JPS61254604A - 多糖の芳香族カルバメ−ト誘導体 - Google Patents

多糖の芳香族カルバメ−ト誘導体

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JPS61254604A
JPS61254604A JP60096274A JP9627485A JPS61254604A JP S61254604 A JPS61254604 A JP S61254604A JP 60096274 A JP60096274 A JP 60096274A JP 9627485 A JP9627485 A JP 9627485A JP S61254604 A JPS61254604 A JP S61254604A
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polysaccharide
aromatic
carbamate
carbamate derivative
cellulose
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Yoshio Okamoto
佳男 岡本
Koichi Hatada
畑田 耕一
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な多糖の芳香族カルバメート誘導体に関す
る。更に詳しくは芳香族アゾ基を有する光学活性な多糖
の芳香族カルバメート誘導体を提供するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
芳香族アゾ化合物、例えばアゾベンゼン〔!〕は光(h
ν)あるいは熱(Δ)により次式に示す如くその−N=
N−2重結合に関してシス−トランス異性化が可逆的に
起こることが知られている0 一方、本発明者らは分離剤として使用し得る多糖のフェ
ニルカルバメートについて研究を行なってきたが、新し
い分離特性を付与し得る化金物について種々検討した結
果、本発明の新規化合物を見出すに到ったものである。
〔問題点を解決するための手段〕
を介してベンゼンアゾフェニル基が結合してなる光学活
性な多糖の芳香族カルバメート誘導体に関するものであ
る。本発明に於ける多糖とは合成多糖、天然多糖及び天
然物変成多糖のいずれを問わず、光学活性であれはいか
ガるものでも良いが、好ましくは結合様式の規則性の高
いものである。例示すればβ−1,4−グルカン(セル
ロース)、α−1,4−/ルカン(アミロース、アミロ
ペクチン)、α−1,6−/ルカン(りキストラン)、
β−1,6−グルカン(ゲスソラン)、β−1,5−グ
ルカン(例えばカードラン、シゾブイラン等)、α−1
,5−グルカン、β−1,2−グルカン、β−1,4−
ガラクタン、β−1,4−マンナン、α−1,6−マン
ナン、β−1゜2−フラクタン、β−2,6−7ラクタ
ン(レバン)、β−1,4−キシランであシ、好ましく
は高純度の多糖を容易に得ることのできるセルロース、
アミロース、β−1,4−キトサン、キチン、β−1,
4−マンナン、β−1,4−キシラン等である。
本発明の化合物は多糖とインシアナート基を有する芳香
族アゾ化合物を反応させることによ層 シ、多糖残基に対し一〇−M−結合を介してアゾ■ 化合物を結合させて得ることが出来る。即ち多糖の官能
基であるOHの一部又は全部に対し結を有してもよい。
又アミノ多糖の場合はそのア■ 成される。多糖の官能基の全部が置換されたものが好ま
しい。イソシアナート基を有する芳香族アゾ化合物は、
例えば相当する芳香族アゾ化合物のアミノ基にホスゲン
を作用させることによシ容易に得られる。
本発明の多糖の芳香族カルバメート誘導体は、光学活性
な糖類に1上記の如く光あるいは熱によってシス−トラ
ンスの異性化を生ずるアゾ化合物が結合したものである
から、光学分割用の充填剤としての用途が期待される。
さらに、光あるいは熱の作用によシ、その分離特性に多
様性が発現されることが予想される。また、本発明の芳
香族アゾ基を有する多糖誘導体はそのTINF溶液を石
英板にキャスト後、遮光下で乾燥して得られた膜に光を
照射してもシス−トランスの異性化が起る。従って分離
膜としての応用も期待される。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によって詳述するが、本発明はこれ
によって限定されるものではない0尚、実施例中のスペ
クトルの測定は以下の装置を用いて行なった。
工Rスペクトル: :rhsao、  工R−1310
’工nfraredspectroacopy。
CDスペクトル: JA S OO−、T −40浄(
!trOpO1ari−eter 旋光光度計: JAsco、 D工P−181Digi
tal PO]ari−eter 実施例−1 〔セルローストリス(4−フェニル7/7エ二ルカルバ
メート)の合成〕 (1)4−フェニルアゾフェニルイソシアナートの合成 フラスコにトルエン約200−を入れ攪拌しすかラドル
エン中にホスゲンを送シこむ0フラスコ内がホスゲンで
置換されたところへ、p−アミノアソヘンゼン21.6
5 Fのトルエン(3ooILl)溶液を滴下して反応
させた。反応72スコを徐々に加温し、室温から約12
0℃まで上昇させトルエン還流下で反応させた。
ホスゲンをフラスコ内から追い出し、反応溶液な油浴中
、常圧で加温し、トルエンを留去した。収量sq、6t
 (但し少量のトルエンを含んでいる) 工Rスペクトル(墓562 ) −N==O=O:22
50m−’ (2)  セルローストリス(4−フェニルアゾフェニ
ルカルバメート)の合成 セルロースQ、400#s ピリジン20sdおよび上
記(1)で合成した4−、フェニルアゾフェニルイソシ
アナー) 6.78t ()ルエンな含む重量)の混合
物を約105℃で20時間反応させた。反応溶液をメタ
ノール300dに注ぎ生成物を沈澱させた。沈澱はグラ
スフィルターで 。
集め、メタノールで洗浄した後、デシケータ−中で減圧
乾燥し、さらに60℃で2時間真空乾燥した。生成物は
二置換尿素とカルバメートの混合物であシ、収量は2.
60fであった0この混合物2.51Fを酢酸エチル2
5114に溶かして溶媒分別した結果、二置換尿素を不
溶部として、カルバメートは可溶部として得た0両者は
遠心分離によシ分離し1可溶部は1メタノールに注ぎ入
れカルバメートを沈澱させた。沈澱は再びグラスフィル
ターで集め、メタノールで洗浄後、デシケータ−中で減
圧乾燥し、さらに60℃で2時間真空乾燥したO収量1
.81F、収率91%、生成物は次式で表わされるセル
ロースのOH基が全部4−フェニルアゾフェルカルバメ
ート基で置換された化合物であると推定されるが、これ
を工Rスペクトル及び元素分析によシ確認した0工Rス
ペクトル、(ムロ01)カルバメートのC= O: 1
7300111−’ 元素分析値、測定値: a 、 64.96%;H,4
,50%;N、 1495% 計算値: c 、 64.97%;H,4,48%;N
、15.16% 実m例2(セルローストリス(4−フェニルアゾフェニ
ルカルバメート)のシス−ト ランス異性化〕 (1)光による異性化 トランス体セルローストリス(4−フェニルアゾフェニ
ルカルバメート)のテトラヒドロフラン(THF)溶液
を石英セルに入れ、500Wの高圧水銀灯によシ光を照
射した。光の波長は東芝硝子製のフィルター、U’7−
D560とUV−35によ?) 400 nm >λ1
>340nmに調節した。この光+(よシトランス体か
らシス体への異性化を行なった0まだ、フィルターY−
47を通過した光によシシス体からトランス体への異性
化を行なった0光の照射はすべて室温で行ない、溶液の
濃度は、約0.1〜0.2f7v/IItlのものを用
いた。それぞれの異性化に伴う可視紫外吸収スペクトル
の変化を測定した。結果を図−1,及び図−2に示した
(2)熱による異性化 トランス体のTHF溶液を石英セルに入れ400nm>
λ1>340nmの光によってシス体に異性化した。セ
ルを25℃の恒温水槽に入れ、遮光しておき、各経過時
間における可視紫外吸収スペクトルを測定し、異性化に
伴う変化および異性化の速度について調べた0結果を図
−3に示した。
実施例3(異性化に伴うCDスペクトルの変化)トラン
ス体のTHF溶液を11II+あるいは1cmの石英セ
ルに入れ400nm>λ1>540nmの光によシシス
体に異性化させたo トランス体、シス体および双方を
含んだものの吸収スペクトルならびにCDスペクトルを
測定した。また一旦りス体にした後にλ、 > 470
 nmの光によ、Dトランス体に戻したものについても
測定した。CDスペクトルの測定は、600〜400 
nmについては1−のセルを用い、400〜210nm
は10のセルを用いて測定した。溶液の濃度は、0.1
78 my / dで行なった。結果を図−4に示した
応用例1(光学分割用充填剤への応用)1)光学分割用
カラムの作製 セルローストリス(4−フェニルアゾフェニルカルバメ
ート)のトランス体(750fItf)をTHIN(1
00に溶かし、3−アミノプロピルトリエトキシシラン
処理したシリカゲル(5F)にコーティングした。担持
されたポリマーのシリカゲルに対する重量比は約25%
であるら用いたシリカゲルはMerck社のLiOhr
OapMr Sニー4000 ;粒径10 μm 、孔
径4000 ’h、表面積6 m2/ tである。調製
した充填剤を25 m X O,46(i、d、) 0
1のステンレススチール製のカラムにスラリー充填法で
充填した。
11)種々のラセミ体化合物に対する分別結果を次の表
1に示した。
表   1 ・ 表1のつづき (註) 流速: 0.5+wj/min。
s離液:ヘキサン−2−グロパノール=9:1肉ビーク
のバンド幅の合計 実施例4(アミローストリス(4−フェニルアゾフェニ
ルカルバメート)の合成) アミロースと過剰の4−フェニルアゾフェニルイソシア
ナートをピリジン巾約100−110℃で反応させ合成
した。生成物の精製および確認はセルロースの場合と同
様の方法をとった。
元素分析値 測定値: a、6a、aq ; H,4,46; N、
15.21%1  計算値: C!、64.97 ;H
,4,48; N、15.16%
【図面の簡単な説明】
図−1〜図−3は本発明の化合物の可視紫外吸収スペク
トルの図、図−4はCDスペクトルの図である〇

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 多糖残基に対して▲数式、化学式、表等があります▼結
    合を介してベンゼンアゾフエニル基が結合してなる多糖
    の芳香族カルバメート誘導体。
JP60096274A 1985-05-07 1985-05-07 多糖の芳香族カルバメ−ト誘導体 Expired - Lifetime JPH0680082B2 (ja)

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JPH0680082B2 JPH0680082B2 (ja) 1994-10-12

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Cited By (4)

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