている。

図中、９は路上通信機１の路上アンテナであり。

前記増幅回路８からの被変調コード信号によって駆動さ
れ、その搬送波によりコード信号を送信するようになっ
ている。ＩＯは、太陽電池３で集められた電気エネルギ
ーを蓄える蓄電池である。これら太陽電池３と蓄電池１
０からなる電源と送信手段５とが切換スイッチ１１を介
して接続され、かつ、この切換スイッチ１１が、接近検
知センサ４による検知出力に応答してのみ閉じるように
構成され、路線バスＢがバス停留所に接近したときにの
み、送信手段５に電源を供給し、コード信号を車載通信
機２に送信するようになっている。

１２は、バス停留所に立設された支柱であり、この支柱
１２に、路上通信機１の本体、路上アンテナ９および太
陽電池３が取付けられ、更に、この支柱１２にバス停留
所の名前や各系統の発着時刻などを表示する表示板りが
取付けられている。

前記車載通信機２には、路上通信機１から送信されるコ
ード信号を受信する受信アンテナ１３と、増幅回路１４
、復調回路１５および制御回路１６から成るデータ収集
手段１７と、収集されたデータを変調する変調回路１８
とが備えられている。

以上の構成により、路線バスＢがバス停留所に接近する
と、第３図に示すように、その接近を接近検知センサ４
が検知して検知出力を出す。その検知出力を出している
間、路上通信機ｌからはコード信号が搬送波に乗せて送
信する。それに伴ない、車載通信機２がコード信号を受
信収集する。

このようにして、各バス停留所ごとのコード信号を受信
収集する。そして、車庫に帰ったときなどにおいて、収
集したコード信号に基づく運行データを、前記変調回路
１８を介して中実装置に転送し、中実装置においては、
転送収集されたデータに基づき、所定の運行管理を行な
うのである。

本発明は、上述のような路線バスＢの運行管理システム
に限らず、例えば、所定経路に沿って走行するパトカー
とか集配車など、各種の車両の運行管理システムに適用
できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明の実施例に係る車両運行管理システム
の回路ブロック図、第２図は全体構成を示す斜視図、第
３図は路上通信機の送信状態を示すタイムチャートであ
る。 １・・路上通信機、２・・・車載通信機、３・・・太陽
電池、４・・・接近検知センサ、５・・・送信手段、１
７・・・データ収集手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）路上に設置される路上通信機には、 電源用の太陽電池と、 車両の接近を検知して検知出力を出す接近検知センサと
   、 前記検知出力に応答してのみ、場所特定用のコード信号
   を送信する送信手段とを備え、 車両に搭載される車載通信機には、 前記路上通信機から送信された前記コード信号を受信収
   集するデータ収集手段を備えたことを特徴とする車両運
   行管理システム。