JPS61254687A - 起寒剤 - Google Patents
起寒剤Info
- Publication number
- JPS61254687A JPS61254687A JP60097197A JP9719785A JPS61254687A JP S61254687 A JPS61254687 A JP S61254687A JP 60097197 A JP60097197 A JP 60097197A JP 9719785 A JP9719785 A JP 9719785A JP S61254687 A JPS61254687 A JP S61254687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- hydrogen carbonate
- bicarbonate
- water
- temperature drop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は水との混合により温度降下して起寒作用を発生
する起寒剤に関するものである。
する起寒剤に関するものである。
（従来技術）
この種の起寒剤は手軽に低温を作り出すことができ、大
変便利なものであるが、現在までに知られている起寒剤
は自己撹拌性がなく、水に溶解す慝圀は滑Ｉ１１！撞程
を、ス蓼とするなどその取を易いが栢雑であった。
変便利なものであるが、現在までに知られている起寒剤
は自己撹拌性がなく、水に溶解す慝圀は滑Ｉ１１！撞程
を、ス蓼とするなどその取を易いが栢雑であった。
本発明は上記従来技術で指摘した問題点に鑑み、温度降
下が大きくしかもその取扱いが容易であるような起寒剤
を提供することを目的としてなされたものである。
下が大きくしかもその取扱いが容易であるような起寒剤
を提供することを目的としてなされたものである。
（目的を達成するための手段）
本発明は上記の目的を達成するための手段として、水に
溶解することによって温度降下を示す起寒剤を、リンゴ
酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、シュウ酸等の有機酸と、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アン
モニウム等の炭酸水素化合物を主成分として構成したも
のである。
溶解することによって温度降下を示す起寒剤を、リンゴ
酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、シュウ酸等の有機酸と、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アン
モニウム等の炭酸水素化合物を主成分として構成したも
のである。
（作 用）
本発明では上記の手段によって、
（＋） 単独でも水に溶解する際に温度降下を示す有
機酸と炭酸水素化合物とを主成分としているため、水へ
の溶解時には、該有機酸と炭酸水素化合物とをそれぞれ
単独に使用した場合における温度降下の和にほぼ等しい
温度降下が得られ、（２）水への溶解時には、炭酸水素
化合物が有機酸によって分解され炭酸ガスを発生するた
め、該炭酸ガスの発生による発泡作用により水溶液が自
然に撹拌され、有機酸及び炭酸水素化合物の水への溶解
作用が促進される、 等の作用が得られる。
機酸と炭酸水素化合物とを主成分としているため、水へ
の溶解時には、該有機酸と炭酸水素化合物とをそれぞれ
単独に使用した場合における温度降下の和にほぼ等しい
温度降下が得られ、（２）水への溶解時には、炭酸水素
化合物が有機酸によって分解され炭酸ガスを発生するた
め、該炭酸ガスの発生による発泡作用により水溶液が自
然に撹拌され、有機酸及び炭酸水素化合物の水への溶解
作用が促進される、 等の作用が得られる。
（実施例）
以下、本発明の起寒剤の具体的な実施例を説明する。
本発明の起寒剤は上述のように有機酸と炭酸水素化合物
を主成分とするものであるが、その場合、現実的に使用
可能な有機酸としては酒石酸（Ｃ。
を主成分とするものであるが、その場合、現実的に使用
可能な有機酸としては酒石酸（Ｃ。
ＨｓＯ，）とクエン酸（ＣａＨｅＯｔ）とリンゴ酸（０
４Ｈｅ’ｓ）と乳酸（ＣＨ３ＣＨ（ＯＨ）・Ｃ００Ｈ）
とシュウ酸（（Ｃ００Ｈ）ｚ・２Ｈ，Ｏ）の５種類の有
機酸が考えられ、また炭酸水素化合物としては炭酸水素
ナトリウム（ＮａＨＣＯ−）と炭酸カリウム（Ｋ Ｉ−
（Ｃ０１）と炭酸水素アンモニウム（Ｎ Ｈ４ＨＣＯ３
）の３種類の炭酸水素化合物が考えられる。
４Ｈｅ’ｓ）と乳酸（ＣＨ３ＣＨ（ＯＨ）・Ｃ００Ｈ）
とシュウ酸（（Ｃ００Ｈ）ｚ・２Ｈ，Ｏ）の５種類の有
機酸が考えられ、また炭酸水素化合物としては炭酸水素
ナトリウム（ＮａＨＣＯ−）と炭酸カリウム（Ｋ Ｉ−
（Ｃ０１）と炭酸水素アンモニウム（Ｎ Ｈ４ＨＣＯ３
）の３種類の炭酸水素化合物が考えられる。
第１表に上記の各有機酸を単独で水に溶解させた場合に
おける温度降下状態の実験データを、また第２表に上記
の各炭酸水素化合物を単独で水に溶解させた場合におけ
る温度降下状態の実験データをそれぞれ示した。
おける温度降下状態の実験データを、また第２表に上記
の各炭酸水素化合物を単独で水に溶解させた場合におけ
る温度降下状態の実験データをそれぞれ示した。
第１表
第２表
さらに、第３表には上記の各有機酸と各炭酸水素化合物
とをそれぞれ所定量づつ混合したもの（起寒剤）をそれ
ぞれ水５０ｃｃ中に溶解した場合における温度降下状態
の実験データを示した。
とをそれぞれ所定量づつ混合したもの（起寒剤）をそれ
ぞれ水５０ｃｃ中に溶解した場合における温度降下状態
の実験データを示した。
この第３表の各実験データから、各組合せの場合とも有
機酸と炭酸水素化合物とをそれぞれ単独で水に溶解した
場合における温度降下の和と同等あるいはそれ以上の温
度降下が得られたことがわかる。尚、このように単独溶
解時の温度降下の和以上の温度降下が得られるのは、炭
酸水素化合物の分解により発生する炭酸ガスの気化熱に
基づくものである。
機酸と炭酸水素化合物とをそれぞれ単独で水に溶解した
場合における温度降下の和と同等あるいはそれ以上の温
度降下が得られたことがわかる。尚、このように単独溶
解時の温度降下の和以上の温度降下が得られるのは、炭
酸水素化合物の分解により発生する炭酸ガスの気化熱に
基づくものである。
又、炭酸水素ナトリウムを使用する場合であるが、該炭
酸水素ナトリウムはそれ自体の水への溶解度が他のもの
に比べて小さく（第２表参照）、それ単独ではほとんど
起重作用（温度降下）を示さないが、有機酸と組合せて
用いることにより初めて起重作用を発揮する。即ち、本
発明を適用して有機酸と組合せることにより本来ならば
起重作用を期待し得ない炭酸水素ナトリウムを起寒剤と
して作用することができるものである。
酸水素ナトリウムはそれ自体の水への溶解度が他のもの
に比べて小さく（第２表参照）、それ単独ではほとんど
起重作用（温度降下）を示さないが、有機酸と組合せて
用いることにより初めて起重作用を発揮する。即ち、本
発明を適用して有機酸と組合せることにより本来ならば
起重作用を期待し得ない炭酸水素ナトリウムを起寒剤と
して作用することができるものである。
一方、単独で使用した場合に起重作用が最も大きいのは
リンゴ酸と炭酸水素アンモニウムであり、従ってこの両
者を組合せたものが最大の温度降下を示し、ＩＡｔこ−
に一缶か紀窃婚力ｈ（罪士六刺、７．ｔ１のｌこ適用オ
Ａ黒合に好適である。しかし、炭酸水素アンモニウムは
、アンモニア臭を放ちしかも分解し易いためその用途が
制限される。又、有機酸のうち、シュウ酸も人体に有害
であるため、このシュウ酸との組合せにかかる起寒剤も
その用途が制限される。従って、特に食品冷却用起寒剤
としては、有機酸としてシュウ酸を用いていないもの、
また炭酸水素化合物として炭酸水素アンモニウムを用い
ていないものが好適である。
リンゴ酸と炭酸水素アンモニウムであり、従ってこの両
者を組合せたものが最大の温度降下を示し、ＩＡｔこ−
に一缶か紀窃婚力ｈ（罪士六刺、７．ｔ１のｌこ適用オ
Ａ黒合に好適である。しかし、炭酸水素アンモニウムは
、アンモニア臭を放ちしかも分解し易いためその用途が
制限される。又、有機酸のうち、シュウ酸も人体に有害
であるため、このシュウ酸との組合せにかかる起寒剤も
その用途が制限される。従って、特に食品冷却用起寒剤
としては、有機酸としてシュウ酸を用いていないもの、
また炭酸水素化合物として炭酸水素アンモニウムを用い
ていないものが好適である。
尚、起重性能あるいは安全性等から総合的に評価すれば
、実用上鏝も優れた起寒剤は、リンゴ酸と炭酸水素カリ
ウム及びリンゴ酸と炭酸水素ナトリウムの組合せのもの
であるといえる。
、実用上鏝も優れた起寒剤は、リンゴ酸と炭酸水素カリ
ウム及びリンゴ酸と炭酸水素ナトリウムの組合せのもの
であるといえる。
（発明の効果）
本発明の起寒剤は、水に溶解することによって温度降下
を示す起寒剤であって、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、
乳酸、シュウ酸等の有機酸と、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム等の炭酸水素化
合物とを主成分とすることを特徴とするものである。
を示す起寒剤であって、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、
乳酸、シュウ酸等の有機酸と、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム等の炭酸水素化
合物とを主成分とすることを特徴とするものである。
従って、本発明の起寒剤によれば、
（１） 単独でも水に溶解する際に温度降下を示す有
機酸と炭酸水素化合物とを主成分としているため、水へ
の溶解時には、該有機酸と炭酸水素化合物とをそれぞれ
単独に使用した場合における温度降下の和にほぼ等しい
温度降下が得られ、 （２）水への溶解時には、炭酸水素化合物が有機酸によ
って分解され炭酸ガスを発生するため、該炭酸ガスの発
生による発泡作用により水溶液が自然に撹拌され、有機
酸及び炭酸水素化合物の水への溶解作用が促進される、 等、温度降下性能並びに取扱いの容易さとという面にお
いて多大の効果が得られる。
機酸と炭酸水素化合物とを主成分としているため、水へ
の溶解時には、該有機酸と炭酸水素化合物とをそれぞれ
単独に使用した場合における温度降下の和にほぼ等しい
温度降下が得られ、 （２）水への溶解時には、炭酸水素化合物が有機酸によ
って分解され炭酸ガスを発生するため、該炭酸ガスの発
生による発泡作用により水溶液が自然に撹拌され、有機
酸及び炭酸水素化合物の水への溶解作用が促進される、 等、温度降下性能並びに取扱いの容易さとという面にお
いて多大の効果が得られる。
Claims (1)
- １、水に溶解することによって温度降下を示す起寒剤で
あって、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、シュウ酸
等の有機酸と、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
、炭酸水素アンモニウム等の炭酸水素化合物とを主成分
とすることを特徴とする起寒剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60097197A JPS61254687A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | 起寒剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60097197A JPS61254687A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | 起寒剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61254687A true JPS61254687A (ja) | 1986-11-12 |
Family
ID=14185868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60097197A Pending JPS61254687A (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | 起寒剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61254687A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100366784B1 (ko) * | 2000-03-10 | 2003-01-09 | (주)테크노 켐 | 캔 음료를 냉각시키는 화합물조성물 |
| KR100374978B1 (ko) * | 1999-12-02 | 2003-03-08 | (주)테크노 켐 | 캔용 냉각조성물 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60166376A (ja) * | 1984-02-08 | 1985-08-29 | Nippon Koki Kk | 起寒剤 |
-
1985
- 1985-05-07 JP JP60097197A patent/JPS61254687A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60166376A (ja) * | 1984-02-08 | 1985-08-29 | Nippon Koki Kk | 起寒剤 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100374978B1 (ko) * | 1999-12-02 | 2003-03-08 | (주)테크노 켐 | 캔용 냉각조성물 |
| KR100366784B1 (ko) * | 2000-03-10 | 2003-01-09 | (주)테크노 켐 | 캔 음료를 냉각시키는 화합물조성물 |
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